平成28年度過去記事アーカイブ

平成28年12月15・25日合併号  №638 目次

【FC9月の生産状況】
合樹向けの好調が下支え
ランニングタイプが前年比増

輸入は月次、累計ともに微増 日本フレキシブルコンテナ工業会(時田周明会長=㈱ナショナルマリンプラスチック代表取締役社長)はこのほど平成28年9月のフレキシブルコンテナ生産実績及び1~9月の累計結果についてまとめ発表した。同時に、輸入統計についても発表した。それによると、9月の生産はランニングタイプが好調で、なかでも合成樹脂、特に飼料用が良く、計4万5035袋、前年同月比102%の伸びを示したのに対し、クロス製品は化学工業品、合成樹脂用で2桁の伸びをみせたにもかかわらず他の需要分野が不振で、生産は計30万4995袋で前年同月比92%であった。

柳沢製袋さらに前進
FSSC認証を取得

柳沢製袋㈱(江野宏明社長。本社=埼玉県熊谷市見晴町18番地)が、厳しい製袋事業環境を乗り切るべく、積極的な施策を実行している。
今回新たに実現したのは、食品関連業界で不可欠となっている『FSSC22000JQA-FCO104』を、製袋業界でトップを切って認証取得した。食品包装関連事業の〝安全・安心〟対策は一段と厳しくなっており、包装資材業界もそれへの対応が不可欠となっている。食品包装袋の安定供給に専念している同社では、今後のクラフト製袋業界のさらなる事業環境の厳しさに対応し、健全経営の基盤を強固なものとする今回のFSSC認証取得を行ったもの。

【PVCデザイン賞2016】
第6回目の大賞作品ほか表彰
「とびだすおふろPOP-UP-BATH」

PVC Design Award実行委員会(主催=日本プラスチック製品加工組合連合会、日本ビニール商業連合会、日本ビニル工業会、塩ビ工業・環境協会。協賛=九州ビニール製品工業会。後援=経済産業省、公益社団法人日本インダストリアルデザイナー協会、公益財団法人日本デザイン振興会)によるPVCデザインアワード2016は今年で6回目を迎えた。「安心・安全・快適」をテーマに、本年4月20日よりデザイン提案の募集を開始、10月27日にすべての応募を締め切り、全国から合計256点のデザイン提案と59点の製品が寄せられた。

△とびだすおふろPOP-UP-BATH


△前列左より勝山正明会長、角倉護実行委員長、
姥貝卓美日本ビニル工業会会長、時田周明日本プラスチック製品加工組合連合会会長

【PE重袋工業会関東支部】
コンプライアンスと自助努力
平成27年度通常総会開催

日本ポリエチレン重包装袋工業会関東支部(山口栄支部長=日本製袋㈱取締役営業本部長)は去る11月22日(火)午後4時30分より、東京銀座の「三笠会館」において平成27年度(平成27年10月1日~平成28年9月30日)関東支部通常総会を開催した。
定刻となり美濃田武専務理事が開会を宣言、「会員12社中9社が出席、1社の委任状出席で総会は適法にて成立」の旨を報告の後、山口支部長が挨拶した。議長には恒例により山口支部長が就任、事務局よりの諸報告、議案審議へと移った

【IGAS2018】
「国際総合印刷テクノロジー&
ソリューション」展開催を発表
実行委員会で万全の出展募集

印刷機材団体協議会(宮腰巌会長)では、2018年7月26日(木)~31日(火)までの6日間、東京ビッグサイト東展示棟を使用して「IGAS 2018(国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展)」を開催する。主催者を代表して一般社団法人日本印刷産業機械工業会(宮腰巌会長)、プリプレス&デジタルプリンティング機材協議会(真茅久則会長)及び実行委員長の藤巻陽介(㈱小森コーポレーション国内営業本部副本部長)ほか開催幹部が出席、記者会見を行い、2018年より主催を従来の10団体より2団体に変更したほか、新たな時代への対応について詳細に説明、新体制の「IGAS2018」への出展募集の開始を発表した。

平成28年12月5日号  №637 目次

【10月の紙袋】
重包装クラフトの出荷激減
角底紙袋生販ともに大幅減
重軽需要業界の荷動き依然低迷

全国クラフト紙袋工業組合(白石忠信理事長=シコー㈱代表取締役会長)、日本角
底製袋工業組合(齊藤了介理事長=大昭和紙工産業㈱代表取締役会長兼CEO)は、恒例の月次生産・販売(出荷)、原紙使用高、在庫状況についてまとめ発表した。2016年10月分及び本年1~10月累計に関するまとめである。それによると、両業界の数字は前年同月比大幅な悪化となっている。円安による輸出関連企業の好調や株高等とはかけ離れた業界状況であり、国内景気動向は一部大手建設業界の活発な動きはあるものの、例えば、資材の異常高騰や人工不足の影響により生コン全盛であり、包装品は依然大幅減少を続けているのが実状のようだ。

【エコプロ2016】
注目の「ナノセルロース展」
王子HDなど官民と海外からも

 弊紙既報(11月25日号)のように、一般社団法人産業環境管理協会と日本経済新聞社は、12月8日(木)~10日(土)の3日間、東京ビッグサイト東1~6ホールにおいて「エコプロ2016~環境とエネルギーの未来展」を開催する。入場は無料(登録制)。ホームページで事前来場登録を受付中。


【王子HD】
ナノ「増粘剤」を販売開始
「アウロ・ヴィスコ」来年4月に

寄 稿 
52%―65~69歳男性の就業率
株式会社三菱総合研究所
政策・経済研究センター 佐野 紳也

65~69歳男性の就業率が大きく上昇し、2015年に52%に達した。一般的な就業パターンは、60歳で定年となり、その後再雇用で就業を継続し、63~65歳の年金支給開始とともに引退すると考えられている。だが、2015年の65~69歳男性(ほぼ団塊世代に相当)は半分以上が働いており、2010年の65~69歳男性の就業率(47%)と比較すると約5ポイント高くなっている(図)。


TSK NEWS】
「デッキラック」積載率向上
日本MH大賞『奨励賞』を授賞

【日印産連】
経済産業大臣賞ほか33点
第58回全国カタログ展入賞作品

【10月の紙・板紙需給】
包装用紙の輸出好調が目立つ
日本製紙連合会で需給状況を速報


平成28年11月25日号  №636 目次

【グラビア印刷業界】
単組4青年部が全国交流会
田口会長〝本気で事業取り組みを〟
軟包装グラビア持続的成長へ活動

グラビア印刷単組の4青年部が去る11月4日(金)午後4時から名古屋のキャッスル
プラザで第1回全国交流会を開催した。当日は、関東と関西の青年部は、以前から相互交流を重ねてきたが、東海青年部を含めた3青年部に加え、来年設立が予定されている九州グラビア協同組合の青年部も参加し総勢100名を超える一大イベントとなった。

