平成23年度過去記事アーカイブ             


<平成23年12月15・25日合併号>

<クラフト紙袋業界>
需要減と原紙値上げの難局
的確対応は適性加工賃確保
=全国クラフト紙袋工業組合=
理事と関西支部と懇談会開催

全国クラフト紙袋工業組合恒例の支部所在地での理事会、
並びに理事と支部会員との懇談会が、11月に大阪で開催された。

厳しい事業環境下、特に10月より原紙値上げとなったことから
製袋業界のコストアップへの対応が重視されている中での今回の懇談会であったが、
コンプライアンス遵守を大前提としたものだけに、相互信頼関係の強化を基にして自主性再認識が確認された会でもあった。
同時に、クラフト紙袋の国内需要の減少が続くこと、
アジア地域での生産供給能力アップへの対応についても重要課題であることに意見の一致をみた。

10月の汎用樹脂
HD以外は製販前年比減
輸入品対応の在庫調整を反映

石化協発表の10月の汎用樹脂生産販売状況数字を取り上げた。
国内景気の低迷、レジンの海外へのシフト等が理由となって、
エチレンはじめ汎用樹脂の荷動きは全般的に低水準となっている。

なお、日本ポリエチレン重包装袋工業会集計による平成4年からの重包装袋用レジン出荷高推移も掲載した。
我が国の農業政策、グローバル化による肥料需要の低迷を反映して重包装袋出荷高は減少の一途である。

【佐藤産業】 
佐藤行男元会長お別れの会
多数の関係者が東京會舘に集う

米麦袋はじめ系統の農産物、飼料包装袋トップメーカー佐藤産業叶鞫緕ミ長の「お別れの会」が執り行われた。
製袋同業者はもちろんのこと、製紙、農産物関連諸団体関係者など500名近い出席で、故人の功績の大きさが偲ばれた。

【共立物流】
「ドラムコン」開発販売
画期的な液体用コンテナ

大型輸送容器コンテナバッグ、フィルム大型巻き取り機などで著名の大阪市の共立物流サービスが、
下部排出型内装ドラム「ドラムコン」を開発、販売を始めた。
従来のドラム缶を、下部から内容物から排出できるようにしたものに改良したと解釈できるが、
これは画期的な開発であり、輸送コストのダウンなどメリットも多く注目されている。

【JPI包装人材育成コース】
段ボール包装設計コース
環境問題重視の対応見直し

公益社団法人日本包装技術協会恒例の人材育成コースの案内である。
来年2月23・24の両日にわたり、段ボール関連企業向けの開講である。
特に今回は環境問題を取り上げ、省資源・省エネルギー、コスト低減を重点とした包装設計について解説する。

=納刊のお知らせ=

<小窓> 自然には逆らわないで


<平成23年12月5日号>

【9月度FC生産実績】
ゴム製コンテナは生産増
樹脂製・クロスは生産減
輸入は前月の反動で大幅減

日本FC工業会集計の9月の国内生産、輸入通関統計の発表である。
国内のランニングタイプでは、ゴム製品のみが前年同月比137%と大幅伸びを示したのに対し、


その他及びクロス製品は大幅な減少となった。
国内景気の低迷を反映している。また増加傾向を続けてきた輸入品も9月は前年比81%で、
1月までの累計118%との落差の大きさに驚かされる。

<昭和パックス>
売上、経常利益は減少
連結第2四半期純利益は増

製袋業界のトップメーカー昭和パックス釜A結第2四半期の決算短信内容を紹介する。
かつてない厳しい事業環境の影響を受け、売上高、営業利益、経常利益は前年同期比若干のマイナスとなったが、
純利益は6億4000万円で3%増であった。通期見通しは本年5月に発表の見通しを変更していない。

【10月の紙袋動向】
重包装用は前年比マイナス
角底紙袋は生産・販売ともに増加

クラフト紙袋、角底紙袋両業界の工組集計による10月の生産、出荷、原紙使用高等が発表された。
産業包装資材である重包装クラフト紙袋は減少に歯止めがかかっていないが、
個人消費反映の角底紙袋販売は前年比増で累計でもプラス維持となっている。

【JPI】
第7回緩衝包装設計コース
来年1月25日本部会議室で開講

公益社団法人日本包装技術協会恒例の包装人材育成講座開講の案内である。
輸送包装は、流通過程で種々の障害要因から製品を保護しなくてはならない。
その基本から実例に至るまでの詳細な項目にわたる講座内容としている。

【フレキシブルコンテナ】
内・外面エアー洗浄機を開発
高品質で格安な価格帯で販売

潟eクノハリマはコンテナバッグの内・外面を同時に洗浄する
画期的な『内・外面エアー洗浄機』を開発、一般市販を開始した。
また同社は『コンテナバッグ無発塵排出装置』も販売しており、関連業界より高く評価されている。

FOOMA JAPAN 2012
出展受付を終了する

?日本食品機械工業会で開催する「フーマジャパン2012」の出展受付は、
締め切り前に満小間となり、早くも出展申し込みを締め切った。
来年で35回目を迎える同展示会に対する国内外の関連企業の関心・期待の高さを実証した。

大阪営業部を移転
=鯨岡=

<小窓> 結局結論は自分で出すこと


<平成23年11月25日号>

【9月の紙袋業界】
重包装袋は依然減少傾向に
角底袋は生販とも前年比増
景況感は悪化・良化と対照的

恒例の重包装クラフト紙袋、角底紙袋の9月生産、販売集計及び9月までの累計数字と前年との対比である。

また両組では四半期ごとの景況感アンケート調査結果についてもまとめ発表した。
クラフト紙袋の出荷高は前年比96%余で依然低迷、角底紙袋販売数量は同103.5%と増加しているが、
累計ではクラフト紙袋96.1%、角底紙袋は100.4%となっている。
このような需要動向では、当然、両業界の景況感も悪く、10月からの原紙値上げへの対応に腐心している。

【太陽工業株式会社】
「デルタチューブ」の販売開始
水害対策に可搬式特殊堤防

大型膜面構造物、大型輸送容器「フレキシブルコンテナバッグ」のトップメーカーである太陽工業は、
従来の土嚢に代わる新製品「デルタチューブ」を開発、販売を開始した。
推進1mまでの圧力に耐える水防性能(特許出願中)を持っている。
このほか、天災用の防具材も開発販売しており、同社の幅広い開発能力が関連業界より高く評されている。

12月度会合
クラフト紙袋工組関西支部

【2012東京国際包装展】
明年10月開催の要領決まる
世界に誇る出展募集がスタート
世界有数・国内最大の規模内容

東京パック2012の開催要領が決まった。
世界有数の包装専門展は、新しい時代の包装・物流シシステムに関する新技術新製品が一堂に会する機会となり、
世界各国からの来場者も包装分野に関して最大の関心を寄せるもの。

特種東海製紙
減収でも純益増に
四半期の決算状況

特殊紙市場で異色の存在でくぁる特種東海製紙は段ボール原紙、両更クラフト紙の産業用紙メーカーとしても著名である。
同社の第2四半期の業績が発表された。
需要業界の低迷で販売では減少ながら、純利益は前年同期比66%余の増加となった。

国際物流総合展2012】
震災後の物流見直し増加
コスト優先からリスク分散へ
JILSの意識調査で新企画

?日本能率協会と公益?日本ロジスティクスシステム協会による国際物流総合展2012の開催が決まったが、
それに先立って、展示会のあり方についての意識調査を行い、結果を発表した。
それによると、東日本大震災後だけに、「省エネルギー」「企業の事業継続性」「拠点の見直し検討」の3点がクローズアップした。
事務局では、今回の調査喧嘩に基づく展示会企画を決定し、出展企業の募集を始める方針である。

<小窓> 異色の企業体質なるがゆえに?

<平成23年11月5日号>

【日本国際包装機械展2011】
入場者約9万4000人に
国内外の最新鋭技術が集う
厳しい環境下での成功の評価

去る10月18日〜21日までの4日間、東京ビッグサイトで開催されたジャパンパックは成功裡に終了した。


最新鋭の技術、ノウハウが集結する包装機械・システムの展示会が
国内景気の回復を牽引するかのような国内外からの来場者は9万人を超えた。

田崎史郎氏を講師に
クラフト工組総務委員会
恒例の秋季講演会を開催

全国クラフト紙袋工業組合総務委員会(二宮尊志委員長)は、
新聞・テレビ等で活躍する著名な評論家である田崎史郎氏の講演会を開催した。
「日本の政治はこれからどうなるか〜野田政権の行方」をテーマに、
1時間45分にわたる講演は、歯に衣着せぬ評論で好評であった。
「企業も政治も、結局はリーダー次第」、
記者も聴講したが、どうも野田政権、民主政権では(といっても他に人材はとなると?)外交能力なく、
世界に押し潰されそうな懸念を抱いたが……

【ニューロング】
「電動ファントップ」
新製品「結束機」を出展好評

日本のクラフト製袋業界発展とともに歩んできたニューロング鰍フジャパンパック出展のブースを訪ねた。
重包装製袋機・印刷機、充填包装機などの関連機器システムはカタログ、パネルの出展にとどめ、
今回は軽包装分野に絞り、新製品の結束機「電動ファントップ」ほかを集中出展した。
今号では新製品について紹介する。

=特種東海製紙=
リチウムイオン電池
向けのセパレータを開発

特種東海製紙ではリチウムイオン二次電池をターゲットにした
「電池セパレート(絶縁体)」を開発、本年末より本格的に生産販売に入る。
耐熱性に優れ、安価な特長が関連業界より大きな注目を集めている。

子会社「物流」をロ社へ譲渡
丸紅の紙・板紙事業競争力強化策

丸紅紙パルプ販売鰍ヘ、100%子会社の丸紅紙パルプ物流鰍フ全株式を、
丸紅鰍フ100%子会社であるロジパートナーズ鰍ヨ11月11日付で譲渡した。
丸紅グループの経営資源の集中と選択による企業競争力強化のためである。

【ベルグリーンワイズ】
新フレキソ印刷を新開発
青果物向け鮮度保持フィルム

鮮度保持用包装資材の加工・販売に注力しているベルグリーンワイズ社が、新たにフィルム用の新フレキソ印刷を開発した。
同社は、フレキソ印刷機やその版、アルコール性インキの微妙な相性を適正化するなど、
OPP防曇フィルムへの新たな印刷方法を実現したもの。

<JPI関東支部>
2テーマの研究会開催
11月22日(火)JPI会議室

?日本包装技術協会関東支部では11月研究会内容を発表し、参加者を募っている。
『ペットフード容器のプラスチック化の世界のトレンド』『機能性包装の最近の事情』をテーマにした2部構成である。

23年度研修会開催
クラフト紙袋工組関西支部

【紛体工業展大阪2011】
粉の最先端技術の粋を展示
各種併催セミナー開催で盛況

インテック大阪で開催された「粉体工業展大阪2011」のレポート。コンテナバッグ、
その排出システムなどの合理化製品が展示され、粉粒体業界の体質改善に寄与できる新製品、新システムが好評を博した。

<小窓> ただ、がむしゃらに!

