▼平成26年12月5・15日合併号 No.575

【10月の紙袋需給動向】
重包紙袋、角底紙袋ともに
出荷数量は依然低迷が続く
生産コスト上昇への対応に苦慮?
全国クラフト紙袋工業組合、日本角底製袋工業組合両工組の恒例の10月度生産販売高のまと
めの発表である。重包装用のクラフト紙袋、個人消費を反映する手提げ角底紙袋両業界とも漸減を続けている。後2カ月の生産販売を推定しても、前年対比2〜3%の減少になる公算が強い。

【日本フレキシブルコンテナ工業会】
除染関係者へリーフレット
クロス形コンテナの再認識のため

除染用の需要堅調でフレキシブルコンテナ業界も生産供給に追われている状況が続いており、国産、輸入品の生産・販売関連は、近年にない忙しさを味わっているが、中には低品質品もあり、問題視されている。そのため行唯一の団体・日本FC工業会は安全性、耐久性などJIS規格徹底を図るため「リーフレット」を作成、関係先へ配布した。

王子HD
中パと業務・資本提携
投資効率、資金効率の向上図る
近年の紙パ産業環境急変に対応

王子ホールディングス鰍ヘ12月2日開催の取締役会において中越パルプ工業鰍ニの間で業務・資本提携実施を決議した。日本の紙パルプ業界取り巻く経営環境は急速に変化しており、これに対処した従来の関係を強化、両社の経営資源をより一層相互に活用することで、投資・資本効率のさらなる向上を図ったもの。合理化対策、新規ビジネスエリアへの参入を進める。

クラフト新年互礼会 
       
【大石産業と三和紙工】
業務提携をさらに強化
大石が三和増資を引き受ける

北九州市の大石産業鰍ニ東京の三和紙工鰍ェ業務提携を締結した。三和紙工の第三者割当増資を全額大石産業が引きうけた。両社は創立時代から協調関係にあり、大石産業千葉工場がクラフト紙袋から樹脂瀬品へのシフトに当たっては、三和紙工が紙袋部門の大半を引き継いだ経緯もある。今回の新たな業務提携により、両社の国内工場のさらなる合理化、アジア市場を対象とした新たな営業戦略が表面化するものと関係業界は注目している。

納刊のお知らせ 

【PVCデザイン賞2014】
時田・梶本両氏が準大賞
塩ビ関連産業の活性化と発展に寄与
軟質塩ビ素材のものづくりコンテスト

PVCデザインアワード実行委員会主催のよる「PVCデザイン賞2014」表彰式を行った。このアワードは塩ビ樹脂関連8団体の主催と協賛で誕生、軟質塩ビを生かした魅力ある製品開発を促進するもの。今年度大賞該当はなかったが、準大賞に潟iショナルマリンプラスチックスの時田宗弘取締役製造部長とデザイナーの梶本博司氏が受賞した。来賓の谷明人経産省大臣官房審議官も来賓として出席し祝辞を述べた。

【株式会社インターアクション】
新製品の開発・販売に注力
カーゴルーフ・海上コンテナ用を上市

リサイクル資源の分別、運搬の物流容器で活躍する大阪の潟Cンターアクションでは、同社独自の製品である「リレーカーゴ」専用雨除けカバー「カーゴルーフ」を開発、さらに海上コンテナ用フレキシブルコンテナも開発、本格的な販売に入っている。これら新製品の特長等について紹介する。

【日本PE重袋関東支部】
時流に合った適格な活動を
関東支部平成25年度総会を開催
山口新支部長が業界の苦境訴える

日本ポリエチレン重包装袋工業会関東支部ではこのほど平成25年度通常総会を開催した。山口栄支部長(日本製袋取締役営業部長)は「時流を十分に認識し、それに合った適格な活動を展開しましょう」と挨拶した。

【2015モバックショウ】
技術、未来、安全に万全
281社1642小間規模
来年2月18日より幕張メッセ開幕

「パンとお菓子のイノベーション」のテーマで、来年2月に千葉の幕張メッセで「2015モバックショウ」が開催される。過去23回の実績による認知度向上と3Mのコンセプトが定着、過去最大の規模と内容による展示会となる。安全ン。安心・衛生面からも包装機械類の出展も多くなっている。



【太陽工業株式会社】
化粧膜事業本格展開
橋粱・高架橋の美粧と長寿命化に

<小窓> アベノミクスは中小へのしわ寄せ




▼平成26年12月5日号 No.574

【紙袋業界景況感】
重包・角底ともにDI悪化
次期(年末)改善は望めず
クラフト、角底紙袋両工組の調査
全国クラフト紙袋工業組合、日本角底製袋工業組合の両工組では恒例の四半期ごとの景況感調査結果をまとめ発表した。それによるとDIは依然として改善されず、厳しい事業環境が続いていることを示唆している。次期予想では若干の改善を期待しているが、本格的な原材料価格の値上がりで、経営体質改善が期待できるか不透明だ。

【昭和パックス】
第2四半期増収も減益に
通期の連結業績直近予想変わらず
新製品『SVパック』需要側注視

製袋業界のトップメーカー昭和パックス鰍フ第2四半期連結決算が発表された。売上は微増ながら利益面では各項とも前年比減となっている。しかし、先に発表の平成27年度3月期の決算予想については変更していない。
また同社の新製品「SVパック」についてもさらに詳細に発表した。メリット、デメリット両面からのSVパック特長を明らかとしている。製粉を軸とした食品包装袋であり、今後の市場拡大が注目されている。

<連載150> コーヒーブレーク
ろう児と創った手話の学校

【9月度FC生産実績】
樹脂製は合成樹脂が堅調
除染用はクロスが生産造
円安で輸入コンテナの価格上昇

フレキシブルコンテナバッグの国内生産状況、クロス製品の輸入動向についてのまとめである。国内にあっては合成樹脂向けランニングタイプが好調、クロスコンテナも除染用はじめ生産増である。一方、輸入に関しては、前年同月比116%、累計でも117%と堅調であるが、円安反映で価格は上昇気味である。

【特殊東海製紙】
第24回紙わざ大賞入賞展
併せて大賞等の授賞式も開催

特種東海製紙且蜊テのよる恒例の「第24回紙わざ大賞」展示会及び入賞者表彰式が開催された。紙のPRのための、ペーパーアートのコンペティション。年を追うごとに質は向上、アート色も濃くなっているが、応募作品の数も年々多くなっている。
http://www.tt-paper.co.jp/kamiwaza/

【PLASTINDIA2015】
新展示場で第9回目の開催

=インド国際プラスチック・ゴム産業展=
主催のトップ2人が来日し説明

インドで来年2月5日より5日間にわたり「国際プラスチック・ゴム産業展」が開催される。出展社募集、視察団の来場をPRすべく、主催者側より会長、社長の2人が来日、その概要を説明した。

<小窓> 三方良し、今フェアトレード

▼平成26年11月25日号 No.573

【9月の紙袋需給】
重包装袋は出荷減少続く
角底紙袋は販売プラスに
原紙価格アップ攻防の行方注視
全国クラフト紙袋工業組合、日本角底製袋工業組合両工組恒例の9月度生産・出荷速報である。重包装クラフト紙袋、角底紙袋ともに本年4月の消費増税後の前年比減少傾向は続いている。安倍総理の衆議院解散理由にも経済成長は格差を否定できず、中小加工業界の景気回復には至っていないことを認めたのではないだろうか。このような状況下でのクラフト紙はじめ包装用紙の値上げに直面している現状をどう打破するか、今後の各社の対応が注目される。

【鯨岡・鯨岡産業】
生産・販売合理化の業務提携
長年のユーザーよりの信頼に対応
ファミリーカンパニーの絆が強み

ファミリーカンパニーでもある褐~岡と鯨岡産業鰍ェ業務提携に踏み切った。鯨岡への生産集約である。90年、80年近い歴史を持ちオーナー企業の両社の提携は、重包装紙袋業界に本格的な構造改革の風が吹き始めることを予感させるものだ。2015年より、業務提携内容を深化させる方針である。

【柳沢製袋】
製粉主力の食品包装に特化
6色機導入しユーザー幅を拡大

典型的な中小加工規模のクラフト紙袋専門メーカーである熊谷市の柳沢製袋鰍ェ一段と食品包装専門の色を濃くすべ生産設備及びシステムの合理化を進めている。製粉を中心とした食品包装に欠かせない条件である安全・安心な製袋管理体制の近況を報告する。

【太陽工業株式会社】
三角水のう『デルタ・ミニ』販売
洪水時の越水・浸水防止ツール

フレキシブルコンテナバッグ、大型幕面構造物で世界的な存在である太陽工業鰍ェ、従来からの「土嚢積み」に代わって、堤防からの越水防止や浸水防止などを目的とした可搬式特殊堤防能「リバーテクノレビー三角水のう」(特許出願中)、一般家庭用としての三角水のう「デルタ・ミニ」を開発、本格販売を開始した。



【エコプロダクツ2014】
日本最大級の環境展示会
東京ビッグサイト12月11日開幕

一般社団法人産業環境管理協会と日本経済新聞社主催による「エコプロダクツ2014」が開催される。今回のテーマは「見つけよう! 未来をかえるエコの知恵」である。本年は第16回目となり、出展社は740社・団体、12月11日から3日間の開催期間の来場者は17万5000人を見込んでいる。


第5回食品包装コース
JPI主催の研修コース
 
公益社団法人日本包装技術協会主催の放送研修コース開催の紹介。12月に16日、17日、1月に21日、2月に17日、18日の全5日間コースである。包装経験年数4年以上程度を対象としており、包装管理士講座と包装アカデミーの包装アカデミーの中間レベル。

連載149 コーヒーブレーク
ミス日本コンテストとは

<小窓> 鯨岡と鯨岡産業の提携



▼平成26年11月15日号 No.572

【日本PE重包装袋工業会】
少子高齢化と大手海外シフト
かつてない危機に直面を認識
=平成25年度通常総会開催=
藤田会長「新たな発想で危機打開へ」
肥料包装の主役であるポリ重包装袋業界唯一の団体、日本ポリエチレン重包装袋工業会(藤田真夫会長=日本マタイ社長)は10月21日、東京銀座の三笠会館で平成25年度通常総会を開催した。藤田会長は総会及びその後の懇親会において「業界環境について会員一同が認識の共有こそ、苦境から脱却できる途である。レベルアップに関する諸事業計画をスピードアップしたい」趣旨の挨拶を行った。また総会終了後は恒例のセミナーの時間を設け、経産省化学課の担当官による「製造業をめぐる現状と課題への対応」をテーマにした講演を聞いた。

【インタビュー】
「強い会社にするのが私の責務
社歴110年≠フ社是実践を」
=スーパーバッグ株式会社=
福田晴明社長に難局打開策を聞く

角底紙袋業界のパイオニアであり、リーダー企業であるスーパーバッグ鰍ヘ本年6月の定時株主総会で役員人事が決議され、新社長に福田晴明氏が就任した。新社長にインタビュー、厳しい事業環境にどう対応し、企業の健全発展を図るか、等について忌憚なくお話して頂き、その内容から、シニアアイスホッケーを続けている同社長の強靭な精神と身体からは、同社をさらに強い会社にしたい∴モ欲をくみ取れた。

出展申込み受付が終了
FOOMA JAPAN 2015

一般社団法人日本食品機械工業会主催による「FOOMA JAPAN2015」は出展者の募集中であったが、10月28日で予定していた東京ビッグサイトの全小間が満杯となったため、出展申込みを締め切った。

液体運搬用多目的バッグ
危機管理産業展で来場者が注目
特種メーテルと三和紙工で開発

人災、天災等、非常事態への対応万全が課題となっており、一般国民の関心も高くなっている。先の開催された「危機管理産業展」にも、非常事態対策関連機器及びシステムが多数出展された。その中で非常用の飲料水備蓄・確保のために、特殊東海製紙の子会社の特種メーテルとコンテナバッグで著名な三和紙工の共同開発による新製品「液体運搬用多目的バッグ」が出展され来場者の注目を集めた。その新製品紹介である。

「潟gライフ」に
東海加工紙の社名変更

本社を移転
=ミツワ紙工所=

<日印刷連GPマーク>
グラビアなど全印刷部門に適用
認定規定の一部が改訂され表示可能に

一般社団法人日本印刷産業連合会では環境に配慮した印刷工場、印刷製品の総合認定制度であるグリーンプリンティング(GP)の表示可能範囲を広げた。軟包装グラビア印刷製品及び同クライアントからの強い要望に応えたもの。それに基づく規程を改定した。GP製品認定の規程を紹介する。

【株式会社インターアクション】
環境関連見本市に集中出展
新製品の企画・開発・販売に注力

先に開催された滋賀の「びわこ環境ビジネス2014」、広島の「緑十字展014」にコンテナバッグ製造販売の潟Cンターアクションが新製品を出展した。全国的に「リレーバッグ」事業を展開する同社は分別力アップの新製品として、かご台車用の屋根カバー付き「カーゴルーフ」を出展、注目を集めた。

【JAPAN PACK2015】
アジア最大級の包装総合展
出展者募集は好調に進展

一般社団法人日本包装機械工業会が主催する包装関連機器システムの国際総合包装展が来年開催される。これの出展募集内容の紹介である。日本経済のグローバル化進展は幅広い業種にわたっており、中小加工規模の多い包装機械、加工機械等包装産業界も例外でない。ジャパンパックも一段と国際色を濃くし、内容規模ともに大きくなることが確実視されている。

<小窓> 国内需要構造変化の懸念要素は?