【エコプロ2016】
環境とエネルギーの未来展
12月8~10日東京ビッグサイト

一般社団法人産業環境管理協会と日本経済新聞社は、12月8日(木)~10日(土)の3日間、東京ビッグサイト東1~6ホールにおいて『エコプロ2016~環境とエネルギーの未来展』を開催する。入場は無料(登録制)。ホームページで事前来場登録を受付中。


恒例の秋季講演会 
クラフト工組総務委員会
講師に佐藤達夫氏

全国クラフト紙袋工業組合総務委員会(委員長=副島嘉弘王子製袋㈱代表取締役社長)主催で、去る10月18日(火)午後3時15分より、東京銀座の紙パルプ会館3階において恒例の秋季講演会が開催された。講師は食生活ジャーナリストの会事務局長の佐藤達夫氏。テーマは「大人の食育~マスコミ健康情報を検証する」。


W/H 
パッケージング4・0万全
『K』ブースと本社EXPO開催
過去最高の来場と契約で大成功を

世界トップを行く樹脂素材、紙素材の包装関連加工機械、印刷機械、充填包装機械及びこれらのインラインシステム等の総合メーカーであるドイツのウィンドミュラー&ヘルシャー社(W/H)では、2016年10月16~23日、ドイツのデュッセルドルフメッセで開催された『K2016』(K国際プラスチック・ゴム産業展)に出展、同時に世界各国より来場の顧客を招きレンゲリッヒ市本社工場における〝ハウスショー〟を開催した。




新開発ニュー洗浄システム
明昌 東京パック出展で成果

【ベルグリーンワイズ】
鮮度保持+レンジ調理対応
野菜・青果物パッケージ新製品

【特種東海製紙】
ナノ素材「CNF」継続検討
第2四半期は微減収営業利益増


平成28年11月15日号  №635 目次

【9月の紙袋業界】
出荷は重包が微増、角底微減
両工組の景況感調査結果も発表
雇用も一段と悪化の傾向強める

全国クラフト紙袋工業組合(白石忠信理事長=シコー㈱代表取締役会長)、日本角
底製袋工業組合(齊藤了介理事長=大昭和紙工産業㈱代表取締役会長兼CEO)両工組ではこのほど2016年9月度の生産、販売(出荷)、原紙使用高の実績及び本年1月からの累計結果についてまとめ発表した。また併せて恒例の四半期ごとの景況動向調査結果についても発表した。

TOKYO PACK 2016出展企業紹介
【王子HDグループ】
包装用原紙総合メーカー           
=王子マテリア= 

5つのコンセプト
=王子製袋=

業容拡大製品が一堂に
=王子アドバ=

【昭和パックス】
重軟包装資材の総合メーカー
次代の液体輸送システムを発表

【レンゴー】
テーマ「パッケージングで
お客様価値の〝最大化〟」を

【日本製紙】
7エリアでブースを構成
「シールドプラス®」ほか多彩

【中越パルプ工業】
環境対応の紙素材に脚光
中越パッケージ等グループ出展

【共立物流システム】
コンテナ自動洗浄装置公開
液体輸送用コンテナの企業力発揮

【大石産業】
産業包装資材総合メーカー
海外法人のラミネート新製品も展示

【VIDEOJET】
サーマルプリンタ搭載ラベラー
二次包装の工程生産性アップ実現
=米本社ワトソン副社長が来日


平成28年11月5日号  №634 目次

【日本PE重包装袋工業会】
取り巻く環境は厳しいが……
=平成27年度通常総会開催=
藤田会長「まだまだやることはある」

日本ポリエチレン重包装袋工業会(藤田真夫会長=日本マタイ㈱社長)は去る
10月21日(金)午後4時より、東京銀座の「三笠会館」において平成27年度(平成27年10月1日~平成28年9月30日)通常総会、並びに理事会を同時開催した。

△藤田会長


△総会風景

IGAS新ロゴを公募
主催の2団体が新機軸で改革を
2018年開催を次代への転機

印刷機材団体協議会(宮腰巌会長)では、来る2018年7月26日(木)~7月31日(火)までの6日間、東京ビッグサイトの東展示棟を使用して「IGAS2018(国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展)」を開催する。すでに出展申込の受付を開始しているが、2018開催より主催者の移管変更が行われる。今後のIGAS開催は、従来の印刷機材団体協議会の構成団体であった一般社団法人日本印刷産業機械工業会とプリプレス&デジタルプリンティング機材協議会の2団体による共催となることになった。

【日本製紙】
「アイキャッチ性」抜群
新形状のチルド用液体紙容器

日本製紙㈱(馬城文雄代表取締役社長)は、6面体スリム形状でアイキャッチ性、ハンドフィット性を向上させた新形状のチルド用液体紙容器「NP-PAK Rock(エヌピーパック ロック)」を発売する。
従来のチルド用液体紙容器にWindow Panel(メッセージパネル)を2コーナー追加することで店頭でのアイキャッチ性を抜群に向上、製品差別化や製品価値訴求に最適な容器に進化させた。また、従来品に比べ容器本体を5㎜スリム化し、左右どちらの手にもフィットする形状を実現している。



日印産連 
若手対象「オープンセミナー」
テーマ『印刷の経営課題と経営戦略』

一般社団法人日本印刷産業連合会(以下日印産連)は、学校法人日本プリンティングアカデミー(以下JPA=東京都文京区小石川4-13-2)との共催で、10月4日(火)と5日(水)の2日間にわたり、JPA にて「若手印刷人のためのオープンセミナー」を開催した。

【国際粉体工業展東京2016】 
〝発見! 粉粒体技術の最前線〟
11月30日~12月2日「東京ビッグサイト」

話題 
台湾【CTWロジスティクス】
アジアのハブ的機能を強調
物流と輸出入コンサルティング


平成28年10月25日号  №633 目次

【FC8月の生産動向】
ランニング用は化学と合樹
クロスは窯業、飼料が伸び
輸入は8月減、累計で微増を維持
日本フレキシブルコンテナ工業会(時田周明会長=㈱ナショナルマリンプラスチック社長)は恒例の8月度国内生産動向及び、財務省輸入通関統計を発表した。併せ
て、本年1月からの累計についてもまとめ発表した。それによると、ランニングタイプの8月度生産は3万7944袋で前年同月比83%にとどまった。

【日本東海IPS】
クラフト紙・段原紙販売始動
=日本東海インダストリアルペーパーサプライ=
加工・流通招き設立記念パーティー開催

日本製紙㈱(馬城文雄社長)と特種東海製紙㈱(松田裕司社長)の業務提携が昨年10月7日に発表され、特種東海製紙㈱島田工場の分社化、及び段ボール原紙と重袋用・一般両更クラフト紙の新販売会社設立の方針が明らかとされていたが、工場分社化による新東海製紙㈱の発足並びに新販売会社として日本東海インダストリアルペーパーサプライ㈱(以下、NTI社と省略)が10月1日より始動した。本格的な営業開始を記念して、NTI社は去る10月11日午前11時半より「ホテルグランドパレス」(東京・九段下)2階ダイヤモンドルームにおいて設立記念パーティーを開催した。