<平成23年10月25日号>

【8月度FC生産実績】
樹脂製・クロスの生産低調
ゴム製は前年比で生産増
輸入コンテナの増加は続く

大型輸送容器のフレキシブルコンテナバッグは、
ゴム製ランニングタイプは前年比増ながら、総じて8月の国内生産は低調であった。

ランニングの月産2万4555袋は前年比87%、クロス製品は34万9010袋で同95%であった。
累計ではランニングが101%と堅調、クロスはやはり輸入品に押され94%と減少が続いている。
輸入は単月度前年比112%、8月までの累計では3025万袋余で前年比120%、
相変わらず主役は中国品である。

【8月の包装用紙需給】
生産・出荷ともに前年比増
さらし包装紙と輸出の増加反映

包装用紙の値上げ問題に悩まされる製袋加工業界は、現在必死の対応策を検討実施しているが、
その原紙需給を改めて把握すべく、本年8月度の包装用紙品種別生産、国内販売、輸出動向を取り上げてみた。
アジア方面への輸出が伸びており、市場のグローバル化が鮮明となりつつある。

【エコプロダクツ2011】
日本最大級の環境展示会開催
=12月15日〜17日東京ビッグサイト=
国内外の関連業界に大きな関心

産業環境管理協会と日本経済新聞社の共催による
「エコプロダクツ2011」は12月15日、3日間の日程で東京ビッグサイトで開催される。
本号でそれの詳細な紹介を行った。
20万人近い来場者を迎える日本最大クラスの展示会でで、小中学生の教育のチャンスともなっている。

【JPI関東支部】
第2回食品包装コース開講
食品包装全般にわたる集中講義

?日本包装技術協会関東支部の恒例の講座の案内である。
11月から来年3月までを日程とする今回は食品包装全般にわたる集中講義となっている。
安心・安全が最も要求される包装分野の一つが食品包装である。
研究者、営業マン、経営者を含む企業管理職にとっても意義ある講義とされている。

【話題】
新ブランド開発に注力
=貼り箱製造・販売「山文」の例=
デザイン企業との提携に活路

中小零細企業も時代の急速な変化を先取りする姿勢が必要な時代である。
徳島県の小さな紙箱メーカーに取りあげ、新製品開発、企業提携などにチャレンジしている姿を紹介する。

11月度会合
クラフト紙袋工組関西支部

新刊案内
日報出版株式会社

2012年度版「包装関連機器カタログ集」を紹介する。定価は税込み3000円。送料700円。

<小窓> 秩序ある競争を

<平成23年10月15日号>

【8月の紙袋需給】
重包装袋は前年比減続く
角底紙袋は生販ともに増
問題は原紙値上げへの対応

産業包装用のクラフト紙袋出荷減少は続いている。
セメントは地震、豪雨などの天災が多かったためか、

それの普及・復興用の需要とみられて前年比107%となっている。
国内景気は依然低迷しており、製粉、合成樹脂、
化学薬品等のクラフト紙袋需要部門の構成比率の高い分野が低調であり、
これが月次統計の特徴となっている。
角底紙袋は既製品袋の大幅販増により、全体で前年比104.7%と増加した。
しかし、衣料品等のファッション性の高い商品などに採用される手提げ角底紙袋がマイナスとなっているのが
今後の需要回復も含めて不安材料である。

柳沢製袋と中央製袋で
長期安定経営視野に業務提携
中小企業のBCP導入を重視

4大汎用樹脂出荷は減少
輸入圧迫と国内需要が低迷

【太陽工業株式会社】
『ベンチ・フローター・ノア』
緊急避難対応に開発販売

【JILS】
新たな価値創造を目指し
=10月31日(月)〜11月1日(火)=
東京ビッグサイトでフェアを開催

IPF
国際性と最新技術が集う
=10月25日〜29日=
千葉・幕張メッセで開幕迫る

事務所移転
製パン製菓機械工業会

連載119 コーヒーブレーク
がんばれ! なでしこりか!

小窓 日本のレベル維持のために


<平成23年10月5日号>

【ジャパンパック2011】
歴史的事業環境悪化の中
=10月18日(火)〜21日(金)開催=
出展社・小間数とも前回並み
だが展示会内容は大きな転機

『さらに か・え・る』をテーマに2011日本国際包装機械展がいよいよ開幕する。

このほど開催された主催者側の概要発表を報告する。
東日本大震災による影響が出展社数にどう出るか注目されたが主催者側の努力が奏功し、
281社1836小間と前回並みの規模となった。
内外14か国・地域から最新の包装機械、包装資材など、今後の魏業環境を見越して、
環境・安全安心・少子高齢化に対応した出品は、来場者の満足を得るだろうと期待されている。

<小窓続き>日本製紙のクラフト紙は

社長に等健次氏
=大興製紙=

本社を移転
=潟Gドビ=

【樽谷包装産業株式会社】
品質・デリバリーで対応
ジャスト・イン・タイムの精神で

関西の老舗・有力企業の一社である樽谷包装産業はコンテナバッグ輸入販売事業をはじめすでに30年になる。
コンテナ事業を引っ張る同社の橋和正幸大阪支店長に、
コンテナ事業に取り組む理念、積極的な販売姿勢等についてと聞いてみた。

【IGAS】2011
印刷は産業界の創造力
国際色豊かに盛況裡に閉幕

国際総合印刷機材展を視察した。
「印刷は環境とともに進化する」のテーマのもと、327社2740小間の規模で開催され、盛況を極めた。
世界の潮流は確実に変わっており、印刷分野はIT市場はじめ一段と拡大している。

【西岡製作所】
新製品『便箋くるみ機』
IGASで製本機に加え出品

西岡製作所は戦後の製袋業界発展になくてはならない存在として今日に至っているが、
同社の堅実経営は製袋業界の低迷に迷わされることのないスタンスをとっている。
同社の2本柱の一つである製本機械への注力で健在ぶりを示し、
製袋業界の活性化に備えているのが現状である。
今回開催されたIGASに出品の「便箋くるみ機」を紹介する。

話題 西岡製作所の会社理念

<小窓> 日本製紙のクラフト紙は?

日本製紙グループは3月の東日本大震災による被災を機に、
同社グループ生産体制の再構築を検討している。
その中にクラフト紙等包装用紙の主力工場である富士工場鈴川の製紙機械停機が発表された。
業界のリーダーの一社となっている日本製袋を子会社としていること、
合併企業がクラフト紙名門企業であったことなどから、
今後同社はクラフト紙など包装用紙生産供給はどうなるのかに関し、富士工場停機問題を掘り下げてみた


<平成23年9月25日号>

【7月度FC生産実績】
樹脂製・クロスが生産減
ゴム製コンテナは生産増
復興需要は期待できるか

フレキシブルコンテナバッグの7月生産実績、本年1月からの累計実績の発表である。

ランニングタイプは前年同月比99%、クロス製品は同88%といずれも生産ダウンである。
東日本大震災復旧・復興、さらには台風・豪雨対策用のコンテナバッグも価格的に輸入品が主力となっている。
しかし、輸入品も95%で伸び悩んでいる。コンテナバッグの需要回復は今後の国内景気の回復にかかっていよう。

【JPI】
2011入賞の表彰式
「日本パッケージングコンテスト」
入賞3作品の開発事例発表

日本包装技術協会主催による日本パッケージングコンテストの入賞作品が決まり、このほどその表彰式が開催された。
門屋卓審査委員長ほか審査委員によって、ジャパンスター賞13件はじめ、
包装技術賞42件、包装部門賞59件の計114件が表彰された。

【ヤマトHD】
「ロジスティクス賞」受賞
日本パッケージングコンテスト

ヤマトグループのヤマト包装研技術究所の新技術・新商品であるリターナブル包装資材が前記のコンテストにおいて
「ロジスティクス賞」を受賞した。その製品を紹介する。

7月の合成樹脂生産
LDPEは増、HD大幅減
ポリ重包装袋の需要は堅調

原油・ナフサ価格がやや落ち着いている状態であるが、国内の汎用樹脂生産出荷状況はあまりよくない。
LEPDの前年比増に対しHDPEは大幅減少となっている。
肥料用など産業包装資材は堅調であるのに対し、
個人消費向けなどを主力用途とするHDPEは国内景気を反映しているためと考えられる。

【インターアクション】
解体・建設リサイクルフェアに出展

インターパック社は解体・建設リサイクルフェアに「リレーバッグ」と関機器を出展した。
バッグとスチールの分別を提案するなど、リレーバッグと物流機器のコラボをアピールした。

【竹尾】
新製品『気包紙』を発表
紙本来の風合いにさらなる質感
デザイナー7組の「贈る箱」展

包装資材設計、新商品の業界で著名な樺|尾(本社‐東京千代田区)が、
日清紡ペーパープロダクツ、デザイナー人との共同研究開発による「気包紙」を発表した。
同時に7人のデザイナーによる「贈る箱」点を開催した。
「受ける人の気持ちを和らげる、楽しくする」点を強く感じ取ることのできるデザイン可能の新しい紙、箱のPR内容を紹介する。

<目・耳・口> 原燃料コストの影響薄?

<小窓> 構造変革より体質改善


<平成23年9月15日号>

7月の紙袋需給】
重包装袋の低調続く
角底紙袋は前年比増
国内景気は依然厳しい見方

クラフト紙袋、角底紙袋両業界のそれぞれの工組による本年7月の生産、販売(出荷)高、

及び1月からの累計結果についてまとめられ発表された。
産業資材の重包装クラフト紙袋は依然低調推移、個人消費包装資材である角底紙袋の7月販売高は若干の増となった。
しかし累計では微減となり、その理由となっているのが手提げ紙袋の減少と考えられるのが気がかりである。

【昭和パックス】
第1四半期増収増益
諸経費抑制努力奏功

製袋業界のトップメーカー昭和パックス鰍フ平成24年3月期第1四半期の連結決算予想が上方修正された。
東日本大震災や福島原発事故による紙袋出荷減は避けられなかったが、
連結子会社の売上増及びグループ企業全体の諸経費抑制努力が奏功し、増収増益となった。
当期予想の連結売上高200億円、連結経常利益10億1000万円は変更されていない。

【トップインタビュー】
業界主役の食品包装分野に
さらなる企業性発揮に時代
石川鞄c中義治新社長に聞く

製粉袋のトップメーカーである石川鞄c中義治社長にインタビューした。久しぶりのプロパー社長の登場であるが、
周知のように未曾有の厳しい事業環境下だけに、新社長の経営手腕が注目されている。
企業の地味さ≠代弁するかに見える田中社長の言動であるが
、内に秘めた闘志には並々ならぬものを感じさせる。
食品包装袋が今後のクラフト紙袋需要の主役になりつつあるだけに、今後の同社の動向がますます注目されよう。

業績予想を修正
特殊東海製紙第2四半期

ファンシーペーパー、段ボール原紙、クラフト紙などの中堅メーカーである特種東海製紙の連結第2四半期業績が発表された。
売上高390億円は前回予想と変わらないが、
営業利益17億円、経常利益17億円、純利益9億円は前回予想より大幅増加の内容となっている。
原燃料価格の下落、固定費削減の効果が大きな理由である。