▼平成26年11月5日号 No.571

=2014東京国際包装展=
出展企業のコンセプトと製品紹介

本年10月7日(火)〜10日(金)の4日間、東京ビッグサイトで開催された2014東京国際包装展は
盛況裡に閉幕した。4日間で国内外より18万人の来場者を迎え、一段と国際色を濃くし、世界3大包装展にふさわしい内容と規模は出展者、来場者双方にとって実りある展示会となった。本号では特に出展色が製袋関連を強くしていた企業の出展コンセプト、製品紹介の特別号とした。

【昭和パックス】
完全密閉「SVパック」公開
重軽包装袋、樹脂関連の総合企業

【王子グループ】
「王子2014コレクション」
グループ16社が新包装材を競う

【太陽工業】

「想像」を「創造」⇒実現
顧客満足の物流改革を積極推進

【レンゴーグループ】
ジャパンスターJPI賞受賞
重包装事業の日本マタイ製品も展示

【日本製紙】
「紙・装・彩」彩り豊かな製品
日本製紙グループだからできること

【中越パルプ工業】
竹紙の取り組み世界に発信
中越パッケージ高技術と柔軟性

【共立物流システム】
紛体・液体物流の先進企業
物流機器システムの総合提案で脚光

【サンエー化研】
多彩な技術製品と新製品
国内有数の歴史を持つ企業性展示

【サカタインクス】
高付加価値インキ製品群紹介
「INXの技術で未来を包む」

話題 フレキシブルコンテナ
製品価格の修正はできたか
さらなる用途開発はどうか!!

フレキシブルコンテナの昨今の需給と市況の関係について考察してみた。除染用を筆頭に需要は堅調に推移している一方で、原燃料高騰、円安による輸入価格の上昇など、市況は上昇傾向をたどっている。

【役員人事】
社長に立山信輔氏
オオサカ・パック株式会社

平成26年度研修会開催
全国クラフト紙袋工組関西支部

<小窓> グローバル化推進こそ



▼平成26年10月25日号 No.570

【8月度FC生産実績】
合樹は樹脂製が生産増
輸入コンテナは前月比減
秋以降の需要増に期待感
日本FC工業会における恒例の8月度の月次生産動向、輸入状況及び1月からの累計についての集計結果である。国内生産は好調で、ランニングタイプは飼料用の激減の他は全品種前年比日大幅増加しており、累計でも107%である。一方クロスコンテナは化学工業品の象絵画は低迷、累計でもついに94%となっている。輸入状況は、中国、タイなどからの輸入減が響き、フィリピン、ベトナム等からの輸入増となっている。海外生産のシフトが推定される。しかし、累計では依然117%と二桁増が続いている。

【特種東海製紙】
第24回紙わざ大賞審査会
11月6日に入賞作品の授賞式

段ボール原紙、クラフト紙、ファンシーペーパー、タオルペーパー等のメーカー・特種東海製紙は例年開催している「紙わざ大賞」作品応募を行い、これの入賞作品表彰式を11月6日に東京本社で開催する。今年は306件の応募があった。

【中部紙工ベトナム】
ドンナイに第3の製袋企業
政府高官、関係企業トップ迎え
竣工式典と記念パーティーを開催

愛知県半田市のクラフト紙袋、中越パルプ工業のグループ企業である中部紙工鰍ヘベトナム、ホーチミン市の2工場に加え、このほど新工業団地ドンナイ省に3番目の新製袋企業を設立、これの落成と本格稼働を記念して「オープニングセレモニー」を9月24日、ベトナムドンナイ省当局幹部他、関連企業トップを招いて盛大に開催した。高田中部紙工社長は『18年間の経験と最新お設備、技術を活かしてさらなる発展を図る所存』と挨拶、また親会社の中越パル工業の加藤社長も『東南アジアの貿易の中心となると考えるベトナムにおける中部紙工のさらなら発展をバックアップしてゆきたい』と力強い言葉を述べた。

9都県市で容器包装減量化
「容器&包装ダイエット宣言」

埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、相模原市の9都県市が「容器包装ダイエット化」を宣言した。

話題 フレキシブルコンテナ
除染用を除くFC生産実績
統計でみる粉粒体用の生産推移

フレキシブルコンテナの近年の生産動向を分析してみた。すなわち需要急増の除染用が全体を支えていることが明白となる。ランニングタイプは平成25年より大幅増、クロス製品は平成25年は若干増加したものの今年は低迷している。一般粉粒体用の分野ではフレキシブルコンテナもピークを過ぎた感が強い。

<小窓> ユーザー説得の手段はある


▼平成26年10月5・15日合併号 No.569

【8月の紙袋需給】 
重包装袋大幅な減少に
角底紙袋も依然減少を
中小加工景気の回復ほど遠い?
本年8月のクラフト紙袋、角底紙袋の生産、出荷状況が発表された。それによると、4月の消費増税の影響ではなく、紙袋需要構造の変革による減少が続いていることが明らかとなっている。このことは
安倍内閣が声高々に言っている日本経済の景気回復、成長路線に乗っていることとは裏腹に、中小包装資材加工業界には経済成長論は無縁のようだ。特に8月はシーズン的にも期待できない見方もあるが、今までの需要の落ち込みがいつまで続くか気がかりである。

製袋企業も受賞仲間入り
2014日本パッケージングコンテスト
来る東京パック会場内で展示

公益社団法人日本包装技術協会主催による2014日本パッケージングコンテストの入賞作品が発表された。10月7日開幕の2014東京パック会場内で展示される。王子アドバ鰍ネど重軽製袋企業の受賞作品もそれに仲間入りしている。

【JILS】
ロジ高度化と効率化推進
10月はロジスティクス強調月間
東京の全国大会はじめ4地区開催

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会は本年10月を「ロジスティクス強調月間2014」と定め、東京、名古屋、福岡、大阪の4会場において、強調月間事業に関するプロモーション活動を展開する。「これからのロジスティクスのあるべき姿」を統一テーマとした内容。各開催地域における企画内容を紹介する。

【太陽工業株式会社】
太陽電池モジュールを軽量化
太陽光発電の市場ニーズに対応

フレキシブルコンテナバッグ、大型幕構造物の世界的企業である太陽工業が太陽発電事業の市場拡大をサポートすべく、太陽電池モジュールの軽量化と施工性の向上を目指して、樹脂ハニカム構造体によるアルミ複合板を基材とした新製品を発表した。「T−light−Solar」について紹介する。

【IPF JAPAN2014】
幕張メッセで10月28日開幕
764社2238小間のスケール
プラ・ゴム全分野を網羅する内容

国際プラスチック協議会主催による展示会の紹介記事である。「素材間競争に勝つ!〜金属・ガラス・セラミック代替への挑戦」をテーマに、プラス・ゴムの新技術、新製品展示と各種セミナーが開催される。3年に1度の開催であるだけに、関連業界の来場者で盛況が確実視されている。




ジャパンスター賞3件フォーラム  
前記の日本パッケージングコンテストでジャパンスター賞受賞の3件についてフォーラムが開催される。会場は2014東京パック会期中の東6ホール、セミナーステージ。定員は200名。参加は無料である。

<目・耳・口>
除染用フレキシブルコンテナ

東日本大震災による福祉原発事故で、放射能に汚染された草木・土壌などの除去に、回収・保管する容器として採用されている除染用フレキシブルコンテナの実態を報告する。すなわち環境省や国交省の認定規格に満たない類似品や模造品が出回っていることへの警告である。日本FC工業会は、啓蒙リーフレットで、正しい規格袋の啓蒙をコンテナバッグなっている。

<小窓> さて困った? 
原紙値上げの幅と時期の差



▼平成26年9月25日号 No.568

【7月度FC生産実績】
当月は化学工業品が好調
輸入は前月の反動で増加
除染は樹脂製・クロスともに増加
日本FC工業会集計の7月度フレキシブルコンテナバッグ国内生産状況、輸入集計について発表された。依然として除染用コンテナ需要が中心となっての集計内容となっている。しかし1月からの累計では、ランニング用の除染用は前年比マイナスであり、合成樹脂、窯業土石品の増加が支えとなっている。輸入量は6月度の低調の反動で7月度は増加に転じ、累計ではプラスである。

【日本FC工業会】
除染関係者へリーフレット
ランニング用J形再確認のため

日本FC工業会はランニング用J形1種、2種の特長や加工方法などの理解を深めてもらうためにリーフレットを作成、関係先へ配布した。除染用に、環境省や国交省の認定規格に基づかない類似品や模造品、またJIS企画に元図かない製品が広く採用されていることに対処したもの。

<日本PEラミネート製品工業会>
創立60周年記念パーティー
次の60年に向かって
関連産業界代表も出席し盛況

日本PEラミネート製品工業会は創立60周年を迎えた。これを記念して、著名ジャーナリストによる講演会、祝賀記念パーティーを開催した。藤森明彦会長は『50周年後の今回の60周年までの10年間は、激動の10年でありました。大きな事業環境の変化の中で、工業会は時代の変遷とともに変貌を遂げ、工業会の存在意義を高めてきました。これからも価値ある工業会としての活動を続けます』と力強い挨拶を行なった。またラインの経産省の茂木化学品課課長も祝辞を述べた。

【Japan Color】
海外企業が初の認証取得

一般社団法人日本印刷産業機械工業会で推進している「Japan Color認証制度」は海外企業も注目するところとなり、このほど韓国「Tara TPS」で、日本市場への本格的参入のためにはこの認証取得が不可欠と考え、取得に至ったもの。今後、日本市場をターゲットにする海外企業の認証取得への動きは高まるものとみられている。




<連載148> コーヒーブレーク
詐欺通販サイトに気をつけよう

『国際物流総合展2014』
緩衝材など物流合理化推進
418社が新機器・システムを競う

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会、一般社団法人日本能率協会共催による
「国際物流展2014」が開催された。展示場で包装・物流に関する数社についてピックアップ、以下の製品を紹介することにした。
▽サンエー化研のポリ製エアダンネージ。▽王子インターパックのパレットと段ボール。▽富士物流の輸入品・クラフト紙製エアダンネージ。▽子会社にクラフト製袋及び物流関連製品を製造販売する新興マタイを持つ鈴与のベトナム物流拡大戦略。

<小窓> 製紙・製袋の研究課題は多い


▼平成26年9月15日号 No.567

【7月の紙袋】
重包装袋前年比マイナス
角底紙袋も依然低迷状況
原紙生産・出荷は輸出増で増加
全国クラフト紙袋工業組合、日本角底製袋工業組合の両工組集計による本年7月の生産・出荷並びに1月からの累計についての結果発表があった。それによると、両品種とも4月以降の低迷から脱してい

ない。前年比マイナスコースに入り、累計もついにマイナスとなった。政府筋も「GDP下方修正」に入り、来年10月からのさらなる消費増税実行も微妙な段階に差し掛かっている。産業用と個人消費用に若荒れる2品種の紙袋需要の、本歴年度の集計結果は楽観を許されない状況である。