【DNP開発】
再生可能原料を使用した
〝認証ナイロンフィルム包装材〟

大日本印刷株式会社(北島義俊社長。本社=東京都新宿区。資本金=1144億円。以下、DNP)は、再生可能原料を使用した〝認証ナイロンフィルム包装材〟を開発した。今回、ナイロン樹脂の製造をBASF(本社=ドイツ)が、ナイロンフィルムの製造を興人フィルム&ケミカルズ株式会社(以下、 KJFC)が、ナイロンフィルムを使用した包装材の製造をDNPが担当し、また、サプライチェーン全体の製造プロセスを第三者認証機関が監査認証している。本ナイロン樹脂を用いた材料で、サプライチェーン全体で認証手法と製造体制を構築する。


平成28年度研修会開催
クラフト紙袋工組関西支部

日印産連 
GP認定制度にPR大使創設
初代大使に小山薫堂氏が就任する
印刷のさらなる環境配慮の促進へ

【国際物流総合展2016】
産業界のグローバル化進展が
輸出入の物流、包装の構造変革に

【FOOMA JAPAN 2017】
日食工11月より出展募集開始
「食の技術が拓く、ゆたかな未来」

一般社団法人日本食品機械工業会主催による「FOOMA JAPAN 2017(国際食品工業展2017)への出展募集が11月1日(火)~21日(月)の3週間を申込期間としてスタートする。同展の開催目的は「食品機械・装置及び関連機器に関する技術並びに情報の交流と普及をはかり、併せて食品産業の一層の発展に寄与すること」とし、「食の安全・安心」に関心が高まる中、食品機械の最先端テクノロジー、製品、サービスを通して、「食の技術が拓く、ゆたかな未来」を提案する。

中越パルプ工業㈱元社長
故・菅野二郎氏「お別れ会」

役員人事
社長に佐野倫明氏
=新東海製紙=
        
社長に酒本晴彦氏
=不二麻袋


平成28年10月5・15日合併号  №632 目次

【8月の紙袋需給】
重包装は大半が前年比増
角底紙袋も生販ともに増
7月のマイナスを取り戻した動向

全国クラフト紙袋工業組合(白石忠信理事長=シコー㈱代表取締役会長)、日本角底製袋工業組合(齊藤了介理事長=大昭和紙工産業㈱代表取締役会長兼CEO)
両工組では平成28年8月度の生産・出荷(販売)、原紙使用高等についてまとめ、同時に本年1月からの累計結果についても発表した。本年夏季は例年にない異常気象が続き、また中国客はじめ海外からの来日客が昨年ほどの勢いをなくしつつある中で、クラフト紙袋等の出荷高は前年比増を示した。7月の不振を取り戻すかの傾向であったが、累計数字は依然として100を割っており、本年もすでに後半に入っての数字、また8、9月の台風上陸数とその甚大な被害状況を考えると、マイナス思考はしたくないが、暦年数字の前年比増の期待は持てそうもないようだ。

新施設、税関など視察研修
「紙類貿易研修会」in 東京港
日本紙類輸出・輸入両組合で実施

日本紙類輸出組合、日本紙類輸入組合(東京都中央区銀座3-9-11紙パルプ会館)では、平成28度事業の一環として、昨年に引き続き両組合共催で、東京港湾施設研修会を去る9月14日(水)に実施した。我が国のハブ港化計画の中心をなす東京港最新施設の研修会で、東京港湾施設の海上及び陸上からの施設研修、東京税関本関での研修など同会ならではの豊富な内容であった。


【DNP】
段ボール製什器を開発
50㎏の重さに耐えられ廃棄ゼロ設計

大日本印刷株式会社(本社=東京。北島義俊社長。資本金=1144億円。以下DNP)は、最大50㎏までの重さに耐えられ、外装を部品として利用する廃棄ゼロ設計で、設置や撤去が容易な段ボール製什器『DNP外装兼用販売台 エコデスストロング』を開発した。2016年10月に販売を開始する。

【日印産連】
印刷功労賞など多数の表彰
「9月印刷の月」記念式典開催
日本製紙石巻復興軌跡の講演会

【JILS】
10月「ロジスティクス強調月間」
東京、名古屋、大阪、福岡で推進大会

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会では去る9月27日(火)午前11時より本部会議室にて「ロジスティクス強調月間2016」について発表した。同推進委員会の飯原正浩委員長兼全国大会実行委員長(㈱イトーヨーカ堂執行役員物流室長)、JILS橋爪茂久専務理事の両氏が出席、「ロジスティクス強調月間2016」の開催コンセプト、その概要について説明した。

現代日本のパッケージ2016
凸版印刷と3団体が11月27日まで
印刷博物館P&Pギャラリーで開催

「9月印刷の月」記念行事と併せて、9月17日(土)より11月27日(日)までの約80日間にわたり『現代日本のパッケージ2016』が凸版印刷㈱印刷博物館、一般社団法人日本印刷産業連合会、公益社団法人日本パッケージデザイン協会、公益社団法人日本包装技術協会の共催により、「印刷博物館P&Pギャラリー」(東京都文京区水道1-3-3トッパン小石川ビル)で開催中である。この間の休館日は毎週月曜日と10月11日(火)、開館時間は10~18時。

『高機能素材ワールド』展
10月5~7日大阪で開催


平成28年9月25日号  №631 目次

【日本FC工業会】
ランニングは化学工業品
クロス製品は窯業土石品増加
全体的には除染用急減が材料

【日本製紙】
「シールドプラス®」開発
紙製バリア包材の用途目指す

日本製紙㈱(馬城文雄社長。本社=東京都千代田区神田駿河台4-6御茶ノ水ソ
ラシティ)は、パッケージ分野を成長が見込める事業領域として捉え、循環型素材である木質バイオマスを原料とする紙をベースに、包装用素材やパッケージの開発を進めている。そのひとつとして、紙にバリア性を付与した包材「シールドプラス®」を開発しており、 このたび、本年4月に発足したパッケージング・コミュニケーションセンターとパッケージング研究所が連携し、本格的な用途開発を進めていくことになった。


【サカタインクス】
東京パック2016出展
「INKSの進化する環境対応」

 幅広い包装資材用インキの総合メーカーであるサカタインクス㈱(森田耕太郎社長)では来る10月4日(火)~7日(金)の4日間、東京ビッグサイトで開催される「東京パック2016」に出展する。同社ではこのほど、出展概要について発表した。また、同社は本年創業120周年を迎えるのを機に森田社長は今回の出展と併せて次のように挨拶している。