「紙わざ大賞」入賞展
=特種東海製紙主催=
9月15〜17日東京銀座で

1991年に静岡県の島田市で第1回をスタートして開催してきた「紙わざ大賞入賞作品展」が、今回より東京開催となった。
日常生活における紙≠フ表情が、いろいろな形で作品として表現されているもので、
一般生活者の紙に対する認識、親しみを広げようというもの。

【JPI関東支部】
29日に研究会開催

?日本包装技術協会関東支部主催による9月研究会の内容紹介。
第188回輸送包装研究会、第187回包装資材研究会のそれぞれのテーマにそっての研究発表行なわれる。

<統計> 大型流通店の売上高減少基調

<話題> 価格修正へ邁進
フィルム価格の是正へ

10月度会合
クラフト紙袋工組関西支部

<小窓> 中小企業ががんばっている


<平成23年9月5日号>

【タイ昭和パックス
世界有数の一工場能力
工場増築と設備増強披露
国内外大手取引企業トップ集う

国内製袋業界のトップメーカー・昭和パックスの子会社であるタイ昭和パックス鰍ヘ順調な成長をみせている。
8月上旬、工場増築と設備増強を国内外の大手主力取引先に披露した。

両底貼り機を新たに導入のほか、印刷機等製袋関連機器を増設、
従来の月間能力400万袋から500万袋へとアップすることになった。
一工場での500万袋能力は世界有数のものであり、アジア県内では最高と言われるレベル。
これにより日本国内で生産出荷されている需要品目すべての生産供給が可能となり、
タイほか近隣アジア色でのクラフト紙袋需要のはマーケット拡大が加速するものと思われる。
披露宴であいさつの代表各氏の挨拶も紹介する。

<スポット>
国内包装用紙の需給は?

【6月度FC生産実績】
樹脂製コンテナの生産堅調
輸入コンテナは前月比減少
注目される下半期の需要動向

大型輸送包装容器であるフレキシブルコンテナバッグ6月の生産実績レポートである。
樹脂製コンテナは合成樹脂、飼料用などが大幅増、ゴム製コンテナは全分野で減少した。
クロス製品は飼料余以外は減少した。6月までの本年上半期(累計)でみると、
ランニングタイプはすべて前年同期比増加、黒製品は減少となっている。
しかし、クロス製品輸入動向をみると、6月は大幅減少したものの、累計では前年同期比121%と依然伸びている。

製袋用クレープ紙値上げ
10月1日出荷分から10%以上

製袋用のクレープ紙が10月より現行の10%以上の値上げを発表した。
パルプ、古紙、薬品、染料等の原料価格、燃料コストの高騰がその理由。
クラフト紙袋需要の減に加えユーザーニーズが一段と厳しくなっており、
自助努力によるコストアップ吸収は不可能であることをクレープ紙メーカーは強調している。

話題 上半期の状況は
フレキシブルコンテナバッグの上半期荷動きの特長を捉えてみた。
合成樹脂、飼料用などの本来の大型包装輸送容器としての伸びに加え、
地震、豪雨など天災への対策機能が需要を支えている点も軽視できないようである。

<日本MH協会>
第38期マネジメント・
MH管理士講座を開講

日本マテリアル・ハンドリング協会(日本MH協会)の第38期マネジメント・MH管理士講座を案内する。
10月111日〜11月29日のうちの10日間開講である。
物流運用の先見性を具備したカリキュラム。物流センターの仕組みづくりから、MHマネジメントを習得すケーススタディでもある。

国際プラスチックフェア
10月25日幕張メッセで開幕
8つの専門展に区分け高密度に

来月25日より千葉の幕張メッセで開幕する「国際プラスチックフェア」の紹介である。
海外からの押出機出品など、アジア各国からの出品も多く、同時に海外からの視察団来場も前回より多くなることが確実視されている。
海上は出品内容を8つの専門展に区分けし、情報の密度を高くしているのも新たな特徴となっている。
入場料は事前等労苦者は無料、当日登録は1000円(5日間有効)。
また入場者一人当たり100円が東日本大震災の被災者へ義援金として寄付される。

<小窓> やはり「量は力」なり?

<平成23年8月25日号>

【6月の紙袋】
重包装用はマイナス続く
角底紙袋の生販は横ばい
厳しい需要の中での原紙値上げ

クラフト紙袋、角底紙袋両工組による6月の生産販売実績並びに景況感調査結果が発表された。
重包装クラフト紙袋は依然需要低調で、上半期実績からみて後半の下半期需要が急上昇しない限り
本年の年間実績は前年比減を避けられそうもない状況である。

現在は東日本大震災の影響よりも、
その震災による福島原発事故の収束に予想以上に手間取っていることが、
農水産物需要をはじめ全般的な需要減につながっているものと考えられる。
角底紙袋は前年並みの生産販売が持続されており、個人消費の横ばい、
さらには円高による輸入品の購買意欲を反映しているようだ。
同時に行われた両業界の景況感調査結果は、
今後の原材料値上げによる収益構造の悪化を懸念していることが鮮明となっている。
需要低迷・原材料価格の上昇で中小包装資材加工企業はますます苦境に落ち込むことも懸念される。

中山社長体制
王子製袋の経営布陣
中国体制着々と進展

紙パルプ業界のトップメーカー王子製紙鰍フ直系製袋企業である
王子製袋鰍フ中山博資社長体制続行人事が発表された。
また同社は、上海に続く青島におけるクラフト紙袋工場の竣工を間近に控えており、
今後さらなる中国市場拡大戦略が注目されている。

【JPIコンテスト】
入賞3作品の開発事例発表
2011 パッケージングフォーラム
8月30日東京ガーデンパレスで開催

?日本包装技術協会主催による
2011日本 パッケージングコンテスト入賞作品記念発表会が8月30日(火)開催される。
今回は入賞3点が開発事例発表フォーラムである。
入場無料、定員は150名。同時にコンテスト表彰式も行われる。

【JILS講座】
第7期グリーンロジ管理士
「実務リーダー育成」9月に開講

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会主催による
「第7期グリーンロジスティクス管理士資格認定講座」が開講される。
本年9月から2012年3月27日の期間。本号でそのカリキュラムを紹介する。

【IGAS2011】
印刷産業の将来展望
9月16日東京ビッグサイト開幕

印刷機材団体協議会主催によるIGAS(国際総合印刷機材展2011)が東京ビッグサイトで開幕する。
IGASは世界4大印刷機材展のローテーションの中で開催され、
印刷関連の総合展示会でアジア最大の規模を誇る規模と内容は、内外からの来場者でいっぱいとなる見通し。
いろいろな企画が盛り込まれており、アジアを中心とした海外からの来場者が多いのも毎回の特長である。

【インターアクション】
リレーバッグ・ロングタイプ
解体・建設リサイクルフェアに出展

お馴染みのフレキシブルコンテナ関連資材のメーカーであるインターアクションが、
「第1回解体・建設リサイクルフェアinエキスポ関西」に新商品を出品する。
リレーバッグのロングタイプで、解体工事のサポートを行えるシステム。
容器と機器のコラボレーションの展示でもある。

<9月度会合>
クラフト紙袋工組関西支部

<目・耳・口> 大型流通店の売り上げ推移

<小窓>  原材料市況の国際化


<平成23年8月5・15日合併号>

【全国クラフト紙袋工業組合】
原材料値上げ問題に直面
製袋は適正加工賃確保が原則
理事と北海道支部会員懇談会

全国クラフト紙袋工業組合で原則的に隔年開催としている北海道における理事会開催
及びその後の理事と支部会員との懇談会がこのほど札幌市で開催された。

支部会側より
@原材料値上げ方向は?
A大震災と原発事故の製袋業界への影響
B今後の工組運営の在り方、の3点について質問があり、河野理事長以下主なる理事が私見を述べた。
結論は「自助努力」しかないということであるが、業界環境激変の共通認識を深め、
的確に対応するための相互信頼関係がより一層重視されることを改めて認識した。

【日本FC工業会】
需要の実績に自信をもって
今後の事業環境に迅速対応
第45回定時総会で時田会長訴える

日本フレキシブルコンテナ工業会(時田周明会長)第45回定時総会のレポートである。
統計を分析する限り、輸入クロス製品の量、価格ともに上昇気配にあり、
大型輸送容器としてのフレキシブルコンテナの社会的存在価値はさらに向上していることに、
会員一同今後さらなる対応をし、社会的貢献を行うことに一致した。

【フクナガエンジニアリング】
ロールベールの搬送具を開発
畜産農家などの要望に対応

物流資材関連業界で積極的に新システム、新製品を開発・発表しているフクナガエンジニアリングが、
今回は畜産農家のニーズに応え、ロールベール搬送具「ベールキャッチャー」を上市した。
粉粒体輸送容器という規定概念から離れ、フレキシブルコンテナバッグの新市場開発でもある。
これを機に同社の業績は急速に伸びることが確実視されている。

【JILS定時総会】
世に応える活動展開重視
大震災はロジの重要性再認識に

公益社団法人となった日本ロジスティクスシステム協会の第1回目の定時総会レポートである。
東日本大震災、福島原発事故の復旧作業等において、一段とロジスティクスの重要性がクローズアップした。
さらならグローバル化への対応と併せて、JILSでは一段と範囲を広げ積極的な活動を展開することを決議した。
また総会終了後、2011年度物流合理化賞の授賞式も行われた。
第25回全日本物流改善事例大会、日本ロジスティクス研究会の共催によるもので、当日は6件が表彰された。

N−EXPO/KANSAI
インテックス大阪・
=9月7日開催=

鞄報アイ・ビー主催のN−EXPOが大阪で開催される。
環境問題、環境ビジネスの拡大、地域経済の活性化、環境産業促進などを目的とした展示会である。

<小窓> 原料高騰と社内合理化事情で

<平成23年7月25日号>

【クラフト紙袋業界】
ジワジワと構造変革の波が
企業カラーで棲み分け実現?
国難の時代が製袋業界にも影響

東日本大震災、東電福島原発事故の発生は、その収束のもたつきも要因の一つとなって、

世界の対日観も大きく変わろうとしている。
当然、これは日本経済へ影響するだろう。需要の減少、製造業の海外シフトへの加速等々は、
中小の包装物流企業に深刻な打撃となる懸念が強くなっている。
製袋加工業界もいよいよ本格的な構造変革の時代に入ってきたのではないか。

【PE製品工連】
加工企業の価値創生戦略
供給・消費の相互理解を重視
原料価格高騰の製品転嫁進む

原油ナフサ価格の不安定さは続く。新興国の需要増大は国際市況に反映される。
樹脂は今年に入ってすでに2次にわたる大幅値上げとなっている。
樹脂加工業界は今後いかにして生き残るのかの課題は大きくなるばかり。
今号では日本ポリエチレン製品工業連合会の戸上宗久専務理事の建設的かつ積極的な活動を焦点に、
樹脂加工業創生についてまとめてみた。

