平成25年度過去記事アーカイブ
           

<平成25年12月25日号 No.544>

【10月度FC生産実績】
全品種合樹向けが増加
クロスは除染用が大幅増
輸入コンテナも前年比増

大型包装・輸送・保存容器であるフレキシブルコンテナバッグの10月度生産実績と輸入状況について掲載した
国内生産は主にランニングタイプに限られてきており、クロス製品は輸入依存となっている。
10月は全体的に前年比増であるが、依然として除染用に依存している感がある。
除染用の適正価格と商流が問題視され始めており、これが来年以降の生産販売に影響しそうだ。

【王子HD】
第2四半期増収増益決算
海外戦略一段と積極的に実践
ベトナムで総合包装企業買収

国内紙パルプトップメーカーである王子HDの第2四半期業績と
アジアを中心とした海外戦略の積極化についての具体的な発表内容である。
四半期決算は増収増益で紙パルプ産業の景気回復が他産業に比べて遅れている中で、第一人者の業績となっている。
アジア進出拡大について今回はベトナムの段ボール、紙器最新鋭企業の買収を発表した。
インドを含めたアジア諸国でのスピード感を持った戦略拡大は今後も注目の的である。

【ポリ重袋関東支部】
本部方針の具体的活動へ
通常総会で事業計画の推進決議

日本ポリエチレン重包装袋工業会関東支部本年度通常総会のレポートである。
10月に開催された本部総会に準じた活動方針、事業計画を積極的に行うことを決議した。

<周和インターサック>
食品包装用に厳正な対応体制
ISO22000認証工場に
フレ・コン顧客満足度向上に努力

日本に輸入が始まったクロスコンテナのパイオニア企業である周和産業の次代の潮流に対応した新体制の紹介記事である。
今後の国内包装・輸送の伸びを見込んで,ISO22000シリーズの認証を取得、
安心・安全を求める需要家に対応できる商品提供の実情を紹介する。

【フレキシブルコンテナ】
ランニング用エアー式洗浄機
テクノハリマが新鋭機を開発

フレキシブルコンテナバッグのランニングタイプ向けエアー洗浄機新製品について紹介する。
専門メーカー・テクノハリマが開発したもので、内・外面洗浄時間は1袋僅か90秒という速さ。
さらに製品投入直前の洗浄が可能なため保管場所が不要な点が大きな特徴である。

【インターアクション】
専門展示会に集中出展
リレーバッグと関連機器を展示

去る10月末よりインテックス大阪で開催された「緑十字展2013」に出展したインターアクション製品を紹介する。
出展製品はリレーバッグとその関連商品で、
同展の後開催された「ビジネスチャンス発掘フェア2013」(場所はマイドームおおさか展示場)にも続いて出展した。
リレーバッグと回収作業用の「コロボックス」は好評を博した。

<平成25年12月5・15日合併号>


【10月の紙袋業界】
7〜9月期景況感まだ低迷
重は悪化、角底はやや改善傾向 
出荷状況は重角底ともに横ばい

全国クラフト紙袋工業組合、日本角底製袋工業組合の両組合では

恒例の生産販売高の集計並びに平成25年6〜9月期、時期の景況感についてまとめ発表した。
両業界ともに生産販売状況は依然として悪く、アベノミクスの影響による好転の兆しは薄い。
景況感も当然良くないが、DIでは角底製袋業界の改善が目立ち、クラフト製袋業界は余り期待感が持たれていない。

【昭和パックス】
売上は微増も利益大幅増
第2四半期の連結経営成績
タイ昭和の業績向上が奏功

製袋業界のトップメーカー昭和パックス鰍フ第2四半期連結決算が発表された。
売上高は微増ながら合理化推進、設備投資の効果が見え始め、
加えてタイ昭和パックスの業績が好調で、これが決算を大きく支えている。
25年度決算は年初の見通しを変更していない。
今期は売上高は200億円、営業利益は7億9000万円を見込む。

【スウェーデン・ノルディック社】
未さらしクラフト紙懇親会
CEOほか担当役員が来日
日本EPM社と提携強化し市場拡大

スウェーデンのクラフト紙専門メーカー、ノルディック社からJun RunoCEOほか担当役員が来日、
日本の提携企業であるユーザシアンペーパーマーケテイング社の坂本代表代行の設営をもとに、
国内製袋関連企業などユーザーを招いて、同社の製品プレゼンテーション並びに懇親会を開催した。
ノルディック社は耐油紙、製袋用未さらしクラフト紙においては世界的な企業として著名。
日本の多品種小ロット、品質重視かつニッチな需要にも積極的に体操する姿勢を表明した。

【エコプロダクツ2013】
「今」つくる地球の「未来」
12月12日(木)〜14日(土)の4日間開催
ビッグサイトで日本最大級環境展示会

例年12月、東京ビッグサイトで開催される「エコプロダクツ2013」の開幕が目前、その特徴、見どころ等を紹介する。
この展示会の最大の特徴は産官学一体となっている点で、
今回もさらにその性質を強くし、小学生から大学生までの勉強の場としても注目されている。

【株式会社共立物流システム】
物流コストの低減を提案
レンタルが好調に推移
攻めの経営姿勢を貫く

物流関連資材メーカーとして知られる葛、立物流システムの近況について、神吉社長に面談、
経営方針の一端と取扱品目の特徴などについていろいろと聞いてみた。
フレキシブルコンテナバッグからスタートした同社は、異色ともいえる独自性を確立、
幅広い市場・ユーザーに高く評価される存在となっている。


<平成25年11月25日号>

【9月度FC生産実績】
樹脂用の生産は一進一退
輸入コンテナは一服ぎみ

東日本大震災、東電原発事故の復興事業で俄然脚光を浴び、

産廃処理用として需要が急増、国内景気の低迷による需要減少をカバーしている除染用に支えられて、
フレキシブルコンテナバッグは国内産のランニングタイプ、輸入品のクロス製品とも依然好調である。
建材用、土木建築の廃材処理用需要は、2020年の東京オリンピック、パラリンピック開催まで続く見通しも強い。
コンテナバッグの需要構造が一変しそうだ。
当然、商流も変化するだろう。適正採算確保の問題はさらにクローズアップするだろう。

【JILS】
「ロジ全国大会2013」
徳田専務理が『指針』を発表
大賞表彰式と記念講演も開催

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会は『これからのロジスティクスのあるべき姿』をテーマに
「全国大会2013」が開催された。
基調講演、特別講演、研究発表等があり、
併せて2013年度ロジスティクス大賞が、西田会長による「大賞」「経営革新賞」「物流革新賞」3賞の授賞式が行われた。

【特種東海製紙】
売上微増も純利益は大幅増
各セグメントの販売が堅調に推移
平成26年3月期の第2四半期決算

クラフト紙、段ボール原紙、ファンシーペーパー、家庭紙等の総合メーカーである特種東海製紙の第2四半期決算が発表された。
紙パルプ業界の低迷を反映して売り上げは微増にとどまったが、販売並びに合理化推進で純利益は大幅増であった。

エコプロダクツ2013
=12月12〜14日開催= 

【ジャパンパック2013】
台風襲来も入場者10万人
ニューロング社など最新技術発信

一般社団法人日本包装機械工業会主催による「ジャパンパック2013」は2日目が台風襲来という悪条件となったが、
アジア最大の包装機械関連専門展だけに4日間の来場者は10万に達するもので成功裡に終了した。
包装資材加工機械、各種包装機械などの総合メーカーであるニューロング鰹o展製品を紹介する。

CEO来日し懇親会を開催
ノルディックペーパー社

スウェーデンの未さらしクラフト紙専門メーカー、ノルディックペーパー社CEOほか幹部が来日、
提携関係にあるユーラシアペーパーマーケティング社幹部も出席して『ウエルカムノルディック』懇親感を開催した。
詳細は12月5日号に掲載する。

<連載142> コーヒーブレーク
『飛べ!ダコタ』

≪日食工主催≫
既に出展申込み満小間に           
来年6月開催「FOOMA JAPAN2014」
 
<小窓> 食品包装と厨房は別?


<平成25年11月15日号>

【日本PE重包装袋工業会】
新時代の潮流を重視して
適切な工業会活動展開へ
藤田会長での初の通常総会開催

肥料包装用を主力需要先とするポリエチレン重包装袋の団体、
日本ポリエチレン重包装袋工業会の本年度通常総会が開催された。

同工業会は10月〜翌年9月を事業年度としているため今月の総会開催となったもの。
特に本年度通常総会は、工業会会長に日本マタイ包装事業本部顧問の児玉憲治氏から、
同社社長の藤田真夫氏に変わり初の総会であった。
肥料は農政に直接関係するもので、現在進められているTPP国際会議の行方に関心が高い。
藤田真会長は「時代が変われば考えも変えなくてはならない」ことを強調した。
また総会終了後、住友化学のポリエチレン販売部長による「国際的なPE動向」についての講演を聞いた。

【JPI】
第4回食品包装コース
12月より来年3月まで
全5日間で集中講義を開講

公益社団法人日本包装技術協会(JPI)の人材育成講座開催の案内。
安全・安心・衛生が強く望まれている「食品包装の在り方」について、
包装資材の原材料・製品から関係法律まで、幅広い分野での講義が行われる。

【鯨岡】
新事業へ意欲的な進出
bordbar¢国纓搏Xに
顧客が創作できる機能性魅力

褐~岡が新事業に乗り出した。
クラフト紙袋業界では創立100周年を目前としている同社であるが、
製袋業界の事業環境が一段と厳しくなっていることに対応し、異業種ともいえる新事業に進出したもの。
世界的に普及している「ボードバー」日本総代理店契約を結び、
先に東京で開催された「東京デザイナーズWEEK2013」に出展、多大の反響を呼んだ。

【びわ湖環境ビジネスの振興を推進】
日本最大級の環境総合見本市

今年で16回目を迎えた日本最大級と言われる環境総合見本市(上記)は、過去最多の出展社及び小間数で開催された。
各種展示会に集中参加している潟Cンターアクションは、本展示会並びに大阪勧業展2013にも出展した。
フレキシブルコンテナバッグの多彩な利用を紹介した。
スチール製「コロボックス」、分別用の「リレーバッグ」等、
地球環境保護に最適の物流容器として来場者より高い評価を得ている。
その特徴などについて紹介した。

「色・形・大きさ」を
大阪勧業展2013で展示

大阪商工会議所、堺商工会議所、大阪府商工会連合会の主催による展示会。
中小企業専門のビジネスチャンス提供など、関西経済発展を図る展示会である。
関西の中小企業の特色を打ち出し、技術力、新市場硬く力などをアピールしている。

【欧州包装ニュース】
幼児・高齢者向け設計製品
メッセ・デュッセル日本が発信
5月開幕のインターパック紹介

メッセ・デュッセルドルフ・ジャパンではシーズンごとに「欧米の産業・企業動向について」発信している。
本年秋号には包装に関する記事が満載であった。
その中から、ユニバーサルデザインの普及など幼児・高齢者向けの包装についての記事を転載した。

9月の包装用紙需給
日本製紙連合会集計による本年9月の未さらしクラフト紙、
さらしクラフト紙、純白ロール紙など包装用紙の需給数字を掲載した。
中でも注目されるのはアジアへの輸出の急増である。
アジア各国における経済成長が包装資材の需要増に繋がっていることが推測できる。

<小窓> 世界の変化に対応して

<平成25年11月5日号>

【8月度FC生産実績】
全品種合樹向けが生産増
樹脂製の除染用依然好調
輸入コンテナはベトナムが堅調

恒例の日本FC工業会調査集計による本年8月の国内生産並びに輸入動向である。
ランニングタイプ、クロス製品ともに依然として除染用が支えとなって生産増を続けている。

8月計ではランニングタイプが前年同月比181%、
クロス用が113%ながら、除染用だけをとらえてみると488%と驚異的伸びである。
累計でも同様で除染用はランニング性が958%、クロス製品は実に1646%の数字である。

【中小企業庁】
「消費税転嫁対策室」を設置
中小企業の円滑な転嫁を支援
包装資材関係団体も方策検討

中小企業庁の「消費税転嫁対策室」設置の内容である。
中小企業の円滑な製品価格への転嫁を支援する500名体制の体制で、
4月からの消費税アップの円滑な進展を図って行く方針である。

秋季講演会を開催
「社会経済システムの
変化への対応」テーマ
 =クラフト工組=

ジャーナリスト三神万里子氏の上記テーマ講演会報告。
三神講師は、紙素材の強みを生かして包装袋生産販売に自信と誇りを持ち、新たな経営方針を見出し、
また共通認識に基づく構造変革も、業界健全化の一つの方策であることを示唆した。

話題 昭和パックスの増設

【仏アクシステクノロジー社】
コーティング工程を改善する
革新的なプラズマソリューション

在日フランス大使館企業振興部の発信レポートである。
アクシステクノロジー社が革新的なプラズマソリューションを発表、
コーティングの最新鋭技術開発に成功した内容と製品を紹介する。

連載141  コーヒーブレイク
エコドライブをやろう

平成25年度研修会開催
全国紙袋工組関西支部

【JGAS2013】
「Print+α」テーマ
10月2〜5日開催で盛況裡に閉幕

日本総合印刷機材展「JGAS2013」開幕の様子をリポートした。
多彩な企画を導入した本年度のJGASであったが、新聞はじめ情報関連用印刷需要の低迷に対し
今後の成長分野が包装産業であると言われるだけに、
今年度JGASでは包装資材用印刷関連機器及びシステムのブースが脚光を浴びていた。
本年度のテーマは「新たな挑戦」で、印刷業界も本格的な変革期に入っていることを示した。

<小窓> 加盟企業が豊かになれば

<平成25年10月25日号>

【8月の紙袋出荷状況】
重包装袋は3か月連続の減
角底袋は生販ともに初の減
市場動向と包装にギャップが?