JPI 
包装にも環境、高齢者対応
=2016日本PC表彰式=
レンゴー「ジャパンスター賞」

 公益社団法人日本包装技術協会(JPI)主催による『2016日本パッケージングコンテスト表彰式』(第38回)が8月30(火)午後2時より東京ガーデンパレス「高千穂の間」で行われた。小野拡邦審査委員長(東京大学名誉教授)より挨拶及び経過報告があった。


【日本製紙グループ】
2016日本PCで5点受賞
包装事業部門の強化推進に注力

社長に森田 臣氏
森田紙業トップ人事

日印産連GP認定制度
GP環境大賞等の受賞者決定
環境配慮の印刷製品を促進へ

一般社団法人日本印刷産業連合会(山田雅義会長。以下「日印産連」)は、昨年に引き続きグリーンプリンティング認定制度「2016 GP環境大賞」を実施。また新たに「2016 GPマーク普及大賞」を創設し、大賞・準大賞の受賞者を決定した。
日印産連では印刷業界の環境配慮自主基準を達成した工場・事業所を認定するとともに、同基準に適合した印刷製品へ「グリーンプリンティングマーク(GPマーク)」を表示する印刷総合環境配慮制度「グリーンプリンティング認定制度(GP認定制度)」の取り組みを進めている。

「9月印刷の月
日印産連で記念式典

=7月の包装用紙=
クラフト紙は輸出好調
国内向けは総じて低調

平成28年9月15日号  №630 目次

【7月の紙袋】
重袋出荷前年比大幅ダウン
角底紙袋も同様に販売減に
異常気象や個人消費等の低迷映す
全国クラフト紙袋工業組合(白石忠信理事長=シコー㈱会長)、日本角底製袋工
業組合(齊藤了介理事長=大昭和紙工産業㈱会長兼CEO)の両工組では、平成28年7月度の出荷(販売)、原紙消費高、及び本年1月からの累計について発表した。近年、2月、8月のシーズンオフ色は薄らいできているが、それが急に復活しかと思えるほど両品種とも大きな需要減少となっている。

【鈴与マタイ】
卓越専門性をいかに築くか!
さらに鈴与グループのシナジーを
=谷津和孝社長に聞く=

平成28年8月中旬、盆前の帰省客でにぎわう中、長野県佐久市の鈴与マタイ㈱(旧社名=新興マタイ㈱。谷津和孝社長。本社=長野県佐久市中込1-10-1)を訪れる機会を得た。
現在売上高は158億9300万円、社員数は157名(男子107名、女子50名)となっている。谷津和孝社長(写真)は2012年11月に就任、今年で4年目を迎える。そしてこの9月、創業70年、鈴与グループの一員となり5年、これを契機に鈴与マタイ㈱と社名変更し、新たな一歩を踏み出した。今回は谷津社長に新・鈴与マタイの現在、今後の方向性に関して忌憚ないところを伺った

△谷津和孝社長


△本社社屋(右に電気自動車日産リーフ)

【特種東海製紙】
組織変更と人事異動
島田工場分社化と新販売企業

特種東海製紙㈱(松田裕司社長。東京都中央区八重洲3-4-5ユニゾ八重洲ビル)では、平成28年10月1日を効力発生日とした同社島田工場の分社化及び段ボール原紙及び重袋用・一般両更クラフト紙事業における日本製紙㈱との販売機能統合に伴い、10月1日付で次のとおり同社組織変更及び人事異動を行う。なお、島田工場の分社化及び販売機能の統合の内容等にいては弊紙5月25日付概要を「参考」として再掲載する。

次代へのビジネスチャンス
「Nプラス」など4展示会融合
9月28日より東京ビッグサイト開催

一般社団法人プラスチック工業技術研究会主催による専門展示会「Nプラス」は「キーワード別」という新しい展示会のスタイルで9月28日に東京ビッグサイトで開幕する。単一業界の関係者のみが集まる従来の業界専門展示会とは異なり、あらゆる業界の出展者と来場者が『共通キーワード』をもとに一堂に会し、「新たなマッチング」「新ビジネス創出」を実現することを最大目的としている異色の展示会である。

7月の樹脂生産動向
定修反映し品目に増減



平成28年9月5日号  №629 目次

【6月のFC生産・輸入】
国内産は依然減少傾向
クロス製輸入も月次減少
国内の化学工業、合樹向け増
日本フレキシブルコンテナ工業会(時田周明会長=㈱ナショナルマリンプラスチック社長)はこのほど平成28年6月度のランニング用、クロス用の生産実績並びに本年1月からの累計についてまとめ発表した。同時に、財務省輸入統計に基づくフレキシブルコンテナ輸入統計も発表した。それによると6月度は国内生産、輸入ともに
前年比減となっているが、国産品の化学工業用、合成樹脂用、飼料用においてはランニング、クロス製品ともに大幅な伸びを維持しているのに対し、6月度の輸入は前年同月比90%と大幅ダウンしている。前月比増となったのはベトナム、カンボジア、フィリピンの3か国で、主力の中国品は89%にとどまっている。しかし1月からの累計では依然前年同期比プラスを維持している。

寄 稿 
対ベトナム事業展開は中長期視点で
㈱三菱総合研究所 海外事業センター
ディン ミン フン

屈指の親日国であるベトナムは、極めて安定した経済成長を遂げている。2020年代前半には1人当たりGDPが3・00ドルを超え、四輪自動車の本格的普及・拡大期に突入する。人口も堅調に増加し、2020年には1億人を突破する。消費地としての中長期ポテンシャルは、成長著しいASEAN諸国の中でも目を引く存在である。


【デュッセルドルフ見本市】
『K2016』開催迫る
世界的なプラスチック・ゴム展

㈱デュッセルドルフ・メッセ主催によるプラスチック・ゴム業界の世界最高峰イベントとして著名な『K2016』が、いよいよ10月19日(水)から8日間にわたり、ドイツ・デュッセルドルフ見本市会場において開幕する。本年の『K』には、世界 60か国から約3200 社(日本企業は 57 社/7月末時点)が最新製品・技術・ソリューションを披露する。


特種東海製紙】
第三次中期経営計画推進
平成29年度第1四半期減収減益
変革への挑戦で新企業像確立へ

特種東海製紙㈱(松田裕司社長。東京都中央区八重洲2-4-1 ユニゾ八重洲ビル)は平成29年度第1四半期決算を発表した。同社は現在、経営基盤の強化、第四次産業革命時代にふさわしい企業への変革に注力しており、本年度は「第三次中期経営計画」の最終年度にあたり、諸施策を強力に進めている。その要因もあって平成29年度第1四半期決算は前年対比減収減益を余儀なくされた。発表内容は以下の通り。

各品種計前年比39%増 
=7月の包装用紙の輸出=

日本製紙連合会紙・板紙部の平成28年7月度の暫定生産・出荷・在庫高がまとまり発表された。それによると生産は紙計で115万7176トン、前年比98・1%、板紙計は101万4376トンで同102・2%、紙・板紙計で217万1552トン、同100・0%であった。