話題 樹脂は原油消費量のわずか3% 

【5月度FC生産実績】
ランニングは合樹が低調
クロスコンテナに一服感
輸入コンテナは大幅増加

二本フレキシブルコンテナ工業会(時田周明会長)で行っている恒例の月次生産統計
及び財務省集計のクロスコンテナ輸入状況についての解説である。
両品種ともやや一服感はあるが、輸入品は大幅増加である。
大震災、大型台風襲来等々、大型土嚢としての用途が急増し、この分野での輸入品の増加と考えられる。
クロスコンテナは逐年、輸入依存度が高くなりつつある。
次号では同工業会の定時総会が開催され、現状についてのいろいろな意見が聞けるだろう。

【話題】 統計でみるクロスコンテナ
その変遷と今回の現状について

【ニューロング】
結束機分野も市場拡大
国際食品工業展で新製品出品

製袋産業界に毅然と存在するニューロングの近年の軽包装分野への進出の充実さの一環が、
食品業界の包装機器及びシステムの新技術新製品開発である。
先の世界的な包装展であるインターパック会場でもニューロング社名のロゴが目立っていたが、
今回開催された国際食品工業展2011では、新製品「巾着包装用結束機テープのイージーカット」が注目された。
この親機種「ファントップエコ」を紹介する。

【第35回木下賞】 
4部門6件の受賞作品紹介

5月に開催された日本包装技術協会通常総会、第35回木下賞の授賞式において、4部門6件の事案が受賞した。
研究開発部門2件、改善合理化部門1件、新規創出部門1件、包装技術賞2件である。
その内容及び受賞企業を紹介する。

【EU包装産業視察】 
インターパックで新潮流
発展途上国からの出品目立つ
大企業の製袋グループ存在意義
【ウインドミュラー&ヘルシャー/ガラント/モンディ/isbir Setetik/周和産業資材】

3年に1度、ドイツのメッセデュッセルドルフ展示場において開催されるインターパック2011視察を行った。
世界1の製袋関連産業の機器システムメーカーW/H社ほか製袋関連の企業ブースをはじめ、
年間40億袋近い生産量を誇るモンディグループ、新興国からの袋製品など19ホールからなる会場を積極的に視察した。
その中の一部ブースを紹介する。
また、我々視察団に参加して頂いた周和産業資材(クロスコンテナメーカーのパイオニア)の近況も紹介する。

企業訪問】製袋関連機器総合メーカー/ドイツ・W&Hの強さ
紙器総合のPaHu/フィンランドの工場見学

インターパック視察のための訪欧を機械に、世界トップの実績を誇る紙・樹脂素材の包装資材及び印刷機、
自動充填包装機メーカーW/H、フィンランドの紙器総合メーカーPaHu社訪問のレポートである。
健全経営の維持、発展するためには、独自の新技術、
新製品提供が第一の条件であることを再確認できた企業訪問でもあった。

連載118 コーヒーブレーク
デジタル教育に思う

定時総会並びに取締役会後の新人事
昭和パックス/王子製紙/中越パルプ工業/特種東海製紙
日本紙パルプ商事/日本製粉/トーホー/ニチパック

【全紙工総会】
未来図を書き直す局面に
大震災を機に新たな舵取り
黒田理事長が力強い挨拶を

封筒、ノートなど紙製品企業で組織する我が国唯一の団体、全国紙製品工業組合の本年度通常総会レポートである。
黒田理事長は開会挨拶において
「東日本大震災、東電原発事故、また現在行われている節電行政等々は、
我々の製品づくりに必要な原材料の安定手当の懸念材料であります。
このような厳しい経営環境下での今後のかじ取りの厳しさを感じます。
グローバル化一段と進展、日本のいろいろな企業が海外へのシフトを考えていますが、
我々も決してその蚊帳の外にいるわけでありません。
新しい価値創造が喫緊の課題です」点を強調した。

<小窓> 企業価値の再認識を

<平成23年7月15日号>

【5月の紙袋】
重包装出荷は4・3%減
角底紙袋は生産・販売増
大震災後の復旧・復興を反映

5月のクラフト紙袋、角底紙袋の生産・販売(出荷)原紙使用高
並びに1月からの累計結果が両業界工組から発表された。
両品種とも期待されていたような東日本大震災の復旧・復興に伴う需要増はまだまだ本物でなく、

クラフト紙袋は減少、角底紙袋は若干の増加となっている。
東北地区はもちろん、日本への海外からの観光来日は回復していないのも包装資材業界に影響している。

新興マタイが鈴与グループに
太陽光発電事業拡大に両社合意
マタイ包装事業部門も強化方針

長野県佐久市の新興マタイ梶i金子武弘社長)が6月30日付をもって
大手倉庫・物流企業の鈴用商事グループの傘下に入った。
資本金の95%が鈴与商事に、同時に金子社長は退任というニュースは関係業界は驚かせた。
新興マタイの太陽光発電システムの業績急上昇が鈴与グループの魅力になったとはいえ、
鈴与サイドから出向の社長はじめ新経営陣は「包装・物流資材部門の事業強化も実行する」点を強調している。

社長に内山尚毅氏
=ニッポー=

【太陽工業株式会社】
省エネ冷房寝具を販売
東日本大震災の復旧に活躍

福島原発事故と例年にない猛暑が続く日本では、目下節電対策を実行している。
一般庶民の生活、企業の生産体制の見直しを余儀なくされているが、
幕構造物のトップメーカー太陽工業鰍ェ省エネ冷房寝具を開発販売に入った。
東日本大震災による被災者救済はもちろんのこと、一般向けにも販売の出足は良い。

【インターアクション】
分別・収集・運搬の効率化に
バッグホルダー『コロボックス』を販売

コンテナバッグの新製品、新用途を次々と発表しているインターアクション鰍ェ、
廃棄物・リサイクル資源の収集、運搬などの効率化をサポートする商品を発表した。
スチール製の折り畳み式枠組み内に1トンコンテナを収納する「コロボックス」について詳細に紹介する。

【日食工通常総会】
さらなる技術革新推進を
国民に豊かで安全・安心を提供

?日本食品機械工業会(尾上昇会長)今年度通常総会並びに懇親会を開催した。
FOOMAJAPAN開催直前の懇親会であり、
展示会も出展者数・小間数ともに前回に劣らない規模を確保できたこともあって、盛況を極めた。
尾上会長は「何にもまして東日本大震災の復旧・復興を願っています。
同時のそれの牽引役となって、我々はがんばりましょう」と挨拶した。

【日本膜構造協会】
大震災を踏まえたアピール
必ずや立ち直れる
石井会長が通常総会で復興確信

幕構造物業界唯一の団体である日本膜構造協会(石井一夫会長)本年度通常界において
「大震災を踏まえた積極的な活動について」アピールした。
また石井会長は『困難な状態こそ心を一つにしてさらなる業界発展を図りたい』と挨拶した。
同時に、2010年度膜構造研究論文賞の授賞式も行った。受賞は鹿児島大学大学院理工学部研究科教授の本間俊雄氏。

<小窓> 大震災に備えるには?

<平成23年7月5日号>

【4月度FC生産実績】
樹脂製・ゴム製ともに増加
クロスやや弱含みで推移
内容物の生産動向を注視

ランニングタイプのフレキシブルコンテナバッグは堅調な動きを見せている。

一方、クロスコンテナは化学工業薬品、合成樹脂向けなどが増加したが、
飼料用などの減少が大きく、全体的には低調となっている。
また輸入品は前年比減であったが、4月までの累計では116%と依然高い伸びを維持している。
4月単月度では中国品の減少に対し韓国、EUからの輸入が倍増している。

【PV協和会】
新会長に田中義治-石川且ミ長
本年度定期総会で新役員体制 
製粉とPV袋は一心同体関係

日清製粉など製粉会社28社、製袋会社10社で構成するPV協和会の本年度通常総会が開催され、
会長会社の石川鰍フ今期役員新人事により、
戎会長に代わって石川叶V社長になった田中義治氏がPV協和会会長に選任された。
懇親会も開催され、冒頭、挨拶にたった田原日清製粉取締役は
「製粉とPV袋は一心同体の関係、今後とも安全安心できるPV袋の安定供給により
製袋・製粉両業界の発展を願っている」と挨拶した。

リッカーマンGmbH
日本新事務所で業務開始

ウインドミュラーの総代理店であるリッカーマンGmbHでは
出資会社であったリッカーマン(日本)が経営に行き詰まったことから、
本社のリッカーマン自体が日本市場を重視、
従来からのW/Hファンへの営業に注力すると共に、
さらなるメンテナンス、サービスに注力するため、東京築地に新事務所を開設した。

【クラフト紙袋工組】
『忍』で景気回復を待とう
関東支部で本年度通常総会開催

全国クラフト紙袋工業組合関東支部(楠見寛之支部長・本部理事)では
このほど箱根『塔ノ沢一の湯本館』で本年度通常総会を開催した。
楠見支部長は「今は忍の時、必ず景気は回復する。
それまでは相互信頼し合い、業界に波風の立たないよう努力しあいましょう」と挨拶した。

【中越パッケージ】
福光工場に画期的ボトマー
需要構造の変化に積極対応

中越パッケージ兜沍工場に増設のニューロング社製『新PV袋用ボトマー』が本格稼働に入った。
毎分150袋設計の両底貼機であるが、
小型から従来タイプまでの汎用性をもたせ、スペック変更も容易な画期的なボトマーである。
増設にあたって小澤前社長は「昨今のクラフト紙袋需要の構造は大きく変わってきており、
その櫃が小型である。りまた、さらに多品種小ロット化が進んでいる。
製袋企業生き残り、活性化そして発展のために思い切ってニュータイプのボトマー導入を行った。
幅いユーザーニーズに十分に応えることができると確信している」と語っている。

社長に田中義治氏就任
石川 藤原常務は専務に昇任

製粉袋など食料包装用クラフト紙袋メーカーではトップクラスの役員人事があった。
先の定時株主総会並びに取締役会において戎社長は会長に、
新社長に田中義治氏、藤原常務の専務昇任などの田中新体制が決まった。

社長に櫻井義昭氏
=中越パッケージ=
金井常務も新任

本年度定時株主総会並びにその後の取締役会において、中越パッケージの新役員が決まった。
小澤社長が退任、後任に親会社の中越パルプ工業の常務取締役川内工場長であった櫻井義昭氏が就任した。

コーヒーブレーク117
日本の若者は内向き?