【全紙工】
第21回全国封筒年次大会
日本郵便事業の現状と動向報告
EMAトップの北米と世界説明

全国紙製品工業組合封筒協会の恒例の事業である「全国封筒年次大会」が今年も開催された。日本郵便且キ行役員による「郵便事情の現状と今後」、アメリカEMA会長及び理事長来日を機に「アメリカと世界の郵便需給と紙事情」の二つのテーマの講演を軸に、年次大会は構成され、封筒企業始め製紙、流通、インキ、機械等々の関連企業が一堂に会する有意義な時間を過ごした。IT関連に押され郵便事業は苦境に陥っているが、日本郵便は積極的設備投資を行い、郵便事業の回復を期している。講演及び懇親会の概要をレポートした。

【IGAS2015】
世界に肩を並べる印刷機材展
来年9月開催で次代への出展募集中
ブランド認知と新顧客獲得のブース

一般社団法人日本印刷産業機械工業会主催による国際印刷機材展「IGAS2015」開催の報告である。出展募集にスタートしており、EUの「DRUPA」に肩を並べる総合展示会としての内容と規模を実現すべく、積極的な出展募集を行っている。

【国際粉体工業展東京2014】
11月26〜28日ビッグサイト開催
一般社団法人日本粉体工業技術協会主催

上記工業会主催による日本唯一の国際粉体工業展が東京で開催される。製造プロセス機器、計装・測定、ラボ機器、材料・エンジニアリングに関する総合展示会で、包装・物流関連機器及びシステムも多数出展される。またナノマテリアルゾーンが開設されるのも今回の特長の一つである。さらに併催行事として、特別講演、最新情報フォーラム、アジアフォ−ラムなどの国際行事、粉体工学入門、ナノ物質の安全な取扱いセミナー、粉じん爆発情報セミナーなど多彩な特別企画が組み込まれているのも、日本の粉体産業のグローバル化進展を反映している。



IFAIジャパン
ビジネスツアーの案内

IFAI(国際産業ファブリック協会)ジャパン主催によるアメリカ・ミネソタ州で開催される産業繊維資材展示会ツアーの案内である。期間は10月13日(月)〜16日(木)の4日間。

<小窓> 売上高堅持は重要課題だが


▼平成26年9月5日号 No.566

【6月度FC生産実績】
ランニングは合樹が増加
輸入コンテナは大幅減
まだら模様の需要動向
日本FC工業会発表の本年6月度フレキシブルコンテナ生産実績と輸入状況についての集計概要である。ランニングタイプは合成樹脂、化学薬品分野が好調であったのに対し、除染用は一服状態で前年
比減となった。1月からの累計では102%で若干増であるが、これを支えているのは樹脂用であり、除染用は91%となっている。一方、クロス製品は6月度、化学薬品用と除染用が大幅増で、6月までの累計でも前年比108%、除染用の前年比254%が際立って増加している。

【昭和パックス】
第1四半期連結は減収減益
消費増税前の駆け込み増の反動
平成27年3月通期見通し変えず

製袋業界のトップメーカー昭和パックス鰍フ平成27年3月期の連結決算第T四半期業績について発表されたが、やはり消費増税後の荷動きダウンの影響は避けられず減収減益を余儀なくされている。しかし、27年3月期の通期連結予想については変更しない方針。通期数字は連結売上200億円、連結経常利益10億3000万円、連結純利益は7億1000万円としている。

【TOKYO PACK 2014】
東ホール満小間の大規模開催
=東京ビッグサイト10月7〜10日=
JPI主催の国際的規模と内容誇る

隔年開催の2014東京国際包装展はいよいよ10月7日に開幕される。今回は東ホール満小間で近年にない規模と内容を誇る名実ともに国際展として内外より開幕が待たれている。グローバル化が進展する日本経済を反映する包装産業界の動向、今後に関する情報発信の場である。


【EUROSAC】
世界の紙袋市場深化の先鋭
定時総会は加盟各国で開催
本年ローマ開催の概要を紹介する

クラフト紙袋業界では世界最大の団体として存在するEUROSACKの活動概要についてまとめてみた。日本から唯一の加盟企業となっている褐~岡が、本年、ローマで開催されたEUROSACK定時総会に出席、その内容について資料を提供して頂いたもの。製袋だけでなく製紙、機械、副資材等の関連企業も加盟、クラフト紙袋業界の発展を図っている。対地球環境保全問題、市場拡大策等々についてのセミナー、
講演会など多彩な行事で3日間のスケジュールが組まれる内容の濃い定時総会である。EU加盟国のほとんどが加盟し、アメリカ、日本、南米の企業も加盟する名実との国際機関でもある。

【JILS】
ロジ基礎講座受講生募集
10〜11月は第50期東京
11月会期は第51期で福岡

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会(西田厚聰会長)は「第50期ロジスティクス基礎講座−東京」「第51期同−福岡」を開講する。現在受講生を募集中。4日間の講義で、ロジスティクスの概論から物流の各機能、ロジスティクスコスト、在庫管理に関する基礎知識を体系的かつ効率的に講義する。

<小窓> 製品値上げに邁進せよ!


▼平成26年8月25日号 No.565

【6月の紙袋】
重包装、角底紙袋ともに減
1〜6月累計も前年比減に
後半の原材料価格と需要注目
景況感調査結果も厳しい内容
本年1月〜6月の上半期のクラフト紙袋、角底紙袋の販売(出荷)実績を集計、発表した。それによると、消費増税前の3か月、後の3か月の数字には明らかに駆け込み≠フ動きがあったことが伺えられ
る。クラフト紙袋も5、6の2か月の数字が悪く、累計ではついに前年比100を割った。製袋業界の出荷高はついに前年比マイナス状況になったのに加え、10月からの原紙値上げに直面しており、事業環境のさらなる厳しさをどう克服するかが最重要課題となってきた。

【特種東海製紙】
第T四半期増収減益に
原燃料高騰や開発投資が要因

クラフト紙、段ボール原紙、ファンシーペーパー、家庭紙などにおいて独自の企業性を発揮している特種東海製紙鰍フ第T四半期連結決算が発表された。販売努力によって増収となったが、原燃料高騰による生産コストのアップ並びに島田工場を主とした設備投資の積極化が要因となって、利益は減少となった。

連載147 コーヒーブレーク
「法と血縁」 ふたりの父でよいのか

【トップインタビュー】
社長先頭で企業体質強化へ
高田悟司中部紙工社長に聞く
事業環境の厳しさ克服に自信

国内製袋業界ではクラフト紙袋が7割、フレキシブルコンテナ関連が3割の構成で、中堅企業として堅実経営を続けている中部紙工鰍ヘ、中越パルプ工業鰍フ子会社である。昨年、親会社より出向していた高田悟司副社長が本年の定時株主総会で社長に昇任した。高田新社長と対談、厳しい製袋業界にあって今後どのような経営方針で同社のさらなる体質強化を図るか、忌憚ない考えを聞かせて頂いた。

【明昌株式会社の洗浄機材とシステム】
「見る」「溶かす」「洗う」「測る」
フレキソ印刷の美粧化に対応

フレキソ印刷関連機器及びシステムに関し、総合的に研究開発を行っている明昌鰍ェ新たに洗浄機材とシステムを発表した。「印刷は包装の顔」と言われており、それと一体化するフレキソ印刷の高度化のための「フレキソ印刷の高級化、美粧化」を実現するシステムの開発である。4段階よりなる洗浄システムを紹介する。


<52nd FISMA TOKYO> 東京ファッション産業機器展
前回上回る規模と内容
9月25〜26日ビッグサイト

東京ミシン商工業協同組合と東京都の主催による第52回FISMA TOKYO(東京ファッション産業機器展)は9月26日、27日の2日間、東京ビッグサイト西ホールで開幕される。小山理事長、全国連の高松理事長の挨拶及び展示会概要を紹介する。



<小窓> 王子の包装用紙値上げ


▼平成26年8月5・15日合併号 No.564

【クラフト紙袋工組】
白石理事長体制初の懇談会
名古屋で理事会後に支部会員と
新たな工組存在価値発揮新段階
全国クラフト紙袋工業組合役員が白石忠信理事長(シコー株式会社 社長)体制になって3か月目の7
月度理事会は名古屋で開催された。終了後、隔年開催となっている東海支部会員との懇談会が開催され、理事と会員との間で活発な意見交換がなされた。若返り人事というより時代の違いを反映する役員構成となったことも、その活発さを生んだ理由と思われる。原材料の今後の行方、製袋業界の人材育成の在り方、一方ではシュリンクする需要への対応など、難しい課題を抱えている現在の製袋業界であるが、新たな一歩を踏み出した感を強くした懇談会であった。

【日本FC工業会通常総会】

高品質除染用の安定供給を
=第48回定時総会を開催=
財政統計単価も徐々に上昇傾向

日本フレキシブルコンテナ工業会の第48回通常総会をレポートする。時田周明会長(ナショナルマリンプラスチック社長)体制の役員人事のほか、事業計画、決算並びに予算案審議等がなされた。時田会長は「除染用コンテナの需要急増で救われている感があるが、日本の原発事情を考えると、環境省より指摘されている除染用コンテナの生産能力問題を解決しなくてはならない。同時に、今後の貯蔵場への保管移設をスムースに行うには、さらなる品質向上が望まれる」と挨拶した。

【エンコアラミネート】
大石産業グループ・マレーシア
竣工2か月後には本格稼働に

大石産業鰍ニ三国紙工鰍フ合弁による新会社「エンコアラミネート梶vがマレーシアのジョホール工業団地内に設立され、その本格稼働を祝す記念式典が開催された。当日は大石産業の中村秀輝社長も出席、「マレーシア市場含めアジアのクラフト紙袋市場は拡大している。当社の子会社コアパックスは設立後24年経つがクラフト紙袋販売は順調でスタート時点の5倍に達している。ラミネート製品も儒教は大幅に伸びており、今回の新会社設立に踏み切った」と挨拶した。また出資の三国紙工の阿部社長、コアパックス社長と兼任するエンコアラミの大久保則夫社長(大石産業常務取締役)も挨拶した。

【全グラ協連合会】
「何事も正面から取り組むこと」
第44回全国連合会通常総会を開催
田口薫会長が冒頭及び懇親会で訴える

全国グラビア協同組合連合会の第44回通常総会における田口薫会長の、総会並びに懇親会における挨拶概要を掲載した。「事業環境は一段と厳しくなっている。日本経済は中小企業で成り立っている。しかし、産業界における中小企業の意識改革は不十分である。どんな難問でも正面から取り組まなければならない」と挨拶、「新たな事業環境に正面から取り組み、業界の健全化を図りたい」と抱負を述べた。

【国際物流総合展2014】
ロジスティクスで経営革新
アジア最大級の物流・ロジ展示会
9月9日に東京ビッグサイト開幕

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会、一般社団法人日本能率協会など7団体共催による「国際物流総合展2014」を紹介する。環境対応、物流品質、作業環境改善など幅広い最新のソリューションが取り上げられている。また、特別企画・集中展示も開催される。包装・梱包と物流は一体となっての前進が必要で、包装関連企業の出展もあり包装関連の視察も必至の展示会である。






野口憲三社長の経営布陣
日本紙パルプ商事の新役員人事

【株式会社インタ―アクション】
環境ビジネスを拡大
各種環境産業展示会に出展

産業廃棄物・リサイクル資源の物流サポート事業を展開するインターアクション社は、各種環境産業展示会に、同社製品のフレキシブルコンテナ「リレーバッグ」出展、物流の合理化策を提案している。アスベスト成形版の集荷、運搬、廃棄などのシステムは同社独自のコンセプトに基づき提案しているもので好評である。

<小窓>
中小企業の意識改革急務


▼平成26年7月25日夏季特集号 No.563

【クラフト紙袋業界】
団体存在価値の課題重視
理事、加盟企業一体で考えたい
白石工組新理事長に抱負を聞く

全国クラフト紙袋工業組合の通常総会において、新理事長にシコー株註ホ忠信社長が選任された。当
業界の団体沿革をみると実質的には初の関西出身理事長の誕生である。日本の経済は東京都≠ェ軸であり、大阪のかつての西の経済軸≠ヘ揺らいでいる。白石理事長はこれを風土の違い≠ニ表現し、全国組織のトップとしての重責とそれを果たす難しさを強調している。しかし、時代は変わっている。新理事長の新たな業界舵取りへの期待は大きい。