【国際物流総合展】
ロジ講演会内容決まる
毎日1テーマ、先着500名

【ティ・エス・ケイ】
「物流効率改善」キーワード
9月13日開幕の国際物流総合展出展

【日印産連】
ホームページを更新
タイムリーな情報発信
【ベルグリーンワイズ】

「ドリップ防止シート」
カットフルーツ包装に好評


平成28年8月25日号  №628 目次

【製袋業界の景況感】
重包装袋はDI若干悪化
角底紙袋は改善の傾向に
6月の製品出荷高は逆の結果

全国クラフト紙袋工業組合(白石忠信理事長=シコー㈱会長)、日本角底製袋工業
組合(齊藤了介理事長=大昭和紙工産業㈱会長兼CEO)は恒例の6月度の紙袋生産、販売(出荷)、原紙消費高等についてまとめ、さらに本年1~6月の累計数字も発表した。

段原紙とクラフト紙事業の
新販売機能「NTI」誕生
=日本製紙と特種東海製紙=

特種東海製紙㈱(松田裕司代表取締役社長)は8月3日、同社と日本製紙㈱の段ボール原紙及び重袋用・一般両更クラフト紙事業における販売機能統合に係る吸収分割契約等の締結に係る諸条件を定めた統合契約を締結したと発表した。

<新社長紹介>
厳しい業界環境にも
『人間万事塞翁が馬』の精神で
共栄製袋市毛純社長に聞く

<はじめに>共栄製袋は昭和26年の創業以来、包装産業分野へと進出し、今日に至るまで一貫してクラフト紙袋の製造・販売に携わってきたが、日本製紙グループが共栄製袋株の株式を60・2%取得し、日本製紙グループの子会社となった。これにより南谷茂樹社長は相談役に、新社長に市毛純氏(=写真)が就任した。市毛新社長は日本製紙㈱紙パック事業本部を経ての製袋業界入りである。


「紙類貿易研修会」in 東京港
日本紙類輸出組合

日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合では、平成28年度事業の一環として、昨年に続き港湾施設研修会を企画した。今回で7回目となる。我が国のハブ港化計画の中心をなす、東京港最新施設の研修会である。東京港湾施設の海上及び陸上からの視察、並びに東京税関本関視察など、最新施設等を研修する豊富な内容となっている。

【TOKYO PACK 2016】
世界3大包装展の1つが開幕へ
「伝えよう、NIPPONの包装力を」
東京ビッグサイトで10月4~7日開催

 待望の「TOKYO PACK 2016」がいよいよ10月7(火)~7日(金)の4日間にわたり、東京ビッグサイト東ホール全6館を使用して開幕する。東京国際包装展は世界3大包装展の1つに数えられる歴史と内容を誇る包装専門展である。主催の公益社団法人日本包装技術協会(JPI)では先に記者会見において、今回の実行委員長を務める王子ホールディングス㈱専務グループ経営委員、王子産業資材マネジメント㈱副社長、王子マテリア㈱代表取締役社長の野沢高史氏及びJPI越野滋夫専務理事ほか開催事務局関係者が出席、代表挨拶、概要説明を行った。

【日本印刷産業連合会】
「Web版印刷用語集」
1年間延べ18万人訪問

一般社団法人日本印刷産業連合会(山田雅義会長)は、設立30周年記念事業として、 2015年6月29日に、web版として無料で一般公開した「web版印刷用語集」について、公開1年間の活用度や、今後の展開について調査報告をまとめた。
【調査報告要旨】①web版印刷用語集は、2015年6月29日に公開され2016年6月30日までの約1年の間に、 通算延べ訪問セッション数は18万3425件(人・回)に上っている


平成28年8月5・15日合併号  №627 目次

<クラフト紙袋工組>
名古屋で隔年懇談会を開催
理事と支部会員間で意見交換
クレームや海外製品の対応策
全国クラフト紙袋工業組合(白石忠信理事長=シコー㈱会長)では名古屋市で7月
度理事会を開催、その後、東海支部会員と意見交換の時間を持った。7月20日(水)午後2時半から名鉄ニューグランドホテル扇の間で理事会を開催、その終了後午後3時45分より支部会員との懇談会、5時からは懇親会が行われた。
懇談会は名糖㈱名古屋工場取締役工場長の渡部保東海副支部長の司会で始まり、中越パッケージ㈱社長の櫻井義昭理事・東海支部長、シコー㈱会長の白石忠信理事長の挨拶と続いた。


【FC5月の実績】
除染用前年同月比は半減
本来歓迎すべき除染用減少
輸入は依然堅調な増加傾向に

日本フレキシブルコンテナ工業会(時田周明会長=㈱ナショナルマリンプラスチック社長)まとめによる平成28年5月のランニング用、クロス用(PP・PE製)のフレキシブルコンテナ生産実績及び財務省による輸入統計が発表された。国内生産実績はランニング用が4万5040袋、前年同月比は実に72%、クロス用は24万4913袋で同76%と低迷している。

【国際物流総合展2016】
JILSなど7団体共催
東京ビッグサイト9月13~16日
今年は第12回目で過去最大規模

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会(JILS)と一般社団法人日本能率協会(JMA)他5団体による「国際物流総合展2016」が、本年9月13(火)~16日(金)の4日間、東京ビッグサイト東ホールにおいて開催される。同展は、経済活動のインフラとして不可欠な物流・ロジスティクスの先進情報を収集できる日本唯一、アジア最大級の専門展示会である。1994年の初回以降、隔年開催となっており今年で12回目を迎える。今回のテーマは「物流展でみつけよう~課題解決のネクストステップ」。456社の出展、2077小間の過去最大の規模となっている。

【JAPAN PACK 2017】
アジア最大級〝包む〟総合展
来年10月開催で現在出展者募集中

 一般社団法人日本包装機械工業会(大森利夫会長。東京都中央区新川2-5-6包装機械会館3F)は、2017年10月3日(火)~6日(金)の4日間、東京ビッグサイト東1~6ホールで「新しい方程式、ここに集まる」をテーマに、アジア最大級の〝包む〟にまつわる総合展『JAPAN PACK 2017』を開催する。

【日本製粉】
本社を麹町に移転
渋谷現本社跡は共同ビル


平成28年7月25日号  №626 目次

【製袋加工業界】
リーマンショック再来懸念
需要低迷続く難問打開策は
中小加工の個性発揮で混乱せず

本年最大の課題に新たに直面している。英国のEU離脱問題は2008年のリーマ
ンショック以上の懸念材料になるとの見方も強い。〝鉄の女〟と評された故マーガレット・サッチャー首相の敏腕が世界史の1頁を飾ったが、26年ぶりに英国2人目の女性首相として登場したテリーザ・メイ新首相が、世界の不安を一掃する政策を打ち出せるかどうか、典型的な受注産業型である日本の中小加工業界、とりわけ製袋加工業界にとってもEUの構造的変化の行方は他人事ではないだろう。