【製品紹介】
荷崩れ防止に威力発揮
富士物流の『カーゴ・パック』

エアーダンネージなど、荷崩れ防止用各種資材で著名の富士物流鰍フ製品が脚光を物流。
輸出関連業界で浴びている。現在講評の「カーゴ・バック」はデンマーク製の緩衝材である。
反復タイプ、ワンウエイタイプがある。
輸出で成長戦略を実行しなくてはならない日本の産業界にとって、荷崩れ防止策の必要性は高い。

ジャパン・フォーラム開催
=IFAIジャパン=

国際産業ファブリック協会ジャパンは「アジア・オセアニア市場」に焦点を当てたフォーラムを開催する。
今回はIFAIの中国代表も出席する。7月12日(火)新大阪ワシントンホテルプラザでの開催。

<小窓> クラフト紙の今後は

<平成23年6月25日号>

【日本PE製品工業連合会】
時代に即した舵取り重視
プロジェクト3R本格化
平成22年度通常総会を開催

ラミネート、ポリ重袋、ブロー、フラットヤーン等、
工業会と工組で組織する日本ポリエチエチレン製品工業連合会の本年度通常総会が開催された。

総会後の懇親会で藤森明彦会長は「本年度活動方針として、さらに粘り強く、
プラスチックの社会的貢献度・利便性・安全性、経済性を訴えて行きたい」点を強調した。

【4月の紙袋】
東日本大震災の影響か
重包装、角底ともに前年比減

クラフト紙袋、角底紙袋の4月度生・販売状況が集計発表された。
自粛ムード、原発事故の影響もあってか、
両品種とも生産・販売ともに前年比減を余儀なくされた。需要回復は秋以降に期待の状況である。

取締役を新任
=不二麻袋=
藤原俊明代表取締役社長以下の経営新布陣が発表された。

【インターアクション】
A−PACK・環境展に出展
リレーバッグとサポート用品

フレキシブルコンテナ関連分野で著名のインターアクション社の環境展示会出品製品の紹介である。
同社独自のリレーバッグとサポート用品で、スタンド、カート、パレット等のほか、
これら用途に合わせてのスチール製物流機器を展示した。

【EU包装産業視察団】
インターパックで新潮流
多大の新情報収集で帰国

弊紙企画の本年5月開催のインターパック視察団は無事帰国した。
世界最大の包装関連総合展であり、現在、好景気に入ってRUの勢いが、
最大の展示会場の広さ、出品企業数そして小間数に反映していたほか、
ブラジル、インド、東欧圏等よりの出展企業も多かった。
インターパック概要、訪問企業紹介は弊紙夏季特集号を予定している。

【JILS】
物流現場改善指導者の育成
7月より第2期資格認定講座

公益法人日本ロジスティクスシステム協会では7月より「第2期物流現場改善士資格認定講座」を開講する。
「物流の現場力」の強化、構築が必要との考えに基づくもの。

【日本製パン製菓機械工業会
来年の50周年は新たな出発点
田中理事長が新事業方針強調
=第50回通常総会を開催=

表記の工業会第50回通常総会における田中利幸理事長挨拶を掲載した。
同理事長は「来年は工業会創立50周年を迎える。これを新たな出発点として、
また、東日本大震災を一つの切り替え時期と前向きに捉え、さらなる業界発展を図りたい」と挨拶した。

<小窓> 大震災で需給構造は一変?

<平成23年6月15日号>

<JPI通常総会>
新会長に池田弘一氏就任
公益法人への移行で新展開
低炭素社会実現へ一層努力

?日本包装技術協会及び同関東支部の本年度通常総会、定時総会が開催された。

本年は役員改選期であり、足立直樹会著が退任、
後任に副会長兼関東支部長であった池田弘一アサヒビール相談役がJPI会長に就任した。
JPIは公益法人へと移行を進めており、新たな活動方針が示された。
厳しさを増す包装産業界の事業環境打開への新たな施策実行へとスタートした。

【昭和パックス】
好決算で2円の増配
グループ事業拡大が中長期課題

製袋業界のトップメーカー昭和パックスの前記決算が発表された。
増収増益で中間配当を2円増やし、年間配当を12円の増配となった。
タイ昭和パックス、山陰製袋工業、山陰パック、九州紙工及びネスコのグループ事業を拡大する方針も明確に謳った。
上場企業としての市場の信頼をさらに高める方針である。

時田周明社長体制
ナショナルマリン
プラスチック役員

島幹社長体制
=三和紙工=

【日本角底製袋工業組合】
市場の変化を前向きに対処
業界環境改善と新市場開拓
=第38回通常総会を開催=

手提げ紙袋など個人消費動向に直結する角底製袋業界唯一の団体である
日本角底製袋工業組合通常総会の内容報告である。
東日本大震災、福島原発事故処理問題など、
個人消費を左右する問題収束の見通しがいまだはっきりしていないだけに、
個人消費用の角底紙袋業界の今後の見通しも険しいものがある。
工組では各社一体となって難局打破へ取り組む方針である。

【全国クラフト紙袋工業組合関西支部】
需要は大震災の影響が大
市場安定化喫緊の課題
=平成23年度通常総会を開催=

クラフト紙袋工組関西支部の本年度通常総会リポートである。
生産、需要ともにシュリンクしているクラフト紙袋業界にあって、
関東地区とは地域格差も感じられる企業もあるおいわれ、
関西に本社を置く企業は今後の経営舵取りの難しさがあるようだ。
支部カラーを打ち出し独自の活動展開で各社の健全化を図る方針である。

社長に中村弘樹氏
=富士インキ製造=

JPI関東支部
7月研究会開催

<小窓> 新たな価値創造が不可欠


<平成23年6月5日号>

【全国クラフト紙袋工業組合】
需要環境は急激に悪化
健全経営に全社が努力
平成23年度通常総会を開催

クラフト紙袋企業57社で組織する全国クラフト紙袋工業組合では去る5月18日、本年度通常総会を開催した。
東日本大震災に加え東電福島原発事故発生のダブルパンチにより、

包装資材業界も大きなダメージを受けたが、
クラフト紙袋業界も米麦袋はじめ農水産物包装用など、東北3県を中心として需要は大幅にダウン。
今後の事業環境は一段と悪化することが考えられ、これに対する業界の的確な対応策が審議された。
役員は改選期でなく、河野弘征理事長体制が続行、
協調と信頼関係で難局を打開、各社の健全化を図ることになった。

【3月度FC生産実績】
ランニング減・クロスは増
輸入コンテナは大幅増加
震災後の需要動向を注視

フレキシブルコンテナバグの生産状況についてFC工業会から発表された。
東日本の大震災による石化プラントの操業停止等が材料となってランニングタイプは減少
しかし土嚢分野、飼料包装輸送用での需要増でクロスコンテナは増加した。
輸入は前年比で180%、累計で116%と大幅増を記録した。

【紙袋普及研】
普及、広報両委員会で活動
第29回通常総会開催で新人事も

日本角底製袋工業組合紙袋普及研究会(小澤博委員長−中越パッケージ社長)本年度通常総会が開催され、
今後の紙袋普及へのさらなる啓発活動を展開することを決議した。
紙素材の優秀さを消費者にもPRし、地球環境保全問題への寄与をPRすることこそ、
社会への貢献であり、業界の発展であることも再認識された。

【FOOMA JAPAN 2011】
規模645社2783小間
会場内で被災地支援活動を展開

来る6月7日(火)より4日間、東京ビッグサイトで開催されるアジア最大級の国際食品機械展は、
規模、内容ともに一見に値するものであることが開催主催側より発表された。
同時に今回の展示会は、東日本大震災の復旧・復興をもテーマにした様々な企画が実行される。
被災地支援活動の一環の色も濃い展示会である。

記念の第50回FISMA TOKYO
東京都ミシン商工協と東京都
10月7日、8日東京ビッグサイト

産業用、家庭用ミシンはじめ縫製産業に関するあらゆる機器システムが展示されるFISMA開催の概要紹介である。
今回は記念すべき第50回を迎え、
日本のアパレル業界は発展途上国に追いつかれないだけの技術力をもっていることを実証できるチャンスとなる内容をもつだけに、
来場者は従来以上に増加することが確実視されている。

<小窓> インターパックを視察して

<平成23年5月25日号>

3月の紙袋】
重包装出荷前年比は微増
角底袋は手提げ不振で減
景況感調査は重軽ともに厳しさ

全国クラフト紙袋工業組合、日本角底製袋工業組合の両工組では本年3月の紙袋生産、

販売(出荷)実績並びに1月からの累計について発表した。
産業包装資材のクラフト紙袋は微増、個人消費向けの角底紙袋は減少となっている。
同時に両工組では四半期ごとの業界景況感調査結果もまとめて発表した。
東日本大震災の影響もあり、景気は低迷へと下方修正されつつあるだけに、
今期及び次期の景況感は厳しい内容となっている。

【昭和パックス】
河野社長新体制と人事異動
東日本大震災被災の内容も発表

産業包装・輸送用容器包装資材のトップメーカーである昭和パックス鰍ェ
今期の役員人事を発表した。
河野社長体制の続行で、ごく一部の役員人事にとどまった。
また先の東日本大震災による地域該当工場の被災内容も開示した。
被災は軽微ですでに工場は正常に操業している。

=話題=
賃金改定額で14位
日経調査全国ランク

昭和パックスの本年賃上げ金額が全国で14位であることが日経産業新聞紙上に掲載された。
大企業をしのぐランク、また紙パルプ業界、
包装資材関連業界ではトップの賃上げであったことが公開されたもの。

【石油化学工業協会】
大震災に関する緊急提言
経済復興には適正需給維持重視

汎用樹脂の値上げは本年に入りすでに第2次が終わった。
平均するとキロ当たり30円以上といわれ、需要の減少、
原料不足さらには東日本地区の大震災の影響が避けられないだけに、
樹脂加工業界は一段と厳しい経営環境となっている。
石化協は「経済復興には適正需給維持重視」に関し当局に提言した。
その内容を紹介する。

<連載116> コーヒブレーク
「アイ・ミーブ」試乗記

【太陽工業株式会社】
「ビルディング・コスチューム」を販売
外断熱効果のエコメリット発揮

<5月度会合>
クラフト紙袋工組関西支部

昇任・新任の人事も
星野名糖社長新体制

クラフト紙袋、ラミネートの中堅企業で、特殊性の強い製品で著名の名糖の役員人事が発表された。
星野社長体制の続行である。
杉山取締役が常務に昇任、山家管理本部副本部長が取締役に新任された。

<JPI>
「暮らしの包装商品展」
9月開催は「2011in新宿」

?日本包装技術協会主催による恒例の「暮らしの包装商品展」の本年開催場所は東京都の新宿となった。
より以上に消費者との交流を深めることを主眼としたもの。
内容も新たにin新宿≠ノ相応しいものとなる方針で開催準備を行っている。

<小窓> 事業環境克服に今以上の策はないのか

<平成23年5月5・15日合併号>

【2月度FC生産実績】
ランニングの生産増続く
輸入は季節的要因で減少
価格は値上げ気運強まる

東日本大震災で、往々にしてテレビに登場したのがクロス製フレキシブルコンテナバッグである。
大型輸送容器としてだけでなく、防災用大型土嚢と燃える使用が紹介された。

業界内の在庫が一気に役立った感すらある。
しかし、2月の生産・輸入は国産のランニングタイプタイプが増加したのみであった。
樹脂製品であるクロス製は原料樹脂の国際的高騰が生産需要に響いている。

【国際食品工業展】
大震災復興への願い強く
6月7日より予定の4日間開催
東京ビッグサイトで新企画多く

?日本食品機械工業会主催による「FOOMAJAPAN2011」(国際食品工業展)が6月7日より東京ビッグサイトで4日間開催される。
東日本大震災後の開催だけに、規模等での懸念もあったが、
元気をつける観点での充実した内容で、被災地の1日も早い復旧・復興を願って開催される。
安全・安心面での包装・物流関連のウエイトが高くなっており、今回は641社の出展のうち15%余が包装・充填関係である。