本年8月のクラフト紙袋、角底紙袋の生産・販売統計が両工組より発表された。
クラフト紙袋は20品目にわたる調査であるが、前年比プラスとなっているのは僅か4品目、1月からの累計では3品目である

アベノミクス成長戦略も内需型産業用包装資材には少しも反映していないのが現状である。
一方、角底紙袋業界も8月は生産、販売ともに前年比減少している。
百貨店等大都市の専門店等の売上増が反映されていない。
商流の変革が影響しているのだろう。

<PACK SHOW 2013>
王子グループ多彩な出展
コンテスト入賞作品の展示脚光

公益社団法人日本包装技術協会(JPI)主催による「パックショー2013」が開催され、
同時に日本パッケージングコンテストの入賞作品も展示された。
段ボール、樹脂素材の成型品等が多く、紙袋関連は少ない印象を受けた。

【王子アドバ】
シチュエーションで変化を
JPIコンテストで3回連続
紙製手提げ袋『モテルバ』受賞

手提紙袋で日本パッケージングコンテスト日用品・雑貨包装部門賞を受賞した王子アドバの『モテルバ』を紹介する。
シチュエーションによって手提げ、肩掛け用などになる新製品。同社の3回連続受賞が評価されよう。

<連載140> コーヒーブレーク
10月1日は「都民の日」

【インターアクション】
ひょうご環境ビジネス展
リサイクル資源の分別提案

コンテナバッグ市場でいろいろな採用方法を提案しているインターアクションが、
「ひょうご環境ビジネス展」にリサイクル資源分別の提案を出展した。
同時にビジネスチャンス発掘の「フェア」にも出展、同社の『コロボックス』の特長や幅広い活動分野についてPRした。

ビジネスチャンス発掘フェアに出展
=インターアクション=

<出版案内>
クリエイト日報出版部

【大森機械工業】
インド包装機械企業M&A
日本政策投資銀行と共同出資

軽包装機械業界のリーダーの一社である大森機械工業鰍ウらにグローバル活動を強化すべく、
このほどインドの包装機械企業のM&Aを実施した。
国内外を問わず、より多くのユーザーに貢献できる体制を着実に伸ばしている。

10月より各社樹脂値上げ
PEなど15円/s以上の幅
本年3度目で加工側も追随

各レジンメーカーのポリエチレン、ポリプロピレンの10月よりのキロ当たり15円以上値上げの報道である。
理由はやはりナフサ価格の変動によるものとしている。しかし、現実の原油・ナフサ価格は不安定な面もあるだけに、
これの値上げによる加工側の製品化への転嫁が円滑に行くかどうか懸念される一面もある。

<小窓> トップの積極性

<平成25年10月5・15日合併号>

【昭和パックス】
クラフト紙袋部門拡大へ
東京工場は両底・片底設備
防府工場は中小型袋の充実
製袋関連業容拡大に積極的方針

製袋業界のトップメーカー、昭和パックス梶i大西亮社長)が本格的に両底貼袋分野へ乗り出した。
河野社長体制になって新たな方向として食品部門の需要拡大を取り上げ、

子会社化した山陰製袋工業、タイ昭和パックスに両底糊貼袋設備を導入し方針通りの実績を上げているが、
グループ本体である昭和パックスが本年6月に大西社長体制となり、それを機に新事業強化を実証するかのように、
東京工場に両底お飛び片底糊貼製袋機及び防府工場に中小型製袋機3台を導入した。
食品包装はじめ今後一段と成長が見込まれる中小型袋の生産販売に注力する方針であり、
今後の同社の動きが関連業界にどう映るか注目されてきた。

【太陽工業株式会社】
防災・減災の冊子を刊行
自治体・消防・防災関連に配布

大型膜面構造物、フレキシブルコンテナバッグのトップメーカーである太陽工業鰍ェ、
太陽グループ企業共同による「震災予防」への本格的取組みをはじめ、
その第一歩として「震災への考え方と予防」に関連する冊子を刊行、それの提案活動を本格化している。
今回発行の冊子は、総合的な防災対応力について考え方や取り組み方をソフト、ハード両面から提案している。
震災予防のバイブルとして地方自治体、官公庁、消防関連、企業、防災関連団体、ボランティア団体等へ配布した。

【JILS】
ロジスティクスス強調月間2013
「これからのロジのあるべき姿」
東京、福岡、名古屋、大阪で開催

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会主催による
「ロジスティクス強調月間2013〜これからのロジのあるべき姿」について普及キャンペーン活動を行っている。
記念講演等は東京他3大都市で開催。ロジスティクスの統合管理から始まり国民のくらしの向上など5つのテーマを取り上げている。
関連企業の講演、セミナー等への参加を推奨したい活動で企画である。

フレキソ印刷普及に情熱
明昌創立60周年を迎える
日本の印刷技術向上に貢献

フレキソ印刷関連機器、システムの企画提案によって、
日本のフレキソ印刷の普及に情熱を注いでいる明昌梶i本社=大阪)が創立60周年を迎えた。
創業者・宮崎利男会長から宮崎丹美社長にバトンタッチされて、
一段と経営姿勢は積極的となっており、フレキソ印刷関連業界より高い評価を受ける存在となっている。
同社の経営姿勢取扱商品等を紹介する。

【JPI】
11月11日に軟包装開講
第30回包装人材育成コース

公益社団法人日本包装技術協会では「JPI包装人材育成コース」として「第30回フレキシブルパッケージコース」を開講する。
紙、プラスチックフィルム、金属箔などを原材料として製造される軟包装資材の総合的講座である。

<小窓> オリンピック開催

<平成25年9月25日号>

【6月度FC生産実績】
当月も全品種が生産増
輸入コンテナは大幅増
除染用はクロスが増加

恒例のフレキシブルコンテナバッグ6月度の国内生産及び輸入状況についてのまとめである。
日本FC工業会集計によるもので、国内生産はランニング、クロス製品ともに前年同月比大幅増課となっている。

ランニングにおいては除染用が実に60%近いウエイトを占めている。
またクロス製品も同様で、前年比にすると1458%に達している。
輸入状況は年平均10%の伸びが続いている。中でもベトナム、ミャンマーからの輸入増が目立っている。

【インタビュー】
創造進取∞ぶれない原点
=岡崎会長、伊地知社長に聞く=
ネクスタの次代「ビジョン200」

軽包装資材、重包装クラフト紙袋など包装関連に加え生活資材など、異色の総合メーカーであるネクスタ鰍ヘ、
本年の株主総会において岡崎昌三社長が退任し、伊地知康二社長の誕生となった。
創業100年を超え初めての同族外の社長誕生である。
岡崎会長、伊地知新社長に今後のネクスタの歩みについて聞いてみた。

<連載139> コーヒーブレーク
『終戦のエンペラー』を観て  

【JAPAN PACK 2013】
包装機械ほか最新鋭の製品・技術
製造から流通までの総合展示会
アジア最大級規模で10月15日に開幕

アジア最大の包装機械展「JAPAN PACK2013」の全容が発表された。
神谷実行委員長ほか主催者幹部が出席、開催規模、出展特長等についての説明があった。
中小包装関連業界の厳しさが続く中で、本年開催規模は出展者326、
1953小間と過去の実績を上回り、現在の景気回復基調を実証しているかの内容となっている。

7月の汎用樹脂
HDPE生産は減

昨今の円安は国内の汎用樹脂生産動向に反映している。
石化協まとめによる7月の汎用樹脂需給状況は,HDPEが前年比ダウンの他は、稼働日数プラス要因もあって生産増、
また出荷は円安を反映して国内原料の出荷増となっている。

【紛体工業展大阪2013】
最新の紛体機器・装置・技術を展示
10月9日(水)インテックス大阪で開幕

一般社団法人日本粉体工業技術協会主催による「粉体工業展大阪2013」がインテックス大阪で開催される。
それの概要についての発表があった。
また併催行事として、学会の権威による基調講演、特別講演の開催の他、多彩な行事も用意されている。

<小窓> 昭和パックスの設備投資

<平成25年9月15日号>

【8月の紙袋出荷】
重袋、角底ともに前年比減少
個人消費も夏季休暇反映せず
特に重包装袋はほとんどの部門減

全国クラフト紙袋工業組合、日本角底製袋工業組合の両工組では本年7月度の販売(出荷)及び1月からの累計結果について発表した。
重包装クラフト紙袋業界は相変わらず低迷しており、累計では前年同期より1700万袋余の減少、

年初の見通しを達成するのは相当厳しい状況となっている。
一方、角底紙袋需要も、個人消費の高価格品の売れ行き好調の市場を反映せず生産、販売ともに前年比減となっている。
なお参考までに本稿に、重包装袋メーカーの昭和パックス梶A
角底紙袋とレジ袋の大手メーカーであるスーパーバッグ(株)両社の第T四半期決算報告を記載した。
両社とも厳しい需要環境と中小加工業界の厳しさを反映した内容となっている。

講演会を開催
日食工で10月24日

一般社団法人日本食品機械工業会では年1回開催の恒例の講演会を開催する。
講師は野村総合研究所チーフエコノミスト主席研究員のリチャード・クー氏。

【JILS】
第12期経営士資格認定講座
本年10月10日〜明年3月20日

公益社団夫人日本ロジスティクスシステム協会主催による「第12期ロジスティクス経営士資格認定講座」を開講する。
2002年度に開講して以来248名、123社が資格を取得している。

【太陽工業株式会社】
膜材製「大型和太鼓」を寄贈
東北復興支援の一環として

大型膜面構造、フレキシブルコンテナバッグのトップメーカーである太陽工業鰍ナは高機能膜材を使用した
「大型和太鼓」(直径2・5m)を宮城県多賀城市の多賀城太鼓 保存会に寄贈した。
太陽工業のグループ会社が東日本大震災復興後「宮城復興パーク」に入居しているのが理由の一つ。
同時に膜材の新用途開発に成功したことのPRにもつながっている。
太陽工業では今後も東北被災地復興に積極的に貢献して行く方針である。

ビジネスツアー開催
10月21日(月)〜24日(木)
=IFAIジャパン=


国際産業ファブリック協会ジャパンでは恒例のIFAIジャパンビジネスツアーを開催する。
アメリカのフロリダ州で開催される産業繊維資材、サイン・グラフック資材市場に関する総合展示会の視察が主目的である。

「汎用軟質POフィルム」
アキレス社がPOViC拡充
新製品加え9月より全国販売

アキレス梶i本社=東京、伊藤守社長)は「汎用軟質ポリオレフィンフィルム・アキレスPOViCシリーズ」に新たに3品種を投入し、
9月から全国発売を開始している。
今回の新製品3品種について、特長等詳しく紹介する。

役員及び執行役員職掌変更
=日本製紙10月1日付=

【FISMA TOKYO】
9月19日、20日の2日間
東京ビッグサイト西ホール開幕
=東京ファッション産業機器展=

東京ファッション産業機器展開催内容を紹介する。家庭用ミシン、工業用ミシンに関連する広範な機器及びシステムの展示会。
また同時期に「第40回国際福祉機器展HCR2013」、「東京ビジネス・サミット2013」、「サイン&ディスプレイショウ2013」も開催され、
幅広い展示会として来場者が増える見通しである。

<小窓> 力とは?


