平成24年度過去記事アーカイブ             


<平成24年12月15・25日合併号>

関東グラビア協同組合】
環境対応は新たなステージ
地球温暖化防止実行委員会セミナー
田口次期委員長「行動評価」を強調

関東グラビア協同組合を事務局とする第7回地球温暖化防止実行委員会セミナーが開催された。
11項目をテーマとして、「独禁法の解釈」からはじまり、温暖化防止策としての新しい印刷技術と方法など、

現在の同業界の課題を集めたセミナーだけに、定員300名をはるかに超す全国より500名近い受講者が集まった。
今回の田口薫副実行委員長は次回から実行委員長となり新たな重要課題を取り上げる決意を述べた。

日本PE重包装袋工業会】
団体の業界求心力強化策
法令遵守を最優先し活動
関東支部で本年度通常総会開催

日本ポリエチレン重包装袋工業会関東支部ではこのほど本年度通常総会を開催した。
事業報告、次期事業計画は本部総会での決議を採用するため事務局からの報告を決議した。
関東支部は全国の中心的存在であり、その認識で出席活発な議論を行い者、また総会後の懇親会も有意義なものとした。

<連載130> コーヒーブレーク
さよなら 三原橋地下街

【フクナガエンジニアリング】
製品・販売の改革を推進
専門分野を絞り込む戦略を

フレキシブルコンテナバッグの企画・販売会社であるフクナガエンジニアリング社では、
厳しい業界環境を乗り切るべく業務改革を打ち出した。
その一環が専門分野の絞込み戦略である。
同社の野村ソフトバッグ事業部長に、経営戦略の一端を聞いた。

【株式会社テクノハリマ】
W型エアー洗浄機を上市
洗浄と点検が同時に可能

コンテナバッグのエアー洗浄機メーカーであるテクノハリマ社が、新製品「HKC−W1」を開発した。
洗浄と点検が同時に行えるシステムを紹介する。

<2013モバックショウ> 
新規出展35社のブース注目
来年3月インテックス大阪で開催
包装関連機器システムが多数出展

日本製パン製菓機械工業会(田中利幸理事長)では2013年3月6日(木)〜9日(金)の4日間、
「パンとお菓子の未来地図」をテーマに、MOBACSHOW2013をインテックス大阪で開催する。
3つのM(マシナリー、マテリアルズ、マーケティンング)がキーワード。
田中理事長出席の下、実行委員会で行った記者会見より、その概要を紹介する。

<小窓> 「包装」に携わる自負心を



<平成24年12月5日号>

<10月の紙袋需給>
重包装袋は依然減少続く
角底紙袋は生販ともに増
産業用と個人消費用の特性反映

恒例の紙袋月次報告である、全国クラフト紙袋工業組合、
日本角底製袋工業組合両工組集計による10月度及び本年1月からの累計は依然として対照的な傾向が続いている。

産業用資材は需要筋の海外シフトが加速し、一方、個人商品はデフレながら食品等必需品の流通は大きな変化がない。
これを反映するクラフト紙袋、角底紙袋の動向である。

<特種東海製紙>
減収ながら経常大幅の増
第2四半期の連結業績発表

ファンシーペーパーなどの特殊紙だけでなく、ファンボール原紙、
クラフト紙などの産業用紙分野でも著名な特種東海製紙の第2四半期の連結業績が発表された。
紙パルプ業界全般が低迷期にあるが、同社も例外なく売り上げは減少したが、合理化、新商品販売努力等で経常利益は大幅増を記録した。
中堅企業として、さらなる企業性の鮮明さを強化し業績向上を目指しており、通期の業績は年初の見通しに変化を持たせていない。

連載129  コーヒーブレーク
自動ブレーキの時代がやってくる

2013国際食品工業展
締切前に出展申し込み受付終了

来年6月11日〜14日の4日間、東京ビッグサイトで開催される
「FOOMA JAPAN2013」は、12月14日の出展申込み期限前に満小間となり、出展受付を終了した。
現在の国内景気、国際的な景気警戒感が漂う中で、スタート間もなく満小間となったことに、関係者は驚いている。

日本FC工業会
事務所を移転

【JPI】
東京パック2012報告
前回を上回る盛況裡で成功
多彩な企画で出会いを創出

本年10月2日〜5日、東京ビッグサイトで開催された「東京パック2012」について、主催者の日本包装技術協会では結果報告を行った。
多彩な企画が奏功したこと、国際的に既に確たるポジションにあることなど、
同展の著名度もあって、今年も大成功を収めたことを報告している。
また、来場者分析など、出展、来場両者にとっての参考データも発表されている。

<JPI>
第8回緩衝包装設計コース
平成25年1月24日に開講

輸送容器と緩衝包装、衝撃と振動の平易な力学、緩衝包装設計などのテーマについての講座開講の案内である。
包装・輸送業務関わる供給・需要両業界の幹部養成にうってつけの講座であり、人材育成の点でも聴講に値する。

東京支社移転と
千葉営業所統合
=シバタ工業=

話題 除染用コンテナ(続)

話題 膜天井

目・耳・口 来年以降も政治には期待薄?

<小窓> グローバル企業と国内企業は共存できるか
 

<平成24年11月25日号>

【9月度FC生産実績】
樹脂製は除染用が支え
輸入コンテナはやや低調
生産は産業界の動向反映

産業包装輸送容器の代表格であるフレキシブルコンテナバッグ9月度の国内生産、輸入状況がまとまった。
世界経済の低迷は新興国のアジア諸国にも反映し始め、

国内景気はもちろんのこと輸出入動向も懸念される状況下となりつつある。
フレキシブルコンテナの好調な市場は原発事故に対応した除染用が好調で、これが全体の支えとなっている程度である。
輸入面では日中間の緊張問題もあってか、やや不振の段階に入っている。

【昭和パックス】
第2四半期は減収減益
通期では当初予想変更せず

製袋業界のトップメーカー昭和パックスの第2四半期連結決算短信が発表された。
業界トップの企業競争力体質を持つ同社も、同機は前年比減収減益を余儀なくされている。
問題は、この事業環境がどこまで続くかであるが、同社では来年3月期、
平成24年度通期では年初の予測を変更しない方針を明らかとしている。

【ニューロング】
農産物市場にも積極的
アグロ・イノベーションに出展

製袋機械、印刷機、充填包装機などの従来の事業に加えて、近年は軽包装機械分野でも注力しているが、
今回開催された「アグロ・イノベーション2012」にも、農産物包装用の新製品を出展した。
野菜、青果等のイージ−な合理化機械は来場者を集めた。

<ベルグリーンワイズ>
青果物鮮度保持包装袋を出展
「アグロ・イノベーション 2012」
11月よりノベルティ商品として発売

青果物鮮度保持包装袋分野で着実に市場を拡大しているベルグリーワイズ社は、
今回開催された「アグロ・イノベーション1012」に新製品を出品した。

アグロ・イノベーション
異業種参入など新規出展

【株式会社インターアクション】
新商品「コロボックス」を展示
びわ湖環境ビジネスメッセに

フレキシブルコンテナバッグ及び環境関連資材メーカーとして異色の存在となって
関連業界より注目されているインターアクションは、
先に滋賀県琵琶湖で開催された環境ビジネス展に、
「リサイクル物流の効率化のサポート」をテーマに、コンテナ専用台車「コロボックス」と資源分別容器「リレーバッグ」を出展した。
この2製品を紹介する。

話題 汚染土壌用フレキシブルコンテナ

【JPI】
包装材料・容器商品展2013
暮らしの包装商品展2013
来年10月開催の出展者募集中

日本包装技術協会主催による「暮らしの包装商品展2013」が来年10月東京で開催されるが、
来年より同時開催として「包装材料・容器商品展2012」も加わることになった。
包装資材業界と消費者の一体感をさらに強化し、地球環境保全問題や3Rへの取り組みなど、
包装資材・容器の社会的存在価値をさらに高め、同時に需要拡大を図るJPI主催ならでは画期的な展示会とする方針である。

【エコプロダクツ2012】
12月13日〜15日に開催
東京ビッグサイト入場無料

今年で第19回目となるエコプロダクツ2012は、来月12日より3日間、入場無料で東京ビッグサイトでオープンする。
長期的な地球環境保全対策についての啓発の一つであり、
小中学生の学習の場としても定着しており、毎年来場者は20万人近くを記録する大展示会である。
紙・プラスチック素材はじめ、あらゆる素材を対象としたエコプロダクツは、
包装資材分野のウエイトも高く、包装関連企業も一見の価値ありだ。

目・耳・口  世界的不況懸念の影響は?

<小窓> 楠見製袋の王子グループ入り




<平成24年11月15日号>


【日本PE重包装袋工業会】
工業会存在価値の高揚活動
コンプライアンス遵守徹底
平成24年度通常総会で役員留任

肥料包装用を需要の柱とするポリエチレン重包装袋業界唯一の団体、
日本ポリエチレン重包装袋工業会(児玉憲治会長−日本マタイ褐レ問)の本年度通常総会が開催された。
国内景気の長期低迷、少子高齢化、農業環境の変化で、ポリ重袋需要の減少、
樹脂原料の価格高騰でコストアップの両面が主因となって各社工業会加盟各社は懸命の生き残りを図っている。
こうした状況下で、一方では一段と法令遵守が課題となっている中で、
今後の業界・企業の健全化について議論の通常総会であった。
また、同工業会の戸上専務が総会終了後、ポリエチレン加工業のレベルアップに関し、
明治大学の高橋教授と共同を行っている内容につい手の現状報告もあった。

【新興マタイ】
社長に谷津和孝氏が就任
鈴与グループ経営体制の新人事

鈴与グループ入りした新興マタイ鰍フ社長人事が発表された。
グル―プの新事業となって急拡大しているエネルギー事業(太陽光発電事業)によって
新興マタイに専任できなかった前社長に代わり、谷津新社長となったもの。
新興マタイは太陽光事業の拡大を進めるのと併せて包装物流資材にも従前以上に注力して方針である。

JPI創立50周年記念
「包装のある風景写真
コンテスト」作品募集中

公益社団法人日本包装技術協会では「包装のある風景写真コンテスト」を実施する。
アマチュアを対象に、日常生活の中での包装の活躍を捉えている風景写真は、
社会の容器包装に関する認識を一段と向上させることになるだろう。

<地球温暖化防止実行委員会主催>
環境対応は新たなステージ
11月27日第7回セミナー開催

「環境対応は新たなステージ〜水性化による衛生・作業環境改善チャレンジ」をテーマにしたセミナーである。
グラビヤ印刷業界の地球温暖化防止対策重視を反映する企画である。
セミナー会場は「すみだリバーサイドホール」

【JILS】
2011年度物流システム
機器生産出荷統計概要発表

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会と一般社団法人日本物流システム機器協会では、
2011年度の物流機器生産出荷実績をまとめ発表しその概要を掲載した。
同機器の2011年度総売上金額は前年比13.6%アップの3356億円余、件数も大幅増加している。
また海外の市場動向についてもまとめ発表している。

スポット
アジア全域へ
産業包装進出

【太陽工業株式会社】
「メンブレインガスホルダー」など
再生可能エネルギー市場へ
業績拡大に向けて販売を強化

フレキシブルコンテナバッグ、幕構造物では世界トップを誇る太陽工業梶i能村光太郎社長。
本社=大阪)プラント設備会社との連携を強化し、再生可能エネンルギー市場の拡大戦略を強化する。
バイオガス分野のメンブレインガスホルダー、メンブレインガスバッグ等のさらなる高品質化による市場戦略である。
売り上げ目標は5カ年計画で50億円としている。

<小窓> 経営の原点は人材=I

<平成24年11月5日号>

【9月の紙袋動向】
両業界景況感厳しさ続く
クラフト紙袋出荷依然微減
角底紙袋も正販ともに減少

全国クラフト紙袋工業組合、日本角底製袋工業組合両工組恒例の月次生産販売状況及び1月からの累計結果、
さらに今月は四半期ごとの両業界景況動向調査結果について発表があった。

重包装用クラフト紙袋業界は一部震災地復興用需要とみられる部門の前年比増はあったものの、
全体的には需要減少に歯止めがかかっていない。そのため景況感も悪く、今後に明るい材料は乏しいことを示唆している。
方、個人消費を反映する角底紙袋は需給面ではデフレの中で健闘している傾向もあるが、景況感は厳しい内容となっている。