<新商品紹介> 
「枝豆用機能性鮮度保持袋」
ベルグリーンワイズ社本格発売

農産物の長期鮮度保存袋生産加工・販売に注力しているベ社の新製品「オーラパック」シリーズを紹介する。
枝豆用機能性鮮度保存については関連研究機関、検査機関のテストにより実証された包装袋の販売シェアは確実に拡大傾向にある。
同社独自の商品としてユーザーサイドの評価は高くなっている。

60か国2700社
=インターパック出展=

来る5月12日より1週間、ドイツ・デュッセルッドルフドで3年に1度開催される「インターパック」の開催近況である。
メッセ・デュッセルドルフ・ジャパン発信の「欧州包装NEWS」の内容の一部を紹介するもので、
19ホールすべてを使用している世界最大の包装専門展示会である。
世界の包装人が集まり、各種情報の発信・収集の場として高く評価されており、日本からも多数の視察者が訪ねる。

<連載115> コーヒーブレーク
帰宅困難者      

【JPI】
全日本包装技術研究大会
名古屋大会発表者を募集開始

第49回の表題の大会が名古屋で行われる。
本年は12月8日、9日の2日間大会。現在、8月26日(金)締め切りで発表者を募集中である。
包装界の情報交換の場ともなる。

JPI関東支部
5月開講テーマ

JPI関東支部恒例の研究会で今回は「生活者包装研究会」。
開催日は5月27日(金)で包装や物流に関する専門的知識の普及が目的。
「日本ヒーブ協議会の活動と提言〜生活者と企業のギャップ探る」がテーマ。

<話題>
最高頭脳を分散

NEW環境展
=日報アイビー社=

5月24〜27日の4日間、東京ビッグサイトで「守ろう地球、創ろう共生社会」をテーマに、NEW環境展が開催される。
また併催行事として、包装・印刷・物流に関するソリューションなど、最新動向についてのテーマで「包装セミナー」も開催される。

<目・耳・口> 米麦紙袋団体に異変?

<小窓> 幸いにクラフト紙は


<平成23年4月25日号>

【全国米麦紙袋協会】
震災で需要構造が激変
原発事故も追い打ち材料
通常総会助け合い精神#F識へ

全国米麦紙袋協会の本年度通常総会が開催された。
東日本大震災後の各産業界団体通常総会もスケジュールは自粛気味となっており、米袋協も例外でなかった。

例年の懇親パーティは中止された。
今回は大震災に加え原発事故の問題も加わり、日本の米の主産地であり、また水産加工業の盛んな東北地区であっただけに、
米麦及び水産加工品の包装資材の主役である米麦紙袋業界への影響も大きく、
この難局をいかにして切り抜けるか、また被災地への最善の協力体制は、といった課題についての議論もあった。

<スポット>
FOOMA6月開催

日本食品機械工業会主催によるFOOMAJAPAN2011は予定通り6月7日(火)〜10日(金)の4日間、
東京ビッグサイトで開催されることが正式に発表された。
東日本大震災の復旧・復興の支援の契機とすべき、様々な企画を盛り込んで開催する。
詳細については次号で紹介。

【インタビュー】
協生≠合言葉に復興へ
=田口薫全グラビア協連会長に聞く=
日本人の誇る利他≠フ気持ちで

東日本大震災は特に一次産業に次いで中小加工業界に大きな打撃を与えた。
最新の技術を誇る下請企業の多くが被災し、
自動車、家電等の大手下請け企業の工場麻痺は、世界の経済にも影響を及ぼした。
包装・印刷業界にとっても、同業者の被災も多く、
製品の需給問題を起こしている。このような時こそ、団体存在の意義を発揮すべく加盟企業の姿勢を問われることになる。
全国グラビア協同組合連合会の田口薫会長に、非常時における企業の姿勢の在り方について聞いてみた。

<話題>
迅速な見舞いと被災対策
ニューロングのユーザー支援

製袋機、印刷機、自動充填包装機など、粉粒体包装輸送機器のトップメーカーであるニューロング鰍ヘ
仙台営業所を拠点として東北地区のユーザーサービスを行っている。
今回の東日本大震災後のユーザー対策を誠実に行っているが、その中から苦労の裏話を紹介する。

大震災復興を優先
日本紙パ商事役員人事は5月
組織変更と戦略強化

国内トップの紙パルプ流通企業である日本紙パルプ商事鰍ナは、
今回の東日本の大震災への対応を迅速に行うため、例年の6月定時株主総会における役員人事を前倒しした。
松谷克会長、野口憲三社長体制による新体制で、
「紙業界の深刻な被害を受けている。当社としても被災地及び日本経済の復興のために、
社会基盤の一つである紙流通機能の早期正常化を最優先したい」というのが理由である。

組織変更と戦略強化
三和紙工鹿島工場は操業

クラフト紙袋、クロス製袋コンテナバッグの中堅企業である三和紙工梶i島幹社長)は
一段と厳しくなってきた経営環境に対応すべく組織の変更を行った。
被災工場であった鹿島工場復旧もいち早く終わり、完全な操業体制に入っていること。
合理的な生産システム、異色の第二種コンテナなど、
三和ならでは≠フ製品の安定供給など、営業戦略強化も組織変更の理由の一つである。

【太陽工業株式会社】
「高架橋化粧膜」分野に進出
膜面構造物のノウハウ生かす

フレキシブルコンテナバッグ、大型膜面構造物分野では世界的企業である太陽工業鰍ェ新分野に進出した。
「高架橋化粧膜」の製造販売の開始である。これの採用は周辺環境の改善・景観の創造にも結び付いている。

新刊案内
=日報出版=

<目・耳・口>
安定供給に支障なし
=冨士インキ製造=

クラフト紙袋専門メーカーの富士インキ製造鰍ヘ、インキの顔料需給及び値上げにも迅速に対応し、
ユーザーである製袋業界には少しの不便をかけていない。
従前よりの誠実な取引姿勢が顔料メーカーの信頼に結び付いていることを実証しているといえよう。

<小窓> ポリ重袋業界は存続できるのか


<平成23年4月5・15日合併号>

【2月の紙袋需給】
重包袋は連続の前年比減
角底紙袋は生販とも増加
懸念される今後の需給と市況

2月の重軽包装紙袋販売量は対照的な結果となった。

重包装クラフト紙袋は1月に続いて前年比マイナスの96.2%の8455万袋、
1、2月累計でも前年比マイナスの内容となっている。
通常、1月、2月は不需要期とされ、それをカバーするのが米用の計画生産であるが、それも低調であった。
一方、角底紙袋販売量は既製品以外すべて前年比大幅増で景気回復基調を思わせている。
しかし、この考え方を完全に打ちのめしているのが先の東日本大地震と福島の東電原発事故である。
計画節電(停電)による経済への影響は計り知れず、今後の全国さらには世界経済への影響をも懸念される。

新事業が好調な成長
新興マタイ新興の志℃タ践

クラフト紙袋。クロス製コンテナバッグメーカーの新興マタイの業容改革成果が注目されている。
社名で示す新興の志≠ェ、新事業で見事に花を咲かせ、この8年間で年商は3倍近くにまで成長した。
包装、環境、商事の3事業部門が時代を先取りするかのような見事な活動展開を行っている。

製袋機関連新体制
=ニューポート=

重軽製袋機、印刷機、シートカッター等で日本を主力にアジア諸国への製作販売を行ってきた
ニューポート鰍ニエヌピーエンジニアリング鰍ヘ整理・閉社し、
一切の業務を潟Gヌピーテクノに統合した。取締役会長は藤代政己氏である。

<連載114> コーヒーブレーク      
銀座に路面電車

【鈴木糊工業】
東日本大震災にも的確対応
製袋用糊の高品質品安定供給

<A−PACK2011>
予定通りに5月大阪開催

「包装・物流・環境対応への新技術/アジアで拓こう21世紀」をテーマのA−PACK2011は、
当初の方針通り5月に大阪で開催されることが主催の日報アイビー社から発表された。
また、フーテック関西2011も同時開催される。

JILS】
ロジスティクス基礎講座
大阪・東京・名古屋で開催
4月19日〜7月13日3市

日本ロジスティクスシステム協会主催による「ロジスティクス基礎講座」が開講される。
東京、名古屋、大阪の3市で開催、真の物流技術管理士補を育成するのが目的。
物雄分野のプロ育成は、経済発展、日本の本格的グローバル化にとって不可欠の課題である。

官民一体で環境技術輸出へ
「環境」「エネルギー」「水」産業
今秋に展示会と国際会議同時開催

「INCHEM TOKYO2011」開催の内容案内である。官民一体の展示会も珍しく、
先の大地震及び東電原発事故を予測したかのような体民での展示会開催と言えなくもないように、
現在の最重要課題に関する解決への挑戦を意味する展示会である。

高機能フィルム技術展等
4月13〜15日東京ビッグサイ

リードエグジビション社主催による「第1回ファイテックジャパン」
「第2回高機能フィルム技術展」「日本最大光/レーザー総合展」は被災各地区からの出展もあり、
「復興への道」の願いを込めて、当初の計画通りに開催する。

【展示会案内】
粉体工業展大阪2011

10月19日(水)〜21日(金)インテックス大阪で
?日本ン粉体工業技術協会主催による「粉体工業展大阪2011」の出品募集の案内である。
技術、原材料、包装・物流、環境・エネルギー等、現在直面する業界の課題解決策を発信すべく、
内容充実に一段と注力して出展社を募集している。

<目・耳・口>
中国のコンテナバッグは!!

<小窓> 今こそ相互信頼と協調発揮を


<平成23年3月25日号>

<1月の紙袋>
重軽ともに出荷前年比減
94%台の厳しいスタート
今後の世界原材料環境要注意

昨年が一昨年の数字との比較で大幅プラス、すなわちリーマンショック時の需要動向から一服したという数字であった。

そして本年は景気回復が期待され、産業包装分野は横ばい、
個人消費包装資材分野は伸び期待というのが業界の常識的なものであった。
しかし1月のスタートは重軽ともに厳しいものとなった。
景気回復論は包装資材業界にとって素直に受け取れるものでなく、
大手ユーザー業界の海外シフトの影響も無視できないものとして本格的対応策検討が重要となってきた。

【王子製紙】
篠田社長の新人事を発表
取締役6月下旬、執行役員4月

紙パルプのトップメーカー王子製紙の役員人事が発表された。
新事業年度スタートと同時に新体制による経営とすべき新人事である。
取締役は6月下旬の定時株主総会で本決まり、執行役員は4月1日付となっている。
筆頭副社長であった関口裕氏は退任、顧問に就任した。

【1月度FC生産実績】
ランニング増・クロス減
輸入コンテナは増加続く
コンテナ価格は値上がりへ

【インターパック2011と製袋関連企業訪問】
欧州包装産業視察参加者募集のご案内

【N+(エヌプラス)】
N−PLAS 7展同時
5月18日〜20日の3日間
東京ビッグサイトで開催へ

<JPI包装人材育成コース>
第44回包装基礎コース
関東支部で5月中の全5日間

小窓 民主化紛争は


<平成23年3月5・15日合併号>

【クラフト紙袋】
本年需要見通しは微減
1月出足は厳しい結果
全国クラフト紙袋工業組合

重包装用クラフト紙袋の平成23年需要予測がまとまった。
全国クラフト紙袋工業組合で関連業界を調査、これをまとめたもので、

結果は前年比99.3%の微減にとどまることを期待した。
袋数にして12億7500万袋の需要予測である。
しかし合成樹脂、製粉等の需要構成比率の分野が減少幅が大きいことが気がかりである。
予測数字達成には製袋各社の相当の努力が必要だろう。