【日本FC工業会通常総会】
出射副会長の労をねぎらい
時田会長重任で新たに決意
創立50周年を迎え時代へ万全に

日本フレキシブルコンテナ工業会(時田周明会長=㈱ナショナルマリンプラスチック社長)では去る7月8日(金)午後4時より、東京柳橋の「ベルモントホテル」において第50回定時総会並びに懇親会を開催した。

△日本フレキシブルコンテナ工業会 時田周明会長


△退任された出射副会長(左)と中西理事(右)

寄稿
デジタル革命を雇用創出につなげる鍵は何か
㈱三菱総合研究所
政策・経済研究センター 田中 康就

【POINT】
・デジタル革命により既存雇用は減少するが、新規の労働需要が生まれる。
・現状の制度では、既存業務・職種から新規業務・職種への人材移動は困難。
・労働者の能力開発や雇用市場の柔軟性向上に向けた取り組みが必要。



【FOOMA JAPAN 2016
世界に誇る日本の食技術展示
ニューロングが新製品を展示
アカデミックプラザ賞4件を表彰


副島社長の新経営体制
 =王子製袋=

大西亮社長体制
 =昭和パックス=

藤田真夫社長体制
5氏の役員新任人事
 =日本マタイ=

鈴木副社長が社長昇任
白石社長は代表取締役会長
 =シコー取締役新人事=

畑迫社長体制の新人事
 =王子アドバ=

取締役2氏の新任
本社事務所が移転
 =日本製袋=

柳沢社長体制新人事
 =石川の新経営布陣=

内山尚毅社長体制
 =ニッポー=

加藤社長の新役員人事
 =中越パルプ工業=

松田裕司社長体制の新布陣
渡邉取締役は産業素材CEO
 =特種東海製紙=

野口憲三社長体制
2取締役2監査役新任
 =日本紙パルプ商事=

新社長に近藤雅之氏
 =日本製粉役員人事= 

【ドイツW/H】
フレキソ、グラビアの最新鋭機
drupaとハウスショーで公開
軟包装時代のニーズに的確に対応

産業廃棄物をムダにしない
山陽製紙のオリジナル・ノベルティ
第8回販促EXPOに出展し展開

新社名「鈴与マタイ㈱」
新興マタイが9月より変更

【第23回全国封筒年次大会】
事業環境の変革を重視し
的確な対応こそ継続の道
日本郵政は定形外の伸び期待


平成28年7月15日号  №625 目次

【5月の紙袋需給】
重袋出荷高前年比6%弱減
角底紙袋は生産増で販売減
需要構造の変革と厳しい採算性
全国クラフト紙袋工業組合(白石忠信理事長=シコー㈱代表取締役会長)、日本角
底製袋工業組合(齊藤了介理事長=大昭和紙工産業㈱代表取締役会長兼CEO)は恒例の本年5月度の生産、販売(出荷)、原紙使用高についてまとめ、同時に本年1月からの累計についても発表した。それによると、産業資材包装用のクラフト紙袋も、個人消費を反映する角底紙袋も出荷は前年比マイナスと事業環境の厳しさは依然続いており、需要減少に歯止めがかかっていないことを示唆している。加えて6月の国民投票による英国のEU離脱問題が、世界同時不況到来の引き金となる可能性大との見方が強く、今後の日本経済への影響、需要市場動向が一段と注目されることになった。

【JILS】
新会長に遠藤信博氏
=第6回定時総会を開催=
新重点事業活動方針を発表

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会(JILS)では6月22日(水)14時より経団連会の経団連ホールにおいて第6回定時総会を開催した。各報告、議案ともに原通を可決した。

▽2016年ロジスティクス大賞受賞者

【日印産連】
新会長に山田雅義氏を選任
=第31回定時総会を開催=
「山積する業界課題に全力投入」

 一般社団法人日本印刷産業連合会は去る6月17日(金)15時より、「ホテルニューオータニ」シリウスの間において、第31回定時総会を開催した。本年度は役員の改選期であり、稲木歳明会長は退任し顧問に就任、代わって新会長に山田雅義氏(印刷工業会会長)が選任された。山田新会長は「印刷業界に山積する課題解決に全力で取り組みます。微力ですが誠心誠意努めます」と力強い就任挨拶を行った。また専務理事の昇任、新任はじめ、常任理事、理事等半数以上の新役員人事が決定した。

【全紙工通常総会】
「社会的価値を考えた活動を」
デジタルとアナログの共存

黒田理事長の思いは熱く
全日本紙製品工業組合では、去る5月31日(火)13時30分より東京浅草橋の「共和フォーラム」において平成28年度(第52回)通常総会を開催した。

▽総会挨拶を行う黒田会


平成28年7月5日号  №624 目次

【日本製紙】
共栄製袋を子会社化
クラフト事業部門の強化策
製袋業界の構造変革芽生え?

日本製紙㈱(馬城文雄代表取締役社長)は6月17日、クラフト製袋の老舗でありオ
ーナー企業として活躍してきた共栄製袋㈱(前社長・南谷茂樹氏)を子会社化したことを発表した。共栄製袋の定時総会並びに取締役会において日本製紙㈱より市毛純氏が新社長に着任した。日本製紙の株式持分は60・2%となった。

【全国グラビア協組連】
田口会長「沈黙は金」ならず
経営者の意識改革が最重要課題
=第46回通常総会を開催=

 全国グラビア協同組合連合会(田口薫会長=大日本パックェージ㈱社長)では去る6月13日午後3時半より、ホテルニューオータニにおいて第46回通常総会を開催した。当日は総会、その後の理事会、懇親会と続き、田口会長は3度にわたり挨拶の機会があったが、一貫して「今こそトップリーダーは中小企業のポジションについて認識し、思いを口にしなくてはならない。原材料と需要業界の狭間の事業環境に萎縮していては事業は行き詰まる、業界は埋没する」と強く訴えた。

花王
商業用インクで欧米2社買収
食品パッケージ印刷の展開加速

花王㈱(澤田道隆社長。東京都中央区日本橋茅場町1-14-10)は2016年6月20日、食品包装などの商業印刷機用のインクで、欧米のメーカー2社を買収すると発表した。米コリンズ・インクジェット(オハイオ州)を7月に買収、スペインでもチミグラフ・ホールディング(バルセロナ市)を来年4月までに傘下に収める。同社は、今年3月に商業印刷用インク市場に参入したばかり。今回の買収で一気に世界展開を加速し、ケミカル事業の柱に育てる。

△記者会見を行う根来執行役員

△商業印刷インクを出展したDrupa2016の花王ブース

神谷光治氏が社長に
=中部紙工新経営体制=

高山社長の再任
トーホー新経営体制

【JMA】
中村会長の新体制が発足
一般社団法人日本能率協会新理事

一般社団法人日本能率協会(中村正巳会長)では去る6月15日開催の会員総会ならびに理事会において理事、監事が選任された。中村会長は「新たな陣容をもちまして、経営革新の推進機関として産業界の発展のために誠心努力する所存ですので、何卒一層のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます」と挨拶している。新人事以下の通り。敬称略。