【日本ポリ製品工連】
明大との共同研究第3次へ
樹脂加工業の「価値」再認識
平成26年度の継続的活動方針

ポリ重包装袋、ラミネート、ブロー製品およびフラットヤーンの4業種団体で組織される日本PE製品工業連合会の本年度事業活動方針を取り上げた。コンプライアンス徹底の中での団体活動の在り方として、同連合会の学会との共同研究の進展が注視されている。石油化学≠フ言葉に代わり、新しいネーミングは循環炭素化学≠ニなった。石化協の樹脂イメージ向上作戦でもあるが、PE連はそれに先立つイメージアップ戦略を研究しており、ポリエチレン中小加工業界のレベルアップ、企業の経営健全化に努力している。

【グラビア連】
軟包装資材の原材料高騰
取引先に訴え理解を求める

全国グラビア連は公正取引委員会、経済産業省と話し合い、合法的な活動を大前提として、「軟包装資材の原材料高騰によるグラビア連加盟企業の厳しい現状」を訴える文書を取引先へ配布することにした。その内容を紹介する。
 
【5月度FC生産実績】
合成樹脂向け生産が低調
輸入コンテナは反動で一服
除染用はクロスの増加続く

フレキシブルコンテナバッグの本年5月の生産・輸入統計を開設する。従来需要分野の全体的な低迷を支えているのが除染用であり、この傾向は堅調に推移している。一方、海外へのシフト加速されている樹脂業界の現状を反映し、合成樹脂向け生産は依然として低調である。

【JILS】
西田厚聰会長3期目の続投
マーケティング志向で活動強化
公益改組後第4回定時総会開催

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会の通常総会を紹介する。注目されていた役員陣は、西田東芝会長が3期目のJILS会長続投となった。総会後の懇親会では、経産省、国交省から審議官が来賓として顔を見せ、それぞれ挨拶を行った。JILSの本年度事業計画、来賓の挨拶も掲載した。また例年行われている「物流合理化賞」の受賞者表彰式も開催された。

【話題・フレキシブルコンテナ】
総計でみるフレキシブルコンテナ
生産・輸入の状況とその推移を見る

粉粒体の大型包装・輸送容器の主役であるフレキシブルコンテナバッグの近年の推移から、今後の行方を占った。我が国の少子高齢化による消費経済の厳しい現状、大手ユーザーの海外へのシフト、一方ではクロス製品は輸入依存型となっており、除染用に支えられている現状は続きそうである。

話題 NEW鯨岡ワールド
日本のクラフト紙袋専門企業として、4年後には創立100周年を迎える褐~岡の経営スタンスの代わりぶりを紹介する。鯨岡社長の国際性豊かな人間性、経営姿勢が、製袋業の軸を強固なものにしている中で、ドイツ・ルフトハンザ航空との密接な関係から生まれたボードバー社の日本総代理店となり、110年の歴史を持つデパートの三越日本橋本店、銀座店での展示販売、メルセデス・ベンツコネクションにおけるルフトハンザの新シート体験会等に参画、PRを行った。同社の新時の幕開きを紹介する。

組合事務所が移転
=日本紙類輸出組合・同輸入組合=

【ドイツ・W/H社
高速FFSシステムの公開稼働
インターパックとハウスエキスポ
軟包装関連総合機械・システムの実力

世界の包装関連機器・システムメーカーであるウインドミュラー社は、本年のインターパックに出展、同時に本社工場においてハウスエキスポも開催した。今回はポリ重包装袋のFFSの公開、実演を行った。140年以上の歴史をみる同社の歩みは、世界の軟包装袋業界の歴史でもある。紙、ポリ素材の重軽包装袋の世界市場を拡大してきたのは同社の功績でもあることを感じた視察であった。

<ニューロング>
手提げ製袋機に大きな成果
インターパックで期待以上の来客
フーマジャパンでも新結束機注目

世界のウインドミュラー社に追いつけ、追い越せを目標に成長してきた日本のニューロング社は今年のインターパックに出展、展示機器は結束機等生活商品の消費市場対象であったが、それの成功に加えて、カタログ展示の製袋機に関するブース来場者も多く、予想外ともいえる角底製袋機の引合い、成約も多かった。同社も世界的に認められている機械メーカーとなっていることを実証したのがインターパックでの成果であろう。

【モンディ社】
世界最大の製袋グループの実力
インターパックブースでも実証

世界最大の包装資材の総合メーカー、モンディ社の現状を知るべく本年ドイツで開催されたインターパックのブースを訪ねた。製紙から加工までの同社は集団形成対象をアジア圏にまで広げている。グループ企業は世界30か国以上に達しクラフト紙袋生産量は年間40億袋である。日本の市場が現在12億袋前後であるのと比較しても、同社の生産量がいかに大きいかが一目瞭然である。拡大路線の成功は、やはり新技術研究、新製品開発に注力しているためで、決して魔術を持っているわけでない。

<全紙工>
創立50周年記念式典を開催
質的向上へさらなる努力を傾注
組合功労者の表彰式も執り行う

全国紙製品工業組合は創立50周年を迎えた。本年5月、定時総会の開催とあわせてその記念式典も開催した。IT時代となり、一方では輸入品の攻勢により国内紙製品の市場は低迷しているが、工組加盟各社は質的向上に努め健全経営を図っている。黒田理事長は『デジタル化時代に新しい価値創造が求められている。研究開発に努めユーザーの求める商品の提供が生き残れる、そして発展できる途である』ことを強調した。

篠田会長、進藤社長の経営体制
=王子ホールディングス=

河野会長、大西社長の体制
=昭和パックスの新役員人事=

三澤清利社長体制            
=特種東海製紙新経営陣=

加藤明美社長体制            
=中越パルプ工業=

田中義治社長体制            
=石川の役員人事=

澤田会長、小寺社長体制         
=日本製粉の新経営布陣=

社長に田平信廣氏         
   
=不二麻袋役員人事=

内山尚樹社長体制            
=ニッポー新役員人事=

<小窓> 本年後半の原材料価格上昇懸念



▼平成26年7月15日号 No.562

【5月の紙袋需給】
重包装は累計で微増を維持
角底袋販売高は仮需反動か
4月からの消費増税前後の市場
全国クラフト紙袋工業組合、日本角底製袋工業組合両工組集計による本年5月の生産、出荷高及び1月からの累計結果について発表された。危惧されていたように4月の消費増税後の受注、販売高は低
調である。4月、5月の数字が消費増税仮需反動であればよいが、6月以降の動向が非常に注目されることになった。アベノミクスの景気回復は大手製造業や流通業に限られ、中小加工業界の回復には反映されそうもない。

PV協和会】
PV袋実績が優秀性実証
日清製粉取締役が製粉業界説明
=平成25年度定期総会を開催=

日清製粉鰍ルかの中小製粉企業と日清との取引製袋4社ほかの製袋企業で組織する「PV協和会」定時総会の内容を報告する。石川鰍会長とし、大昭和紙工産業梶A日本製袋梶A名糖鰍フ4社の会長、幹事による運営体制に変更はなく、今後もPV協和会メンバーの強化を図ることになった。なお当日の総会後の懇親会において、日清製粉の滝原取締役は「製粉業界は原料確保、市況高騰の、厳しい事業環境下にある。加えてTPPの行方は重大関心事である」旨の挨拶を行った。

【IFAIジャパン】
年次総会と恒例のフォーラムを開催

国際産業ファブリック協会では恒例の年次総会とフォーラムを開催した。今年はベルギーに本社を置く繊維メーカーの製品紹介のほか、同国のシオン社の技術紹介、超軽量天井材などの紹介もあった。

【クラフト工組】
新支部長に大西昭和パ社長
関東支部で平成26年通常総会開催

全国クラフト紙袋工業組合関東支部ではこのほど通常総会を開催、空席となっていた関東支部長に昭和パックス鰍フ大西亮社長が選任された。懇親会には前支部長の楠見寛之氏(鞄見製袋所前社長)も参加、「厳しい事業課ではコンプライアンスの下、相互信頼が唯一の生き延びる賢作と思っています」と挨拶した。

<日本製パン製菓機械工業会>
新理事長に増田文治氏
「会員各社の固有技術向上を」
=第53回通常総会を開催=

健康問題から休養中の田中利幸理事長に代わって牛窪啓詞副理事長(理事長代行)の挨拶で通常総会は始まった。各議案は原案通り可決され、役員改選問題は増田文治マスダック社長を円滑に選任して落着した。増田新理事長は「日本のモノづくりの優秀さは世界に高く評価されています。今後ますますユーザーニーズの高度化、幅広くなる成ることに対応し、さらなる優秀な機械・システムを開発して行きましょう」と挨拶した。
<目・耳・口>  天井は膜だ!!

<小窓> 過去の実績にあまり意味はない


▼平成26年7月5日号 No.561

【JPI通常総会】
適正包装推進や人材育成
公益法人としてさらなる活動強化
東京パック2014の開催に意欲
公益社団法人日本包装技術協会(JPI)の本年度通常総会が開催された。包装資材関係者はじめ原材料、ユーザー等々が加盟する日本最大の組織を誇るJPIである。日本経済の成長をバックアップする
JPIの新たな活動方針が決まる年に1度の大イベント。今年は東京パック2014開催の年でもあり、JPIの新たな活動方針、その実践に期待されている。
 同時に当日は第38木下賞の表彰式も開催され、研究開発部門2件、改善合理化部門2件、新規創出部門1件、包装技術賞2件の計7件が表彰された。

山社長体制続行
=トーホー新経営陣容=

太平洋セメント潟Oループの1社ともいえる潟gーホーの定時株主総会および取締役会において、高山社長の続投が決まった。厳しい事業環境下にある中で、軸のぶれない真面目な経営、そして堅実な業績が買われてのものである。新役員を紹介する。

【4月度FC生産実績】
除染用はクロスが大幅増
1〜4月は合樹向け好調
輸入コンテナの増加続く

本年4月のフレキシブルコンテナバッグ生産及び輸入動向の集計結果である。国内生産にあってはランニングタイプが合成樹脂用、クロス製品は除染用が大幅伸びを示した。輸入は依然好調で、前年同月比107%を示した。やはり圧倒的なシェアを誇っているのが中国製品で、4月の約545万袋の輸入のうち中国品が475万袋と87%を占めている。1月からの累計では前年同期比123%と、クロス製品の国内需要は伸び続けている。

【日本PE工連】
「機能」=「価値」さらなる
認識向上と情報発信を重要視
 =平成25年度通常総会=
川上・川下ともに構造変革加速

日本ポリエチレン製品工業連合会(藤森明彦会長)の平成25年度通常層総会ならびにその後の懇親会が開催された。原料。需要両業界の構造変革が加速されている中でラミネート、ポリ重包装袋、ブローおよびフラットヤーンの3工業会、1工業組合より成る同連合会は、明治大学、神戸大学と組み産学一体となって次世代ポリエチレン加工業界のあるべき姿の創出に努力している。「機能」「価値」の見直しと新たな創出で、健全な業界実現へ邁進している連合会である。

<フレキソ・ジャパン2014>
10月16、17の2日間開催
フォーラムとテーブルショー
フレキソ印刷普及に本気モード

日本フレキソ技術協会(津田邦夫会長)は本年10月16、17日の2日間、「フレキソ・ジャパン2014」を開催する。フォーラムとテーブルショーを東京有明のTFTビルにおいて開催する。テーマは「いよいよ本気ムード!フレキソ印刷」である。今回が隔年で第7回目、日本におけるフレキソ印刷の普及度は欧米に比べても相当の差があるのが現状。同協会では、フレキソ印刷のメリット情報の発信に注力し、従来以上の力を入れてのフォーラム、テーブルショーの開催にしたいと活きこんでいる。
http://www.ftaj.org/


【フレキソ印刷】
「明昌NEWS」より

今号では「ワンポイントアドバイス」として、循環洗浄≠取り上げている。短時間のメンテナンスで最大の生産稼働率がメリット、等7項目の特徴をあげている。

事務所移転
クラフト紙袋工組関西支部

<小窓> 新理事長への期待


▼平成26年6月25日号 No.560

【昭和パックス】
厳しい環境下も実力発揮
平成26年3月期も増収増益の決算
80年の事業基盤もとに市場拡大へ

製袋業界のトップメーカー、昭和パックス鰍フ前期業容内容が発表された。リーマンショック後依然として改善されない事業環境にもかかわらず、同社はトップ企業の実力を発揮する業績内容となっている。タイ昭和パックスはじめ連結子会社の健闘もあり、売上高196億円、営業利益は8億8900万円、純利益は前期比34%余の7億円を突破した。当期も売上200億円をめざし一段と業績向上の見通しを立てている。