クラフト工組主催
秋季講演会を開催
「経営体制の理想形?」

クラフト紙袋工組恒例の秋季講演会は、
富士通総研の経済研究主席研究員の柯隆氏を講師として招き、日中間の経済関係の行方など、
現在最も関心のあるテーマを取り上げた内容であったが解決策は見つかりそうもない、という感じを受けた。

【8月度FC生産実績】
合樹向けが大幅生産減
輸入はやや低調に推移
除染用の生産増が続く

大型輸送容器フレキシブルコンテナバッグの8月度国内生産実績及び輸入統計を掲載した。
国内の樹脂メーカーがアジアを中心に海外にシフトしているだけに国内の樹脂用需要は減少、
加えて国内産業界の低迷を反映して輸入品の需要も一服状況にある。
好調品目は相変わらず放射線除染用コンテナである。

24年度研修会開催
クラフト紙袋工組関西支部

恒例の関西支部研修会は、中国電力葛ハ島発電所の見学を行い、
電力業界の大きな課題となっている原子力発電を含む日本の電力事情の一端を勉強することができた。

【特種東海製紙】
「TT−除染シートSC」
原発事故起因の廃棄物処理用販売

<紙わざ大賞>
第22回入賞作品展
 =特種東海製紙=

<ペーパータオル用紙>
30億円の新設投資を
 =特種東海製紙=

特種東海製紙鰍フ10月におけるニュースをまとめてみた。
除染用シートのさらなる高品質化の実現による本格的発売、紙素材を活かした「アート」作品のコンテスト開催、
そしてトップシェアを誇るペーパータオル事業への大型投資、この3件を取り上げた。
段ボール原紙、クラフト紙、家庭用紙、そして業界トップクラスのファンシーペーパーを生産販売する
特種東海製紙の意欲的な発展策の一端を知ることができる10月の企画である。

<小窓> .改善策の結論が出ない?

<平成24年10月25日号>

【王子マテリア】
製袋・段ボール用素材事業
総合メーカー体制で新発足
幅広く包装用原紙と製品供給
安藤温社長の経営体制決まる

旧王子板紙鰍ヘ、本年10月1日より王子製紙鰍フ持株会社制への移行に伴い、
従来の段ボール原紙・特殊板紙製造販売事業に加え、王子製紙の白板紙販売及び包装用紙製造・販売事業を統合した。

同時に板紙製品のみならず幅広い総合包装素材を提供するメーカーとして発展を期し「王子マテリア梶vに社名を変更した。
社長に安藤温氏、副社長に田野弘一氏が就任以下、
経営スタッフを紹介する。王子マテリアの傘下に王子パックスパートナ−ズ鰍ルか包装関連企業が入り、
そのグループ企業として王子製袋、王子アドバの両社も名を連ねる。

『紙の博物館』
館長に花田心弘氏

【東京パック2012】
成熟さを反映する製袋分野
段ボール、樹脂製品主役否めず
注視された紙素材企業製品紹介

【紹介ブース企業】
@抜群の品揃え
=昭和パックス=
A「包装を料理に見立て」
=王子グループ=
B「木を化学すると、未来が広がる」
=日本製紙グループ=
C「竹紙」「間伐材配合紙」
=中越パルプ工業/中越パッケージ=
D日本マタイ製品注目の的に
除染用コンテナ・シート
=レンゴーグループ=
E画期的エアー緩衝材
=サンエー化研=
F中小型米穀包装袋
=JA全農=
G液体用コンテナで脚光
=共立物流システム=

社長に永田哲雄氏
=三和紙工=

<JPI> 
2012日本パッケージング
コンテストの表彰式10月2日
タルタニパックが日商会頭賞を受賞

公益社団法人日本包装技術協会(JPI)主催による2012日本パッケージングコンテスト入賞作品が
東京パック会場で、表彰式及び製品の展示会が行われた。
320件の申込み作品から13件のジャパンスター賞、37件の包装技術賞、66件の包装部門賞が展示され、
東京パック来場者も大きな関心を寄せ視察、盛況を極めた。

【コロボックス・インターアクション】
「分別回収ステーション」として
企業・団体にデモ機貸出実施中

フレキシブルコンテナバッグほか環境関連資材の製造販売で著名の大阪市に本社を置くインターアクションは、
リレーバッグホルダー「コロボックス」の新しい組合せ使用による新システムを開発、これの需要業界へのデモ機貸し出しを始めた。
ごみ分別ステーションとしても活躍しているシステムである。

<小窓> IMF・世銀総会から……

<平成24年10月5・15日合併号>

【8月の紙袋需給】
依然重包装袋は低調推移
角底紙袋は手提げが好調
しかし本格秋冬需要は期待薄

景気は相変わらずの低迷を続けている。

大手製造業とその下請け企業の海外へのシフトも続き、国内経済の空洞化が懸念されている。
このことは包装資材需要に反映しており、特に産業包装資材の需要低迷の長期化が不安となっている。
本年8月度のクラフト紙袋、角底紙袋の需給状況をみると、産業用、個人消費用の需要推移の特徴が表れている。

【紙袋普及研】
角底紙袋販促のキー
「色と印刷」セミナー開催

日本角底製袋工業組合紙袋普及研究会主催による恒例の講演会が開催された。
本年はサカタインクスの技術者を講師に迎え「色と印刷」をテーマに、2時間にわたって、
研修会とも言える内容の濃いものであった。

連載128 コーヒーブレーク
お好み焼きの研究

【特種東海製紙】
第22回紙わざ大賞入賞展
10月11日より東京銀座で開催

特種東海製紙では10月11日より4日間、銀座の「十字屋ホール」において、
ペーパーアートコンペティション「紙わざ大賞入賞展」を開催する。
紙素材の追求、紙の良さの啓蒙を目的に「紙わざ大賞」作品を全国より募り、これの決定作品を展示する。

【JPI】
新潟と静岡で包装研究会
11月に毎回好評の講演会開催

公益?日本包装技術協会では11月に新潟と静岡において「包装研究会」を開催する。
新潟では「バイオマスPETフィルムについて」がテーマ、
静岡は「インドの物流事情ビジネスチャンス」「ベトナムにおける段ボール事業」の2つをテーマとしている。

クラフト工組
秋季講演会開催

【JILS】
ロジ強調月間2012
創立20周年記念で全国展開
SC改革におけるロジ重要性

公益?日本ロジスティクスシステム協会では毎年10月を「強調月刊」としているが、
本年は創立20周年に相応しい内容を全国展開することにしている。
「サプライチェーン改革におけるロジスティクスの進化」が統一テーマである。
本号では、それのプログラム、参加料等を紹介する。

<第10回記念国際物流総合展>
前回より来場者増加で盛況
包装関連企業の物流事業参入

JILSほか6団体共催による第10回国際物流総合展はさるが9月14日閉幕した。
国内景気は冷え込んでおり、今なお昨年の東日本大震災、福島原発事故処理の終っていない厳しい経済環境下での開催であったが、
出展者数、来場者数も前回を上回る盛況であった。

【インターアクション】
イベントの廃棄物処理に採用
「コロボックス」の機能性を評価

10月7日〜8日に史跡難波宮跡で開催された「大阪あきない祭り2012」で、
インターアクション鰍フフレキシブルコンテナのリレーバッグホルダーが採用された。
イベント会場での廃棄物処理施設の一つとしての採用。
「コロボックス」にはキャスターがついており、楽々移動ができる機能性が評価されたもの。

<出版案内>
クリエイト日報

今回発売開始の新刊は、『パーケージデザイン総覧29』1万2000円、『そのまま使える包装設計図鑑』1万2000円、
『改訂版 段ボール包装技術実務編』5000円。
以上定価は税込み、別途送料が必要。

<小窓> 会合のコンセプト熟考

<平成24年9月25日号>

【7月度FC生産実績】
全品種が前年比で生産減
石油化学関連の需要減
除染用コンテナは続伸

国内景気の低迷が長期にわたっていることを映すのが、包装資大型輸送容器など包装物流資材材の需給数字である。

デフレは個人消費に反映し角底紙袋等の軽包装荷動き動向を示すが、
産業資材向けの一つであるフレキシブルコンテナバッグの7月度荷動きは全品種にわたって低迷している。
その中で特殊部門となっているのが「原発事故処理の除染用」の続伸である。
しかし、好調な需要分野にも関わらず販売競争は激しく、市況は乱れがちというのが現実のようだ。

【王子ホールディングス】
篠田会長、進藤社長新体制
執行役員をグループ経営委員に
包装用紙関連「王子マテリア」

わが国も紙パルプ業界トップメーカーの王子製紙は10月1日付で「王子ホールディングス」となり、
グループ組織は一変する。クラフト紙ほか包装用紙は新会社として発足の王子マテリア叶サ造販売、
また製袋企業のトップも王子パックパートナーズ鰍フ役員を兼務することになった。
王子グループの新戦略が俄然注目される。

【新興マタイ】
エネルギー「創」「蓄」「省」
環境配慮型の本社事務所竣工
今後の事業展開さらに明るく

クラフト紙袋でも中堅企業として歩んできた長野県佐久市の新興マタイ鰍ヘ現在、包装、物流及びエネルギーの3事業部門で成長している。
今年は前年比30%強の売り上げ増で年商130億円に達する。
うち100億円がエネルギー事業である。今回、完全環境配慮型新本社屋を完成、竣工記念式典を行った。
その詳細をリポートする。

日袋工セミナー
紙袋普及研が主催

「色と印刷について」をテーマに、サカタインクス鰍謔闕u師を招き、恒例の講演会を開催した。詳細は次号で掲載。

東京本社が移転
=大昭和紙工産業=

包装資材総合メーカーの大昭和紙工産業鞄結椁{社が移転した。
新事務所は従来の場所のすぐ近くで、最寄り駅は東京メトロ「銀座線」「東西線」より直結された至便なモダンなビル。
電話・FAX番号は変わっていない。

東京パック展示会場で
グッドパッケージング展も

2012日本グッドパッケージング展の入賞作品が、10月開催の東京パック2012会場で展示されると同時に、
入賞作品の表彰式、それのセミナーも開催される。
入賞作品賞受賞作品の詳細は次号で紹介。

<小窓> デフレとインフレの同居?

<平成24年9月15日号>

【7月の紙袋需給】
景気低迷の影響明らか
売上努力も収益は不振
クラフト紙袋と角底製袋動向

クラフト紙袋、角底紙袋両業界の工組では恒例の7月度月次及び1月からの累計生産販売状況をまとめ発表した。

需要部門に大きな差はあるものの、合計では販売(出荷)は若干ながら増加しているが、
株式上場企業の本年上半期の決算内容では、売上では健闘しているものの利益面ではマイナスとなっており、
紙袋業界の需要環境は依然厳しさが続いていることを実証している。

【昭和パックス】
四半期業績は減収減益
石化などの大幅需要減響く
九工、山陰など子会社健闘

重包装袋業界のトップメーカー昭和パックスでは第1四半期の決算を発表した。
同社需要部門でウエイトの高い石化業界の需要が低調のため、厳しい決算を余儀なくされている。
子会社の九州紙工、山陰製袋工業の好業績が寄与しているが、
連結での決算全体を改善するまでに至らず、連結決算は減収減益となった。
しかし、本年5月に発表した平成25年3月期連結決算予想は変更していない。

本社を移転
日本紙パルプ商事

<インターアクション>
リサイクル物流の効率化に
小ロット・即納体制を完備

フレキシブルコンテナバッグ「リレーバッグ」を販売する潟Cンターアクションの河村弘明社長に
「リレーバッグの現状と今後への取り組み」についてインタービューした。
リレーバッグはリサイクル物流の効率化、またターゲットを絞った販売戦略など、
同社の企業性を活かした戦略で業績は順当に伸びていると語った。 

【環境産業総合見本市】
びわ湖環境ビジネスメッセ2012
10月24〜26日長浜ドームで開催

滋賀環境ビジネスメッセ実行委員会ほか県、各団体、官学等の主催による表題の展示会が開催される。
環境問題に寄与する包装・物流容器の出展もあるなど、関西圏では異色の同展示会は、
現在脚光を浴びている水問題にも重点が置かれ、
これのソリューションはじめ多彩なプログラムが注目されている。

<ムトウユニパック>
紙製手提袋キャンペーン
中国青島桃里工場の完工記念

封筒、手提げ角底紙袋の新たな生産拠点として、中国の青島に隣接する桃里工業団地に新工場を竣工したムトウユニパックは、
これを記念してキャンペーンセールを行っている。
その内容を紹介する。

【東京パックの全容】
開催コンセプト『繋がる』
10月2日〜5日の4日間開催
東京ビッグサイト東全館使用

開幕を直前としている2012東京国際包装展(JPI主催)の、今回の特徴でもある多彩な併催行事について詳細に紹介した。
包装力向上パビリオン、パッケージデザインパビリオン、専門学校卒業生のパッケージデザイン、各種セミナー、
世界の包装ジャーナリストによる特別セミナー、本年の木下賞受賞作品のフォーラム、グッドパッケージングコンテスト入賞作品展示等々、
東京パック独自の企画は出展・来場両者にとって、世界3大包装展の一つであることを実感するに足る内容となっている。

<小窓> 最後は同業界の知恵頼み?