【クラフト工組関東支部】
大西亮支部長を再任決議
支部長「皆で力を合わせて前進を」
=平成28年度通常総会を開催=


<クラフト工組関西支部>
樽谷清孝支部長の重任体制
平成27年度通常総会を開催


平成28年6月25日号  №623 目次

【PV協和会】
製粉事業環境変化の動向注視
滝原日清製粉取締役が現況挨拶
=平成27年度定期総会を開催=

日清製粉㈱はじめ製粉企業24社、PV袋メーカー7社よりなる「PV協和会」の平成27年度定期総会が去る6月8日(水)、東京の「学士会館」で開催された。クラフト製
袋業界の厳しい事業環境の中で、PV協和会は製粉用、でんぷん用専門の「PV袋」メーカーとユーザーのコミュニケーション強化によって、さらなるPV袋普及と併せて加盟企業の健全化、発展を図る異色の団体として活躍している。

[経営]質向上のための設備投資が成長の鍵
㈱三菱総合研究所
政策・経済研究センター 坂本 貴志

【POINT】
▽企業収益の改善に比して設備投資の伸びは緩やか。
▽過去に「質向上のための設備投資」を行った企業ほど、最近のROA水準が高い。
▽中長期的な成長のためには、付加価値向上につながる投資が不可欠。


国内初!
トラックの中継輸送開始
イオングローバルSCMと花王

花王㈱(澤田道隆社長)とイオン㈱(岡田元也社長)の連結子会社で物流を担うイオングローバルSCM㈱(山口緑社長)は6月7日(火)より、関東⇔中部間において異業種企業間では国内初のトラックの中継輸送を開始した。


鯨岡社長体制の新人事
鯨岡 岡部氏常務に昇任 

永田社長ほか再任
=三和紙工総会人事=

田平社長ほか重任
=不二麻袋=

大半の役員が重任
大森会長体制が続く
=日本包装機械工業会=

【JPI通常総会】
持続可能な循環社会に貢献、
さらに東京パックの成功を。
総会及び、木下賞第40回授賞式

公益社団法人日本包装技術協会(JPI。浅野茂太郎会長=明治ホールディングス㈱会長)では6月9日(木)午後2時より東京丸の内の「如水会館」2Fスターホールにおいて第5回定時総会を開催した。併せて総会終了後、第40回木下賞表彰式、会員懇親会を開催した。

【日本製パン製菓機械工業会】
会員のグローバル活動支援
増田理事長の新体制決まる
=第55回通常総会次第=

協同組合日本製パン製菓機械工業会では去る5月24日(火)、加賀山城温泉「森の栖」会議場において第55回通常総会を開催した。定刻となり梶原秀浩専務理事の司会で、開催に先立ち、平成27年度物故組合員等に対し、黙祷をして哀悼の意を表した。最初に原田淳一副理事長の開会の辞があり、次いで増田文治理事長が挨拶した。

【ベルグリーンワイズ】
レンジ対応のオーラパック○Rレンジ袋
女性の71%ほぼ毎日レンジ使用

 青果物包装資材の生産と販売を行う㈱ベルグリーンワイズ(本社=名古屋市中区新栄2-42-28。野嵜健代表取締役)は、今回20~60歳までの女性(166名)を対象に、青果物と電子レンジ調理に関する調査を実施した。その結果、青果物購入において、簡単に調理できるかを約7割が気にしており、栄養面においてもレンジ調理の有効性を約6割が認識している事が分かった。どの家庭にもある電子レンジの使用頻度は高く、約7割の女性がほぼ毎日使うという結果となった。また「野菜を電子レンジで調理した事があるか」の問いに、じゃがいもで約7割が調理したことがあると回答。さつまいもにおいても、約半数がレンジ調理したことがあると回答している。

平成28年6月15日号  №622 目次

【日本PE連通常総会】
萩原新会長体制スタート
新旧両会長から熱いメッセージ
キーワード「社会的責任と価値認識」
日本ポリエチレン製品工業連合会では去る5月26日、東京一ツ橋の「如水会館」で
平成28年度通常総会を開催、通常総会終了後午後6時より恒例の懇親会が開催された。
懇親会において連合会事務局美濃田武専務理事より、連合会会長が藤森明彦氏(藤森工業㈱会長)から萩原邦章氏(萩原工業㈱会長)に交代した旨が報告された。

△新旧会長を囲んで

経産省製造産業局
素材関係の組織再編

経済産業省は製造産業局の素材関係などの組織を再編する。繊維課、鉄鋼課などの名称は廃止され、所属の約3分の1の人員が再編対象となるとみられている。閣議決定を経て政令改正により6月には実行される。今回の再編は15年ぶりのもの。企業と連動した政府の支援体制の構築である。

【4月の紙袋需給】
重包装紙袋は前年比増に
角底紙袋は生産販売とも減

全国クラフト紙袋工業組合(白石忠信理事長=シコー㈱社長)、日本角底製袋工業組合(齊藤了介理事長=大昭和紙工産業㈱会長兼CEO)は、2016年4月度の紙袋の生産、出荷(販売)及び原紙使用高についてまとめ、併せて本年1月からの累計についても集計し発表した。別表の通りである。4月のクラフト紙袋出荷実績は1億208万袋で前年対比101・7%、累計は3億5181万袋で同100・3%と、微増ながら上々の推移をたどっている

67%――若者の関心は「食」に集中
ゼロベースの新製品開発が若者の心をつかむ
㈱三菱総合研究所 政策・経済研究センター 阿部淳一
高まる「食」への関心

賃金の上昇が消費に回ることが期待される20代だが、「若者のモノ離れ」に歯止めがかかりそうにない。20代で「新製品に関心がある」とする割合は、5年間で23%から18%へと5ポイント減った*2。注目すべきは、関心を持つ新製品の範囲が急速に狭くなった点だ。家電・パソコンの新製品に関心がある割合は69%から54%、携帯電話も53%から38%とそれぞれ15ポイント減った。こうした中、唯一62%から67%へと関心を高めたのが「食」であり、最大の関心事となった。


DNP
アルコール飲料向け液体紙容器
リサイクルに最適2タイプを開発

大日本印刷㈱(本社=東京。北島義俊社長。資本金=1144億円。以下、DNP)は、常温での内容物の長期保存が可能な口栓付きのアルコール飲料向け紙容器について、廃棄時に容易に切り開くことができる「解体しやすいタイプ」と紙層と内装のフィルム層を簡単に剥がして分離できる「紙とフィルムを分離できるタイプ」の2種を開発した。2016年12月に販売開始予定