【全紙工通常総会】
アナログとデジタルの共生
持続可能な周辺環境整備へ
工組・企業健全化に課題山積

全日本紙製品工業組合は第50回通常総会を開催した。黒田理事長は「日々の経済活動において、まだまだやるべきことが多い。業界全体で情報交換し、団体活動の意義を発揮したい」と挨拶した。なお同工組は創立50周年記念式典も開催した。これの詳細については弊紙夏季特集号に掲載することにした。

<インターアクション>
アスベスト・分別促進を展示
=2014NEW環境展=

先に東京ビッグサイトで開催された「2014NEW環境展」に、物流機器で異色の存在として注目されているインターアクションは、「解体・3R・処理ビジネス商談エリア」をコンセプトに出展、同社の主力製品であるリレーバッグおよび周辺機器であるスチール製品を公開した。特に今回は、アスベスト運搬用リレーバッグと、分別促進の2つのコーナーに分け、来場者に懇切丁寧に応対し好評を博した。

【JILS】
物流技術管理士資格認定講座
第110期を7月より東京で開講

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は7月より2015年の1月にかけて、13単元より成る第110期物流技術管理士認定講座を開講することになった。その詳細を紹介する。サプライチェーン視点での取組みなど、重要な5項目について講義、優秀な物流人材を育成する。

社長に田悟司氏
中部紙工新役員陣容

永田哲雄社長体制の続行
三和紙工の体質強化積極に

【日袋工普及研】
積極的PR活動で裾野拡大
低学年のモノづくり¢フ験
第32回本年度通常総会を開催

日本角底製袋工業組合内の紙袋普及研究会の本年度通常総会を紹介する。同研究会は昭和53年(1978年)にスタート、地味な活動ながら年々その成果をみせている。昨年は低学年対象のモノづくり≠フ重要性と認識を目的に、角底紙袋作り方教室を開設するなど、一段と角底紙袋普及活動を強化している。

<小窓> 中小包装産業の変革

▼平成26年6月15日号 No.559

【4月の紙袋需給】
消費増税前の駆け込み影響
クラフト、角底ともに大幅販売減
4〜6月期の販売DIはマイナス
1、2月と低迷したクラフト紙袋、角底紙袋販売高は、消費増税直前の3月には前年同期比大幅増を示し、駆け込み需要を明らかとした。そして懸念されていた反動が、やはり4月の数字に表れた。前年比

マイナスは避けられなかったのである。また両業界の工組では景況感アンケート調査を行いその結果を発表した。4〜6月期DIはマイナスであり、今年の今後についても厳しい見方をしている。

【日本印刷産業機械工業会】
Japan Colorセミナー
認証取得のコツとメリット解説

日本印刷産業機械工業会で進めている「Japan Color」認証取得のコツとメリットについての解説を収録した。認証取得のためのセミンアーは本年6月から来年3月まで、9回にわたって開催される。標準印刷認証はすでに100を超える工場が取得しており、本年は200工場を目指している。

インターパック視察多大の成果
情報収集とW/H社等企業視察

弊紙主催の3年に1度開催される世界最大の規模を誇るインターパック2014(ドイツ・デュッセルドルフ見本市会場)視察団は、参加者それぞれの視点で視察多大の成果を得るとともに、世界トップの包装関連加工機械メーカー・W/H社も訪問した。詳細については本紙夏季特集号にて取り上げる。
http://interpack.messe-dus.co.jp/ (インターパック2014日本語版)

【全国クラフト紙袋工業組合関西支部】
新支部長に樽谷清孝氏
(樽谷包装産業社長)
平成26年度通常総会を開催

クラフト関西支部では本年度通常総会を開催、役員人事の議案については新支部長に樽谷清孝−樽谷包装産業且ミ長に決まった。本部事業方針に則り、かつ支部独自のカラーを保ち支部活動を展開し、支部および加盟企業のさらなる健全化に努力することを決議した。

【関東グラビア協同組合】
=第44回通常総会開催=
田口理事長「自助努力」を訴え
新副理事長、新理事選任の新人事

関東グラビア協同組合の通常総会概要をリポートする。田口薫理事長は、総会開会および終了後の懇親会開催に当たって、「印刷各社の経営状況は決してほめられたものではありません。原因ははっきりしています。勇気をもって、また事業にプライドを持って、訴えるべきことはしっかりとユーザーにいうことです。もちろん自助努力は欠かせません。印刷業界の社会的存在価値を認識し、同時に川上・川下の事情を掌握して、相互信頼を構築、適正価格の実現に努力しましょう」と挨拶した。田口理事長の2度のおける挨拶を紹介する。

<小窓> ナノセルロース

▼平成26年6月5日号 No.558

【全国クラフト紙袋工業組合】
新理事長に白石忠信氏(シコー社長)
 =第72回通常総会を開催=
需要構造とアジア情勢等激変期
期待される事業環境への舵取り

全国クラフト紙袋工業組合本年度通常総会で役員改選があり、新理事長にシコー且ミ長の白石忠信
氏が選任された。関西企業のトップが全国団体のクラフト工組理事長に就任したのは佐藤産業褐ウ会長の佐藤行男氏以来のこと、10数年ぶりのことである。需要構造の厳しさに歯止めが駆らず、一方では供給過多の難問を抱えている同業界の舵取りは難しい。新理事長の温和な人柄、今までの苦労の経験をどう生かすか、今後の工組運営が注目と同時に期待されている。


【日本角底製袋工業組合】
福田吉弘理事長体制が続行
=第41回通常総会を開催=
平穏に推移も加盟企業は1社減
経済成長の持続と需要増を期待
国内個人消費動向を反映する角底整体業界の唯一の工業組合である日袋工の通常総会が開催された。新年度事業計画、予算案等円滑に審議され原案が可決された。役員改選においてはスーパーバッグ渇長の福田吉弘氏の理事長続行が決まり、いまだ不透明な国内経済動向の中での手提げ袋等角底製袋業界の新たなかじ取りが注目されることになった。

【太陽工業株式会社】
「光触媒膜」の新製品を開発
新機能で膜構造物施設の需要拡大

大型膜面構造物、フレキシブルコンテナバッグ(商品名−タイコン)で世界的な企業である太陽工業鰍ェ、新製品「光触媒膜」の新製品について発表した。膜構造物施設の需要を大幅に拡大できることが期待されており、それの具現化に需要関連業界では大きな期待を寄せている。今回の新製品は3種類の新膜材で、防染に空気清浄機能を高めた屋外用、抗菌と高ウィルス機能を持たせた屋内用、防汚染機能に防藻機能を強化したもの、の3シリーズの発表である。それぞれの内容を説明する。  

【TOKYO PACK2014】
2300小間突破
「医薬品包装」パビリオン新設

本年10月7日(火)〜10日(金)の4日間、東京ビッグサイト東ホールを使用して開催される「TOKYO PACK2014」の規模、内容が過去の実績を突破する勢いで締切りを迎えている。今回は様々な企画が用意されており、出展内容はもちろんのこと、セミナー、シンポジウム開催のほか、医薬品包装については特別パビリオンが新設されるなど、国内外からの来場者の期待に応えようとしている。開幕が待たれる2014東京パック開幕である。



<小窓> 内憂外患


平成26年5月25日号 No.557

【3月度FC生産実績】
ランニングは合樹が堅調
クロスは除染用が生産増加
輸入コンテナは前月比倍増
本年3月の大型輸送容器のフレキシブルコンテナ国内生産及び中国からの製品を中心とする輸入状況

について、日本FC工業会は発表した。
それによるとクロス製品は依然として除染用が増加している。輸入品は2月の数字の意2倍以上になっている。月間輸入量5000万袋を超えたのは珍しい。中国に続きタイ、インドネシア、ベトナム、インド等からの輸入が主である。

第2回「コンバーティングの明日を考える会」
国内中小の意識改革急務
独禁法、業界変革等の勉強会
関東グラビア協同組合を事務局とする表題の「セミナー」が開催された。全国より印刷関連企業250社余が出席した。特に今回は消費増税問題も取り上げられ、公正取引委員会担当者が講師として丁寧に、それへの対応を説明した。


<連載146> コーヒーブレーク
銀座ミツバチ物語

第24回ファインテック ジャパン開催
主たる出展企業の製品を紹介する。
  
【王子ホールディングス】
  軽剥離化OPPフィルム
  王子エフテックス製品を出展

【サンエー化研】
  技術力発揮の新製品
 
【FOOMA JAPAN2014】
テーマ「食の未来を探す」
高い包装関連機器出展比率
6月10(火)〜13日(金)の4日間、国際食品工業展2014が開幕する。昨年に続き包装関連資材、システムの出展が多いのが特徴の一つであり、食品の安全安心そして衛生重視には、包装問題解決が不可欠であることを年々強くしていること位を示唆する展示会となっている。「食の未来を探しに行こう」のテーマで、666社出展、2万8000uの広さで多彩な行事もあり、今回は特に注目される内容である。




<話題> 生産増は本物か

杉浦社長新体制
=名糖役員人事=

谷津社長体制の人事
=新興マタイ=
全役員が再任の改選

<小窓> 4月の受注が占い材料


▼平成26年5月5・15日合併号 No.556

【3月の紙袋需給】
重紙袋は異常な前年比増?
角底紙袋も生販ともに増
やはり駆け込み需要増を反映

消費増税増税前のクラフト紙袋、角底紙袋の販売(出荷)並びに1月からの累計結果が発表された。総体的に3月中旬過ぎから駆け込み需要≠ニ思われる受注が集中したと言われ、これが今回の数字となっているようだ。

特にクラフト紙袋は前年同月比112%余、角底紙袋は1、2月ともに前年比減であったが3月には増に転じた。一般生活物資の流通が駆け込み需要増をみせたが、角底紙袋の大手ユーザーのポリへの代替をカバーするかの仮需があったものと思われる。4月、5月の連休を挟んでの2ヵ月の紙袋荷動きが注目される。

【大石産業】
マレーシアにラミ新会社
コアパックスと三国紙工が合弁
ラミ素材の紙袋アジア市場重視
産業資材の総合メーカー大石産業鰍ヘクラフト紙袋関連事業はマレーシアのコアパックス鰍本拠地としているが、アジア市場が順調に伸びていることから、コアパックスとラミネート会社の三国紙工鰍ニ提携し、合弁企業「エンコアラミネート梶vを設立、5月12日に現地にお手竣工式典を開催した。
アジア市場はラミ加工紙袋需要が増大していることに対処したもの。新会社の大久保社長は「将来が楽しい市場に対応し、積極的に新鋭設備を増設の方針」と語っている


【スーパーバッグ】
社長に福田晴明常務が昇任
経営体制の一層の充実強化を図る
国内角底紙袋のパイオニアであるスーパーバッグでは4月開催の取締役会において福田吉弘氏の会長就任、後任に福田春明常務取締役の社長承認を決めた。今回の新人事は、経営体制のより一層の充実、強化し、収益向上を図るもの。

【鯨岡】
鯨岡社長が営業本部長兼任
執行役員制度導入で万全の体制
クラフト紙袋業界の老舗企業であり、異業種分野への進出を拡大している褐~岡における役員新人事である。鯨岡社長が営業本部長を兼務するなど、厳しい事業環境と新事業のさらなる発展を図る全社体制である。
また役員は全体的に若くなり、今までの欧米研修などの人材教育が活かされているのが今回の人事の特徴である。


【特種東海製紙】
新役員陣と組織変更
執行役員制度を抜本的見直し
段ボール原紙、クラフト紙、ファンシーペーパーで代表される特殊紙等のメーカーである特種東海製紙では、6月25日の株主総会並びに取締役後に決まる三澤清利社長以下の新役員体制を発表した。同時に組織の変更も行う。また執行役員制度を抜本的に見直しその人事も発表した。組織変更の一部としては、産業素材事業の営業部は板紙営業部、洋紙営業部に分割される

<TAKEO PAPER SHOW2014>
テーマは「SUBTLE」
5月25日(日)〜6月1日(日)開催
樺|尾が恒例としている「タケオペーパーショー」を紹介する。5月25日(日)〜6月1日(日)の8日間、りんかい線東雲♂w近くの「トロット・ヒューリスティック・シノノメ」、テーマは「SUBTLE」15名のクリエータによる競演、紙の持つ独自の素材性を幅広い視点で展示し、同時に幅広い視点で見てもらうことが狙い。竹尾にとっては新しいビジネスの在り方への挑戦でもあろうか。
http://www.takeo.co.jp/