<平成24年9月5日号>

【6月度FC生産実績】
全品種ともに弱含み
輸入コンテナは大幅増
除染用コンテナは増加

大型輸送容器の主役であるフレキシブルコンテナバッグは、昨年の東日本大震災を契機に防災用、
汚染物処理用としての需要が拡大、従来の需要分野の低迷をカバーしているが、新規分野も量

的には従来品の減少をカバーするまでに至っていない。石化業界の構造変革、物流激変が国内品の需要激減に結び付いており、
これの回復が期待できるかどうか懸念されている。

【特種東海製紙】
リチウム電池向け絶縁体
明年早々にテストマシン導入

特殊紙、段ボール原紙、クラフト紙などの総合メーカーである特種東海製紙鰍ヘ、
福島原発事故に端を発する電力業界の先行きの変貌、ユーザーの電力確保と節電対策等の動きに対応し、
リチウムイオン二次電池をターゲットにした電池セパレータ―の試験生産段階に入ったことを発表した。
10億円の設備投資でテストマシンを2013年初めに導入、同年末から試験生産する方針である。
また同社では第1四半期の連結業績についても発表した。
売上高減、営業及び経常利益は増、しかし四半期純利益は前年同期比約70%減となっている。

【全国封筒年次大会】
「郵便事業の今後」を聴講
製紙・副資材・製袋・流通・機械
関連業界一体感高め業界健全化へ

本年6月末に開催された第19回日本封筒協会全国封筒年次大会の概要を報告する。
全国の封筒メーカーはじめ、製紙、流通、副資材、機械メーカーなど封筒業界に関する全業種が一堂に会する年1度の大会である。
当日は日本郵便営業本部の郵便事業部長による「郵便事業の現状と動向」についての講演もあり、意義深い大会となった。

連載127 コーヒーブレーク
梅ちゃん先生の街・蒲田(その2)

【東京パック2012】
来月2日開幕の日近づく
前回より規模・内容ともに充実

公益社団法人日本包装技術協会主催による東京パック2012の記者発表会があった。
降矢実行委員長(凸版印刷専務)、津田副実行委員長(タカラ社長)両氏のほか主催者側幹部も出席、本年度展示会の概要について発表した。
また世界レベルの包装専門展示会に相応しい来場者の動員を積極的に行うことも発表した。
東京パックの概要、併催行事等については本紙次号にて発表予定である。

【新興マタイ】
杉山広社長体制
臨時総会で新役員選任

社長に杉村尚裕氏が就任
テクノハリマの役員人事

<話題> 本年前半の動向は

出品申込みは順調 
2013モバックショウ
出展希望者既に待ち状態

<小窓> 『JPリポート』につい



<平成24年8月25日号>

【6月の紙袋出荷】
石化部門の減少際立つ
角底紙袋は増加を持続
産業用と個人消費用の前年比

本年のわが国GDPは実質で僅かとはいえ成長傾向をしめしているが、60%以上を個人消費に依存している。

それを象徴するかのように、産業包装用紙袋は減少を続け、個人消費向けの角底紙袋は増加を持続している。
重包装用クラフト紙袋は石化関連の構造変革、海外シフトが響き大きく減少しているが、
これが製袋業界の再編に拍車をかけるかのではないか、との見方も強くなっている。

【ネクスタグループ】
創業100周年記念式典開催
ビジョナリー・カンパニー志向
ネクスタグループ会社概要

軽包装資材の関西の雄、ネクスタ鰍ェ創業100周年を迎え、
ネクスタグループ全社員とOBなど約400名が北海道「洞爺リゾート&スパ」に集まり、
100周年を祝うとともに200年、300年に向けての新たなビジョナリー・カンパニーへとスタートを切った。
岡崎昌三社長は
「この100年間、日本の歴史の大きな変革、その中での当社の日本各地域への生産供給拠点の拡充、
戦時中のアジア各国への進出、戦後の復興と製紙部門への取り組み等々、業容変化と拡充の歴史もいろいろと思い起こされます。
しかし、基本理念にぶれることなく、次の100年先の光に向かって力強く前進しましょう」と挨拶した。

【JGAS2013】
来年10月東京ビッグサイト
宮腰新会長出席し開催説明
 =印刷機材団体協議会主催=

【JILS】
第11期ロジ経営士資格認定
10月開催講座受講生を募集中

公益社団夫人日本ロジスティクスシステム協会では第11期ロジスティクス経営士資格認定講座を開講する。
現在受講生を募集中。「ロジスティクス経営士」は同協会の最上位に位置する資格である。
2002年に第1期を開講して第10期までに120社223名が資格を取得している。

連載126 コーヒーブレーク  
梅ちゃん先生の街・蒲田(その1) 

第17回中国国際医薬工業展 
及び技術交流会を9月24日開幕
総合製薬分野と関連包装材料充実

中国医薬国際交流センター、メッセ・デュッセルドルフ・上海が主催して9月24日〜27日の4日間、
北京の「国家会議センター」において表記の展示会が開催される。安全・安心そして偽造防止の観点からも、
医薬品の包装資材及び機器システムが多数出展される。
また、セミナー、シンポジウムなど多彩な企画が盛り込まれている。

<目・耳・口> 起爆剤となるか!! 

<小窓> 中国は発展途上国?



<平成24年8月5・15日合併号>


【クラフト製袋業界】
原材料・製品ともに商流の
変化重視と適正対応実行を
7月工組理事会を名古屋で開催

全国クラフト紙袋工業組合(河野弘征理事長)では7月度定例理事会を東海支部所在の名古屋市で開催、
その後、支部会員との意見交換を含めた懇親会を開催した。
恒例の年1回の理事会地方開催を機に、支部会員の業界に関する意見を聞き、工組運営に生かすのが目的である。
法令順守が大前提であり、話題はTPPなど今後の日本経済の構造変化による業界の適正な対応策が中心であった。

【日本FC工業会】
環境省等との連携密に
被災地域の瓦礫処理にベストを
時田周明会長が定時総会で強調

日本フレキシブルコンテナ工業会第46回通常総会の内容を紹介する。
昨年の東日本大震災及びそれと関連する東電福島原発事故など、
歴史的に本郁必される大きな天災・人災による特需ともいえる生産販売状況は一時的要素を濃くしている。
現在の不況にどう対応するかが重要課題となったが、時田会長は『環境省など関連官公庁と連絡を密にし、
『安全・安心のコンテナの安定供給構造を創らないといけない』点を強調した。

連載125 コーヒーブレーク
本を貸さない図書館

クラフト紙袋工組
「業界は常に一枚岩」
関東支部通常総会開催
楠見寛之支部長は続投

全国クラフト紙袋工業組合関東支部では本年度通常総会を開催した。
前年度事業概要及び本年度事業計画は先に開催された本部総会で決議された内容と同じであることが確認された。
楠見支部長は「コンプライアンス遵守の中で、会員が一丸とならなくては今後のグローバル化、企業競争激化に対応できない」と挨拶した。

【JILS等7団体共催】
国際物流総合展2012
9月11〜14日東京ビッグサイト
最新の物流ソリューション集結

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会ほか6団体の共催による「国際物流総合展2012」が9月に開催される。
場所は東京ビッグサイト。その概要を紹介する。「未来」「環境」「安全」についての集中展示コーナーはじめ、
セミナー、シンポジウム等も企画されている。またロジスティクスシステムと包装の一心同体、
包装資材・システム分野も多数出展されている。

小窓> 未来は自分で創る

<平成24年7月25日号>

【紙袋の需給近況】
クラフト紙袋は悲観的?
角底紙袋は景気回復期待
両者とも経営健全化には努力を!
問題は原紙メーカーの格差反映?

本年上半期の需給推移から後半の見通し、

そして製袋業界は今後どのような構造変化を辿るのか、いろいろな角度から推測してみた。
日本経済がグローバル化の波の中で漂い、石化はじめ大手製造業の海外シフトの加速は国内製袋業界の需要減少につながっている。
一方角底製袋業界は国内景気の行方に今後の盛衰が架かっているだろう。依然厳しい需給状況が続きそうである。

【クラフト製袋業界】
難問の企業健全化への道
需要減少に歯止め期待薄
=河野弘征工組理事長に聞く=

製品輸入の避けられない時代となった大型クラフト製袋業界の現状、
今後について全国クラフト紙袋工業組合の河野弘征理事長に忌憚ない意見を聞かせて頂いた。
すべてを自分で解決しなくてはならない時代、とも言われており、団体のなすべき活動は大きく変化している。
すでに黒船は到来、アジ圏内からだけでなく、紙袋はどこからでも輸入できる時代となった。
国内にあっては長期にわたって供給過多構造と言われてきた製袋業界でも、
構造改革は大変な難問である。ここ当分は実力競争時代が続くのかもしれない。

【JPI】
全日本包装技術研究大会
第50回東京開催で発表者募集

【新社長インタビュー】
38年ぶりプロパー社長誕生
「紙パ業界トップ企業グループの
重責を果たし顧客の信頼に応える」
=王子製袋光野卓新社長に聞く=

紙パルプ業界トップメーカーの直系製袋企業である王子製袋新社長が、実に38年ぶりにプロパーから選任された。
光野新社長は社名が王子製袋となっての第1期生であり、王子グループ社員と考えれば不思議でもないが、
王子グループの包装関連業界再編の行方を占ううえでも興味ある新社長の今後の動きである。

トーホー役員人事

【ポリ重包装袋業界】
原料はグローバル化進展
需要は肥料中心の内需型
今後の農産物の流通激変重視を

需要の90%前後を肥料包装用としているポリ重包装袋業界は、
昨年の東日本大震災、東電福島原発事故等で、農業施策の転換期に直面している。
今後の肥料需要はどうなるのか、また国民間で大きな関心事となってTPPの影響など、
ポリ重袋業界の将来は厳しく、かつ不透明感でいっぱいだ。
レジン包装など新規分野の需要掘り起こし課題もあるが、
原油・ナフサ・レジンの需給と市況の見通しは楽観を許されない緊張が求められる。

「先行き不透明さに備える
新技術新製品開発を重視」
企業健全化、成長の的について
藤田真夫日本マタイ社長に聞く

クラフト紙袋、ポリ重袋そして工業用樹脂業界で歴史を持つ日本マタイが、
段ボールトップメーカーのレンゴー傘下に入り、企業体質はどのようにして強化されたか、
グループ入りしてからの日本マタイの現状、今後の明るい見通し等について、藤田真夫社長にお話しして頂いた。
業界の構造改革は企業にとってプラス要因である、ことを明言している。

【5月度FC生産実績】
樹脂製・クロスは低調
除染用の集計が始まる

日本FC工業会集計による本年5月の生産実績、クロス製品の輸入実績内容である。
除染分の需要はあっても、石化業界の不振を反映して国内需要は低調、輸入も月々よる波は大きい。

<日本製パン製菓機械工業会>
新しいモノの創造が必要
アジア市場拡大への対応重視
通常総会で田中理事長が強
調
日本製パン製菓機械工業会の田中利幸理事長の抱負を紹介する。
国内需要はシュリンクしているが、それをカバーするに十分の魅力を持つアジア市場への積極的な対応なくして
業界の健全化はないことを強調した。