<平成25年9月5日号>


【6月度FC生産実績】
製品は全品種が増加
輸入は前月の反動で減少
除染用の生産増がつづ

日本FC工業会による恒例の国内生産実績、輸入状況に関する統計とその分析である。

国内における生産販売は依然として東電事故による除染用コンテナの生産販売の増加が目立っている。
クロスコンテナ輸入は5月が異常に多かった反動とも考えられる。

【特種東海製紙】
大王製紙と業務・資本提携
両社の強み合わせ共同事業展開

特種東海製紙と大王製紙が資本・業務提携を行った。
両者の包装用紙特にクラフト紙生産量を合算してみると、
王子HDグループの王子マテリア、王子製紙の合計数字に次ぐ第2位のポジションを確立した.
今までの生産販売姿勢の違いを乗り越えて提携効果をどのような形で出すか、今後の注目材料となった。

第1四半期純利益は順調
売上微増も利益は236%
特種東海製紙

業績予想を上方修正
特種東海製紙第2四半期


特種東海製紙の第T四半期の業績と、一部組織変更による新人事を発表した。
その内容を見ると、段ボール原紙、クラフト紙などの産業用紙部門へのさらなる注力が推測できる。
 
【日本封筒協会】
デジタル化影響で需要減続く
=第20回全国封筒年次大会=
情報伝達の原点を考える時代に

全日本紙製品工業組合内の日本封筒協会主催による第20回全国封筒年次大会をレポートする。
デジタル化の影響で世界的に封筒やノートなど紙製品需要が減少しているが、
全紙工の黒田章裕理事長は「教育の世界を例にとれば、教育はデジタル化によって壊されている感もある。
人材教育の重要な現代、その在り方について原点を考える時代だ」と、挨拶の中で所信の一端を述べた。

話題 除染用が活路
伸び続けている除染用コンテナ生産量は、樹脂製コンテナの60%のウエイトを占めるに至っている。
クロスコンテナも同様の傾向をみせるが、除染対象の草木処理糧における強度の問題が指摘されており、
これの解決が樹脂製コンテナとの競争条件として大きくクローズアップしてきた。

【JPI関西支部】
緩衝包装設計実践コース
10月30日(水)第7回目開催

公益社団法人日本包装技術協会(JPI)関西支部主催の10月講座内容を紹介する。
今回は「緩衝材に関する幅広い内容を網羅」している包装人必須の研修課題である。

【日本MH協会】
第40期ロジスティクス・
MH管理士講座を開講
10月22日〜11月28日内10日間

日本MH協会主催、JPI後援によるロジスティクス・MH(マテリアル・ハンドリング)の第40期管理士講座の紹介である。
物流センターにおけるコストの最適化、MHの最適化など、
事業環境の厳しさに対応した現代求められている最適の物流システムを勉強する。

目・耳・口 クラフト紙袋業績は?

<小窓> 特種東海製紙と大王製紙

<平成25年8月15・25日合併号>

【重・角底景況感】
重袋は改善もDIマイナス
角底袋は前期より大幅改善
=4〜6月期の景況動向調査=
6月の販売実績はともに前年比減

全国クラフト紙袋工業組合、日本角底製袋工業組合恒例の月次生産、販売及び1月からの累計結果について発表した。
国内景気はデフレから脱却、景気回復基調が本物になりつつあるとの政府認識も、

中小加工業界には縁が薄いことを実証するかのような製袋業界の需給状況であった。
さらに両工組では四半期ごとの景況感調査結果もまとめた。
クラフト紙業界は徐々に改善に向かっているもののDIは依然マイナス、
一方個人消費を反映する角底紙袋は大幅に改善されている。
10月の消費税アップ問題の結論が今後の袋需要の増減に鍵を握っていよう。

【JILS】
ロジスティクスソリューションフェア2013
持続可能な発展を目指し
東京ビッグサイト9月10日開幕

日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は9月10日、11日に2日間、
東京ビッグサイトで「ロジスティクスソリューションフェア2013」を開催する。
テーマは「持続可能な発展を目指して〜今こそサプライチェーンの再構築を〜」である。
交流の場として、充実したカンファレンス、フォーラム、セミナーなど、出展内容の高度化に相応しいプログラムで一杯である。

【特種東海製紙】
コンプラ等3委員会設置
三澤清利社長の新経営体制

クラフト紙、段ボール原紙、ファンシーペーパー、家庭紙などの総合製紙企業である特種東海製紙は、
コンプライアンスの徹底など、事業環境の厳しさに対応した3委員会を設置した。
新たな三澤清利社長経営人事と3委員会メンバーを紹介する。

新会長に林孝司氏
=日本食品機械工業会=

<連載138>コーヒーブレーク
ご当地ナンバー      

【JPI】
経産大臣賞など表彰式
日本パッケージングコンテスト
ジャパンスター賞など114件

公益社団法人日本包装技術協会(JPI)は「2013日本パッケージングコンテスト」の入賞作品を発表、
同時に8月27日入賞作品の表彰式を開催する。
ジャパンスター賞13件、包装技術賞、包装部門賞が加わり計114件が表彰される。

【クラフト工組】
「視点を変えて健全化に努力」
楠見支部長が低迷打開策示唆
関東支部で本年度通常総会開催

全国クラフト紙袋工業組合関東支部(楠見寛之支部長−楠見製袋所社長)の本年度通常総会のリポートである。
事業報告、事業計画に関しては先に開催された本部総会の内容に準じているため省略、
決算報告、予算案、役員人事が主たる議題となった。

【びわ湖ビジネスメッセ2013】
環境産業総合見本市
10月24日(木)〜26日(土)開催

関西で開催される最大級の展示会「びわ湖環境ビジネスメッセ2013」は今年で16回目を迎える。
主催は滋賀環境ビジネスッメッセ実行委員会。
300社500小間より構成の規模。

リサイクル資源の
物流サポート製品を展示
=インターアクション=

産業廃棄物・リサイクル資源の物流サポーターとして著名のインターアクションは前記の「びわ湖環境ビジネスメッセ2013」に出展する。
品目はフレキシブルコンテナバッグ専用の台車「コロボックス」。
<インターアクション>
環境ビジネスを強化
=展示会出展を加速=

<小窓>「石油化学」の呼称が消える?


<平成25年8月5日号>

【クラフト紙袋工組】
理事と北海道支部会員懇談
難問のTPP影響は不透明
積極的な意見交換で業界活性化へ

全国クラフト紙袋工業組合(河野弘征理事長−昭和パックス会長)では7月度理事会を北海道札幌市で開催、
その後、恒例の支部会員との懇談会を開催した。
『私たちを取り巻く経営環境の厳しさは続いている。

TPP問題が今日の懇談会のメインテーマですが、その実行段階で、包装の需要見通し等、
新たな課題に対する解決策があるかどうか、大変な時代に入ってきました。
工組も仲良しクラブで加盟全社が元気になれるとは思いません。
各社が納得できるような再編策を考えるべきでしょう』と挨拶。
TPPに関する製袋業界への影響についての意見交換が活発に行われた。

【日本FC工業会】
必ずFCマーク評価の時が
時田会長が団体存在価値を強調
=第47回定時総会を開催=

日本フレキシブルコンテナ工業会(時田周明会長)の第47回定時総会をリポートする。
今年度は役員改選の議案は無く、加盟企業人事を反映した役員の交代にとどまった。
事業に関しては、除染用が需要を支え合計数字では前年比増となったが、
土木建設業界の独特の物流構造が市況に反映したようだ。
現在行われている製品の品質を保証するFCマーク≠フさらなる啓蒙が課題となっている。

役員人事 
小関良樹新社長の経営体制
副社長は新任、重任の2人に
 =王子マテリア=

光野 卓社長体制
 =王子製袋=

内山尚毅社長体制
 =ニッポー=

JPI催し案内 

JPIでは8月29日に第1部「第199回生活者包装研究会」、第2部「第197回包装ラインシステム研究会」を開催する。
テーマは、『最新のグラビア製版技術とドットコードの展開』『医薬品包装における最新動向』

『包装白書2013』発刊
JPI発刊の新書を紹介する。A4判195頁、定価は税込み3000円、送料500円、社内教育の一環として活用できる。

【共立物流システム】
物流技術の真価を発揮
レンタル業務をさらに発揮

一般FC、液体コンテナ等独自のシステムで活躍する葛、立物流システムを紹介する。
主に現在の主力製品と特長、新製品の紹介に加えて、好評のレンタル業務についても紹介する。

社長に中村哲基氏
中嶋製作所の新経営陣

=役員人事=
鳴門産業株式会社

<出版案内>クリエイト日報出版部

ぜーんぶわかる「廃棄物処理実務」.A5判188頁、定価2200円(税込)送料300円。

<小窓> 異業種との提携、買収の意味は?

<平成25年7月25日号>

【クラフト製袋業界】
重袋と角底袋の逆転動向
国内景気の成長軌道不透明
原燃料市況乱高下に戸惑い

クラフト紙袋、角底紙袋両業界で唯一の団体である全国クラフト紙袋工業組合、日本角底製袋工業組合両工組恒例のまとめによる
5月度及び1月からの累計生産、出荷状況についてまとめてみた。
粉粒体包装の主役である重包装クラフト紙袋は1月か3月まで前年比大幅減であり、今年度のさらなる低迷を危惧していたが、
4月から持ち直し、5月度の出荷実勢も前年同月比102%と伸びた

しかし累計では97.5%であり、先行きの需要回復への期待は大きい。
 一方、個人消費を反映する角底製袋業界は、百貨店業界などアベノミクスによる景気回復が生産、販売に反映されてきたが、
5月度数字は意外に悪く、生産、販売ともに前年比マイナスとなっている。
ユーザー筋の在庫整理、輸入品攻勢が強まっている見方も強い。
高級品を中心に売れ行き好調と言われる商流の影響が7月以降の角底紙袋動向にどう反映するか注目される。

<インタビュー>
樹脂部門のさらなる強化
昭和パックス新体制の焦点は?
河野新会長、大西新社長に聞く

重包装袋業界のトップメーカーの新役員人事による新会長、新社長とのショートインタビュー内容である。
技術に絶対の自信を持つ同社は、今後も新技術、新製品開発に注力し、トップの座を維持する方針である。
大西新社長も「やる気のない社員は不要だ」と断言する。

【5月度FC生産実績】
合成樹脂向け需要回復
除染用コンテナは生産増へ
輸入コンテナは好調に推移

日本FC工業会集計による5月度のフレキシブルコンテナバッグ生産、輸入数字がまとまった。
減少一途であった国内生産分の合成樹脂用が前年比増となった。
この回復が本物かどうかである。除染用は依然ハイレベルの伸びをみせている。
輸入コンテナは、中国品が横ばいとなり、代わってタイやインドネシア、フィリピンなどからの増加が注目される材料である。
日中関係の外交現状や、中国の人件費高騰が反映しているのではないだろうか。

【特種東海製紙】
画期的なクラフト紙上市
4つの将来技術の「製品化」
包装分野に新市場実現期待

ファンシーペーパー、段ボール原紙、クラフト紙、家庭紙など今では総合製紙企業の中堅であり、
第3極の1社としての体制を整えるべく体質強化を図っている特種東海製紙は、
合併前の特殊な企業体質の融合に成功しているが、
今回、その一つとして、クラフト紙分野にナノ°Z術を採用、画期的な新製品を上市した。
4つの将来技術の製品化として発表した今回の特殊技術によるエンボス加工のクラフト紙は、
包装市場以外のあらた新たな分野の開発も期待されている。

【定時株主総会・取締役会終了後の人事】
(順不同・敬称略


王子ホールディングス/昭和パックス
大昭和紙工産業/中越パルプ工業
中部紙工/日本紙パルプ商事 
日本製粉/特種東海製紙

【JILS】
ロジスティクスの高度化と効率化
西田厚聰会長重任で公益事業強化
2013年度物流合理化賞を授与
第3回定時総会で役員、活動方針決まる

公益財団法人日本ロジスティクスシステム協会ではこのほど第3回定時総会を開催した。
西田厚聰会長重任を主に一部役員新人事もあったが、大勢は変わらずの陣容で、
今後さらなる社会への貢献事業を推進することを決めた。
同時に総会終了後、2013年度物流合理化賞の授与式も開催し、各受賞者は総会出席全員から祝福の拍手をもらった。
また総会終了後、恒例の懇親会も開催され、西田会長挨拶の後、国土交通省、経済産業省からの来賓による挨拶もあり、
関連業界一致して東日本震災地区の復旧・復興さらに国内経済の成長に寄与すべく活動することを重要な共有事項とした。