【株式会社インターアクション】
リレーバッグで分別提案
2014NEW環境展に出展
廃棄物、リサイクル資源の分別容器を主目的としたフレキシブルコンテナ「リレーバッグ」の新たな提案を5月開催のNEW環境展に出展する。丸型、角型など用途に合わせたもの、同時にスチール製物流機器も出展する。

【2015モバックショウ】
シンガポールでレセプション
政府、関連団体、プレス招待で開催
日本製パン製菓機械工業会が主催する「2015モバックショウ」について、実行委員会ではこのほどシンガポールにおいて、「モバックレセプションinシンガポール」を開催した。牛窪啓詞副実行委員長は「ASEAN諸国の生産性向上」のために、同工業会が取り組んでいることに理解を求めた。また当日はシンガポールの政府高官、日本国大使館1等書記官など多数が出席した。

<小窓> 自分で思う以上に会社は大切な存在


▼平成26年4月25日号 No.555【重包装袋業界特集号】

【クラフト紙袋業界】
2月までの出荷高は本物か
3年ぶり前年比増加続く!
アジア市場拡大軽視は企業短命化
供給過多構造改革の重要性強まる
粉粒体の包装の主役であるクラフト紙袋業界をまとめてみた。1980年代前後の第1次、第2次オイルショック時点の29億袋需要をピークとしてその後の35年間で需要は3分の1以下にまでダウン、斜陽産業と化した。しかし、企業数減少とのバランスは取れず現在は依然供給過多である。
大手企業はアジア市場へ進出しているが、国内の供給過多体質解決は喫緊の課題だろう。


【ポリ重包装袋業界】
工業会活動に高鳴る脈動が
藤田会長の環境対応運営
連合会と学会の連携活動が効果
『伏久者飛必高』がキーワード
肥料包装用としてスタートしたポリ重包装袋は、海外のレジン包装用としての活躍に追随し需要増大を図ってきたが、依然、旧態の需要構造である。そのため、加盟する上部団体の政策に積極参画し、「新たな価値創造」に取組んでいる。フィルム業界のレベルアップのモデルとなるべく、連合会勝と並んでのポリ重袋業界の現状報告である

【2月度FC生産実績】
当月も樹脂製・クロス増加
季節的要因で輸入は低調
窯業土石品・食料が生産増
大型物流容器であるフレキシブルコンテナバッグの本年2月の需給を掲載した。輸入は激減したが本年1,2月累計では前年比119%と増加を維持している.。国内生産においては、ランニングタイプは合樹、窯業並びに除染用の堅調で合計では2月は112%、累計では126%である。クロス製品生産も同様107%、118%で好調であった。

【新委員長に聞く】
日本の高品質がアジア市場へ
製袋・製紙業界は同じ舟≠ノ
三宅博クラフト紙委員長(特種東海製紙専務)
日本製紙連合会クラフト紙委員会委員長は田野弘一氏(前王子マテリア副社長、現王子パッケージイノベーションセンター副社長)から三宅博氏(特種東海製紙専務取締役)に代わった。新委員長へのインタビュー記事である。製紙業界同様に製袋業界の体質改善、海外戦略の必要性を説いた。

【全国米麦紙袋協会】
佐藤会長体制の続行決議
第48回通常総会を開催
事業環境の変化に的確なる対応
さらなる高品質化と安定供給を
米麦包装用紙袋業界の唯一の団体である全国米麦紙袋協会の本年度通常総会が開催された。
政府の農業政策の転換期,TPP問題に直面している米麦紙袋業界も設立以来最大の難局を迎えている中での総会であった。注目されていた役員改選も円滑に進み現状維持となった。


光野卓社長体制
=王子製袋の新役員選任=

【話題】
統計で見るフレキシブルコンテナ
生産・輸入の状況と今後の方向を探る
日本フレキシブルコンテナ工業会のまとめる生産動向、輸入動向からFC業界の今後を考察した。
3年前の福島原発事故の後処理にクローズアップした除染用コンテナ需要の急増、そして今後も同じような水準を保つと考えられるが、通常の市場については従来からの流れに大きな変化は見られないだろうの結論である。


新経営陣決まる
=山口包装工業=

【佐藤産業】
PE重包装袋事業を強化
エドビの製造・販売部門を買収
成東工場体質改善を早急に実施
米麦紙袋のトップメーカーである佐藤産業鰍ェ老舗のポリ重袋メーカーであるエドビ成東工場を買収した。系統需要を重視する同社は米麦袋、肥料袋そして飼料袋に注力することを明らかとした。
これを機に同社の佐藤社長、専務にインタビューし、既存事業の強化と新規事業、異業種への進出計画の一端を聞いてみた。


インターパック視察へ 

小関良樹社長体制
王子マテリア新経営布陣
王子HDグループの産業資材事業グループの中核の1社である王子マテリア鰍フトップ新人事の記事である。同時にクラフト紙担当の副社長も野沢高史氏が就任した。

組織変更と新経営体制発足
=日本紙パルプ商事=

<第52回FISMA TOKYO>
3年ぶり開催で深化の内容期待
主催者側は事業環境変化へ対応
=東京ファッション産業機器展=
東京ミシン商工業協同組合主催による第52回東京フッション産業機器展が本年9月25,26の2日間、東京ビッグサイト西ホールで開催される。それの記者会見の内容、すなわち概要、主催者側挨拶等を掲載した。工業ミシン、家庭用ミシンはじめ縫製事業に関する関連機器及びシステムがすべて展示され、同時に商談の機会ともなる。

【IPF JAPAN2014】
東日本大震災復興への挑戦
国内外よりの出品傾向さらに強く
国際プラスチックフェア協議会主催による開催される展示会案内である。会期は本年10月28日〜11月1日の4日間、場所は千葉の幕張メッセである。今回のテーマは「プラスチック・ゴムからの提案、素材間競争に勝つ〜金属・ガラス・セラミック代替への挑戦」である。同時に多岐にわたるセミナー開催も企画されている。




【明昌株式会社】
フレキソ印刷60年の軌跡
宮崎会長「研究・開発の理念」を語る
フレキソ印刷関連機器及び資材・システムの研究開発で著名な明昌葛{崎会長、社長の両氏に面談、同社の60年に及ぶ経営姿勢を中心に、フレキソ印刷に関する諸問題について聞いてみた。
創業者の宮崎会長のフレキソ普及に対する情熱、それを継承した社長の抱負と併せて、同社の今後に関する経営姿勢についても披歴して頂いた。

<小窓> 中小規模は淘汰時代到来の懸念





▼平成26年4月15日号 No.554

【2月の紙袋】
重包装袋伸びは駆け込み?
角底は大手一部のPE代替
出荷傾向に対照的な前年比増減
本年2月のクラフト紙袋、角底紙袋の生産出荷高がまとまった。重包装産業資材であるクラフト紙袋は1月に続き2月も前年比増となり、消費増税前の駆け込み需要の要素があるとみられるが、対照的に駆け込み需要増となってよい個人消費を反映する角底紙袋は、大手のファーストフードのポリ袋への代替により、本年に入り前年比減となっている。部門別販売高を掲載した。

スポット
循環炭素化学
石油化学のネーミング

【王子ホールディングス】
6月下旬付役員人事を発表
篠田会長、進藤社長の盤石の体制
紙パルプ業界のトップメーカー王子HDの篠田会長、進藤社長以下の新経営布陣を紹介する。
6月下旬の定時株主総会で決議される新人事である。


【第2回セミナー開催】
「サスティナブルな業界を」
コンバーティングの明日を考える会
関東グラビア協同組合では表題のセミナーを開催する。主催の会長は田口薫大日本パックェージ且ミ長。バージョンアップしたグラビア業界発展のためのシンポジウム。例年、数百人の聴講者で開催される有意義なものとして高い評価を受けている。

社長に時兼慎一氏
=斉藤容器新人事=
北海道の歴史ある製袋企業である斉藤容器の社長人事である。前社長の齊藤紘氏は代表取締役会長に就任する。

【中越パルプ工業】
社長に加藤明美氏が新任
DBJ格付に最高ランク取得
洋紙、板紙の総合メーカーの中越パルプ工業鰍ヘ、4月1日付で原田正文社長から加藤明美氏へバトンタッチされた。取締役に就任の原田前社長は6月の定時株主総会後を以て退任の予定。
また同社は、DBJ環境格付、DBJ健康経営格付において最高ランクの格付を取得した。


<JPI>
2014日本パッケージング
コンテスト(第36回)を開催
包装優秀作品の目印は「GPマーク」
公益社団法人日本包装技術協会では恒例のコンテストを開催する。これに入賞することは、「グッドパッケージ」を意味する「GP」マークが使用できる権威あるコンテストであり、さらに世界へ発信できるチャンスである。

<連載145> コーヒーブレーク
「夫婦で日本一周クルマ旅」

【2014NEW環境展】
環境ビジネスの展開を展示
5月27日より東京ビッグサイトで開催
アジア最大級の環境専門展である日報ビジネス且蜊テのNEW環境展開催を紹介する。テーマは「環境ビジネスの展開」で「環境と企業の共生、持続可能な環境型社会の構築」である。



<小窓> トップは後継者選任の責任


▼平成26年4月5日号 No.553

【1月FC生産実績】
合成樹脂向けの生産は堅調
輸入コンテナは大幅に増加

日本FC工業会集計による本年1月度のフレキシブルコンテナバッグの国内生産並びに輸入状況が発表された。
それによると、国内生産は樹脂用が好調で前年比177%、クロス製品は125%であった。合計数字でもランニングタイプは5万495袋で前年比142%、クロス製品は31万3420袋で同129%であった。
しかしその内容は除染用が50%以上を占めており、依然、除染用コンテナに依存している感もある。

【グラビア印刷業界】
全グラ田口会長が政府に訴え
市況低迷と原材料高騰の現状と
消費増税の円滑な転嫁の支援を

全国グラビア協同組合連合会の田口薫会長が経産省を訪ね、松島みどり副大臣に直接「グラビア印刷加工業界の窮状を訴えるとともに、今回の消費増税の製品価格への転嫁についての支援も要請した。ユーザーは消費増税を相殺するかのような本体価格引き下げ要請の動きもあり、この点に関しても、実態報告と陳情を行った。Gメン制度による消費増税の適正実現を図っている政府側の姿勢についての相互理解を得たと言われる。

話題 「黒い袋に亀裂が」

【王子PIC】
クリエイティブ50年の軌跡
佳節記念の包装・デザイン展開催

王子パッケージイノベーションセンターでは「クリエイティブ50年の軌跡」を記念して、東京国際フォーラムにおいて「包装・デザイン展」を開催した。そのレポートである。チェンジ∞チャレンジ≠キーワードとし、王子HDの包装関連事業の概要をPRすべく開催したもの。王子PICの考える良いパッケージとは≠知る良い機会であった。

【鯨岡】
ボードバー順調な滑り出し
三越日本橋本店での販売脚光
オンリーワン≠追及して

製袋業界の老舗として著名な褐~岡が異色の製品の輸入販売を始めた。そして老舗にふさわしく日本の百貨店業界の老舗である日本橋三越をソールエージェントした。先に開催された三越日本橋本店における内覧会へ出展した。機内のボードを家庭の用度品に変貌させた「bordbar」の展示販売は成功裡に終了した。

【大石産業】
役員の委嘱事項を変更
執行役員制度を導入し選任

パルプモウルドのトップメーカー大石産業はクラフト製袋、段ボール、樹脂加工でも著名な企業である。近年はアジア全域を市場の対象とした海外進出を展開している。同社の4月1日付人事異動を発表する。

本社事務所を移転
=ニッポー=

【TOKYO PACK2014】
出展小間数1500を突破
本年4月25日の締切り迫る

2014東京国際包装展は本年10月7日〜10日の4日間、東京ビッグサイトで開催される。本号では出展の中間報告である。デフレからの脱却、アベノミクスの効果を反映する景気上昇傾向が支えとなって、出展社数・小間数ともに好調な出足を見せており、内容、規模ともに前回を上回る公算大である。