王子アドバがコンテスト入賞
2012日本パッケージングコンテスト
『そのまんまポイッ』紙製水きり袋

王子製紙グループの角底製袋事業専門メーカーである王子アドバ(畑迫信二社長)の新製品「そのまんまポイッ」紙製水切り袋が、
日本包装技術協会主催の2012日本パッケージングコンテストで「雑貨包装部門賞」を受賞した。
キッチンでのごみ処理を容易とし、また衛生・エコ面も重視された新製品として、
近く開催される東京パック2012会場でも注目されるブースとなることが確実視されている。

【JILS】
「ロジコンセプト2020」
「物流管理の延長」からの転換
ロジスティクス総合調査の成

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会では、創立20周年の記念事業の一環として
「2020年ロジスティクス総合調査」を実施、本号ではその要旨を紹介する。
「これからのロジスティクスのあるべき姿」を知ることは、
包装資材関連業界にとっても不可欠のテーマである。一読をお勧めしたい。

全紙工
業界の体質改善を積極化
=通常総会決議事業計画=
団体加盟のメリット認識を

5月に開催した全国紙製品工業組合の通常総会では、黒田会長挨拶、
経産省からの来賓祝辞、新役員紹介に終っていたため、本郷で改めて同工組の事業計画を紹介する。

包括的業務提携を締結
日本能率協会とビューローベリタス社
=バリューチェーン2社監査=

表題2社の業務提携、その一部である「V−CAP」等について紹介する。
第1段階は食品業界を対象とした2社監査からのスタートである。

定時株主総会・取締役会後の人事(順不同、敬称略)
王子製袋/昭和パックス/大昭和紙工産業
石川/中越パルプ工業/ニッポー
特種東海製紙/日本製粉

<王子製紙>
包装用紙部長に渡辺敦志氏
中村剛前部長は呉工場事務部長

第39期ロジスティクス
MH管理士講座を開講
=日本MH協会主催=

日本マテリアル・ハンドリング協会主催のMH管理士講座の紹介である。
第39期にあたる今回はロジスティクスに関するもの。いろいろな特典もあり受講の価値充分である。

【太陽工業株式会社】
「エアースタイル」
スポットクーラー専用タイプを追加
ドライバーの健康管理と安全運転に

幕構造物、フレキシブルコンテナのトップメーカーである太陽工業が、
車載バッテリー式冷房装置「エアースタイル」の仕組みを改良した。
大型トラックのショートキャブ車や一部の中型トラックで「スポットクーラー」としての使用を可能とした。

【フレキシブルコンテナ】
本年前半の生産は弱含み
注目される後半の需要動向

大型輸送容器の代表格であるフレキシブルコンテナバッグの現況及び本年後半の需要動向を考えてみた。
前半は低調な生産であったが、除染用などクロス製品分野は明るい材料もある。
しかし、国内品と輸入品がどんな展開を見せるかが注目材料。
安全・安心が第一の除染用に輸入品にどこまで信頼がおけるか、
海外メーカーの努力ぶり、また輸入商社など関係企業の輸入販売姿勢も注目されよう。

【株式会社インターアクション】
リレーバッグ新製品を上市
ますます広がる用途に対応

フレキシブルコンテナメーカーのインターアクション社新製品「リレーバッグ」を紹介する。
大型ボックスパレット用として注目され、需要は今後順調に伸びるものと思われている。

【株式会社テクノハリマ】
内・外面同時エアー洗浄機
無料テスト洗浄を実施中

コンテナバグのリターナブル採用を、安全・安心面でさらに普及を図り、
その成果を上げているテクノハリマ社の「内・外面エアー洗浄機<HKC−1250型>」の無料テスト洗浄中の内容を紹介する。

<小窓> 後半の需要回復は?

<平成24年7月15日号>

<紙袋の需給動向>
重袋5月久しぶりの増
角底生販とも増加維持
景気回復感は依然乏しく

全国クラフト紙袋工業組合、日本角底製袋工業組合の両工組まとめによる本年4月、5月の生産、出荷状況がまとまった。
クラフト紙袋は本年初めての前年比増を記録したが、

計画生産出荷可能の米麦袋、東日本大震災復興需要などのセメント分野が好調であったのに対し、
石化、化学薬品等は依然マイナスを続けており、本年後半への期待に結び付く要素は少ないのが懸念される。
一方、個人消費反映の角底紙袋は、政府の中小企業界の景況感も改善の兆し、
と発表しているように、数量的には前年比増を維持している。

【公益社団法人JILS】
西田厚聰会長体制を決議
=第2回定時総会を開催=
創立20周年迎え新たな決意を!

日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は公益社団法人となって第2回定時総会を開催した。
同時に創立20周年記念事業として物流合理化賞の発表と表彰、またシンポジウム、記念パーティを開催した。
改選された役員は西田会長以下ほとんどが重任となった。
西田会長は「今後の活動方針として、5つの提案と7つの課題」を提唱した。

<ニューロング>
「電動ファントップ」
国際食品工業展で脚光を!
自動結束機の新製品も出展

日本の製袋業界と歴史を共にするといわれるニューロング鰍ヘ、
近年食品包装を主とする軽包装関連機器システムの開発販売にも注力している。
先に開催された国際食品工業展(日本食品機械工業会主催)に出展した児童傑作木の最新作を紹介する。

監査役改選
日本紙パルプ商事

本年10月18・19日開催
フレキソ・ジャパン2012
日本フレキソ技術協会が主催

本年10月に開催される「フレキソ・ジャパン2012」開催概要と出展募集を紹介する。
フレキソフォーラム、テーブルトップショーなど、フレキソ印刷の近況情報の発信の場として
関係業界より毎回注目されている展示会である。



【日本フレキシブルコンテナ工業会】
除染用FCのパンフ作成・配布
原発事故の汚染土壌除去関係者

日本FC工業会では、除染用のフレキシブルコンテナバッグのパンフレットを作成、関連先への配布を行った。
「JISZ1651非危険物用フレキシブルコンテナ」「廃棄物関係ガイドライン」に関しQ&A式にまとめているパンフレットである。

事務所移転
クラフト紙袋工組関西支部

事務所・倉庫移転
潟Cンターアクション

【太陽工業株式会社】
太陽光発電シートと専用バッテリー
災害時の電源確保に最適な製品

大型膜面構造物、フレキシブルコンテナバッグのトップメーカーである太陽工業鰍フ新製品
「太陽光発電シート」と「専用バッテリー」を紹介する。
電源確保が容易など、節電環境下の日本の電力業界の現状に対応した新製品である。

<日本膜構造協会>
高度な技術で新しい道を
一般社団法人第1期通常総会開催
4重点課題など新事業方針を推進

日本膜構造協会の一般社団法人となっての第1期通常総会内容を紹介する。
石井会長は4項からなる重点課題を中心に挨拶、来賓の国土交通省幹部の挨拶を記載した。

<小窓> 誇りが足りない?

<平成24年7月5日号>

【日本PE製品工業連合会】
「今日を審らかにする」
魅力ある団体として存在
平成23年度通常総会を開催

ラミネート、ポリ重袋、ブロー製品のポリエチレンフィルム加工工業会

及びフラットヤーンの工業組合4団体より組織される連合会の本年度通常総会が開催された。
先行き不透明な情勢下でのプラスチックフィルム団体としての最善の事業方針は、
「今日を審らかにする」ことの重要性を基本理念として、諸問題解決に努力することにした。

<全日本紙製品工業組合>
中小も海外で実力発揮を
=第48回通常総会を開催=
市場開発努力は必ず報われる

紙製品業界は中国からを主力とする輸入品攻勢に悩まされている。国内需給構造は明らかに激変期となっている。
この期の全日本紙製品工業組合通常総会開催において、
黒田理事長は「中小加工企業も海外戦略が必要であり、日本の底力を発揮すべきである」と挨拶した。

本社事務所移転
リテック・ジャパン

ドイツ・ウインドミュラー&ヘルシャー社の日本の窓口として、リテック・ジャパンが本格的活動を開始した。
紙、プラ素材の包装資材化加工機械、印刷機等々、
世界に誇るW&Hの製品が、日本市場にどう普及するか注目されよう。

【4月度FC生産実績】
ゴム製コンテナは生産増
輸入は前月の反動で減少
新たな用途に除染用が登場

恒例の日本FC工業会集計によるコンテナバッグの生産、輸入統計である。ランニングタイプでは相変わらずゴム製品が好調である。
一方、クロス製品の輸入は前月度の反動から若干減少した。
福島原発事故処理用としてクローズアップしてきた除染用が新市場となっている。

<連載124> コーヒーブレーク
『山本五十六―太平洋戦争70年目の真実―』  

【全国クラフト紙袋工業組合関西支部】
新支部長に佐藤公夫社長就任
平成24年度通常総会を開催

全国クラフト紙袋工業組合関西支部の本年度通常総会のレポートである。
今期は役員改選期で、新支部長に佐藤公夫佐藤産業社長(本部副理事長)が就任した。
副支部長は樽谷清孝樽谷包装産業社長、戎民幸石川会長、白石忠信シコー社長が就任した。

<小窓> トップ人事で思うこと


<平成24年6月25日号>

【日本包装技術協会】
インパクトある活動展開
=第1回定時総会を開催=
関東支部も同日に総会を開催
本年開催の東京パック成功を

公益社団法人日本包装技術協会(JPI)では公益法人への移行後初の定時総会及び第49回関東支部定時総会を開催した。

開会に先立ち池田弘一会長は
「新組織となり、一段と厳しくなっている業界環境に対応するためにインパクトある団体活動を展開したい」と挨拶した。
注目されていた役員人事は池田会長の重任となった。

社長に山田正己氏
 =不二麻袋=

【日袋工紙袋普及研究会】
紙の特性と機能を活かし
積極的な普及活動を展開
第30回通常総会を開催する

日本角底製袋工業組合内の紙袋普及研究会通常総会が開催された。
東海加工紙社長の岡本進氏を委員長とする同会は、製袋、製紙、副資材、流通の関連業界を会員とする異色の団体であり、
個人消費の回復を期待し、他方、輸入製品に負けない品質とユーザーニーズに対応して、
業界の健全化、発展を決議した。

【PV協和会定期総会】
需要業界の問題山積重視
さらなる高品質化へ努力
田中石川社長の会長重任の人事

クラフト紙袋業界需要部門の製粉袋を主力とする製袋企業と日清製粉を長とする
製粉企業の38社で構成するPV協和会の定期総会である。
製粉業界の堅実な動向と相まって、安全・安心を謳うPV袋の安定した需要で支えられている団体の総会だけに、
和やかな総会と懇親会であった。

【インタビュー】
食品包装で確たる地位を
品質と生産性向上に努力
名糖・杉浦聖一新社長に聞く

食品袋に特化しているクラフト紙袋メーカーの名門・名糖鰍フ社長人事が先の株主総会で決議された。
星野凖一社長は代表会長に、新社長には杉浦聖一氏が昇任した。星野、杉浦体制は実質すでに4年近く続いていたもので、
今回の人事もそれの延長線であるだけに、従来の経営方針が引き継がれ、また積極的になるものと思われる。
新社長に改めて抱負の一端を聞いてみた。

【特種東海製紙】
「深化。そして、進化」
現業績と中期経営計画発表

段ボール原紙、クラフト紙メーカーとして産業包装資材加工業界で著名の特種東海製紙では、
特殊紙分野では業界ナンバーワンクラスの実績を持つ企業でもある。
このほど記者会見を行い、三澤社長ほか2取締役が出席し、「中期経営計画」を詳細に説明した。
産業用紙の伸び悩みにと採算性に比べて、特殊紙の将来性、環境事業の推進、新製品開発並びに海外戦略等について詳細に説明した。
キーワードは「深化。そして、進化」である。

<インターアクション>
2012NEW環境展に出展
産業アスベスト運搬容器を展示

大型輸送容器の代表であるフレキシブルコンテナバッグ専門の企業であるインタ―アクションでは、
先に開催されたNEW環境総合展示会に、健康問題で重視されているアスベストの安全輸送を目的とした製品を出展した。
土木、建築業界の耐震強化の更新が増えている折だけに、今回の出展製品は注目された。