<コンバーティングの明日を考える会>
核心のテーマで第1回セミナー
サスティナブルな業界目指して開催
グラビア印刷関連業界の一体化活動

関東グラビ協同組合(田口薫理事長)を事務局としてスタートした
「コンバーティングの明日を考える会」発足の第1回セミナーが開催された。
印刷業界における健康被害問題はじめ、中小加工企業界の悩みとなっている
適正採算製品の確保に関する公正取引委員会を講師に迎えての項目など、
重要テーマ5つを取り上げたセミナーは、全国より参集の290名にとって課題を解決する糸口を得たような有意義なものであった。

【鈴木糊工業株式会社】
製袋用接着剤メーカーの責務
新経営陣が経営方針を語る

クラフト製袋用専門の接着剤メーカーである鈴木糊工業梶i本社=守口市)の近況について、
経営陣の方針と現在の生産設備内容を紹介する。
先に急逝された先代社長の方針を踏襲しながら、新たなユーザーニーズを的確に把握し、
それへの設備投資、新製品開発などにも積極的に取り組んでいる。

<小窓> ポリ重包装袋の採算改善

<平成25年7月15日号>

【新理事長インタビュー】
大手の厳しい事業環境
アウトサイダー、輸入品との競合
福田吉弘日袋工理事長に聞く

日本角底製袋工業組合で開催の本年度通常総会において、
福田吉弘スーパーバッグ且ミ長が中尾吉計理事長(ザ・パック且ミ長)の後任として新理事長に選任された。

角底製袋業界唯一の団体はである日袋工会員は僅か13社、
国内需要のシェアは推定60%とみられ、アウトサイダーが25%、輸入品が15%の構成となっている。
この中での日袋工活動は相当難しい面もあるだけに、歴代理事長は業界健全化、
各加盟企業の健全化に努めてきたにもかかわらず、会員数が減ってきた経緯がある。
福田新理事長の日袋工運営が注目される。

藤田真夫社長新陣容
=日本マタイ=

ポリ重包装袋、フレキシブルコンテナバッグの国内生産でトップを誇り
、市場安定化、企業の採算性向上にリーダーとして活躍する日本マタイ鰍フ藤田真夫社長体制が発表された。
レンゴーの子会社として、親会社の重包装事業部門強化拡大策を映す
日本マタイの今後の経営戦略は業界の関心事である。

<FOOMA JAPAN>
ニューロング新製品脚光
共立物流、寺岡精工など包装
物流分野の出展企業増加傾向

本年6月11日から4日間、東京ビッグサイトで開催されたフーマジャパンから、
包装に関連する4社のブース紹介を行った。
グローバルな展示会であること、主催の日食工が国際活動を反映していることを実証した開会式、
各セミナーであったこと位加え、出展各ブースも国際色豊かなものであった。

<石川の役員人事> 
田中社長経営の体制
花房監査役が会長に

日清製粉の製粉袋を主力とする食品包装袋の専門メーカーである石川竃員陣の報告である。
田中義治社長の重任、花房宏昌会長の新任のほか、取締役、監査役の新任も行われた。

=不二麻袋=
石川潟Oループの不二麻袋叶V役員人事である。
長谷川孝夫代表取締役、藤原俊明取締役、石崎登久芳監査役は退任した。

<連載137>コーヒーブレーク
SINCE 1933 日本橋・島屋

【全国グラビア協同組合連合会】
「業界は危機の渦中にある」
故・川田前会長の遺志実践を!
田口理事長が通常総会で訴える

グラビア印刷業界の総合団体であるグラビア連第43回通常総会が北海道で開催された。
田口薫理事長は「グラビア業界は危機の渦中にある。
印刷業界の20世紀末の売上8兆6000円市場は現在6兆1000億円にまで下がっています。
そのほとんどはオフセットで、グラビアの年商は8600億円です。
情報共有化、それをもとに活動の水平展開が求められます」と挨拶した。

【展示会開催案内】
紛体工業展大阪2013開催
10月9日〜11日インテックス大阪

ジャパンフォーラム開催
ファブリック教会ジャパン

<出版案内>
―クリエイト日報―

<小窓> 大手と中小加工の体質格差拡大


<平成25年7月5日号>

【4月度FC生産実績】
1〜4月は全品種生産増
合成樹脂向け需要増期待

恒例のフレキシブルコンテナ月次報告である。
国内生産は、ランニングタイプの化学工業品向けが前年比430%の驚異的伸びを示したほか、
樹脂製、ゴム製合計で309%を記録した

1月からの累計でも合計で227%と前年比倍以上の生産である。
一方、クロス製品も4月の前年比が128%、累計で110%と堅調である。
輸入品は以前は好調で、特に昨今目立つのが中国品の伸び持続のほか、
ベトナム、ミャンマー、インド等からの輸入が伸びている。

【4月の紙袋需給】
重包装は回復の兆しも
角底紙袋は生産減の販売増
円安株高も中小加工に無縁?

クラフト紙袋、角底紙袋の4月の生産出荷実績及び1月からの累計数字が両工組から発表された。
3月まで低調推移していたクラフト紙袋も4月に入ってようやく前年同月比プラスとなった。
しかし、5月以降も厳しい見通し下にあり、年初見通し数字までには需要は回復するかどうか、早くも懸念されている。
これに対し個人消費のバロメータでもある手提げを中心とした角底紙袋は生産減の販売増となっている。
在庫調整と輸入品、アウトサイダー品の影響とみられている。

【JPI50周年記念式典】
持続可能な社会形成に貢献
次代への「創立50周年宣言」
50年の活動功労者に感謝表彰

公益社団法人日本包装技術協会は昭和38年に創立され、本円50周年を迎えた。
JPIではこれの記念式典を開催した。
池田弘一会長式辞、宮本聰経済産業大臣官房、「創立50周年宣言」、
尾崎元親JPI新会長挨拶などの式次第で盛況を極めた。

【JILS】
2012年度物流コスト
「調査報告書」刊行・発売へ

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会では例年調査している「2012年度物流コスト」の報告書を刊行した。
商流の構造変化、グローバル化進展と同時に輸出入のコスト削減策が求められているメーカー、
商社、物流業者、エンドユーザーにおける物流コストの実態とその対策に関する最良の『手引書』である。

<目・耳・口>
 プラテックス大阪見聞
除染用フレキシブルコンテナ

<小窓> 真のサスティナブル社会実現には


<平成25年6月25日号>

【JPI定時総会】
新会長に尾ア花王渇長
第37回木下賞表彰式も開催
同時に創立50周年記念式典

公益社団法人日本包装技術協会ではこのほど本年度定時総会を開催、予算、事業計画等を決議したが

併せて本年度は役員改選期であり、新会長に尾崎花王渇長を選任のほか、事務局の専務理事以下新運営人を決定した。
また当日は第37回木下賞の表彰式も開催、7件の項目におけるそれぞれの賞が授与された。
さらに定時総会終了後、JPI創立50周年記念式典並びに祝賀会が開催された。
記念式典では50年間のJPI活動に貢献した会員が表彰された。
記念式典、50周年宣言、功労者表彰等は紙面の都合上次号に掲載に予定としている。

【日本PE製品工連】
機能と価値の発信強化重視
平成24年度通常総会を開催
藤森会長「時代に即した舵取り」

ポリ重袋、ラミネート、ブロ―製品の3工業会及びフラットヤーン工組の4団体より成る
日本ポリエチレン製品工業連業界の通常総会並びにその後に開催された懇親会概要をレポートする。
工連は明大の高橋商学博士と共同研究、ポエチレン製品の価値創造に取り組んでいるが、
さらに神戸大学との連携による新たな「3R」問題への対処も加えたポリ製品加工業界の新時代創造に向かっての事業計画を推進する。
藤森会長は懇親会において「時代に即した舵取り」が、団体トップも、加盟各企業トップも必要であることを強調した。

永田社長の経営体制
=三和紙工=

クラフト紙袋、フレキシブルコンテナバッグ等産業包装資材に関して歴史ある三和紙工の役員体制と、
若干の企業の近況について紹介した。

【プラテックス大阪2013】
プラ・ゴムの専門展示会
装置・技術・ノウハウを展示

関西、西日本地区で唯一開催されるプラスチック専門展示会は盛況裡に終了した。
包装産業関連企業の出展も多かったが、本号では紙面の都合上、潟zーライの粉砕機、
再生ペレット、トクデン鰍フ合成繊維熱処理用ロール、コンバーティング用ロール、カレンダー用ロールなど各種ロールを紹介した。

PV協和会 
田中会長の続投運営体制
歴史と伝統が食品包装最適を実証
=平成25年度定期総会を開催=

日清製粉鰍フ製粉包装用クラフト紙袋「PV袋」の、
供給側すなわち製袋企業と製粉企業で組織する「PV協和会」定期総会の概要を紹介する。
需要量の面ではクラフト紙袋業界全体の傾向同様厳しい状況が続いている。
さらに本年度より製粉の値上げが避けられない状況にあり、一方ではクラフト紙など原材料市況の値上げ問題も微妙な段階にあるだけに、
PV袋のみならず製袋業界の環境は、政府の言うような好転の気配は薄いようである。
包装の中身の値上げと包装袋の価格適正化をエンドユーザーはどう捉えるか今後関心の高まる課題であろう。

<小窓> オンリーワンへの挑戦

<平成25年6月15日号>

日袋工通常総会】
新理事長に福田スーパーバッグ且ミ長
角底製袋先駆社の実力発揮で
業界の乱戦模様に終止符期待

日本角底製袋工業組合では本年度通常総会を開催、本年度予算案及び事業計画等を審議原案通り決議した。
注目されていた理事長選任問題は、中尾吉計理事長が辞任、後任にスーパーバッグ社長の福田吉弘氏が就任した。

福田新理事長は「何よりも会員が仲よくすることが大切」な点を強調した。
また事業計画では、コンプライアンス重視の下で積極的に企業健全化への努力をする方針を決議した。

<紙袋普及研>
草の根運動の重要性再認識し
角底袋づくりを低学年教材に
=第31回通常総会を開催=

日袋工会員と製紙、流通、副資材等のメーカーで組織する「紙袋普及研究会」は、日袋工活動の中心的存在である。
普及研第31回通常総会の内容を紹介する。
中でも、普及員会、広報委員会活動については年々中身の濃い充実したものとなっており、
都内台東区の低学年を対象とした「角底紙袋つくり教室」を開くなど、国民生活へのさらなる浸透と理解を広める新企画が好評であり、
本年度もそれに劣らぬ新企画を実施する。

JPI総会と記念式典
公益社団法人日本包装技術協会は第2回通常総会並びに創立50周年式典を開催した。詳細については事業に紹介する。

【全国クラフト紙袋工業組合関西支部】
需要環境の回復を期待
平成25年度通常総会を開催

全国クラフト紙袋工業組合関西支部通常総会開催の内容を紹介する。
佐藤公夫支部長(本部・副理事長)は「春以降の需要回復に期待できるものの、原材料の値上げも避けられない環境であり、
慎重に、かつ積極的に需要掘り起こしなどを軸に支部活動を展開することにしたい」と挨拶した。

【特種東海製紙】
前期は減収増益の連結決算発表
「深化。そして、進化。」経営方針

クラフト紙、段ボール原紙、特殊紙の堅実メーカーとして知られる特種東海製袋鰍フ前期決算発表と
、除染シートの生産販売強化の紹介である。
合理化投資が奏功し減収ながら増収となっており、福島原発事故復興資材である放射線除染シートも好調である。

<日本製パン製菓機械工業会>
アベノミクス「諸刃の剣」にも
チームワークで業界健全化推進
第52回通常総会・牛窪副理事長挨拶

協同組合日本製パン製菓機械工業会第52回通常総会における牛窪副理事長の挨拶を中心とした紹介記事である。
少子高齢化の国内事情、TPP問題など、アベノミクスは同業界にとって「諸刃の剣」となることを強調し、
新時代に即した業界健全化の推進を牛窪副理事著は訴えた。

【JMA主催】
「アグロ・イノベーション」
東京ビッグサイトで10月開催
「農業×物流〜アグロジ〜」展示

『これからのロジスティクス〜
2020年に向けた50の指針』
=日本ロジ協会で出版=

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会では、表題の小冊子を刊行、発売している。
A5版約200頁、1冊1600円+税で、大手有名書店・政府刊行物センター等で販売している。
なお、今後の同教会活動方針については夏季特集号に収録する。