4万5000人を超す
モバックショウ入場場者

【昭和パックス】
本年3月期業績上方修正
営業・経常利益とも大幅増に

製袋業界のトップメーカー昭和パックス鰍ェ本年3月期の連結業績を上方修正した。
重包装クラフト紙袋はじめ、大型輸送容器の販売好調で、
売上高は195億円、営業利益9億9000万円、経常利益10億8000万円、純利益は6億5000万円を見込んでいる。
第3四半期の好調がそのまま最終四半期まで持続しているのが主因のようだ。

【鯨岡産業】
工場移転で合理化推進
品質向上と安定供給の新体制

創業80年を超えたクラフト紙袋業界の老舗、東京の鯨岡産業鰍ヘ事業環境の厳しさを克服し、
次代への企業持続を図るべく、生産体制の合理化推進のため栃木県小山市の工場を移転する。
創業時代の工場内生産設備のレイアウト改善、3工場のライン化などを実施、
これにより品質向上とコストダウンも実現する。
製袋、倉庫業、不動産の3本柱のコラボが一段と推進されることになる。

「N+新たな価値」の専門展
5月18日開幕迫る
東京ビッグサイトで注目の開催

プラスチック素材を主力とする「高機能化」「高付加価値化」に直結した
材料と技術の複合展示会≠ェ開催される。詳細は3月25日号に掲載。

<連載113> コーヒーブレーク
浅草名所(などころ)七福神


【インターパック2011と製袋関連企業訪問】
欧州包装産業視察参加者募集のご案内

3年に1度の開催される「インターパック2011」視察とEU内の包装関連企業を訪問する
弊社独自のカラーを持つ欧州包装視察団派遣の案内。
募集締め切りも迫っており、各位の参加を待ってる。

<鈴木糊工業>
糊供給用ポンプ自社生産
ライン化のメンテナンスも完備

製袋用接着剤の専門メーカーである大阪守口市の鈴木糊工業鰍ヘ、
製袋花王場内における糊供給のライン化普及に対応して、糊供給用ポンプの自社生産を始めた。
粘着性を持つ糊のパイプ供給には独自のノウハウが必要であり、
製袋業界専門である鈴木糊工業がユーザーニーズに応えてのポンプ自社生産開始である。

【樽谷包装産業グループ】
段ボール事業を集約・強化
本社・営業部門などを移転

樽谷包装産業鰍フ核ともなっている段ボール事業関連を集約と同時に強化する。
グループ企業である段ボール企業のタルタニパック竃{社、営業、包装研究所及びパレット工場、
JPR尼崎デポをタルタニパック尼崎工場に移転した。同時に樽谷包装産業鰍燗崎の従来工場内での移転となった。

【新製品紹介】
ベルグリーンワイズ社
鮮度保持「オーラパックSH」
国立岐阜大での試験で自信発売

鮮度保持用包装資材の加工・販売企業として著名の潟xルグリーンワイズが、新製品発表と併せて、
今後の積極的な販売店化による全国シェア拡大戦略の一端を発表した。
今回の鮮度保持テストは枝豆を使用、貯蔵、流通、販売段階から一般家庭に至る試験に基づくもので、
野菜・青果物等を含めていろいろな食品の鮮度保持フィルムとして最適の新製品フィルムであることを強調した。

【太陽工業株式会社】
太陽電池でテント倉庫機能上昇
使用電力を太陽光発電でカバー

大型膜面構造物(テント構造物)、フレキシブルコンテナバッグのトップメーカーである太陽工業鰍ヘ、
新製品研究・開発でも積極的であり、相次いで新製品を上市している。
今回発表の新製品は太陽電池でテント倉庫機能を向上させるもの。
同時に太陽光発電を使用し電力コストを削減している。

<話題> ランニング・クロスとも回復へ
平成22年度FC生産は前年比39%増

<小窓> クラフト紙袋需要予測



<平成23年2月25日号>

平成22年度FC生産実績
全品種が前年比で生産増
クロスは大幅な増加示す
コンテナ価格の動向注視

粉粒体大型輸送容器のフレキシブルコンテナバッグの平成22年国内生産及び輸入実績がまとまった。
国内生産はランニング、クロスともに需要が回復、総数量は前年比39%増であった。
リーマンショックの影響が薄れたことや、
中国を中心とする新興国の急成長などによるもの、と工業会では分析している。
なお、今年(平成23年)景気動向については、
ブリックスといわれる新興国の経済成長や、アメリカの景気回復など好材料もあるが、
反面、世界経済の見通しが不透明の中、不安定さを抱えていることがコンテナバッグ生産にどう響くか、
また同時に輸入品との競争激化も考えられる。

【システム紹介】
ノイズ除去を無線通信で
サカタインクスで開発発売

サカタインクス鰍ェ段ボール工場などの設備付近の鮮明な音声コミュニケーションを可能としたノイズ除去無線通信システム
「コム・コム・クリア」を開発、発売について発表した。
これの詳細な説明である。

8月度会合
クラフト紙袋工組関西支部

IFAI EXPOアジア2011
3月22日に開幕

産業繊維資材及び関連機材企業で結成されている「IFAI EXPOアジア2011」がシンガポールで開催される。

<KISCO社>
画期的バリアフィルム
TBF社に出資と総代理店契約

KISCO鰍ニシンガポールに本拠を置くイノベ―ション企業TBF社の
バリアフィルム及びその他包材に関する総代理店契約締結が発表された。
KISCOはTBFへの出資も行い、提携関係を強化、国際的な販売戦略を展開する方針である。
両社の提携内容、同社製バリアフィルムの特長等について紹介する。

インターパック
参加準備セミナー

【インターパック2011と製袋関連企業訪問】
欧州包装産業視察参加者募集のご案内

能村太陽工業会長が授賞
「経営者賞」環境建材が評価される

フレキシブルパッケージキスブルコンテナバッグ、
幕構造物で世界トップのシェアを持つ太陽工業鰍フ能村光太郎会長兼社長が、
環境に優しい高機能なエコ建材の開発などが評価され、平成22年度「財界賞・経営社賞」を受賞した。
同表彰は昭和30年度の第1回から毎年行われているおり、故・松下幸之助も受賞しているなど栄誉ある賞である。
授賞に当たり能村会長は「今後はナンバーワンからオンリーワン企業になることを目指します」と挨拶した。

JPIで候補推薦募集中
第35回(平成23年度)木下賞

日本包装技術協会恒例の木下賞募集の案内である。
JPI第2代会長であった故・木下又三郎氏の包装界に対する多大の功績を記念して創設されたもの。
本年は第35回に当たる。これの応募要領はじめ、授賞対象、推薦基準等について説明する。

【JPI関東支部】
社内教育対応の研修
4月から4ステップを開講

「包装新人ステップ」「包装基礎コース」「包装管理士講座」「包装アカデミー」の4ステップ開講案内である。
一部の研修には国からの交付金も支給されるなど、官民一体となっての人材教育である。

<目・耳・口>
石化協ニュースレター

<小窓> 重厚長大化と軽薄炭少



<平成23年2月15日号>

【平成22年紙袋需給】 
重包装・角底ともに増加
2年前レベルの域超えず
景況感調査も厳しい結果に

全国クラフト紙袋工業組合、日本角底製袋工業組合
それぞれの平成2010年度の生産、販売・出荷高がまとめられ発表された。

それによるとクラフト紙袋は12億8424万袋、前年比103.2%であった。
角底紙袋は53億6137万袋、同107.7%と販売高は伸びを示した。
年初に同時に行われた業界の景況感アンケート調査結果は依然として厳しい見方をしており、
昨年の数字がリーマンショック後の落ち込んだ数字との比較である点を理解せざるを得ない結果となった。

事業環境変化の重視
紙袋関東支部新年会

クラフト紙袋工組関東支部の新年会レポートである。
楠見支部長が「業界の環境の厳しさは一向に変わっていない。
この傾向を切り抜けるためには、やはり工組原点の信頼と協調関係強化しかない」と挨拶した。

【日本PE工連】
卯年は回復と飛躍の年
樹脂加工業界の発展実現へ
関連業界多数出席し賀詞交歓会

ポリエチレン重包装袋、ポリエチレンラミネート、ポリエチレンブロー
及びフラットヤーンの4団体加盟の連合会で、恒例の賀詞交歓会を開催した。
藤森会長は「卯年のジンクスを信じ、今年は安定発展の年にしたい」と挨拶。
また来賓代表の経産省の坂口化学課課長は「グリーンイノベーションは化学がフロンティア、
今年は国際化学年です。大いに前身への努力をしましょう」と挨拶した。

<トピックス>
KISCO社とTBF社
バリアフィルム部門で両社は提携した。詳細は次号にて紹介。

【日本食品機械工業会】
内憂外患で厳しさ続く
尾上会長が賀詞交歓会で強調

日食機械工業会恒例の賀詞交歓会のリポートである。
尾上会長は「食品機械業界は内憂外患の厳しさが続いている。
本年界のフーマジャパンをUターンのチャンスとしたい』と挨拶した。
来賓の藤木経産省機械課長は「今年こそ一歩二歩と前進できる年になるよう政府としても積極的な施策を講じています」
とバックアップの挨拶を行った。

インターパック2011視察団募集中
企業訪問等国際的包装産業動向も研修
【日本膜構造協会】
本年の2最重要課題を強調
石井会長が新春賀詞交歓会で

?日本膜構造協会は新春賀詞交歓会を開催した。
石井会長は「膜の張り替え等のメンテンス,ETFEフィルムの告示化、の最重要課題2点を強調した。
来賓の井上国交省課長は「満潮ン、住宅等の着工件数は持ち直しつつあります。
建築基準法の見直し作業を行っており、政府としても国景気回復に全力投球しています」と挨拶した。

3汎用樹脂生産前年比増
石化協で平成22年集計

<小窓> 過去5か年紙袋出荷実績比較表


<平成23年2月5日号>

【11月の紙袋出荷】
累計の前年比増は確実視
重包装用は前年比98.2%
角底紙袋販売は105.3%

平成22年11月のクラフト紙袋、角底紙袋の生産出荷数量が発表された。

その後まもなく12月の数字もまとまり、年間の数字も発表されたが、
年間数字は次号に詳細にわたって解説掲載させてもらうことにした。
11月までの出荷数字は重包装が微減、角底は5%増となり、その傾向は12月にも同様となった。
昨年前半の好調が後半はダウンし、年間数字の前年比減が懸念されたが、
11月数字の結果でそれが払しょくされたようだ。