<小窓> 自助努力の限界


<平成24年6月15日号>

【全国クラフト紙袋工業組合】
河野理事長重任の体制
内需型産業の壁は崩壊
=第70回通常層総会開催=
原紙・製品の輸入に備えを

フレキシブル産業包装資材の代表格であるクラフト紙袋企業団体である
全国クラフト紙袋工業組合ではこのほど開催された本年度通常総会において

業界健全化への事業計画を決めたほか、改選期を迎えた理事の改選を行い、
現在の河野弘征理事長(昭和パックス社長)続投の他、九州支部選出の理事の交代があったほかは全役員留任となった。
河野理事長は「クラフト紙袋業界もついに黒船到来の時代を迎えた。
それに的確に対できる的確な情報収集・発信が重要な活動を展開し,工組加盟企業の健全化を図りたい」と所信の一端を述べた。
総会後の懇親会では、来賓の舩橋課長補佐、田野クラフト紙委員長も「クラフト紙袋業界の事業環境の厳しさは続く。
発想を変え積極的に体質強化策を推進しなくてはならない」等、挨拶を行った。

【日本角底製袋工業組合】
中尾吉計理事長の重任に
=第39回通常総会を開催=
事業継続の可能な適正採算の
確保と新たな市場開発努力を

個人消費を直接反映する角底紙袋業界唯一の団体である日本角底製袋工業組合も通常総会において役員改選を行ったが、
玄理事長の中尾吉計理事長の1年を条件とした続投が決まった。
開会に先立ち中尾理事長は「事業継続のためには各社の自助努力によって適正な採算確保を実現すべきである」と、
角底製袋企業の今後の指針を述べた。
事業計画においても「さらなる経営合理化推進による再生産可能な適正価格の実現を図る必要がある」と謳っている。

【鈴木糊工業株式会社】
取締役に橋康之氏
新経営陣決まる

製袋用糊の専門メーカーである鈴木糊工業梶i守口市橋波西乃町2−15−18)では
このほど開催の取締役会及び定時株主総会において新経営人事を決議した。
2氏の新取締役就任の中の一人である高橋康之氏は、鈴木英夫社長の後継候補とみられている。

<関東グラビア協同組合>
さらなる安全作業環境重視
田口会長が国内外問題提起
=第42回通常総会を開催=

関東グラビ協同組合ではこのほど第42回通常総会を開催した。
田口薫理事長は「当協同組合は創立45周年を迎える。
この間、多くの人材を輩出してきたが、21世紀に入り、
環境問題、昨年は東日本大震災及びそれによる東電原子力発電所事故の問題、
また有機溶剤問題等々、事業環境は一変しつつある。
問題解決の基本は,手抜きのない、しっかりした品質、永続できる価格体系を打ち立てることこそ、
国民の健康・安全・安心を確実にする道である」ことを強調した。

【ムトウユニパック】
中国・青島桃里包装が完工
高級手提げ袋など一貫生産加工

封筒、角底紙袋の老舗の1社である潟トウユニパックが、中国・青島桃里包装有限公司の完工を発表した。
10年前に進出し生産・輸入を行ってきたが、オンライン化最後の設備となっていた印刷機の導入が本年完工したため、
工場概要と今後の経営方針について改めて発表したもの。
武藤佳資社長は「徹底した品質管理で最高の製品を全量輸入する。手提げ角底紙袋は10台、
国内工場の20台と合わせて計30台の設備を有しており、現地社員も優秀な人材を揃えている。
国内での競争力でも自信を持てる品質を備えており、
今後、当社の大きな戦力の工場地なると確信している」と自信のほどを述べた。

<小窓> 印刷の成長分野は

<平成24年6月5日号>

【王子製紙】
連結売上1兆2129億円
10月からの持株会社移行具体化
収益力強化の中長期的経営戦略

わが国紙パルプ業界のトップメーカー王子製紙では、このほど平成24年3月期の決算を発表、

同時に本年10月から実施予定の持株会社移行の具体的内容を発表した。
国際競争力を一段と強化すべく中長期的な経営戦略を展開、安定した収益力確保への経営方針を明らかにしたもの。
新聞用紙、印刷用紙、包装用紙、家庭紙など各事業部門の子会社化による製紙から加工までの一貫体制をさらに効率化し、
世界の強豪に一歩も引けを取らない体制づくりである。

【日本製紙グループ本社】
日本製紙存続で来年4月合併
板紙子会社3社も本年吸収合併へ
クラフト紙新体制移行順調に進捗

王子製紙と肩を並べる大手製紙の日本製紙では、日本製紙グループを吸収合併、新たな経営体制を構築する。
また、注目されているクラフト紙等包装用紙を主力とする富士工場の停止に代わって
北海道の釧路工場における新マシンによるクラフト紙、フラクトペーパーから
クルパック紙への代替工事も順調に進んでいることも明らかとなった。
シュリンクする袋包装資材業界への意欲を思わせる新体制づくりである。

【3月度FC生産実績】
樹脂製・クロスともに減
輸入コンテナは大幅増
需要環境の進展見えず

日本フレキシブルコンテナ工業会(時田周明会長)による
恒例の月次生産統計及びクロス製品の輸入調査結果の発表内容である。
国内生産はランニング、ワンウエイタイプ共に前年同月比減少、
対照的にクロス製品の輸入は2月の前年比減を取り戻すかのように中国品を主力として前年比150%の大幅伸びとなった。
豪雨、昨年大震災後の防災用など復興需要の伸びが主因と考えられる。
フラットヤーンによるクロス製品はアジア圏のコスト競争力の強さも反映しての輸入増であるとみられてもいる。

流通大手2社が10月合併
国際紙パ商事と住商紙パルプ
相互の企業性生かし長期発展

国際紙パルプ商事鰍ニ住商紙パルプ鰍ェ合併する。大手商社は国際資源戦争に戦力を投入、
紙及び加工品等については今回の合併による両社の企業性を活かして事業部門を補完し合う体制である。

【JPI】
全日本包装技研東京大会
 =本年11月29〜30日=
千葉幕張メッセ国際会議場

公益社団法人日本包装技術協会では本年11月、全日本包装技術研究大会・東京大会を開催する。
現在、研究発表者を募集中でその概要を紹介する。
今年は第50回の記念の年であり、表彰、特別講演などもスケジュールに盛り込まれている。

JPI編集−新日本法規出版
国内初の本格的実務書
『Q&A容器包装 規制・基準の手引』

国内法令はもとより,ISO規格、JIS、JAS、各業界の自主規制基準に至るまで、
容器包装に関する規制・基準について「図表」「データ」を織り込みながらわかりやすく解説している。

<JMA主催>
太陽光発電とLED照明展
11月開催の5展示会に新設へ
一般社団法人日本能率協会産業振興第2ユニットでは、
本年11月開催予定で「太陽光発電装置」と「LED照明」に関する展示会を東京ビッグサイトで開催する。
出展申し込み締め切りは6月29日(金)。
また同時開催として「環境」「住宅・建材」「インテリア」「医療福祉機器」「農業技術」等に関する展示会も実施される。

<小窓> 一見、真逆に見えるが……

<平成24年5月25日合併号>

【3月の紙袋】
重包装は前年比マイナス
角底紙袋は同プラス維持
両業界景況感改善は程遠い感じ

重包装クラフト紙袋、角底紙袋両業界の工組集計による恒例の月次生産、販売統計である。

同時に今号では、両業界の景況感アンケート調査結果についても掲載した。
産業資材向けは低調、個人消費向けはやや好調という対照的な生産販売結果となっている。
また、景況感については、原材料市況の高止まり、需要の不透明感が材料として取り上げられ、
両業界ともに厳しい結果、さらには次期の見通しとなっている。

放射線遮蔽シート開発
レンゴーと日本マタイ共同
除染保管用など幅広い用途

紙パルプ業界大手では、日本経済のグローバル化、市場のシュリンクに対応すべく、
新技術新製品開発によって新規市場創造に努力しているが、
その一つの対象分野が東電福島原発事故による国民の安全安心のための放射線遮蔽資材である。
レンゴーと日本マタイのグループ会社研究所共同で開発した「放射線遮蔽シート」を紹介する。

=昭和パックス=
6月役員人事を内定
タイ昭和社長人事も

新事業年度の本年4月から株式上場企業の人事が相次いで発表されているが、製袋業界の昭和パックスも新人事を発表した。
河野社長体制は変わらないが、タイ昭和パックスの社長人事など、一部役員人事が改めて発表された。

周和産業資材が日本新体制
ワンウィル社と代理店契約結ぶ

ワンウエイタイプ(現在のクロス製品)フレキシブルコンテナバッグのパイオニアと言われているも韓国の周和産業(本社−ソウル)が、
ベトナム・ハノイ市に新工場を竣工し本格生産体制に入ったのを機に、日本市場を対象とした販売戦略を新たにした。
約30年の実績を持つワンウィル社(本社−横浜市)と代理店契約を締結した。
高級品に重点を置いた生産販売体制に変わりはないが、
市場のニーズに応える周和産業の積極的な今後の展開が注目される。

【東京パック2012】
包装力向上パビリオン
効率よいユーザーアプローチ
6月15日締切りで参加者募集

公益社団法人日本包装技術協会主催による東京パック2012はいよいよ本年10月2日に開幕する。
それに先立ち主催のJPIでは「包装力向上パビリオン」新設を決め、これへの参加者を募集している。
出展者・来場者共に効率よく商談を進めるための交流の場となるべく、現在さらなる内容充実のあり方を検討している。

【JAPAN COLOR】
「マッチング認証」第2号
6工場を同時に認定発表する
「プルーフ機器認証」も30件

一般社団法人日本印刷産業機械工業会では、「JapanColor」を基にマッチングカラー認証、プルーフ機器認証を行っているが、
このほどマッチング認証6工場、プルーフ機器認証29件の決定を発表した。

連載123 コーヒーブレーク
東京ゲートブリッジ

話題
昭和パックスと琴奨菊関

【話題】「安心・安全」の膜天井
天井落下事故に対応す

日本建築学会は、地震による建物の天井落下を防ぐため軽い材料の使用落下防止のネット設置の提言を始めた。
特に学校、体育館、劇場、工場などの大型建物での大惨事防止検討開始である。
幕構造物の世界をリードする太陽工業鰍ヨの引き合い急増を取り上げた。同社はコンテナバッグでも世界有数の企業である。

小窓 厳しさの影響重視


<平成24年5月5・15日合併号>

【全国米麦紙袋協会】
米麦環境変化正しく理解
=第46回通常総会開催=
全農は集荷・販売等強化へ

全国米麦紙袋協会(佐藤公夫会長)はこのほど平成24年(第46回)通常総会を開催した。
今期は役員改選期であったが、全役員の重任となった。米麦包装を取り巻く環境はますます厳しくなっている。

米のトレーサビリティ法の実施、産地情報の義務付け、流通規制の強化等の遵守が義務付けられ、
同時にさらなる紙袋包装容器の品質向も求められている。
100%近い包装比率をもつクラフト紙袋業界にとって、米穀流通、ユーザーニーズを適格に把握し、
今後の万全な体制を維持することを確認できた総会であった。

新会社「リテック・ジャパン」
W/H製品の日本市場顧客に対応

昨年のリーカーマン(日本)の経営行き詰まりに対し、
本質的にはその影響のなかったハンブルグに本社を置くリッカーマン社が、
ドイツ・ウインドミュラー&ヘルシャー社製品の日本市場重視に対応し、このほど表記の新会社を設立した。
製品販売、メンテ面で積極的活動展開の方針。

【特種東海製紙】
放射性物質を吸着する
ゼオライト不織布を開発

段ボール原紙、クラフト紙など産業用紙でも安定的な生産販売を行っている特種東海製紙で、
放射性物質を吸着するゼオライト不織布を開発、サンプルの提供を始めている。
原発事故で飛散した放射線除染に利用できると期待されている。

【JILS】
2012年度開催受講者募集
物流技術管理士資格認定講座と
ロジスティクス基礎講座の日程

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会主催による物流技術士資格に関する開講受講生募集の案内である。
同時にロジスティクス基礎講座も開講する。

2012NEW環境展
5月22日(火)〜25日(金)まで
東京ビッグサイトで開催

日報アイビー主催のよる2012NEW環境展の紹介である。
同時に、エコバック&バイオプラスチックコーナー、地球温暖化防止展も開催される。
再資源化・廃棄物処理・解体建設リサイクル、水・土壌・大気等の環境改善、
バイオ燃料・プラント等についての最新の情報が公開される展示会である。