<小窓> 団体の人材育成事業の重要性

*お詫び
5月25日号、NO526の記事に誤りがありました。新興マタイ鰍フ役員人事発表記事において正しい社長名は「谷津和孝」です。
ここにお詫びして訂正いたします。


<平成25年6月5日号>

<クラフト紙袋工組>
河野理事長体制続行決まる
4月の需要回復持続を期待
第71回通常総会と懇親会を開催

クラフト紙袋業界唯一の団体、全国クラフト紙袋工業組合の通常総会をリポートする。
本年は第71回、実に戦前より存在する団体であり、クラフト紙袋の社会的存在価値の息の長さが理解できる。

今回の総会では加盟企業人事の異動に伴う理事、監事の選任がすべてで、
河野弘征理事長(昭和パックス社長)続投体制が続く。
懇親会においては来賓の経産省坂本課長が「アベノミクスの成長戦略の拡大方針」、
製紙業界よりは田野クラフト紙委員長の「原料チップの値下げと円安の相殺では、
コストアップではメーカーは一段ときびしい状況下にある」旨の言葉が入った挨拶があった。

【王子HD役員人事】
生活産業資材は渡良司氏体制
王子マテリア社長に小関良樹氏

紙パルプ業界トップメーカーの王子ホールディングス滑ヨ連の役員人事が発表された。
6月末の株主総会及び取締役会後に正式決定する。
クラフト紙など包装用紙関連のメーカー王子マテリア新社長に小関良樹氏が内定した。

【昭和パックス】
減収純利益増の連結決算
紙・樹脂素材の重包袋部門減少
2年後の創立80周年成長戦略

大型製袋業界のトップメーカー昭和パックス鰍ェ平成24年度連結決算を発表した。
業界の事業環境の厳しさが続いたことを反映し、売上高、経常利益ともに減少となったが、合理化が奏功し純利益は増収であった。
2年後の創立80周年に向けて、さらなる積極的投資による設備更新、新市場拡大策を実施する方針である。

【王子製袋】
王子パックスパートナーズの完全子会社に

王子HD生活産業素材カンパニーグループの1社であり、製袋業界では昭和パックスと拮抗する王子製袋鰍フ株主が
王子HDより王子パックスパートナーズに変更された。
王子製袋の包装事業拡大がその趣旨である。

【ネクスタ株式会社】
新社長に伊地知幸二取締役
岡崎社長は代表取締役会長兼CEOに

重軽包装袋はじめ包装資材の総合メーカー、ネクスタ鰍フ定時株主総会並びに取締役会において役員人事があった。
新社長に取締役の伊地知康二氏が昇任した。
前社長の岡崎昌三氏は代表取締役会長兼CEOに就任した。
また小杉大阪支店長、柳川東京支店長の両氏も常務取締役に昇任した。

=出版案内=
クリエイト日報出版部

社長に森田常務が昇任
サカタインクス6月総会で予定

包装用インキ業界のリーダー、サカタインクス鰍フ社長人事が発表された。
森田常務が昇任する。
日本のあらゆる業種の企業がグローバル化を進めているが、
インキ業界の大手であるサカタインクスも国内騎馬強化と同時に
さらなる国際企業としての体質強化、競争力強化を図る方針である。

JPI主催 
第52回包装情報開講
「お客様に喜んで
頂くための物流改革」

<小窓> 業界あっての企業の存在
プラス思考で仲良くやれば



<平成25年5月25日号>

【3月度FC生産実績】
全品種が前年比で生産増
合成樹脂向けが復活の兆し
輸入は前月の反動で大幅増

東日本大震災後の復旧復興に欠かせない除染用コンテナバッグ需要の増加が年初の需要を支える格好であったが
、アベノミクスの効果が具現化しつつあり、これの包装物流資材の需要も回復の兆しをみせてきている

産業用大型袋のコンテナバッグ3月度の生産状況は国内のランニングタイプ、
輸入主力のクロス製品ともに前年比増加となっている。

【昭和パックス】
社長に大西亮取締役昇任
トップの若返りと体制強化充実

製袋業界のトップメーカーである昭和パックス潟gップ人事が発表された。
河野玄社長は代表権のある会長に、新社長には子会社ネスコの社長であった大西亮氏が取締役より昇任した。
今回のトップ人事は、大西新社長は61歳であり、若返りと積極的な体制強化が目的である。

杉浦社長新体制
名糖役員の新人事

谷津和孝社長体制
新興マタイ役員人事

話題
「除染処理は土木建築企業だけの仕事ではない

一昨年の東日本大震災の復旧復興は、原子力発電所の事故につながっただけに長期化する可能性もある。
津波対策、新住居地区開発など地方自治体の取組む課題は難問でもある。
しかし、除染作業はじめ地域の復旧復興作業は、自動包装機械などの顧客を持つ機械メーカーにとっても重要課題である。
ニューロング鰍ヘその地域のお客さんの設備の除染はじめ、
早期稼働に協力しており、自治体からも感謝状を贈呈されるなど高い評価を得ている。

教育IT導入の影響
関連展示会で新傾向

【全紙工通常総会】
小中学生のIT化対応重視
来年の50周年を意欲的に
黒田理事長重任など役員改選

全国紙製品工業組合ではこのほど第49回通常総会を開催した。
前年度事業報告、収支決算報告、本年度事業計画及び予算案など議案を慎重審議、満場一致で可決した。
冒頭の黒田理事長挨拶は、
教材としてのIT関連の普及など紙製品業界の事業系環境は厳しいが、グローバル化はビジネスチャンスでもある点を強調した。
また来賓代表の経産省坂本紙業服飾課長は「景気は確実に回復基調にある。
来年の50周年記念を明るく迎えてほしい」旨の挨拶を行った。

新刊案内 
『「ギフトショー」
を創った人芳賀久枝』

<連載136> コーヒーブレーク
取り込み詐欺でパクられないために

【第51回FISMA】
東京ファッション産業機器展
本年9月19〜20日の2日間開催
東京ビッグサイト西3ホール使用

東京都ミシン商工業協同組合主催による第51回東京ファッション産業機器展の案内である。
今回のテーマは「未来につなぐシステム化の提案〜安心・安全をして信頼へ」。
単体各機器の進歩と、システム化によって様々なメリットを提案する展示会となる。

<目・耳・口> 除染用コンテナ
東日本大震災による福島原発事故により、汚染された土、
草木などの除染廃棄物回収用容器として活躍する除染用コンテナバッグの現状、需要量、品質等についてまとめている。 

<小窓> 経営者はすべてを掌握しているか


<平成25年5月5・15日合併号>

【3月の紙袋需給】
重包装袋の出荷は激減
角底紙袋は堅調を維持
産業包装資材の需要回復遠い?

重包装用クラフト紙袋、角底紙袋両業界の本年3月度の生産、払出がまとまり、併せて1月からの累計結果も発表された。

依然として産業資材の荷動きは悪く、景気回復感に乏しいが、個人消費動向を反映する角底紙袋、
中でも手提げ部門は好調で、消費生活資材の景気回復傾向をうかがわせる結果となっている。
業界唯一の両業界工組は恒例の景況感アンケート調査結果ンいついても発表した。
厳しい現状は続き、本格的な景気回復には他の業種とはタイムラグがあるようだ。

太陽光発電設備を設置
特種東海製紙三島工場で稼働

クラフト紙、段ボール原紙、ファンシーペーパー等で堅実な経営を維持している特種東海製紙は、三島工場で太陽光発電設備を設置した。
再生可能エネルギー特別措置法に基づくもの、また同工場では敷地内に小型風力発電機も稼働しており、
今後も発電事業を推進する方針である。

<東海加工紙>
品質向上の新本社工場完成
医療用など高度なニーズに対応

特種東海製紙の子会社である東海加工紙は、品質向上と医療用など高度な需要分野に対応するため、新本社工場を建設した。
印刷機、製袋機、ラミネート機ほか総投資額は15億5000万円である。

<連載135> コーヒーブレーク
渋谷の大改造

【新興マタイ】
newestであり続ける
物流・包装部門はコア維持
=谷津和孝社長に近況を聞く=

鈴与グループの新興マタイ且ミ長にインタービューした。
太陽光発電事業が80億円近く、これを本年は100億円台に乗せる方針であるが、
同社本来のコア事業であるクラフト紙袋部門に関する社長の経営方針を聞いてみた。
コアのポジションを変えることなく、同社本来の企業カラーである「常に最新を求める〜newest」について忌憚ない意見を聞かせてもらった。

【鈴木糊工業株式会社】
社長に鈴木幸子氏
新経営陣が決定す

製袋用接着剤では圧倒的なシェアを持つ鈴木糊工業鰍ナは、先の鈴木英夫社長の急逝に伴う新経営陣を決定した。
従来の顧客に対する製品の安定供給、品詞向上にさらなる努力をする方針である。

製袋用接着剤製品案内
=鈴木糊工業株式会社=

前記の鈴木糊工業の製袋用接着剤の主要な銘柄を紹介する。
一般製袋用、重包装用、角底製袋取って付け用など、多彩な接着剤を生産・安定供給している。

【国際食品工業展】
史上最大規模で6月に開催
包装・充填関連出展が17%
セミナーなど多彩な関連企画が

一般社団法人日本食品機械工業会主催による
「FOOMA JAPAN2013」が6月11日〜14日の4日間、東京ビッグサイトで開催される。
この実行委員会よりその詳細について発表された。
依然厳しい経済環境下にもかかわらず前回より規模は大きく、内容も一段と充実した国際色豊かな展示会となっている。

<小窓> 重軽包装袋事業の環境差

<平成25年4月25日号>

【クラフト製袋業界の現況】
政府成長戦略が包装界にも?
出足低調も後半からは好転
懸念材料は原紙市況と競争激化

平成25年の国内経済は、アベノミクス効果ともいえる円安、株高でスタート、日銀では国内景気も回復基調に入ったと発表した。

自動車など輸出大手産業の企業は業績も急上昇、決算の上方修正も行っている。
これらの影響が中小加工業界にいつ頃から反映されるか、
または反映されないまま厳しい事業環境が続く見方もあるなど、まだまだ不透明である。
現状の重包装クラフト紙袋業界、それを左右するクラフト製紙業界の動向を考察してみた。

=お知らせ=
クラフト工組総会
ポリ製品連通常総会

【2月FC生産実績】
全用途が前年比で増
除染用コンテナは生産減
輸入は季節的要因で減少

日本FC工業会(時田周明会長)は本年2月のコンテナバッグ国内生産量及び輸入通関実績をまとめ発表した。
1月のスタートが除染用に救われた状況が続いている。
2月の国内生産量は前年比191%と増加を示した。この要因は樹脂製の除染用分野の伸びによるもの。
クロス製品は同様に除染用の好調によって合計では前年同期比103%であった。
1月からの累計でも同様の傾向であり、ランニングタイプ生産量は7万3821袋、クロス製品は48万1580袋であった。

【ポリ重包装袋業界】
原燃料高騰への対応に前向き
ポリ製品連合会の活動も成果
重袋工業会会長に日マの藤田真夫社長

TPP問題がクローズアップすると同時に猛烈な反対活動が展開されたのが農業館団体である。
米を筆頭に国内農水産業は競争力弱く壊滅状態になるとの考え方である。
今後のTPP進展内容が注目されるが、肥料業界を主力需要先とするポリエチレン重包装袋業界への影響を考えざるを得ない。
加えて本年3月にはレジ価格値上げが発表された。
重袋メーカーにとっては需要減、コストアップの二重苦に悩まされそうだ。
工業会加盟の日本ポリエチレン製品工業連合会の活動状況を加味しながら、重包装袋業界の現状をまとめてみた。

【全国米麦紙袋協会総会】
TPPの行方に関心大
副会長など一部役員人事も
体質強化される農業と一体

全国米麦紙袋協会(佐藤公夫会長)は4月5日、本年度通常総会を開催した。
クラフト紙袋需要部門の中で最も堅実な歩みをみせている需要分野である。
国際経済構造の変化によって日本の米作りにも変化が表れるかもしれない。
当然、国内米の需要・流通構造の変化は製袋業界に連動するだろう。
来賓の農水省、全農、製紙、穀検から、耳を傾けるべき挨拶もあった。米袋協通常総会概要をレポートした。