<小窓> スタートで決まる


▼平成26年3月25日号 No.552

【1月の紙袋】
包装用紙の国内出荷伸び
重包袋は前年比大幅増ながら
角底紙袋は生販ともに減少に

本年1月のクラフト紙袋、角底紙袋の生産販売は対照的なスタートを切った。
重包装紙袋の出荷高は仮需を示唆するように前年比106.6%を示し、ほとんどの需要分野でプラスとなっているのに対し、消費者向け包装容器である角底紙袋は同95.5%と前年同期比マイナスであった。2月の仮需に期待していない1月の販売状況とも考えられる。

【王子HD】
4月1日付役員人事発表
取締役の業務分担の変更と
主要グループ会社社長人事
紙パルプ業界のトップメーカー王子ホールディングスの4月1日付け役員人事が発表された。
主要子会社4社の社長が変わり、王子パッケージング且ミ長に畑迫信二氏が就任した。同氏は王子アドバ且ミ長との兼任となる。製袋、段ボール等の包装関連企業の直接親会社となる王子パックスパートナーズ且ミ長は渡良司氏である。
王子HDの篠田和久会長、進藤清貴社長CEO体制のもとさらなる体質強化策が推進される。

社長に古賀秀昭氏
=楠見製袋所=

【レンゴー】
子会社森下関連の3社合併
重包装部門のさらなる強化推進

レンゴーはゼネラル・パッケージング・インダストリーの体制を急速に強化拡大している。先に子会社としたフラットヤーン関連のマルソルホールディングス鰍存続会社とし森下梶A森下化学工業鰍合併、同時にマルソルホールディングスを森下鰍ニ社名を変更した。

経済産業省で説明会開催
紙パ業界「産業競争力強化法」
紙パ関連7団体より多数が出席

経済産業省ではこのほど紙パルプ関連7団体を対象とした「産業競争力強化法」の説明会を開催した。企業力向上のための設備投資に関する優遇税制の説明であり、中小企業にも関連する「再生支援」制度についても取り上げられた。アベノミクス三本の矢の第三本目に当たる『成長戦略』を徹底すべく具体的な支援策説明会であった。

【昭和パックス】
組織の変更と人事異動
子会社、工場長、支店等の人事

製袋業界のトップメーカー昭和パックス鰍ヘ3月21日付で子会社の社長、工場長クラスの人事異動を発令した。また組織面でも、新製品の開発、生産性向上を加速すべく生産本部に生産改革室を設置した。

<第78回東京ギフト・ショー秋2014>
東京ビッグサイト全館使用
ビジネスガイド社出展募集を開始
9月3〜5日の3日間開催概要発表

毎年、春と秋の2回の開催を行っている『ギフト・ショー秋』の開催概要発表内容である。
ギフトと包装は深い関係があり、包装関連業界にとっても大きな関心をもっている展示会である。
東京ビッグサイト全館を使用する規模で、海外よりの出展、来場者も年々多くなっている。


目耳口 
アベノリスク消費税

小窓 仮需獲得競争?



▼平成26年3月5・15日合併号 No.551

【12月度FC生産実績】
合樹向け全品種が生産増
平成25年度生産実績まとまる

フレキシブルコンテナバッグの平成25年の国内生産量、輸入量の集計が日本FC工業会から発表された。
国内ランニングタイプの生産は樹脂製品が大幅伸びを見せ、ゴム製品との計では66万袋余で前年比174%であった。うち除染用が40万袋を占め前年比273%であった。クロス製品は380万袋の前年比120%にとどまったが、除染用が38万袋の879%がささえとなっている。輸入は定着気味で4,949万袋、前年比112%であった。

【王子HD】
増収大幅利益増の連結
平成26年3月期第3四半期
事業構造転換諸施策が奏功

日本の紙パルプ業界トップメーカーである王子HD鰍フ平成26年3月期第3四半期の連結決算が発表された。現在積極的に推進している事業構造転換諸施策が奏功し、売上高、営業利益等前期比増の内容となっている。同社の海外事業戦略が一段と加速拡大しており、来期より連結決算の工場が加速するものとみられている。

<昭和パックス>
子会社の増収増益も寄与
本年3月期第3四半期連結業績

製袋業界のトップメーカー昭和パックス鰍フ平成26年3月期の第3四半期連結決算が発表された。
国内の事業環境の厳しさは続く中、タイ昭和パックス鰍主とした子会社の内容が好調で、同社連結は増収増益となった。年度決算見通しは、売上200億円に変化はないものの、営業利益、経常利益、純利益ともに上方修正している。

【特種東海製紙】
売上微増も純利益は大幅増
本年3月期第3四半期連結業績

クラフト紙、段ボール原紙、ファンシーペーパー、家庭紙等総合メーカの特種東海製紙の第3四半期連結決算が発表された。売上高は585億円と微増ながら純利益は20億を超える前年同期比47%増を記録した。

【王子HD】
植物工場設置と葉物野菜進出
資源環境ビジネスの拡大を図る

王子HDは100%子会社である王子グリーンリソース鰍ノおいて最先端植物工場の開発と運営を行っている潟Oランパと共同出資し、三重県で太陽光利用型植物工場を設置、葉物野菜の栽培と販売を始めた。

≪王子PIC≫
包装・デザイン展
3月5〜7日開催

渇、子パッケージイノベーションセンターは1963年に総合包装企業構想の一環として設立され「紙にこだわらない・紙だけを考えない」自由な発想がクリエィブ部門となっている。設立50周年のを迎え佳節を記念し、包装デザイン展を開催する。

<連載144> コーヒーブレーク
自動運転車「事故ゼロ」「渋滞ゼロ」の夢

インターパック2014
欧州包装産業視察団を派遣

<昨年のFC生産分析>
今年はグローバル経済の真価問われる?

【国際プラスチックフェア】
10月開催出展の出足好調
前回以上の規模内容を確実視

IPF(国際プラスチック協議会)主催による国際プラスチックフェアが千葉の幕張メッセで開催される。現在出展者募集中であるが、応募の出足は好調で4月11日締め切りまでには全開規模を上回ることが確実視されている。今回の「IPF2014」のテーマは『プラスチック・ゴムからの提案、素材間戦争に勝つ!金属・ガラス・セラミック代替への挑戦』である。




「海外市場進出セミナー」
モバックショウ特別講演会

日本製パン製菓機械工業会では来年2月に幕張メッセで『モバックショー2015』を開催する。これに先立ち、3月7日午後主婦会館で講演会を開催する。




<小窓> 正念場を迎える消費増税


▼平成26年2月25日号 No.550

昨年の紙袋需給】
重包、角底ともに前年比減
本年は5月以降の動き如何
重袋の本年需要予測はマイナス

重包装クラフト紙袋、角底紙袋の平成25暦年の出荷高がまとまった。
また重包装業界の工組では平成26年歴年のクラフト紙袋需要予測をまとめ発表した。昨年の実績は年初予測とほとんど変わらず前年比98.4%の11億8989万袋、原紙換算でも同様の比率で19万9161トンであった。角底紙袋は53億9039万袋で前年比97%にとどまった。手提げ製袋部門のマイナスは近年にないものであった。
クラフト紙袋の本年需要予測は11億8000万袋、前年比99.2%を見込んでいる。アベノミクス成長戦略も中小加工業界にはまだまだ行き届いていないようだ。

【関西POF協会】
外圧を恐れず前向きで
平成26年度年始会開催

関西のポリオレフィンフィルムメーカーで構成する関西POF協会の平成26年年始会をリポートする
。藤野健治会長は「アベノミクスは1年が経過しても我が業界にとってはリスクでしかなかった。
これから何が起こるかわからない。備えあれば憂いなし、の気持ちを持ち、今後は堂々と胸を張って前進したい」と抱負を語った。住友重機械モダン鰍はじめ多彩な来賓よりの挨拶もあり、意義ある年始会となった。

インターパック2014
欧州包装産業視察団を派遣

3年に一度開催される「インターパック2014」が5月8日から1週間、ドイツ・デュッセルドルフ見本市会場で開催される。製袋事業環境は依然厳しい状況であるが、中小加工業界へのグローバル化の波、
近年の包装関連新技術新製品等の情報収集を目的とし、弊社ではその視察団派遣を決定、スケジュールを発表した。



3月期の業績の上方修正
特種東海 原価低減活動が奏功

紙総合メーカーである特種東海製紙鰍ナは本年3月期の連結決算見通しを上方修正した。
営業の堅調に加え、各種原価低減活動が奏功し、売上高770億円、営業利益29億円、経常利益は31億円、純利益は19億円としている。

輸出が好調
平成25年包装紙需給

【TOKYO PACK2014】
出展申込1000小間突破
10月7日(火)〜10日(金)4日間開催
規模内容ともにさらなる国際化実現

公益社団法人日本包装技術協会(JPI)は来る10月7日〜10日の4日間、東京ビッグサイトで「TOKYO」PACK2014」を開催する。出展申込みは順調で、前回の規模を突破することが確実視されている。同時にさらなる国際職を強くしており、世界のビッグな包装展に肩を並べようとしている。開幕が楽しみである。



<小窓> 王子アドバのニチパック吸収は?


▼平成26年2月15日号 No.549

【日本PE製品工連】
明日を見据え新時代に対応
「伏すこと久しきは、飛ぶこと必ず高し」
藤森会長が賀詞交歓会で強調
経産省『業界との二人三脚で』

日本ポリエチレン製品工業連合会(藤森明彦会長)の賀詞交歓会レポートである。
日本ポリエチレン重包装袋工業会、日本ポリエチレンラミネート製品工業会、日本ポリエチレンブロー製品工業会及び日本フラットヤーン工業組合の4団体加盟の連合会である。経産省化学課課長の来賓挨拶もあり、約170名の出席者が今年の景気回復、成長を祈念する意義ある賀詞交歓会であった。

【JILS賀詞交歓会】
ロジ高度化と普及推進で貢献
西田・川合正副会長と徳田専務理事
記者会見で本年の重点活動方針説明

日本ロジスティクスシステム協会開催の賀詞交歓会をレポートした。最初に西田厚聰会長、川合正矩副会長及び徳田雅人専務理事が記者会見し本年度活動方針について発表、続いて新年特別講演会が張富士夫トヨタ自動車名誉会長を講師として開催され、西田会長挨拶の後、国交省、経産省よりの来賓審議官による挨拶、乾杯発声を経て盛況の意義ある賀詞交換会を終えた。

<クラフト工組>
真の競争の在り方で議論
楠見支部長が業界健全化の挨拶
関東支部恒例の新年会盛況開催

全国クラフト紙袋工業組合関東支部(楠見寛之支部長)恒例の新年会をレポートする。冒頭の挨拶で楠見支部長は「重包装製袋業界は消費増税へのカルテル結成は見送ることになるが、今年こそ加盟各社間の相互信頼関係が問われることにだろう。明るい年にしたい≠ニ述べた。

【太陽工業株式会社】
インドネシアに新会社
膜面構造物の販売拠点に

大型膜面構造、フレキシブルコンテナの世界トップメーカーである太陽工業梶i能村光太郎会長兼社長)はインドネシアに現地法人企業を設立、ASEANの拡大するニーズに対応して積極的な市場拡大策の実施に入った。
同社は世界各圏内に事業所を設置、真のグローバル企業としての今後の発展に努力する。

<JMA主催>
「第10回食品安全シンポ」
3月5、6日に幕張メッセ

一般社団法人日本能率協会(山口範雄会長)ISO研修事業部は、千葉の幕張メッセにおいて表記のシンポジウムを開催する。関係官庁や団体・研究所による最新情報や、企業の取り組み事例を発表する。

インターパック視察団を編成 
5月10日(土)〜5月17日(土)の8日間

 国内経済の成長のカギは、復興事業、2020オリンピック・パラリンピック東京開催だけに依存するのではなく、
国内企業数の99%を構成する中小加工企業の活気を取り戻すこと。よって中小加工業界の成長を実現するため世界の包装産業に関する情報収集を重視し、5月にドイツ・デュッセルドルフ見本市会場で開催される世界最大の展示会「インターパック2014」視察団を編成することにした。読者各位のご参加への案内である。