出版案内
=日報出版=

<FOOMA JAPAN2012>
食品製造のプロセス企業集結
多数の包装充填関連システム
6月5〜8日、東京ビッグサイト開催

2012国際食品工業展開催内容・規模・特長等について紹介する。
この展示会には年々包装関連機器システムの出展も多く、今回は出展種類の構成比率約17%のウエイトである。
またアカデミックプラザなど多彩な企画が目白押しで、食品関連産業ではアジア最大はもちろん、世界有数の展示会に仲間入りしている。

<小窓> 全社的な勉強の時代

<平成24年4月25日号>

【製袋業界の現状と今後】
規模は健全化の条件か?
供給過剰体質改善は永遠の課題
大手製紙の生販体制変化を注視
重包装用クラフト紙袋業界の現状は、原燃料高騰にはじまる生産コストの上昇を製品価格に転嫁する作業の真最中である。
クラフト紙袋の需給バランスの不均衡すなわち供給過剰体質が改善されない限り、

原材料・需要家の狭間の苦しさから脱却できないのは業界共通認識であるが、
加えて日本の中小加工業界のグローバル化の進展によって、業界の活性化・健全化の途は遠のくのではないかの懸念もある。
しかし、製品価格修正によって各社が健全化されれば、「モノは言える」ことになろう。
厳しい事業環境の中での製品価格の修正に取組むことしかないようだ。
業界の多角的企業性質、資本金・規模等はピラミット型等々の問題点を取り上げてみた。


合成樹脂向けは生産減
輸入コンテナも大幅減
期待される需要の回復

大震災特需など異例の需要増ケースはあったものの、
こにきてフレキシブルコンテナバッグ業界も景気全体の低迷の影響が出始めた。
樹脂業界の構造変革を反映すると思われる樹脂用需要減、また2月の輸入量は前年比58%という激減を示した。
本年1〜2月の国内生産累計は前年比ではランニングタイプ76%、クロス製品89%の低さであった。

【日本フレキシブルコンテナ工業会】
除染土壌用FC標準仕様
JFC工業会が作成し環境省に提出

日本FC工業会では除染用の標準仕様を策定、これを環境省に提出した。
工業会メンバーの製品統一の品質、原反・吊りベルトなどの耐久性等、安全・安心面の向上で
ユーザー業界へさらなる普及を図れるものと期待されている。

【ポリ重包装袋業界】
原料値上げなどコスト環境悪化
原油・ナフサ市況は副資材にも
原料国際化と内需型の厳しい事業環境

肥料包装用を主力とするポリエチレン重包装袋業界は、
原料の大幅値上げに加えて需要業過である農業構造が大きく変わりつつあることも影響し、
現実には適正製品価格の実現は難航している。
しかし、その壁をクリアしなくては「明日はない」のである。
原料の国際化、従来の原油・ナフサ・エチレンからのポリエチレンだけでなく、
天然ガスからの新しい原料もアジア市場を脅かしつつある。
原料面、肥料業界、農業構造を含めて幅広い事業環境変革に適正に対応すべき難局に直面している。
プラ容器包装としての重包装袋の社会的価値を再認識し、「愚直なまでの姿勢」で前進するときであろう。

<ニューロング>
近代製袋業界の歩みと共に
豊富なバリューションで顧客に対応
重軽包装機器システムのパイオニア

国内の製袋業界関連の機器・システムのトップメーカーであるニューロング鰍フ近況レポである。
戦後の国内製袋業界の発展とともに歩んできた同社も、需要環境の大きな様変わり対応、食品包装用の軽包装機器分野にも注力している。
豊富なバリューションで顧客に対応している。
また、「風をも採えて物とせよ」の収集できる情報に迅速に対応し、「気力」をいかんなく発揮しているのがニューロング鰍ナある。

【国際粉体工業展東京2012】
出展申込みは7月末まで
本年11月東京ビッグサイト開催
最新の粉体技術・関連機器公開

本年11月に東京ビッグサイトで開催される「国際粉体工業展東京2012」の出展者募集要項を発表する。
主催の日本粉体工業技術協会では、最新鋭の機器・システムの公開と併せて、多彩な併催行事が色を添え、
来場者の目的を満足させる内容と規模を実現する方針である。

製粉包装袋企業の課題
AIBフードセーフティ重視
安心・安全への対応さらに高度化

食品包装業界における安心・安全そして衛生面での要請は高くなるばかりである。
これもグローバル化であり、内容の高度化に対応することが包装資材業界にも一段と強く求められている。
AIB、GMP、JIB等を開設する。

【名糖】
新社長に杉浦聖一氏
星野社長は代表会長に

野口社長体制続行
=日本紙パルプ商事=

話題 drupaニュース

世界最大の印刷関連総合展示会「drupa」がいよいよ5月3日から2週間、ドイツ・デュッセルドルフ・メッセで開幕される。
その最新のスポットニュースである。

【大阪コンテナサービス株式会社】
「ドライアイス洗浄」事業を展開
品質管理は設備・機器の整備から

フレキシブルコンテナのメンテナンス企業である大阪コンテナサービス鰍紹介する。
同社独自の洗浄技術「ドライアイス洗浄」は水を使わない画期的方法である。
排水処理設備不要、形状の異なった各種ノズル採用で幅広いコンテナタイプ種類に対応可能等々の特徴で、
機械、機器、配電盤、分電盤など、また糊・接着剤、インキ、顔料、食品のタンク等、使用範囲は無限にあると考えられる。

【話題・フレキシブルコンテナ】
統計でみる生産袋数の推移
輸入コンテナは右肩上がりの増加

ランニングタイプ、クロス製品のコンテナバッグの近年の推移をまとめてみた。
輸入コンテナは依然右肩上がりの中で、国内生産品の健闘も再認識できる。
特に輸入品は中国品が主力を占めているが、ベトナム等アジア諸国の経済台頭によって、
中国生産のメリットは薄らぎつつあり、今後の生産拠点のシフトが注目される。

【フレキシブルコンテナ】
内・外面同時エアー洗浄機
テクノハリマが新鋭機を開発

フレキシブルコンテナバッグの内・外面同時のエアー洗浄機を紹介する。
エアー式トルネード洗浄で、高性能洗浄効果を実現している。
洗浄時間は1袋僅か60秒内も可能で、1時間当たり30〜40袋の洗浄を可能としている。
出荷時の完全チェックで、ユーザーは安心して採用できる特徴がある。

<小窓> 内需型の特性は消滅か?

<平成24年4月15日号>

【1月度FC生産実績】
樹脂製・クロスは生産増
ゴム製コンテナは増加
輸入コンテナの伸び顕著

産業資材の大型輸送容器であるフレキシブルコンテナバッグの1月度国内生産及び輸入結果が発表された。

【2月の紙袋動向】
重包装袋出荷は前年比増
角底紙袋販売は同微減に
採算性改善はまだ不透明脱せず?

クラフト紙袋、角底紙袋両業界の工組集計による本年2月の生産、販売(出荷)高及び原紙使用量が発表された。

1月の出足とは全く逆の減少で、重包装袋は前年比増、角底紙袋は前年比減であった。
1月からの累計では、重包装袋が1億6487万袋で前年比97.6%、角底紙袋は7億9096万袋、同102.5%であった。
年初の需要見通しの数字と比較すると重包装袋の需要環境はあまり改善されていないことが推測でき
年初見通し数字に達するには今後の急速な環境改善が望まれる。

モバック特別講演会
「海外進出セミナー」を開催
日本製パン製菓機械工業会

2013モバックショウ実行委員会では、3月23日大阪、3月27日東京において、「海外進出セミナー」を開催した。
「アジアを目指す日本の食文化とパン・菓子」をテーマに、亜細亜大学の茂木教授・博士を講師に迎え、
製袋パン製菓機械業界のさらなる海外進出を進めるべきと認識できた。

<食品安全認証問題>
包装材料分野への拡大
日本能率協会がJAB認定第1号
関連セミナー開催し監査資格普及

包装産業界でも特に食品包装分野は、包装容器の安全・安心そして衛生さが求められることがさらに強くなっている。
日本能率協会のJAB認定第1号となった内容について発表があった。
フレキシブル包装だけでなく、段ボール、紙器など、中身に直接触れない包装容器も袋類と同様の厳しい制度となってきている。

【太陽工業株式会社】
軽量・柔軟な「膜天井」を販売
吊り天井の落下事故に対応

フレキシブルコンテナバッグ、膜面構造物で世界的メーカーである太陽工業は、
近年の地震多発、台風などに備えて、建造物の安全性を強化するための「膜天井」を制作販売することになった。
つり天井落下事故の皆無も期待される新商品の発表である。

大阪支店移転
丸紅紙パルプ販売

【レンゴー】
取締役・執行役員・監査役
4月1日付役員人事と組織変更
グローバル化戦略をさらに強化

総合製袋企業の日本マタイ鰍完全子会社としている段ボール業界のトップメーカーであるレンゴー鰍ェ
4月1日付で組織変更、取締役、執行役員・監査役の異動を発表した。
グローバル戦略をさらに強化すると考えられる大坪清代表取締役社長をトップとする新組織、新役員体制である。

<地球温暖化防止実行委員会主催>
「第6回セミナー開催」
4月25日(水)午後1時半より5時まで

関東グラビア協同組合を事務局として、地球温暖化防止実行委員会主催による「第6回セミナー」が開催される。
東電による「電力塾旧ゥ通しと節電手法の紹介」、
三菱化学エンジニアリングによる「太陽光発電の新たな設置可能性について」等11企業・団体が講師となる。
インキの作業性、グラビア協組による「今やるべきことは?」等の意義ある内容が盛りだくさんである。

話題 海外戦略に注目

<小窓> 各種団体役員の改選期


<平成24年4月5日号>

【1月度FC生産実績】
樹脂製・クロスは生産増
ゴム製コンテナは増加
輸入コンテナの伸び顕著

産業資材の大型輸送容器であるフレキシブルコンテナバッグの1月度国内生産及び輸入結果が発表された。

まとめは日本FC工業会(時田周明会長−ナショナルマリンプラスチック社長)。
国内生産面ではゴム製品が樹脂用に前年比139%、窯業用に至っては実に994%の伸びを示した。
しかし樹脂製ランニングは81%及びクロス製は90%と大幅なダウン。輸入品は依然好調な伸びで月間400を超えた。

【TOKYO PACK2012】
出展申込み締め切り迫る
=4月20日(金)=
前回を上回るペースの申込み

世界に誇る2012東京国際包装展の出展申込み期限が近づいている。
あと2週間を残す現在、すでに前回の東京パック2010の規模を上回ることが確実視されており、
主催者側では今年度開催は国内のみならず国際的な景気回復のチャンスとなるだろなうだろうの見方もでている。
最新鋭の機械、システム、資材に加え、さらに厳しくなっている衛生、環境に関する包装資材の規定に対応すべく
出展サイドの姿勢は、今までにない注力を反映するものとなっている。

連載122 コーヒーブレーク
大学の秋入学を考える

【新興マタイ】
鈴与グループ力が加速
業界初のメガソーラー特許申請


太陽光発電、太陽電池等太陽エネンルギーに関する総合展示会が東京ビッグサイトで開催された。
昨年6月、静岡の鈴与商事グループに参入した新興マタイも、今回のエネンルギー展に、
特許申請中の新システム開発の太陽光発電システムを出展、来場者より高い評価を得、商談が相次いだ。
異なった事業分野の展開は、既存の包装材料製造販売にも好影響を与えており、
また鈴与グループの力も反映して包装事業の拡大が見込まれている。
今号では同社の新たな太陽光発電を紹介する。

<JPI>
第34回JPコンテスト
募集の締切は5月31日まで

公益社団法人日本包装技術協会では恒例の第34回日本パッケージングコンテストを行う。
目下、応募者の募集中である。経済産業大臣賞はじめ入賞出品は来る東京パック特設ブースに公開される。