【欧米の製袋業界】
欧米と日本の市場構造の違い
両団体に加盟する唯一の日本企業
=褐~岡の鯨岡社長に聞く=

EUの製袋連盟、アメリカの紙袋協会に日本から唯一加盟している褐~岡の鯨岡社長に面談、
特にEU連盟の活動状況についていろいろと聞いてみた。
加盟各国の持ち回りともいえる開催場所での年次大会に出席する鯨岡社長は、
EUはじめ各国の製袋業界の状況を知り、まだまだアジア各国の業界活動の点では改善、レベルアップすべきことを強調した。
先進国の需要低迷、新興国の需要増、クラフト紙袋の需給構造はスピードアップしながら確実に変化しているようだ。

=お知らせ=
10月16〜23日開催
ドイツ・デュッセルドルフ
プラ・ゴムの専門展示会「K」

【話題・フレキシブルコンテナ】
フレキシブルコンテナの回顧と現況
需要分野の拡大に拍車がかかる

粉粒体業界にとって大型輸送容器の主役となっているフレキシブルコンテナバッグ(FC)も、
ランニングタイプは平成19年の44万袋をピークに減少傾向をみせている。
これは需要先のトップである樹脂業界が海外生産へとシフトを強めてのいるのが反映されているためだ。
クロスコンテナバッグも伸び悩みをみせている。これは明らかに輸入製品に代替されているからである。
 このような状況を救うかと思われた除染用CFの需要の出現であるが、全体数字を引き上げる材料になりながらも、
販売競争の激化の影響によって市況低迷の現象が起きている。
新需要が企業収益構造の改善には程遠い状況になりつつある。

【JILS】
スペシャリスト育成強化
本年物流技術管理士資格認定講座
東京、名古屋、大阪の受講生募集

公益財団法人日本ロジスティクスシステム協会では、
物流スペシャリスト育成のため「本年物流技術管理士資格認定講座」を開講する。
東京、名古屋、大阪の講座会場ごとに現在受講生を募集中。本号で、その内容、特長、特典等を紹介する。

<小窓> 企業の体質格差拡大方向

<平成25年4月15日号>

【2月の紙袋需給】
重包装は依然前年比減に
角底紙袋は手提げ袋堅調
政府成長戦略効果はこれから?

クラフト紙袋、角底紙袋両品種の業界団体集計による本年2月の生産販売及び1月からの累計結果について発表された。

それによると重包装用クラフト紙袋の出荷状況は依然低迷、景気回復の兆候は見られない。
年初の需要予測数字は下方修正の必要性さえ感じられてきた。
一方、個人消費が高級品を中心に回復基調にあり、これによって高級手提げ角底紙袋の堅調な荷動きを示している。
重軽対照的な動きである。

【王子アドバ】
双日子会社ニチパック吸収
角底製袋など軽包事業強化加速

王子HDグループの角底紙袋専門企業である王子アドバ鰍ェ双日鰍フ子会社ニチパック鰍買収した。
王子アドバの角底紙袋生産供給能力は急ピッチで強化され、併せて軽包装事業部門の拡大も図られている。
紙パルプ業界トップの王子HDグループの加工業界再編の活発化が注目されよう。

本社営業部が発足
=王子製袋=

【日本紙パルプ商事】
組織変更と新人事発表
4月1日付で野口社長新体制

日本紙パルプ商事梶i野口憲三社長)は組織の一部変更と執行役員及び理事の新人を発表した。
経営管理本部と経営企画本部の再編、物流本部機能を子会社JPロジネット鰍ノ移管、東北支社と北海道支社を統合などが骨子。

【N+(エヌプラス)2013】
材料と技術の複合展示会
9月に7つのテーマで開催

一般社団法人日本プラスチック工業技術研究会主催による展示会開催の案内である。
また今回は関連展示会3つとの同時開催となっており、来場者にとっては魅力倍増であろう。
エヌプラスは「ニッポンの素材と技術が世界を創る」をコンセプトとしている。

2013NEW環境展
5月21日東京ビッグサイトで開催
環境対応の各種包装資材など展示

分別・回収・運搬の効率化提案
バッグと物流機器を展示す
=インターアクション社=

日報ビジネス主催のNEW環境総合展示会開催の紹介である。
同時に今回から「2013地球温暖化防止展」も同時開催となる。
それに出展するインタ―アクション社の「リレーバッグ」を中心とした環境関連資材及びシステム、新製品が展示発表される。

<小窓> 事業環境悪化の改善策はあるのか?

<平成25年4月5日号>

【1月度FC生産実績】
全品種が前年比で生産増
輸入コンテナは横ばいで推移
コンテナ価格は値上げの方向

粉粒大型輸送包装容器の代表格であるフレキシブルコンテナバッグ本年1月度の国内生産、輸入実績がまとまった。

除染用特需も続き、全体的には各品種とも前年比増であった。
ランニングタイプの生産高は3万5627袋、前年比159%、クロス製品は24万2041袋で同101%、
輸入は438万袋余で同100%であった。

<特種東海製紙> 
組織変更と人事異動発表
購買機能を各事業グループに

段ボール原紙、クラフト紙、特殊紙メーカーの特種東海製紙は、4月1日付けで組織改正と人事異動を発令した。
本社調達室を廃止し、購買機能を産業素材、特殊素材の各事業部に移管、これに伴う人事異動である。

【周和産業資材】
ドイツ権威者と業務提携
さらなる品揃えとグローバル化
「インターサックHD」を設立

フラットヤーンを素材とするクロスコンテナバッグ(当初はワンウエイコンテナバッグと称した)のパイオニア,韓国の周和産業資材が、
ベトナム・ハノイ市近郊に新工場を建設、同時に今後のグローバル戦略加速を目指してドイツの権威者と提携、
「インターサックHD」を設立、本格的な市場拡大へスタートした。
周輪産業は日本でもお馴染みの企業であり、今回の戦略は高機能、高付加価値製品の市場拡大を図るものである。

【全紙工創立50周年】
インド文具・紙製品業界
視察研修セミナーを開催
記念行事11月実施で参加者募集中

全日本紙製品工業組合では平成26年12月に工組創立50周年を迎えるに当たり、これを記念して「記念式典」を挙行する。
その第一弾が本年11月に開催の「インド文具・紙製品業界視察研修セミナー」である。
11月3日より5泊7日のインド視察である。全国の各工組会員に参加を呼び掛けている。

<竹尾> 
新製品「黒気包紙」を発表
常識への挑戦で包装市場拡大へ
「造る箱」展で新素材機能PR

方容器分野に積極的に進出している樺|尾が、日清紡ペーパープロダクツと工藤青石ペーパーディレクターと共同で
「黒気包紙」を開発・発表と併せて包装箱の展示会を開催した。
「造る箱」展は4月16日までオープンしている。

<連載134>  コーヒーブレーク
カレーランチの予感

【太陽工業株式会社】
三角水のう「デルタチューブ」
「消防防災製品等の推奨」を取得

フレキシブルコンテナバッグ、幕構造物の世界トップメーカーである太陽工業が
消防防災製品との推奨を取得した三角水のう「デルタチューブ」を発表した。
今回の新製品は、従来の水防工法絵採用される「土のう」に比べて、
折り畳み式、軽量、少人数で収納、移動、迅速な設置ができるのが特徴。
防災製品としても脚光を浴びている。

<JPI>
第46回包装基礎コース開講
5月の全5日間で全分野の実践講座

公益社団法人日本包装技術協会(JPI)は5月の全5日間で、表題のコースを開講する。
第46回目であり、JPIの人材教育の一環として高く評価されている。
社員教育、管理職の体系付け等に最適の講座である。
また4月18日、19日の2日間にわたって「第19回包装新人研修コース〜包装にこれから携わる人の入門講座」も開講する。

<話題> じゃんじゃん破ってくれ!

<小窓> 製袋業界の事業環境変化は?


<平成25年3月25日号>

【クラフト紙袋需要予測】
前年比99.0%の12億袋弱に
合樹、化学薬品部門が低調
工組事務局で調査集計結果発表

全国クラフト紙袋工業組合事務局では関係者からのヒヤリングをもとに
平成25年度の「重包装クラフト紙袋需要見通し」を策定し発表した。

それによると、合計では前年対比99%の11億9600万袋としている。
自動車、家電等輸出産業は円安が奏功し、景気回復感もあるが、内需型のクラフト紙袋業界は、
原料が輸入となっており円安はマイナス材料、原紙価格の値上げさえ懸念されている情勢であり、
また円安も国内景気回復までには至っていないため、やはり本年の紙袋需要は伸びないと考えざるを得ないようだ。
ポリ袋、コンテナバッグ等粉粒体包装資材は需要低迷が続き、原燃料アップに悩まされる1年になることも懸念されている。

気泡紙と黒気泡紙
新製品「造る箱」発表

樺|尾はグラフィックデザイナー、日清紡ペーパープロダクツと共同で気泡紙のラインナップを拡げ、
それの包装デザインの展示会を開催する。

任人事異動
=昭和パックス=

市場占有率を重視し積極性
トップ分野の真摯さを維持
日本マタイ・藤田真夫社長語る

4月1日より、ポリ重袋、コンテナバッグ、ラミネート製品の値上げを打ち出した。
原料価格高騰への対応として製品価格への転嫁である。
レンゴーグループの傘下企業となって3年、日本マタイの体質は一段と強化された。
同時に事業展開にあたっての積極性も表面化している。
同社の藤田社長にインタビュー、ポリ重袋、コンテナバッグの両部門では業界トップメーカーとしての自負心を持ち、
リーダーカンパニーとしての責務を果たそうとしている。
藤田社長の決意のほどを聞いてみた。

<JPI>
5月末締めで出品募集中
日本パッケージングコンテスト

公益社団法人日本包装技術協会では日本パッケージングコンテストを開催するが、現在作品応募を行っている。
今号で改めて、出品条件、募集作品の範囲など、詳細に紹介することにした。
GPマーク取得のメリットは大きい。多くの応募を期待している。

【2013モバックショウ】
「3つのM」の総合専門展
インテックス大阪で開催す

日本製パン製菓機械工業会主催による「第23回国際製パン製菓関連産業展」が去る3月6日より
パンとお菓子の未来地図≠テーマにインテックス大阪にて開催された。
マシーン、マテリアル、マーケットの3つのM≠網羅した専門展であり、
海外からの来場者も多く、大阪会場は国際色豊かに盛況裡に終了した。
包装関連企業数社のブースをピックアップしてみた。

【東京ギフト・ショー秋】
アクティブなスタイル提供
9月4日(水)〜6日(金)の3日間
ビッグサイト「グルメ」同時開催

潟rジネスガイド社主催による「第75回東京インターナショナル・ギフト・ショー春」が終了したが、
「第76回同秋」が来る9月4日に東京ビッグサイトで開催される。
回を重ねるごとに規模・内容ともに充実、さらにグローバルなものとなっており、来場者の多いのも特筆すべき点である。
同時に、ギフト商品に欠かせないのが包装デザインの新鮮さである。包装関連企業の出展、視察も年々多くなっている。

時田進午氏「お別れの会」
品川プリンスで4月11日(木)に
()ナショナルマリンプラスチック

日本フレキシブルコンテナ工業会生みの親とも言われる潟iショナルマリンプラスチック創業者の時田進午取締役会長の市況に伴い、
同社では社葬を兼ねての「お別れの会」を4月11日に行う。
企業の健全化だけでなく、「業界あっての企業」の考え方で工業会を育てた故人の遺志は、今後も活かされて行くことになろう。

小窓> 日マが4月より樹脂製品値上げ
日本マタイ鰍ェ4月出荷分よりポリ重包装袋キロ当たり30円以上、フレキシブルコンテナ10%以上、
各種ラミネート製品5%以上の値上げを発表した。その背景を考えてみる。





<平成25年3月5・15日合併号>

【紙袋業界景況感】
重袋のDIは改善されず
角底は対照的に生産収益向上
アベノミクスで景気回復期待

全国クラフト紙袋工業組合、日本角底製袋工業組合の両工組は恒例の景況感アンケート調査を行い、

当期(平成24年10〜12月)、次期(平成25年1〜3月)の見通しについてまとめて発表した。
それによると産業資材対象の重包装クラフト紙業界の景気は厳しい結果と見通し、
角底紙袋業界はアベノミクスを期待して景気回復基調を表した。
少子高齢化の国内事情が、円安、株高のインフレ志向とどう絡んでくるかも
今後の両紙袋業界の景気に影響しそうだ。

【昭和パックス】
出荷数量減響き減益に
第3四半期連結決算を発表

製袋業界のトップメーカーである昭和パックスの第3四半期連結決算短信が発表されたが、
需要のシュリンクが響き減収減益を余儀なくされている。
しかし、通期では売上高190億円ほか利益面も当初の予測を変更していない。