<小窓> 本年の包装袋内需厳しい見通し

▼平成26年2月5日号 No.548

E製品値上げ>
日本マタイが袋・コンテナ等
2月10日よりPE全製品値上げへ
原料高、円安等の影響へ適正対応

肥料包装用を主需要先とするポリ重包装袋のトップメーカー日本マタイ鰍ナは、ポリ重包装袋、フレキシブルコンテナバッグ、ラミネート製品のすべてを2月10日より値上げすることを発表した。
ポ重袋はキロ当たり25円以上、国内製品のコンテナバッグは同25円、同海外製品は8%以上、ラミネートは顧客に個別案内というのが内容。原料高、円安による諸資材の高騰等に対応する今回の製品値上げである。消費増税前の製品価格値上げの行方が、同業界はじめ関連業界の注視するところなっている。

昨年の汎用樹脂
LDPE,HDPE,PP,PSの汎用樹脂の平成25年生産、出荷、在庫数値である。LDPEとPSは前年比増,HDPE,PPは若干のマイナスであった。

大日本パックェージ】
日本パッケージングを子会社化
大手系列も戦力外の企業手放す
田口社長「潮流重視で早期黒字化」

グラビア印刷業界のリーダーである大日本パックェージ鰍ェDIC子会社である日本パッケージングを子会社化した。DICのグローバル戦略構築に当たって日本パッケージングを手放すことになり、全株式を大日本パックェージに売却、大日本パックェージは内15%をDICグラフィックス譲渡した。大日本パックェージは印刷から製品までの新体制が確立したことになり、今後の積極的なさらなる企業体質の強化が図られることになった。

【11月の角底紙袋需給】
生販ともに前年比大幅減
個人所費の増加傾向反映せず

平成25年11月度の角底紙袋の生産・販売・在庫並びに原紙使用高は、低調であった。販売面では角底紙袋は全品種とも前年同月比マイナス、合計で93・1%、1月からの累計でも97・3%にとどまった。今年の動向に期待は持てるかどうか気がかりとなっている。

【11月度FC生産実績】
合成樹脂向けの生産好調
クロスは除染用が大幅増
価格は原料高で上昇基調

日本フレキシブルコンテナ工業会の生産状況集計結果、輸入動向についてのまとめである。物流・包装の大型化を反映して、ランニングタイプは合成樹脂用が大幅伸びで月次では前年比130%。クロス製品は105%であった。1月からの累計ではランニングタイプは187%、クロス製品は121%であったが、その主因は除染用である。クロス製品の除染用は実に1116%を記録した。

<包装界合同新年会>
国際相互理解を促進の年
JPIほか10団体で盛況の新年会

公益社団法人日本包装技術協会関連の11団体共催による包装界合同新年会のレポートである。
尾崎JPI会長は「創立50周年宣言の実現」、来賓代表の経産省の渡邉紙業服飾品課課長は「成長戦略実現のための決意」、乾杯発声の浅野JPI副会長は「東京パック成功のために」を訴えた。

【新刊紹介】
『パッケージングの諸傾向:今後の生産のあり方』

フランス・プロセス・包装機械製造業者団体「GEPIAP」の出版物『パッケージングの諸傾向:今後の生産の在り方』を紹介する。欧米各国の包装産業界の傾向報告でもある。これに関する問い合わせ先は在日フランス大使館企業振興部へ。

<目・耳・口>消費増税カルテル

<小窓>大日本パックェージのさらなる戦略




▼平成26年1月25日号 No.547

【クラフト紙6団体新年互礼会】
包装用紙は世界の成長品目
日本市場など先進国は低迷
アベノミクスで包装市場回復期待

1月は各業界賀詞交歓会が開催される。クラフト紙関連業界も重包装,角底、ラミ、製紙、流通の6団体による新年会が開催された。
来賓の経産省紙業服飾品課の渡邉課長は「第3の矢の仕上げの主役は皆さんです」と消費増税の円滑な実施や従業員の賃金アップを要請した。クラフト紙メーカー代表の田野クラフト紙委員長・王子マテリア副社長は「紙の成長分野は包装用紙」について具体的に世界的傾向について触れた。

【特種東海製紙】
第23回紙わざ大賞授賞式
紙素材の無限の機能性を競う
代理店各社も協賛して授賞を

多機能紙メーカーである特種東海製紙は恒例の「紙わざ大賞」展を開催するとともに、入賞作品の表彰式を行った。大賞受賞者は高校生であり、審査委員長を務めたアーティストの日比野氏は「紙は様々な可能性を持っている。今回も非常にユニークな作品が応募され、入賞を決めるのに苦労した」と感想を述べた。

内山社長体制
ニッポー新経営布陣

膜構造の「次世代型煙突」
太陽工業、日立造船と共同開発
2社の独自技術を生かし実現

幕構造物、フレキシブルコンテナ亜業界のトップメーカーである太陽工業鰍ヘ、日立造船鰍ニ共同研究による「次世代型煙突」を発表した。膜材料の柔軟性を活かしたこれまでにないデザインでの新製品である。高い耐震性、工期短縮、空気浄化、高いデザイン性等が特徴である。

<話題> 用途広がる膜構造物

【エコプロダクツ2013】
「今」つくる地球の「未来」
3日間で17万人近い来場者記録
日本は環境対応の世界のリーダー



地球環境保全、3R等で世界のリーダーとなっているといっても過言でない日本の環境産業展示会「エコプロダクツ2013」の出展社の概要をリポートした。王子HD、日本製紙、レンゴー、山陽製紙、寿堂紙製品工業、福助工業ほかリサイクル団体を取り上げた。発足時より実行委員長を務める山本良一東大名誉教授は「地球温暖化は深刻である。現状の歩みでは地球は滅ぶ。日本がリーダーとなり情報発信のスピードアップ、質の高度化を図るべきだ」と述べた。

連載143 コーヒーブレーク
リニア中央新幹線着工

江野愼治郎氏 
柳沢製袋且謦役会長

木戸芳太郎氏 



▼平成26年1月5・15日合併号 No.546


【製袋業界展望】
合従連衡の兆し表面化?
消費増税が企業競争の起爆剤に
仮需発生も4月以降の懸念材料

クラフト紙袋、ポリ重包装袋の2業界についての本年展望記事である。東日本大震災復興、東電福島原発事故処理、大島台風被害等、多くの大型の天災・人災の復興処理に追われているこの2年間である。さらに、TPPの決着も時間の問題と考えられている。粉粒体産業包装の主役であるクラフト紙袋、ポリ重包装袋の製袋業界は供給過多構造で悩んでいる。これの解決が喫緊の課題となっており、本年は合従連衡の表面化が表面化する可能性が高いとの見方が出ている。

【年頭所感】
ロジスティックスの高度化で飛躍の年に
公益社団法人 日本ロジスティクスシステム協会
会長 西田厚聰

【JILS】
『物流・ロジ人材育成支援ガイド』
『物流技術管理士資格認定講座』
人材育成に注力活動強化の計画発表

日本ロジスティクスシステム協会は西田厚聰会長の年頭所感にあるように、ロジスティクスシステム高度化、人材育成に注力する。そのための講座の開講紹介である。今回は「人材育成の支援ガイド」「物流技術管理士資格認定講座」の内容紹介である。人財育成は企業の盛衰を決め手と位置付け、これに注力していることを示す一つが今回の支援ガイドと講座開講である。

【樽谷包装産業株式会社】
コンテナ事業を充実拡大
顧客ニーズには万全を期す

重包装資材の総合メーカーである樽谷包装産業鰍フ樽谷社長へのインタビュー記事である。クラフト紙袋は集約化、段ボールは大手企業と合弁、合理化による余力をコンテナバッグ輸入販売の注力に回しており、これが見事に成功している。社内事業部門の合理化成功例の見本でもある。また昨今の円安も周到な計画で少しの不安要素にもなっていない。為替変動を乗り切る同社ノウハウも高く評価されている。

<話題> 補修ビジネス
大震災の不安一掃のため、日本各地のインフラ総点検とこれの整備によるセメント等建材需要が増えている。これに着眼してビジネス増に取り組んでいる企業もある。
【JPI人材育成】
第9回緩衝包装設計コース
1月23日豊富な事例で支部会議室にて開催

公益社団法人日本包装技術協会(JPI)は1月23日に上記講座を開講する。輸送包装と緩衝材、流通過程の種々の障害、落下試験等今回の講座では幅広い緩衝材の問題点を取り上げてのコースである。

新会長に大森利夫氏が就任
日本包装機械工業会理事会で選任

一般社団法人日本包装機械工業会の生田芳規前会長の急逝に伴い理事会を開催、新会長に大森機械工業且ミ長の大森利夫氏を選任した。同工業会の新役員体制を紹介する。

◇フレキシブルコンテナ◇
平成25年度はやや良か
本年は公共投資に期待

日本FC工業会集計による平成24年の除染用以外のフレキシブルコンテナの生産実績をまとめ発表した。24年は低調で、25年4月頃から回復している。その延長として一般経済の回復が軌道に乗り、経済成長がFC需要に繋がる見方も強く、平成26年は除染用以外も若干伸びることが考えられる。

【IFAIジャパン】
<小窓> 消費増税転嫁動向を注視

IFAIジャパンフォーラム&賀詞交歓会を開催


▼平成26年1月1日臨時増刊号 No.545

新春特別座談会】
環境が激変しても
新市場開発が最善の対応
=日本角底製袋工業組合=
三役に聞く本年の新たな決意

=出席者=   (敬称略・順不同)
理事長  ・福田吉弘
副理事長・齊藤了介、岡崎昌三
     畑迫信二、中尾吉計
専務理事・永井康夫
  =本紙主幹=  米井幸晴

日本国内の角底製袋業界唯一の団体である日本角底製袋工業組合正副理事長及び専務理事による「年頭座談会」の内容報告である。
全3役が集まって忌憚ない意見を聞かせて頂いた。安倍政権の2年の政策は、「3本の矢」と表現され、金融、財政、経済成長の戦略は好況感が広まっているが、
軽包装資材である角底紙袋業界にはその実感は薄く、景気回復も業種格差のあることを示唆した。同時に4月からの消費税アップへの対応、3月までの仮需懸念など、幅広い見解で意義ある座談会となった。

団体代表者年頭所感(敬称略・順不同)
創立50周年宣言の実現に向けた活動の推進を
公益社団法人 日本包装技術協会
会長 尾ア元規

平成26年 年頭所感
全国クラフト紙袋工業組合
理事長 河野弘征

平成26年 年頭所感
日本製紙連合会クラフト紙委員会
委員長 田野弘一

平成26年 年頭所感
全国米麦紙袋協会
会長 佐藤公夫

新時代にあった工業会活動を
日本ポリエチレン重包装袋工業会
会長 藤田真夫

平成26年 年頭所感
日本フレキシブルコンテナ工業会
会長 時田周明

我利我利亡者が三方よしか?
全国グラビア協同組合連合会
会長 田口 薫

平成26年年頭所感
日本角底製袋工業組合
理事長 福田吉弘

平成26年 年頭所感
一般社団法人日本食品機械工業会
会長 林 孝司

年頭所感
日本製パン製菓機械工業会
理事長 田中利幸


◇企業代表者年頭所感◇
   (敬称略・順不同)
藤田 真夫(日本マタイ梶j鯨岡 亘(褐~岡)田中 義治(叶ホ川)
杉浦 聖一(名糖梶j時田 周明(潟iショナルマリンプラスチック)
永田 哲雄(三和紙工梶j稲垣 友彦(ニューロング梶j
櫻井 義昭(中越パッケージ梶j樽谷 清孝(樽谷包装産業梶j
能村光太郎(太陽工業梶j河野与四郎(オオサカパック梶j
杉藤 賢治(大和製袋工業梶j高畑 俊雄(鈴木糊工業梶j

【新春特別座談会
消費税率アップ転嫁に努力
潮流の認識を共有し革新へ
=全国クラフト紙袋工業組合=
リーダー忌憚なく意見を語る
=出席者=   (敬称略・順不同)
副理事長・白石忠信、星野凖一
     二宮尊志、光野 卓
     佐藤公夫(紙上参加)
専務理事・市毛 隆(事務局)


恒例のクラフト紙袋業界唯一の団体、全国クラフト紙袋工業組合副理事長と専務理事による恒例の「新春座談会」内容報告である。
今回は残念ながら河野弘征理事長が体調不良で欠席となったが、平素の理事会及び工組活動が加盟企業全社共有となっているため、出席各代表が理事長を補佐するかのような活発な意見の発表であった。
消費増税問題はじめ本年の事業環境は厳しさが続いているが、他産業に追いつくべき工組努力を役員一同一緒になって努力する固い決意を披歴した。

<小窓> ご挨拶

平成26年度過去記事アーカイブ