【BIO tech2012】
今月25日(水)より3日間開催
アジア最大のバイオ国際会議も併催

リードエグジビションジャパン主催によるアジア最大の「BIOtech2012」開催の説明会が開催された。
従来の国際バイオEXPOを改称したもので、第11回国際バイオテクノロジー展/技術会議である。
これを機さらに国際的かつ専門性の高い展示会/技術会議へ進化する。
当日の参加者数より既に前回を大幅に上回る規模となることが実証されている。
また、同展示会における特徴は、バイオアカデミックフォーラムである。
産官学一体となっての展示会は名実ともに製袋の注目するバイオテクノロジー専門展である。

Pam東京企画展
=特種東海製紙=

段ボール原紙、クラフト紙等産業用紙メーカーである特種東海製袋は、ファンシーペーパー分野でもトップクラスの企業である。
同社営業開発本部ファンシー営業開発部による「Pam東京企画展」を紹介する。

【drupa2012】
多様な創造的可能性
印刷業界の大転換を示唆

印刷業界の次代への変革は瞠目されるものがある。
世界の最先端を行く印刷技術が一堂に会する世界最大のイベントである『drupa2012』が
ドイツ・デュッセルドルフメッセでいよいよ開幕する。
最新の動向の一部を紹介する。

<小窓> 柳沢製袋の幅広い投資意欲

<平成24年3月25日号>

【1月の紙袋需要】
重包装用は前年比5%余の減
対照的に角底紙袋は8%の増
しかし春以降の需要増に期待感も

クラフト紙袋、角底紙袋の本年1月の需要実績がまとまり、
本年のスタートダッシュの力不足にがっかりの感を関連業界では抱いた。

特に産業包装資材であるクラフト紙袋は、分母となる昨年の数字が前年比でプラスであり、
加えて異常気象とまで言われている昨年末から本年現在に至る大雪による産業、
消費者両分野のインフラが影響を受けた結果の1月の数字と考えれば、
それほど悲観するものでもなさそうだ。
2月以降の回復が来たされるが、現在の多発する地震の影響がどうでるか、注目されよう。

【王子製紙】
新社長に進藤清貴氏
4月1日付で新経営布陣

紙パルプ業界のトップメーカー王子製紙の社長ほか取締役、執行役員人事が発表された。
新社長に技術系の進藤清貴取締役常務執行役員が抜擢された。
また包装用紙関連では執行役員・白板紙・包装用紙事業本部長であった田野弘一氏が
生活産業資材カンパニーバイスプレジデント兼事業本部長に昇任した。

汎用樹脂値上げ続くか?
1月国内出荷は前年比マイナス

汎用樹脂関連の荷動き、市況が波乱含みである。ナフサの高騰に連動すら樹脂価格の高騰に加え、
石化関係の副資材価格も高騰しており、樹脂袋等フィルム業界は適正製品価格の確保に躍起になっている。
今後のユーザー姿勢によっては、包装風炉の出荷抑制というかつてない緊迫した価格攻防戦が展開される懸念も強い。

連載121 コーヒーブレーク
山手線に新駅、駅名は泉岳寺? 品田? 

【機械の紹介(2) 長崎機器株式会社】
重袋用自動計量包装機
少量・大量から微紛体に対応

長崎機器鰍フ自動包装機を紹介する。
少ロット多品種に対応した微粉体の自動包装機の仕様、主なる特徴等について列記してみた。

【2013モバックショウ】
3つの「M」キーワードに
来年3月6〜9日大阪で開催
本年8月末締切で出展募集中

製袋パン製菓機械関連のアジア最大の展示会「モバックショウ」が来年3月に大阪で開催される。
主催の日本製袋パン製菓機械工業会の田中利幸理事長以下、開催実行委員会による開催概要説明会が行われた。
マシナリー、マテリアルズ、マーケティングの3つを「キーワード」とした開催内容について報告組する。

花山宜久取締役は 
営業企画開発部長兼務
=昭和パックス人事=

<ベルグリーンワイズ>
青果物向け鮮度保持機能袋
経済産業省の「新連携計画」認定
包装フィルムの生産・販売強化

<小窓> 「協調と変革」の同時進行を


<平成24年3月5・15日合併号>

【本年重包装紙袋需要】
前年比微減の見通し
復興需要と景気回復を期待
合成樹脂分野は厳しい見方

産業資材包装用のクラフト紙袋平成24年国内需要見通しについて、
全国クラフト紙袋工業組合需要調査委員会集計結果が発表された。

総出荷数量は12億2850万袋前年比99.4%としている。
昨年の東日本大震災ほか未曾有の天災、また超円高、さらには東電福島原発事故等による大手製造業から
下請けに至る中小企業もその影響を受け、景気は一段と厳しさを増し、包装資材も需要低迷であった。
本年は復旧・復興需要を筆頭に包装資材の需要回復を期待しているものの、
不振の前年を上回ることは難しいだろうと結論した。

【特種東海製紙】
トーモクとの連携強化
連結子会社株式の一部を譲渡

クラフト紙、段ボール原紙、ファンシーシペーパーメーカーである特種東海製紙では
連結子会社である大一コンテナー鰍フ株式の一部を潟gーモクに譲渡した。
段ボール産業界の事業環境は厳しさが増しており、優良な専門企業であるトーモクに大一の経営を委ねることになった。
同時に連携強化による段ボール原紙の安定取締役妃となるのも魅力となったものと思われる。

【太陽工業株式会社】
大型アンブレラが完成
日本の「ものづくり」を評価
膜面構造物の加工技術生かす

世界の企業として著名のコンテナー及び膜面構造物メーカーの太陽工業が、
サウジアラビア王国のイスラム教2大聖地「メディナ」の「預言者モスク」周辺に建設の、
預言者を迎えるテント構造の「日除け施設大型アンブレラ」(1辺25.5mの正方形)250施行を終了した。
サウジからはもちろん関連国から「日本のモノづくり」技術の高度さを改めて評価されている。

【JPI】
木下賞の候補推薦を募集
第36回は3月31日締め切り
【JPI】
平成24年度包装アカデミー
4包装コースで6月より開講

公益社団法人日本包装技術協会では第36回木下賞の候補推薦を募集中である。
その内容を紹介する。また平成24年度包装アカデミーを開講する。
@輸送包装、A食品包装、B包装材料、C医薬品業界、の4コースで、6月開講で平成25年3月終了の期間。
これの修了者には「包装専士」の称号が授与されるほいろいろな特典がある。真の包装のプロの人材育成講座である。

【特種東海製紙】
3月期純利益は赤字決算
第2次中期経営計画目標達成へ
新たに諸施策積極実施内容発表

特種東海製紙は厳しい事業環境でついに今期(3月期)決算は純利益赤字が内定した。
これの改善、企業体質の強化に向けての同社の新戦略
「第2次中期経営計画目標達成へ」のための新たな諸施策の積極実施内容が発表された。
財務体質、事業基盤、成長戦略、新製品開発と新技術開拓、海外展開等について、全貌を紹介する。

<目・耳・口> 復興需要はあるのか!!

3月度会合
クラフト紙袋工組関西支部

<小窓> どんな根拠で?


<平成24年2月25日号>

【平成23年度FC生産実績】
樹脂製・クロスは生産減
ゴム製コンテナは増加
輸入コンテナは大幅に増加

日本フレキシブルコンテナ工業会集計による平成23年12月の生産実績及び年間数量がまとめられ発表された。
それによると12月はランニング、クロス製品ともに前年比大幅減となっており

年間数字でも前者が前年比94%、後者が90%と需要は落ち込んだ。
化学薬品、樹脂、飼料など主なる需要先の需要が振るわず、
災害用など低価格品と思われる需要分野が大幅増となっている。
一方、輸入品は12月も前年比101%、年間でも115%と増加を続けている。
輸入数量は約4450万袋で国内産37万袋の10倍以上の量である。

【昭和パックス】
第3四半期決算は前期比減
だが通期では業績予想修正なし

製袋業界のトップメーカー昭和パックスの第3四半期決が発表されたが、
国内景気の低迷が続いていることが影響し、減収減益を余儀なくされている
。しかし通期の平成23年度業績は昨年5月に発表した予想数字を変更せず、
連結売上高200億円、経常利益10億1000万円、純利益6億4000万円を見込んでいる。

【JILS】
東日本大震災に関する
行政への規制緩和を要望

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会では、
東日本大震災に関する行政への16項目にわたる規制緩和を要望した。
1年を迎えようとして大震災であるが、瓦礫処理など思うように進んでいないのが実情で、
産業廃棄物、リサイクル法などの規制緩和、また国・地方自治体等への支援項目が含まれている。

石井泉執行役員
営業本部長に専任
 =特種東海製紙人事=

ファンシーペーパーの他、段ボール原紙、クラフト紙など産業包装用紙の供給メーカーとしてのポジションも高い
特種東海製紙の産業用紙部門の営業本部長に、経験豊かな石井泉執行役員が専任として就任した。
それに伴う統括部長、営業部長の人事も発表された。

静岡支店を開設
=新興マタイ=

第5回サステナブル社会を支える
「包装革命シンポジウム」
JPI主催 3月2日(金)開催

公益社団法人日本包装技術協会の第5回サステナブル社会を支える「包装革命シンポジウム」の紹介である。
3月2日開講。東日本大震災後の復旧・復興に関し取り組んでいる産業界にとって、
的確に対応できる包装のあり方を考えるシンポジウムである。

広島出張所移転
=大昭和紙工産業=

【企業紹介】
新素材開発と製品供給
=クラウン・パッケージ=
昨年末のエコプロで積極性注目

昨年12月開催のエコプロダクツ2011に出展の、クラウン・パッケージ社の新素材開発と製品を紹介する。
すぐに陳列できる包装「バリットボックス」、リサイクル素材の「スマートパピエ」など、
新しい感覚に基づく紙器、紙袋などの紹介で記事ある。

出版案内 =日報出版=
2012「包装関連資材カタログ集」、「包装関連機器カタログ集」、
「段ボール工場の品質管理」ほか多数の包装関連専門書発売の紹介である。

<話題> 広がるバッグの用途
 
<目・耳・口> 大王製紙の今後は?

<小窓> 需要予測の考え方


<平成24年2月15日号>

【平成23年紙袋出荷】
重包装用は前年比96.3%
角底紙袋は102.0%で増加
産業用と個人消費市場に変化反映

重包装用クラフト紙袋と角底紙袋の平成23暦年の生産、出荷実績がまとまった。
両業界の工組で集計発表したもので、同時に平成23年10〜12月期、
平成24年1〜3月期の景況感調査結果についても発表した。

クラフト紙袋は産業包装・輸送用を需要対象とする包装容器であり、
国内の景気低迷、円高による輸出不振等の影響を受け前値比96.3%で昨年書の需要予測を若干下回った。
一方、個人消費を反映する角底紙袋販売は前年比106.5%で伸びを示した。
消費構造の変革と、東日本大震災、原発事故の復旧・復興が遅き感は否めないものの、
国民に元気が出ていることを感じさせる結果となっている。
景況感については、原材料価格の高騰や需要低迷を理由に、
今年も相当厳しい事業環境を余儀なくされると結論を出している。

【日本PE製品工連】
「今日を審らかに」をキーワードに
盛況の賀詞交歓会で会長が強調する

ポリ重袋、ラミネート。ブロー製品の3工業会、フラットヤーンの
1工業組合で組織される日本ポリエチレン製品工業連合会主催の「賀詞交歓会」が開催された。
同連合会では本年の活動キーワード「今日を審らかに」とし、
企業及び連合会の体質を改善強化を図り厳しい事業環境を克服する方針を明らかとした。

【特種東海】
竹尾株式を追加取得
ファンシーの市場開発へ

段ボール原紙、クラフト紙及び特殊紙の3事業を主力とする特種東海製紙鰍ヘ、
原紙販売会社の樺|尾の株式を追加取得、株式保有比率を20.9%、議決権比率23.6%とした。
ファンシーペーパーのさらなる市場開発を積極的に行う方針である。

【関西POF協会】
難局に力を合わせ対応
平成24年度年始会を開催

関西地区のポリオレフィンフィルムメーカーで組織する関西PO協会は恒例の平成24年度「関西POF協会年始会」を開催した。
藤野会長は「先行き不透明で明るい話は少ないが、
フィルムの機能性に自信を持ち元気を出してやって行きましょう」と挨拶した。