【特種東海製紙】
減収ながら大幅増益
第3四半期連結決算を発表

段ボール原紙、クラフト紙、特殊紙等の堅実経営で知られる中堅メーカー、特種東海製紙の第3四半期連結決算が発表された。
国内景気の低迷を反映して売上高は574億円と前年比微減であったのに対し、
利益面は営業、経常、純利益とも前年比大幅増を記録した。
子会社持ち分法適用関連会社としたこと、新製品の奏功が利益増の主因となった。


鈴木糊工業社長
鈴木英夫氏が急逝

製袋用接着剤メーカーの鈴木糊工業梶i本社=守口市)社長の鈴木英夫氏が2月24日肺炎のため急逝した。
鈴木社長は家庭用糊の製造販売から起業、昭和40年より工業用糊製造販売に転換、
社長の真面目さと研究熱心さで、重包装用クラフト紙袋、
角底紙袋の製袋専門として脚光を浴び、シェアを拡大していった。
常に現場主義で、現在の工場内ライン化も考案、製袋工場の生産合理化に功績をあげた。

<連載133> コーヒーブレーク
高年齢者雇用安定法の改正

JPI 
PACK SHOW 2013
「包装材料・容器展2013」
「暮らしの包装商品展」同時開催

公益社団法人日本包装技術協会主催による表記展示会が同時開催となった。
安倍新政権による積極的な景気浮揚策、経済成長戦略が期待されている中で、
各産業界の包装分野もプラス成長へと転換され、これが今回の両展示会に反映されると期待されている。
包装産業界を代表する一大イベントで、供給、消費両サイドが交流する場ともなる他の展示会には無い特長を持つ展示会である。

東京営業所移転
旭光製絲株式会社

【太陽工業株式会社】
W杯ブラジルの競技施設
現地グループ会社が受注

大型膜構造建築物の世界的企業となっている太陽工業鰍ェ、
サッカーW杯ブラジル競技施設の3施設建設を受注した。
2002年の日韓W杯から4大会連続の受注である。
酸化チタン光触媒膜材を使用し、直径300mの巨大ドーナツ状スタジアムである。

「プラテックス大阪」
好調な出展状況で開幕期待
5月末に6年ぶり大阪開催

日本プラスチック機械工業会、日本合成樹脂技術協会共催によるプラスチック専門展示会の案内である。
成形各種機械、二次加工機械、製品、半製品、リサイクル等樹脂事業に関する総合展示会であり、
関西地区では6年ぶりだけに待望の開催となる。

<JPI>
第15回包装情報ステーション
パッケージデザインの重要性
「商品は見た目がすべてを語る」

公益社団法人日本包装技術協会の包装情報ステーション商会である。
講師はグラフィックデザイナーの阿部岳氏。
3月25日にJPI会議室で開催。参加費はJPI会員が5,250円、一般が10,500円である。定員は50名。

故・森田英一氏偲ぶ会

<小窓>団体トップの難しさ



<平成25年2月25日号>

【平成24年度FC生産実績】
ランニングは数量アップ
クロス・輸入ともにダウン
石化業界の低迷が痛手

フレキシブルコンテナバッグ平成24年の国内生産及び輸入実績が発表された。
日本特有のランニングタイプである樹脂製、ゴム製コンテナは合計38万袋余で前年比増であった。

除染用と化学工業品向けがその原因である。
一方、クロス製品国内生産は317万袋、前年比89%となり、石化業界の低迷、輸入品の影響で大幅減となった。
輸入クロス製品は伸びにやや陰りが見えてきた。前年比99%で近年にない減少となった。

<小窓続き>
トレーサビリティ

【包装アカデミー】
包装専門家の育成で権威
JPI 3月1日〜5月17日の募集

公益社団法人日本包装技術協会(JPI)主催で、包装の専門家を育てる我が国最高レベルの講座が開講する。
輸送包装、包装材料、食品包装、医薬品包装の4つのコースで受講生を募集中。
受講生は合格認証授与されると、包装専士の称号が与えられ、包装産業界における活動でいろいろな特典が与えられる。

<JPI>
第37回木下賞
候補推薦を募集中

またJPIは現在平成25年度の木下賞候補推薦を募集中である。5月総会のJPI通常総会で表彰される。
研究開発部門、改善合理化部門、新規創出部門及び包装技術賞について審査・入賞者を決める。

【IFAI国際産業ファブリック協会ジャパン】
多彩な内容のフォーラム
2013年IFAI賀詞交歓会を開催

フォーラムは「EVA新型素材とその製品」「アウトドアファブリックUV PROコレクション=v
「完全防炎ファブリックFRIONEコレクション=v「ファブリックとサウンドが融合した新しいデザイン。
これが宣集楽<Tウンドサイネージ」についての講演であった。

<話題> フレキシブルコンテナの昨年の状況と本年の予測
コンテナ工業会では本年生産見通しも行っている。アベノミクスへの期待、
復興需要のスピードアップ、アメリカの景気回復が好条件としながら、
中国との外交問題は依然注目材料としている。
またアウトサイダー品、輸入品との競争も懸念材料としている。

【ベルグリーンワイズ】 
「ギフト・ショー春」に初出展
青果物向け鮮度保持機能袋好調
本年は前年比倍増の売上目指す

青果物等の鮮度保持袋製造販売で著名のベルグリーンワイズ社が先に東京ビッグサイトで開催された
「第75回東京インターナショナルギフトショー春2013」に製品及び包装事例を出品した。
家庭用と販促用の青果物鮮度保持機能袋「オーラパック」は、
近年のギフト商品の変革を反映してブースには多数の来場者があり担当者は対応に追われた。

<来場者19万人超す>
第75回東京ギフト・ショー

各種包装試験を開始
=ティ・エス・ケイ=

クラフト製袋事業から発足したティ・エス・ケイ社(本社=富山市)も、近年は業容拡大で企業の健全化を図っている。
従来のクラフト紙袋にはじまり、コンテナバッグ、段ボール、その他物流機器システム等を扱っているが、
今回新たに各種包装試験機器を完備し、振動試験、落下試験等の試験業務を行うことを発表した。

<目・耳・口> アベノミクスに期待?

<小窓> トレーサビリティ



<平成25年2月15日号>

【日本PE製品連】
「微を見て以って萌を知る」
プラ製品は産業界へ貢献
賀詞交歓会で藤森会長強調

日本ポチエチレンラミネート製品工業会、日本ポリエチレン重包装袋工業会、日本ポリエチレンブロー製品工業会
及び日本フラットヤーン工業組合で組織する日本ポリエチレン製品工業連合会(藤森明彦会長)の賀詞交歓会をレポートする。

藤森会長は「微を見て以て萌を知る」の韓非子の一節を引用し、ポリ製品加工業界の健全化・発展を図りたいと強調した。
また来賓の経済産業省製造産業局化学課の永田令子課長補佐は
「業界の皆さんから忌憚ないご意見をお聞かせ頂き、行政を進めたい。
補正予算を有意義に使い、ポリ加工業界の安定発展を図って頂きたい」と要望した。

<話題> 「膜は進化する
膜構造の世界的企業である太陽工業鰍ェ昨年「膜天井」を開発した。
地震大国と言われる日本にあって、今後の大型建築物の設計施工の革新を呼ぶかもしれない。
また除染用シートなど、同社の幕構造物は著しい進化をみせている。

【日本製紙連合会】
本年紙・板紙内需は1.5%減
包装用紙関連は3%の減少予測

日本製紙連合会の2013年日本の内需見通しを紹介する。
円安、株高等の国内景気の回復が期待されるものの、アジア諸国の紙京能力も拡大しており
国内製紙にとっては厳しさが続くと予想している。
非塗工紙に次いで包装用紙の内需は3%減と予想している。
大手輸出産業の景気回復とデフレ基調が続くとみられている国内市場にあって、包装関連の需要の厳しさは本年も解消されそうにない。

<連載132> コーヒーブレーク       
国際観光民宿「富士箱根ゲストハウス」の話

【関西POF協会】
原材料などの高騰に適正対応を
平成25年の年始会を開催

関西地区のポリオレフィンフィルムメーカーで結成されている関西POF協会(藤野健治会長)の年始会をリポートする。
年始会の第1部は「中小企業のための海外展開」をテーマにした講演会、第2部が新年パーティで藤野会長は、
原燃料高騰の兆しが見え始め、我々はこれに適正に対応しなくてはなりません」と挨拶した。

近藤恭弘氏が個展
=ニューロング会長=
個性を貫く経営者の日本画

製袋機、印刷機、充填包装機器などの総合メーカーであるニューロング鰍ヘ、
近藤恭弘代表取締役会長の個性も反映し健全企業として評価されている。
その近藤会長は米寿を過ぎたのを機に、40年余にわたって続けている日本画の個展を2月2、3日、浅草のビューホテルで開催した。
会社、個人、賢夫人の関係者多数が集まり、会場は絵の話以上に懇親の場となり、和やかな2日間を過ごした。

【HCJ2013】
フード産業等の専門展示会
団塊世代に焦点の異色の内容
JMAほか関連9団体が主催

日本能率協会(山口範雄会長)他9団体共催による宿泊・フードサービス産業向け専門展示会
「HCJ2013」が2月19日(火)〜22日(金)東京ビッグサイトで開催される。
一般650社が出展する。「アクティブシニア」「ハイエンド」がキーワード。展示会の概要を紹介する。

<小窓> 需要予測をどう解釈すべきか



<平成25年2月5日号>

【2012年の紙袋出荷】
重包装袋は前年比97.8%
角底紙袋は101.6%に
本年は安倍政権成長戦略に期待

全国クラフト紙袋工業組合、日本角底製袋工業組合両工組では
恒例の平成24年1〜12月暦年の生産、販売(出荷)実績を集計し発表した。

産業包装用のクラフト紙袋は東日本の大震災や福島原発事故処の復旧復興需要が期待されたが、
一部セメント包装用などの分野にその傾向がみられたものの、やはり需要減少に歯止めはかからず前年比減となった。
角底紙袋はデフレ状況化にもかかわらず、年末の安倍政権の誕生も好材料となり、前年比わずかながらも増加を示した。

【加工企業のエコプロダクツ参加】
王子HDなど大手に負けず
山陽製紙等積極的な環境対応
印刷業界もGP認定制度PR

東京ビッグサイトを会場とする各種展示会の中で、来場者数が最も多いとされているのが年末開催の「エコプロダクツ2012」でくある。
14年連続で開催されており、小中学生の勉強の機会ともなっている。
そのため地球温暖化防止に関する関心年齢層も大きく広がり、
世界のリーダーとして日本が取り組む地球温暖化防止策が奏功することが期待されている。
王子ホールディングスはじめ大手製紙、また中小加工企業のその対策の事例の一端を紹介する。(2012年12月15日終了)

「ラプロテックスTM」の販売開始
放射線低減効果に最適な膜材料
太陽工業と平岡職染が共同開発

フレキシブルコンテナバッグの世界的トップ企業・太陽工業と、テント・シートメーカーの平岡織染が共同県境で、
放射線低減膜材料「ラプロテックスTM」の開発に成功し本格的な販売に入っている。
人体に有害な放射線の通貨を低減させる新素材である。
低コスト、柔軟性・加工性に優れている特性を持っている。
除染用バッグ内袋、野積みシート、一時保管庫など多彩な用途がある。

<連載131> コーヒーブレーク
「中央防波堤埋立地」争奪戦

JPI 
日本主導で環境配慮型包装
国際規格(ISO)立ち上がる

公益社団法人日本包装技術協会(JPI)では、日本(JISC/JPI)主導で立ち上げた環境配慮包装の国際規格が発行された。
また本号では、二月下旬から3月に開催される各種セミナーを紹介する。
包装材料、包装情報ステーション、パッケージイノベーションセミナー、
サステナブル社会を支える包装革命シンポジウム、段ボール包装設計等がテーマである。

<小窓> 過去5か年紙袋出荷実績比較表

<平成25年1月25日号>

【クラフト6団体】
巳年≠ヘ包装成長の年
新興国の成長が大きな支えに
坂本経産相課長も力強い挨拶

製紙、製袋、ラミ加工、流通等の包装用クラフト紙関連6団体共催による新年互礼会の内容をレポートする。
製紙代表の田野クラフト紙委員長(王子マテリア副社長)は、
『国内包装用紙の成長は期待薄、アジアの新興諸国への進出が今後の対応策、