【11月度FC生産実績】
樹脂製・クロスが生産増
輸入コンテナは依然と増加
問題はコンテナ価格の動向

粉粒体の大型輸送包装の主役がフレキシブルコンテナバッグである。
これの昨年11月の生産統計の紹介である。
物流の合理化、ユーザー業界の事業統合等が好材料となって、
中小型包装袋と対照的に昨年は好調な生産が続いた。
国産品は累計でランニングタイプが前年比162%、クロス製品が139%、輸入品は121%である。しかし、
昨今の原油情勢は今後の樹脂製品価格はどうなるのかの話題一点となっている。

【日本包装機械工業会】  
メイド・イン・ジャパン#ュ揮へ
包装リース社と賀詞交歓会共催
藤木経産省課長「次世代体制へ

?日本包装機械工業会、鞄本包装リース共催による平成23年賀詞交歓会が開催された。
関連官公庁・団体、加盟企業の会員出席は1000名近く盛況であった。
来賓代表の経産省・藤木俊光機械課長は
「次世代への4課題を提唱し、これの積極的解決へ官民一体となって実行したい」と挨拶した。

【製パン製菓賀詞交歓会】
今年こそ前年比増へ努力
田中工業会理事長力強い挨拶
日高義樹氏の世界情勢講演会

協同組合日本製袋パン製菓機械工業会は恒例の賀詞交歓会を開催した。
同時に恒例の賀詞交歓会前の1時間に及ぶ講演会は、
今回はワシントン在住のジャーナリストであり世界的にも著名な政治経済評論家である日高義樹氏を講師に、
これからの日米関係がどうなるかの企業人すべてが関心を持つテーマについて聞いた。
また、賀詞交歓会は田中理事長の挨拶のほか、
経産省、日本パン工業会ほかユーザー団体トップの挨拶等、内容の濃い賀詞交歓会であった。

<モックショウ2011> 
16〜19日幕張メッセ
イベント盛りだくさん

日本製袋パン製菓機械工業会主催のモバックショウ2011の特別企画、包装関連の一部出展を紹介する。

【インターパック2011と製袋関連企業訪問】 
欧州包装産業視察参加者募集のご案内

3年に1度、ドイツ・デュッセルドルフ見本市会場で開催される世界最大の包装専門展
「インターパック2011」視察団を編成する。
弊社が企画、弊社と40年近く付き合ってきた海外研修旅行専門のベストワールド社が主催となって挙行する。
世界トップレベルにある包装関連機器及びシステムメーカーのドイツ・ウインドミュラー社も訪問することになっている。
是非、ご参加の程ご検討頂きたい。

【関西POF協会】
平成23年年始会を開催

藤野健二会長は「ポリエチレンインフレ業界も大きく様変わりしてきました。
汎用の世界はグローバル戦争となっています。一致団結し企業、業界の健全化、発展を図りたい」と挨拶した。
なお年始会前の約1時間にわたって、日本ポリエチレン製品工業連合会の戸上宗久専務理事による講演会を開催した。
明治大学では400名の学生にプラスチックフィルムの現状と正しい理解を啓蒙する講義内容を実施、
さらなるフィルム業界の発展を促進するための意義あるものと好評であった。

<小窓> 相手も知らないのでは……

<平成23年1月25日号>

【クラフト業界新年互礼会】
国内市場はすでに国際化
本年は原紙市況動向注視
製紙・製袋・流通等6団体共催

1月は各業界の新年会(賀詞交歓会)が開催される。
製袋関連業界のトップをきって開催されたのが、
全国クラフト紙袋工業組合、日本角底製袋工業組合、

日本ポリエチレンラミネート工業会紙部会、日本製紙連合会クラフト紙委員会、
日本製紙連合会純白・晒クラフト紙委員会及び東京洋紙代理店会包装用紙委員会6団体共催による新年会であった。
6団体代表しての田野弘一クラフト紙委員長は
『資源的にみても今年は厳しい市況になるかもしれない』と本音の挨拶、
来賓の経産省の坂本敏幸紙業生活文化用品課課長が
『新技術、新製品開発をおこない、さらに紙素材の環境にやさしい優位性を活かし
新市場開拓に注力してほしい』ことを要望した。

【包装界合同新年会】
新しい変化に迅速に対応
グローバル化進展を重視
JPIなど11団体主催で盛況

?日本包装技術協会を中心とする関連11団体による「包装界合同新年会」が開催された。
足立直樹JPI会長は「変化に果敢に挑戦しましょう」と訴え、
来賓代表の経産省の坂本課長は「包装産業は飛躍可能の要素を持っている魅力ある産業」と挨拶した。

【インターパック2011】
欧州包装産業視察参加者募集のご案内

弊紙規格による「インターパック2011」視察団派遣についてのご案内である。
3年に1度、ドイツ・デュッセルドルフ見本市会場で5月12日より1週間にわたり開催されるインターパックは世界最大のもの。
最新の情報発信・収集の展示会でもある。

【太陽工業株式会社】
「薄膜シリコンハイブリッドソーラー」の販売を開始
太陽光発電事業の拡大を目指す

フレキシブルコンテナバッグ、幕構造物では世界トップの企業として著名の太陽工業鰍ェ
太陽光発電事業でもすでに15年の実績を持っている。
同社ではこのほど新製品を発表した。発電効率に優れた「薄膜シリコンハイブリッドソーラー」について紹介する。

2月度会合
クラフト紙袋工組関西支部

【話題・明昌株式会社】
ユニコー・ユニフレックスについて
「フレキソジャパン2010」より

 フレキソ印刷関連機材の輸入販売で著名の明昌梶i本社−大阪)では
昨年11月に開催されたフレキソジャパン2010≠ノ発表し、好評を博した
ユニコー(段ボール用)ユニフレックス(紙及びフィルム用)の拡販体制をとり、ユーザーの期待に応えることにした。
両製品の特長等について説明する。

連載112 コーヒーブレーク
『武士の家計簿』

<小窓> 棲み分けは可能か?



<平成23年1月5・15日合併号>

<FC業界>
コンテナコン価格上昇
需要は景気動向がカギ握る
昨年の回顧と本年の展望
近年のフレキシブルコンテナバッグの国内生産、輸入状況は平成20年までは横ばいで推移していたが、
リーマンショックの影響を受けた平成21年は急減した。

クラフト紙袋、ポリ重包装袋からの代替を主因とする需要増も、リーマンショックには勝てなかったのである。
本年を占うに、やはり国内景気動向にあるとはいえ、
ユーザーサイドの物流合理化によるコンテナ需要の根強さはある。
問題は原料価格の高騰が避けられそうもないだけに、
年内のコンテナ価格修正を余儀なくされそうだ。

【エコプロダクツ2010】
環境技術は国際競争時代
大企業が経営方針、新製品出品
小中学生の教育実習の色も濃

産業環境管理協会と日本経済新聞社共催によるエコプロダクツ2010は盛況裡で終了した。
同展は日本の環境問題への取り組み状況を反映すると同時に、小中学校への啓もうも大きな目的としている。
1999年にスタートして以来毎回、実行委員長を務めている山本良一東大名誉教授は
「環境技術は国際競争時代に入っている。これに取り残されるようでは日本の将来はない」
とまで断言しているように、地球環境保全は年を追うごとに大きくなっている。
王子製紙はじめ製紙関連企業をピックアップした。

包装用紙の輸入
平成22年は若干増加

アジア諸国の経済発展には目覚ましいものがある。
それと並行するかのように座時諸国からの紙輸入は増加傾向を見せている。
品質向上のスピードが速い時代であり、
輸出入の数量は家屋際価格と国内価格の差が、流通量に比例しているようだ。

連載111コーヒーブレーク 
ツイッターはじめたなう!

<インターパック2011>
世界最大の包装専門展
5月12日デュッセルドルフ
弊社も視察団派遣を決める

弊社で視察団派遣

【太陽工業株式会社】
西陣織仕様のバッグ発売
テントのフェンツ(余り素材)を活用

目・耳・口 ニューロングの積極性

小窓 環境破壊は進む



<平成23年1月1日臨時増刊合併号>

【新春特別座談会】
構造改革の重要性は認識
しかし自主性尊重最優先
=全国クラフト紙袋工業組合=
三役が語る『現状と今後の課題』
=出席者=(敬称略・順不同)
理事長  河野弘征
副理事長 中山博資 白石忠信 星野凖一 二宮尊志  佐藤公夫
専務理事 芳賀 博

クラフト紙袋業界唯一の団体、全国クラフト紙袋工業組合の正副理事長、
専務理事に、本年の業界見通しについて語って頂いた。
量は力なり≠発揮するには、あまりにもパイが小さくなりつつあることを全員が認識しており、

その中での難局克服論を勇気をもって語って頂いた内容となっている。
コンプライアンス遵守という絶対的な条件下では、
厳しい今年を乗り切るのも容易でゃなさそうだ。

団体代表者年頭所感(敬称略・順不同)
平成23年 年頭所感
全国クラフト紙袋工業組合
理事長 河野弘征

平成23年 年頭所感
日本角底製袋工業組合
理事長 中尾吉計

平成23年年頭所感
全国グラビア協同組合連合会
会長 田口 薫

年頭のご挨拶
日本製紙連合会クラフト紙委員会
委員長 田野弘一

これからの社会に対応する包装産業の構築を
社団法人日本包装技術協会
会長 足立直樹

平成23年 年頭所感
日本フレキシブルコンテナ工業会
会長 時田周明

平成23年 年頭所感
全国米麦紙袋協会
会長 佐藤公夫

一段と厳しい業界環境に対応
日本ポリエチレン重包装袋工業会
会長 児玉憲治

新年ご挨拶
全国穀用紙袋協会
会長 田野弘一

年頭のご挨拶
社団法人日本包装機械工業会
会長 生田芳規

平成23年 年頭所感
社団法人日本食品機械工業会
会長 尾上 昇

年頭所感
日本製パン製菓機械工業会
理事長 田中利幸

◇企業代表者の年頭所感◇
(敬称略・順不同)
藤田真夫(日本マタイ)  鯨岡 亘(鯨岡)
戎 民幸(石川)佐藤公夫(佐藤産業)
時田周明(ナショナルマリンプラスチック)島 幹(三和紙工)
小澤 博(中越パッケージ)樽谷清孝(樽谷包装産業)
河野与四郎(オオサカ・パック)鈴木英夫(鈴木糊工業)
能村光太郎(太陽工業)杉藤賢治(大和製袋工業)
稲垣友彦(ニューロング)

【新春特別座談会】 
需要環境悪化を覚悟し
原価意識改善で前進を
=日本角底製袋工業組合=
三役が語る業界の現状と今後
理事長  中尾吉計
副理事長 福田吉弘 岡崎昌三
百瀬 久 畑迫信二
若林 茂(紙上参加)
専務理事 永井康夫
角底紙袋業界唯一の団体である日本角底製袋工業組合の正副理事長及び専務理にご出席頂き、
2011年の業界展望について忌憚なく語って頂いた。
海外の大型流通店が相次いで日本に上陸、国内流通業界の構造変革が進んでいるが、
これは角底紙袋の新たな流通形態への対応、輸入品と国内品の共生が求められる時代止まってきたことを意味しよう。
本年も厳しい経営環境から解放されそうもない結論であった。


<小窓> ご挨拶