=クラフト関東支部=
多々の不確定要素の中
確かな目標実現に努力

全国クラフト紙袋工業組合関東支部では恒例の「新年会」を開催、楠見支部長、花山・中尾両副支部長の体制で、
厳しい事業環境を克服すべくリードして行くことを表明、
会員の協力のもと難局打開に向かって各企業が独自性を出しながら努力、
低迷するクラフト紙袋業界の活性化を図ることになった。

クラフト古紙集荷に注力
森田紙業で再生可能域を拡大

クラフト古紙の集荷、製紙原料化の企業として著名の森田紙業が、
従来の米麦袋主力の方針を拡大、食品袋などのクラフト紙空袋、製袋工程での裁落、損紙など、回収範囲を拡大している。
同社の古紙パルプ化は古紙業界最古ともいえる実績と歴史を持ち、
近年の省エネ、省資源さらには環境対応に貢献する企業として関連業界から高く評価される存在となっており、
同時にクラフト紙加工品の古紙化拡大が歓迎されている。

<小窓>
過去5か年紙袋出荷実績比較表


<平成24年2月5日号>

【JPI関連11団体】
公益法人として活動再認識
包装産業の社会的意義啓発
2012年包装界合同新年会

日本包装技術協会、同関東支部、東京包装協会、日本食品包装協会など11団体による包装界合同新年会が開催された。

池田JPI会長、坂本経産相課長の挨拶、尾崎JPI副会長の乾杯発声があったが、
3氏ともに包装の社会的意義と高品質・安定供給が大震災復旧・復興に欠かせない存在であることを強調し、
改めて今年開催予定の東京パック2012成功こそ景気回復等を加速させる重要要素であると挨拶した。
   
【包装機械新年賀詞交歓会】
生田会長「環境変化への対応」
藤木経産省課長「新興国市場」
工業会とリース会社合同で開催

包装機械工業会と包装リース共催による日本の包装機械関連メーカーが一堂に会した大イベント『賀詞交歓会』をレポートする。
池田工業会会長は「ダーウィンの進化論に、種が生き残れるのは環境変化に対応するからである、という言葉がある」
ことにふれ、事業環境の激変に的確に対応しようと訴えた。

【11月度FC生産実績】
輸入は年間4千万袋突破
樹脂・クロスとも生産減
ゴム製は前年比増続く

大型包装物流容器の主役であるフレキシブルコンテナバッグの平成23年11月の生産実績、
1月からの累計数量及び輸入実績が発表された。
月次数字ではランニングタイプの合成樹脂用が低迷、累計でも前年比87%にまで落ち込んでいる。
合計では月次が98%、累計が96%。クロス製品は合成樹脂用が健闘して104%、累計では99%となっている。
輸入は前月度の落ち込みから一転して11月前年比113%、累計でも116%と伸びを続けている。
ユーザーサイドの包装物流コスト低減の傾向は依然として続いており、
これを反映するフレキシブルコンテナバッグの生産需要・輸入状況である。

【膜構で新春賀詞交歓会】
石井会長「山積の課題に取り組む」
「膜・空間デザインコンペ」入選作品展示

日本膜構造協会の「新春賀詞交歓会」開催における、石井会長の挨拶、国交省の尾崎建築指導課長挨拶ほかを紹介する。
石井会長は「積極的に山積する問題に取り組む」、
尾崎課長は「低炭素社会実現のために幕構造物は明るい未来を持っている。
何をするかを真剣に検討し、幕構造物の存在意義の理解を啓蒙しなくてはならない」と訴えた。

【JILS】
グリーン物流基礎コース
2月14日開講の受講生募集

日本ロジスティクスシステム協会主催による「グリーン物流基礎コース」開講の案内である。
ロジスティクス分野の環境負荷低減の基本的知識を身につけることが、
如何に現代社会、企業にとって大変時宜を得た開講であり、これへの参加が望まれている。
<ロジスティクス大賞>募集
応募締切4月13日(金)まで

九州支社が移転
日本紙パルプ商事

<目・耳・口> 日本の今の状況は? 

<小窓> 明るい顔が揃ったが?


<平成24年1月25日号>

【クラフト紙関連新年会】
今年も厳しい事業環境挑戦
大震災復興で日本の力発揮
6団体共催の新年互礼会開催

重包装・角底製袋、流通、ラミ、クラフト製紙、純白製紙の包装用紙関連6団体による新年会レポートである

最初に田野クラフト紙委員長(王子製紙執行役員本部長)、来賓代表して経産省の坂本課長、製袋・純白ロール、
ラミ関連4団体を代表して中尾日袋工理事長の乾杯発声、
最後に包装用紙委の日置会長の中締めで1時間余の懇談会を終了した。
挨拶の各氏とも「昨年以上の厳しい事業環境、世界経済の情勢緊迫化」について触れる挨拶であった。

年頭のご挨拶
社団法人日本包装機械工業会
会長 生田芳規

【エコプロダクツ2011】
「自然との共生」を強調
日本発「エコの力で明日を変える」
紙パ・石化業界より多数の出展

産業環境管理協会と日本経済新聞社共催による「エコプロダクツ2011」が昨年12中旬に開催された。
今回で第13回目であるが最初より実行委員長を務めている山本良一東大教授は
「グリーン成長ダイナミズムの渦中にある」ことを力説した。
同時に、本号では紙パ関連企業の出展コンセプトを紹介した。
直には石化関連企業を取り上げる。

テクノフロンティア2012
=7月10日〜12日=
日本能率協会で開催

【共立物流システム】
好評のレンタル業務を拡充
新機種投入しニーズに対応

液体物流・粉体物流基材、システムメーカーの共立物流システム社の新たなユーザーニーズへの対応を紹介する。
フレキシブルコンテナバッグなどの大型輸送容器レンタル業務の強化の一環として、
新機種を加えレンタル市場の拡大を図っている。

2月度会合
クラフト紙袋工業組合関西支部

【Japan Color】
認証制度第1号認定発表
=日本印刷産業機械工業会=

オフセット印刷の色の標準的な基準として「Japan Color」を策定しているが、
さらにこれの強化策として「標準印刷認証」「マッチング認証」
「プルーフ認証」「プルーフ運用認証」の4つの認証制度を創設している。

<目・耳・口>

<目・耳・口>  
創業100周年
紛体工業展に思う

小窓 世界的変革を好材料に


<平成24年1月5・15日合併号>

【10月度FC生産実績】
当月もゴム製が生産増
クロスは前月比で生産減
輸入コンテナも減少続く

FC工業会恒例の月次生産動向が発表された。
今回は2011年10月分で、それによるとランニングタイプのゴム製品が前年同月比131%と大幅増、

累計でも121%の増加となっている。
強度、コンタミ防止等々対環境問題に優れている特長が発揮され、全需要分野で伸びている。
これに対し樹脂製品は化学工業薬品分野の伸びが顕著で、
主力の樹脂分野は国内樹脂生産の低調さを反映し、マイナスとなっている。
一方、クロス製品は輸入品も含めて前年比マイナスであった。

【樽谷包装産業株式会社】
人材育成と社員の対話
樽谷清孝社長に経営方針を聞く

艦載包装資材メーカーの老舗として著名の樽谷包装産業の樽谷社長との対談を紹介する。
近年、事業環境の厳しさが増す中で、老舗のブランドにこだわらず積極的な合理化対策を実施し、
それが奏功して依然堅実な経営内容となっている同社は、「人材育成、社員との対話」を重視し、先見の施策を実行している。

年頭所感
社会を支えるロジスティクスシステムの構築を
公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会
会長  西田厚聰

話題
モンディ社のアジア進出

タイのサイアムセメント社の生態事業部門に、
モンディ社は最新のセメント包装用インラインシステムの高速システムを納入することになった。
欧州を中心にグループ化を強化し現在、製袋数量は年間40億袋近いグループ構成を実現している。
今後のアジへの進出を占う今回のタイ企業との親近さの表面化かどうか興味深い。

<ベルグリーンワイズ>
鮮度保持機能袋の市場拡大
青森等インターネット販売も

野菜の新鮮度保持機能袋のシェア拡大に積極的に取り組んでいるベルグリーワイズ社の新たな販売システムを紹介する。
十和田おいらせ農協で始めたインターネット販売が好調な出足を見せている。

フォーラム&賀詞交歓会
=IFAIジャパン=

【話題・輸入コンテナ】
加工地・サプライヤーで腐心
クロスコンテナでは海外品が大勢

日本FC工業会集計による輸入コンテナの現状を考察してみた。
昨年の東日本大震災後では、防災用、廃棄物処理用などの需要が急増、
それのサプライヤー探しの問題が表面化するなど、フレキシブルコンテナバッグの需要の一面がクローズアップした。
国内需要の90%以上が中国を中心とする海外に依存しているだけに、
非常時における需給大勢に問題を残したのも事実である。

【太陽工業株式会社】
『結晶デザインモジュール』
発電機能を有する看板拡販

大型膜面構造物、フレキシブルコンテナバッグの世界トップメーカーである太陽工業が、
今度は節電対策関連事業にも進出した。
発電機能を有する看板を拡販する方針である。商品名は「結晶デザインモジュール」。
これに設置は企業にとってのPR効果の抜群さも高く評価している。

<連載120< コーヒーブレーク
自転車レーンを走りたい 

<小窓> 企業・業界の活性化には


<平成24年1月1日号>

【新春特別座談会】
需給バランス適正化を重視
事業環境激変は全産業共通

=全国クラフト紙袋工業組合=
正副・専務の三役理事が語る

出席者=(敬称略・順不同)

理事長 ・河野弘征
副理事長・二宮尊志、星野凖一
白石忠信、佐藤公夫
中山博資(紙上参加)
専務理事・芳賀 博


弊紙恒例の業界団体トップの新春特別座談会である。包装資材業界はほとんどが中小規模であるだけに、

経済界のグローバル化、円高、世界の金融不安問題等がクローズアップされると、それの影響は大企業以上のものになる。
原料・需要両業界にサンドウィッチされる包装業界の本年の課題の解決は、
コストアップ分の製品価格への転嫁に尽きることであることを再認識した座談会であった。

団体代表者年頭所感(敬称略・順不同)

公益社団法人として取り組むこれからの包装
公益社団法人日本包装技術協会
会長 池田弘一

クラフト紙はコスト上昇懸念
日本製紙連合会クラフト紙委員会
委員長 田野弘一

平成24年 年頭所感
全国クラフト紙袋工業組合
理事長 河野弘征

平成24年 年頭所感
日本フレキシブルコンテナ工業会
会長 時田周明

平成24年 年頭所感
全国米麦紙袋協会
会長 佐藤公夫

平成24年 年頭所感
日本角底紙袋工業組合
理事長 中尾吉計


平成24年 年頭所感
全国グラビア協同組合連合会
会長 田口 薫

「愚直」をキーワードに前進を
日本ポリエチレン重包装袋工業会
会長 児玉憲治

平成24年 年頭所感
社団法人日本食品機械工業会
会長 尾上 昇

年頭所感
日本製パン製菓機械工業会
理事長 田中利幸

◇企業代表者年頭所感◇

   (敬称略・順不同)

藤田 真夫  鯨岡 亘   田中 義治
時田 周明  稲垣 友彦  山 和憲
奥村 秀明  櫻井 義昭  樽谷 清孝
能村光太郎  河野与四郎  鈴木 英夫
杉藤 賢治


【新春特別座談会】
需要減少とコストアップ課題
中国等アジア製品の輸入増も
 =日本角底製袋工業組合=
正副理事長・専務理事が本音を語る

出席者=(敬称略・順不同)

理事長 ・中尾吉計
副理事長・岡崎昌三、前嶋美和
福田吉弘、畑迫信二
若林 茂(3氏は紙上参加)                 
専務理事・永井康夫


重包装クラフト紙袋は産業資材であるのに対し、
個人消費すなわち景気を占う材料にもなるのが手提げ紙袋はじめ軽包装袋の生産販売状況である。
角底製袋業界唯一の団体である日袋工3役員による弊紙恒例の新春特別座談会を開催し、
現状の問題点、今年の見通しなど忌憚なく語ってもらった。
重包装袋業界同様に、企業の健全化の途は、
原紙大はじめコストアップ分を適正に製品価格へ転嫁することが最善という結論となった。

<小窓> ご挨拶