その力のない企業は国内にあって真剣に生き残り策を考えなければならない』と挨拶した。
また来賓代表の坂本経産省紙業服飾品課課長は『蛇年は飛躍の年、官民一体となって成長戦略を実行しましょう』と訴えた。

<年頭所感>
持続可能な社会の実現に貢献するロジスティクス
公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会
会長 西田厚聰

【包装界合同新年会】
JPIは創立50周年の節目
巳年は包装産業界成長の年
11団体主催で巳年を祝う盛り上り

公益社団法人日本包装技術協会関連の11団体共催による合同新年会が盛況に開催された。
JPIは本年創立50周年を迎える。池田JPI会長は『持続可能な社会実現に貢献したい。
本年は創立50周年を迎える記念すべき年、それの巳年を重ね合わせ包装産業界の飛躍を図りたい』と挨拶した。
来賓代表の坂本経産相課長は『今年は巳年、新政権により必ず経済成長の実現を図るよう努力したい』と決意を述べた。

<JPI> 受講生を募集
平成25年度包装アカデミー

【11月度FC生産実績】
樹脂製コンテナは生産増
クロスは弱含みで推移
除染用の生産増が続く

フレキシブルコンテナバッグの生産動向速報である。依然として、除染用の需要は堅調で生産は伸びている。
しかし、輸入の横ばいなどクロス製品は伸び悩み、
大型輸送容器の主役であるコンテナバッグも、現状の景気状況下では需要のピーク感もある。
今年以降の公共投資を始めとする官民の設備投資上昇がコンテナ需要増の期待材料となろう。

樽谷包装産業株式会社
本社・パレット部門移転

【太陽工業株式会社】
『デジタルナノチューブ』の販売開始
越水・浸水対策の水防ツール

フレキシブルコンテナバッグ、幕構造物のトップ企業である太陽工業が、
自治体・企業向けの新商品として越水・浸水対策用品として「デジタルナノチューブ」の販売を開始した。
従来の土嚢は使用後廃棄が主流であったが、デジタルナノチューブは移動、再利用が容易である点が大きな特長である。
また10年前後の使用が可能で経済的なことも特徴となっている。

<小窓> 脱皮は自助努力

<平成25年1月5・15日合併号>

【10月度FC生産実績】
除染用コンテナが続伸
樹脂製コンテナも生産増
輸入コンテナは前月比増

平成24年10月度のフレキシブルコンテナバッグ国内生産高、輸入高についてのまとめが発表された。
日本FC工業会集計によるもので、国内では除染用コンテナの国内生産・輸入品の販売が続伸している。

国内のランニングタイプも好調で前年同月比207%と倍増している。
国内のクロス製品は輸入品に圧倒されて前年同月比マイナスであった。
輸入数量は、10月の単月度では前年同月比116%であったが、10月までの累計は98%にとどまっている。
国内コンテナ需要もピークを迎えたことを示唆しているようだ。

【角底製袋業界】
王子アドバ着々と能力増強
ダイワパックの角底事業継承

クラフト紙はじめ包装用紙ではトップメーカーの王子ホールディングスグループであり、
重軽製袋業界の構造改善の兆しはまず王子グループを軸とした動きが表面化している。
中でも角底製袋事業では王子アドバ鰍ェ積極的な供給能力強化を図っている点が注目されている。
平成25年の重軽製袋業界の変革と原紙メーカーの関係がさらに注目されることになりそうだ。

独自の塩ビ製品市場確立
=ナショナルマリンプラスチック=
JIS取得の技術力生かす

塩ビ製フレキシブルコンテナバッグメーカーとして著名な潟iショナルマリンプラスチック福島工場が改正JISを取得、
体質強化によって一段と存在価値を高めている。
同社の時田周明社長は工業会の会長でもあり、業界のリーダーとして
軸のぶれない♀驪ニ経営と団体運営が高く評価されている。
歴史に胡坐をかかず、常に新技術新製品の上市で新市場を開発している経営姿勢について、改めていろいろと聞いてみた。
そのインタビユーの要旨と新製品を紹介する。

<新春トップインタビュー>
次世代育成と社員教育
中小企業の特色と存在価値発揮
樽谷清孝社長に経営方針を聞く

樽谷包装産業鰍ヘ紙袋、段ボール、パレット、紙管などを製造販売する工業用包装・物流資材の総合メーカーである。
中国にはすでにGDPで追い越されたようにアジア各国の経済発展に日本の先進国としての誇りと地位を
いかに守るかは,日本の政治・経済界の大きな課題である。
中小企業の体質改善もかだいだ。そこで関西の老舗、樽谷包装産業社長に経営姿勢の一端を聞いた。 

【株式会社共立物流システム】
常にコストダウンを提案
本年は積極的に営業展開
企業収益は順調に推移す

液体用コンテナのパイオニアである葛、立物流システムの神吉社長に、久しぶりに紙上に登場頂き、
今までの成長路線を歩んできた経営の本質について聞いてみた。
供給・需要の両者のメリットを常に考えた生産供給姿勢が基本である。
コストダウン、レンタルシステム等厳しい環境下での難問解決こそ需給両者の健全経営・発展に結び付くことを強調した。

森田紙業椛n業者
森田英一会長が永眠

米麦用クラフト紙袋を主力としたクラフト紙の裁落、不良品、秋袋などを原料とした独自の再生古紙パル原料を開発、
製紙業界より高く評価された森田紙業鰍フ創業者である森田英一氏が永眠された。
森田式六角粉砕機を開発するなど、同社製品はバージンパルプにも匹敵するようなパルプ原料を提供し、
また、地球環境保全の先駆者としてクリーンジャパンセンターより表彰されたように、製紙、製袋両業界に遺した功績は大きい。
4月上旬立川市において「お別れの会」が開催される。

<小窓> グリーン経済



<平成25年1月1日号>

【新春特別座談会】
団体存在価値の共通認識図る
活動方針見直しレベルアップ
=全国クラフト紙袋工業組合=
三役のリーダー責務について語る


昨年の経済動向は一時持ち直したかにみえたが、急激な円高、欧州債務危機の長期化、
日中関係の悪化等により、今年も予断を許さない状況が見込まれている。
GDP世界1、2位のアメリカのオバマ大統領、中国の習近平総書記の新指導体制が決まり、

世界の国々が経済の安定成長策へと舵を切ることになった。
当然、日本も政局に終止符が打たれ、経済大国の名を維持しつつ国内景気の回復そして成長を期待したいが、
一段とグローバル化してきた産業界の中で、中小加工企業である製袋業界は新時代到来にどう対応するか、難しい局面を迎えている。
クラフト紙袋業界は依然微減が続く厳しい需要環境下にある。
本紙では恒例の業界唯一の団体・全国クラフト紙袋工業組合正副理事長及び専務理事の三役にお集まり頂き、新春特別座談会を開催した。
業界環境の激変は、団体運営の在り方に新たな課題を提起してきている。
製袋業界の安定化、健全化のための団体活動について忌憚ない意見を語って頂いた。

=出席者=
理事長   
 河野弘征
副理事長  
 白石忠信、星野凖一、二宮尊志、佐藤公夫、光野 卓
専務理事  芳賀 博

団体代表者年頭所感(敬称略・順不同)

創立50周年を迎え
持続可能な社会の形成に貢献するより
高度な包装技術の開発が大きな命題
公益社団法人 日本包装技術協会
会長 池田弘一


平成25年 年頭所感
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本製紙連合会
クラフト紙委員長 田野弘一

全国米麦紙袋協会
会長 佐藤公夫

全国グラビア協同組合連合会会長
関東グラビア協同組合理事長
田口 薫

日本フレキシブルコンテナ工業会
会長 時田周明

全国クラフト紙袋工業組合
理事長  河野弘征

日本角底製袋工業組合
理事長 中尾吉計
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

数量増減に一喜一憂せず
価値創造の啓発にさらなる努力
日本ポリエチレン重包装袋工業会
会長 児玉憲治

『結』の年にしよう
一般社団法人日本包装機械工業会
会長 生田芳規

平成25年 年頭所感
一般社団法人日本食品機械工業会
会長 尾上 昇

日本製パン製菓機械工業会
理事長 田中利幸

団体代表者年頭所感(敬称略・順不同)

藤田真夫  鯨岡 亘  田中義治  櫻井義昭  時田周明  永田哲雄
稲垣友彦  樽谷清孝  能村光太郎 河野与四郎 鈴木英夫  杉藤賢治


【新春特別座談会】
明るい団体活動へと邁進
法令遵守は業界の憲法
=日本角底製袋工業組合=
業界の問題提起と三役の決意


我が国の角底製袋業界唯一の団体、日本角底製袋工業組合(中尾吉計理事長)の前身は、
1969年(昭和44年)に発足した「日本角底製袋工業会」である。
25社が加盟し、その後会員は40社を超えた。しかし今日、加盟企業数は14社でアウトサイダーと拮抗する状況であり、
加えて中国品を主に輸入袋も仲間入りしている状況は、レジ袋(ポリ袋)に代替された時以来の変革期に直面している。
中低圧レジ袋(高密度ポリエチレン袋)が登場し、
コストパフォーマンスが最大要因となって主に既製品・別注品袋市場があっという間にポリ袋に代替された。
当時は40数社の加盟で年間最大150億袋を生産供給していた角底紙袋は一気に半減し、その後減少の一途を辿った。
しかし、減少歯止めに大きな役目を担ったのが紙製の手提げ角底紙袋の普及であった。
原材料市況、ユーザーの構造変化、グローバル化進展等、
角底紙袋の商流変化にどう対応するかが各企業にとって生き残り策、経営健全・発展のための課題となっている。
本紙では恒例の日本角底製袋工業組合正副理事長及び専務理事にお集まり頂き新春座談会を開催した。

=出席者=
理事長  
 中尾吉計
副理事長 
 福田吉弘 岡崎昌三、前嶋美和、畑迫信二(紙上参加)
 齊藤了介、(紙上参加)、専務理事 永井康夫(事務局)

<小窓> ご挨拶


【6月度FC生産実績】
全品種ともに弱含み
輸入コンテナは大幅増
除染用コンテナは増加

大型輸送容器の主役であるフレキシブルコンテナバッグは、昨年の東日本大震災を契機に防災用、
汚染物処理用としての需要が拡大、従来の需要分野の低迷をカバーしているが、新規分野も量

的には従来品の減少をカバーするまでに至っていない。石化業界の構造変革、物流激変が国内品の需要激減に結び付いており、
これの回復が期待できるかどうか懸念されている。

【特種東海製紙】
リチウム電池向け絶縁体
明年早々にテストマシン導入

特殊紙、段ボール原紙、クラフト紙などの総合メーカーである特種東海製紙鰍ヘ、
福島原発事故に端を発する電力業界の先行きの変貌、ユーザーの電力確保と節電対策等の動きに対応し、
リチウムイオン二次電池をターゲットにした電池セパレータ―の試験生産段階に入ったことを発表した。
10億円の設備投資でテストマシンを2013年初めに導入、同年末から試験生産する方針である。
また同社では第1四半期の連結業績についても発表した。
売上高減、営業及び経常利益は増、しかし四半期純利益は前年同期比約70%減となっている。

【全国封筒年次大会】
「郵便事業の今後」を聴講
製紙・副資材・製袋・流通・機械
関連業界一体感高め業界健全化へ

本年6月末に開催された第19回日本封筒協会全国封筒年次大会の概要を報告する。
全国の封筒メーカーはじめ、製紙、流通、副資材、機械メーカーなど封筒業界に関する全業種が一堂に会する年1度の大会である。
当日は日本郵便営業本部の郵便事業部長による「郵便事業の現状と動向」についての講演もあり、意義深い大会となった。

連載127 コーヒーブレーク
梅ちゃん先生の街・蒲田(その2)

【東京パック2012】
来月2日開幕の日近づく
前回より規模・内容ともに充実

公益社団法人日本包装技術協会主催による東京パック2012の記者発表会があった。
降矢実行委員長(凸版印刷専務)、津田副実行委員長(タカラ社長)両氏のほか主催者側幹部も出席、本年度展示会の概要について発表した。
また世界レベルの包装専門展示会に相応しい来場者の動員を積極的に行うことも発表した。
東京パックの概要、併催行事等については本紙次号にて発表予定である。

【新興マタイ】
杉山広社長体制
臨時総会で新役員選任

社長に杉村尚裕氏が就任
テクノハリマの役員人事

<話題> 本年前半の動向は

出品申込みは順調 
2013モバックショウ
出展希望者既に待ち状態

<小窓> 『JPリポート』につい