【日袋工普及研】
「国内外を意識した普及を加速」
櫻井委員長続投で第34回通常総総会

日本角底製袋工業組合の紙袋普及研究会(櫻井義昭委員長=中越パッケージ㈱社長=写真)では去る5月26日(木)午後12時より、東京銀座の紙パルプ会館3階会議室において第34回通常総会を開催した。定刻となり長尾専務理事が司会進行役に就き「会員総数26社中出席17社、委任状出席9社で適法にて総会は成立」の旨を報告、総会開始となった。


全国7か所でセミナー
「印刷産業でのリスクアセスメント」
日印産連で6、7月の7日間

『エヌプラス』9月東京開催
「素材」「部品」「機械」が集結

【HANNOVER NESSE】
米国からオバマ大統領も来場!
世界最大のBtoB向け産業展



平成28年6月5日号  №621 目次

【全国クラフト紙袋工業組合】
厳しいながらも変化を実感
白石理事長「新体制でさらに前進」
=第74回通常総会を開催=

全国クラフト紙袋工業組合(白石忠信理事長=シコー㈱社長)では去る5月18日(水)午後4時より東京「如水会館」において第74回通常総会を開催した。定刻となり市
毛隆専務理事より「会員53社中本人出席32人、委任状持参出席21人で本工組定款を満たしており総会は成立」の旨の報告で通常総会は始まった。
最初に白石理事長が「74回という回数をみますとこの組合の歴史を感じます。皆様方の努力の積み重ねが74回という回数に表れているのだと思います。本日は役員改選等がございますので、本総会が円滑に進行致しますようご協力お願い申し上げます」と挨拶した。その後、白石理事長自ら議長となり議案審議に入った。


【日本角底製袋工業組合】
新理事長に齊藤了介氏再任
「紙袋を愛し総需要を増やす」認識を
第43回通常総会で新理事長要請

日本角底製袋工業組合では第43回通常総会を、去る5月19日(木)午後4時から東京銀座の「ホテルモントレ銀座」において開催した。定刻となり長尾茂専務理事より「本日は理事定数13名に対し出席理事が8名、委任状5名で本工組定款を満たしており総会は成立」の旨が報告された。また、櫻井義昭理事(中越パッケージ㈱社長)が急遽欠席となったため、三浦均常務取締役が代理出席した。齊藤了介理事長(大昭和紙工産業㈱会長)挨拶の後、議案審議に入った。


【2016年3月のFC】
国内生産は除染用減少傾向
クロス製品の価格は上昇気配に
輸入は依然中国品が圧倒的比率

日本フレキシブルコンテナ工業会(略称JFC。時田周明会長=㈱ナショナルマリンプラスチック社長)では、このほど2016年3月度のフレキシブルコンテナ国内生産、輸入実績についてまとめ発表した。本年1月の出足が低調で2月以降の需要回復が期待されていたが、3月時点では本格的な生産・販売回復までには至っていない。

【ソフトPVC】
コンテスト締め切り迫る
デザイン提案&製品を募集

本年で6回目を迎える「PVC Design Award 2016」は昨年に続き「安心・安全・快適」をテーマに、去る4月20日(水)より国内外未発表の「デザイン提案」と「製品(試作品や中間加工素材を含む)」を広く一般から募集しており、締め切りが迫っている。

△2015年大賞作品「日立ラップ ブルータイプ」


△2015年大賞作品「テトラサーバー」

【関東グラビア協同組合】
「業界品質基準」の活動展開
=第46回通常総会を開催=
田口理事長「フェアな競争」強調

関東グラビア協同組合(田口薫理事長=大日本パックェージ㈱社長)の第46回通常総会が平成28年5月19日(木)午後3時より、東京墨田区の「第一ホテル両国」にて開催された。組合員総数41名のうち、本人出席18名、委任状出席18名の36名が参加し総会は成立、諸議案を慎重審議の結果原案を可決した。新年度の事業活動として、フィルム業界や他印刷業界も関心を示している「業界品質基準(スタンダード)策定への理解と支援を得る活動の展開」、環境関連の「グリーンプリンティング認定制度の普及」、「グラビア印刷製品GPマーク表示使用の促進」、「VOC排出削減の維持と促進」、「地球温暖化防止のためのCO2 排出量削減への取り組み」、プライベートブランド(PB)に関する「情報収集と対応策の検討」などを承認した。なお、開会に先立ち田口理事長が挨拶、「フェアな取引、コンプライアンスを守った企業経営」を強調した。

成28年5月25日号  №620 目次

【3月の紙袋】
重包装出荷高はわずかの減
角底紙袋販売は1・5%増
本年1月からの累計も同様の傾向

全国クラフト紙袋工業組合(白石忠信理事長=シコー㈱社長)、日本角底製袋工業
組合(齊藤了介理事長=大昭和紙工産業㈱会長兼CEO)ではこのほど2016年3月度の紙袋生産、販売及び原紙使用をまとめ、同時に本年1月からの累計結果についても集計し発表した。また、恒例の四半期ごとに実施している「組合員の景況動向調査」結果を発表した。これによると、重包装紙袋は産業資材分野の市況、需給の厳しさを反映して振るわず微減を続けているのに対し、角底紙袋は生産は在庫調整等月次によって微々たる変動はあるが、販売高においては総じて微増傾向にあり、特に手提げ角底紙袋分野は需要減少に歯止めがかかった感がある

【加工業界の明日】
社内人間尊重と改革風土
田口会長「業界レベルアップ」を
コンバーティングの明日を考える会

全国グラビア協同組合連合会(田口薫理事長=大日本パックェージ㈱社長)主催によるセミナー「第4回コンバーティングの明日を考える会」が去る4月25日(月)すみだリバーサイドホールにおいて開催された。午後1時半より5時まで3時間半にわたり有意義な時間を過ごした。開会に先立ち熊本を中心とした九州のかつてない大地震、余震による犠牲者に哀悼の意を表すべく出席者一同1分間の黙祷を行った。参加者は今までを上回る約350人に上り、プログラム通り進行、講師と出席者の質疑も活発に行われた。

日本製紙と特種東海の提携進む
静岡島田に「新東海製紙」設立
クラフト紙と段原紙の新供給体制

特種東海製紙㈱(松田裕司社長)と日本製紙㈱(馬城文雄社長)は昨年10月7日付で「段ボール原紙及び重袋用・一般両更クラフト紙事業に係る基本合意書」を締結、両社の新たな生産販売体制の構築による国内及び国際競争力強化に関する具体策を鋭意進めていたが、4月25日開催の両社それぞれの取締役会において決議し、同日付で同事業提携に関連する諸条件を定めた統合契約(以下「本統合契約」という)及び新製造会社と新販売会社を共同して運営することについて合意した株主間契約(以下「本株主間契約」という)を締結した。

【特種東海製紙】
コスト低減活動が奏功
利益面は大幅上方修正
平成28年3月期通期連結

特種東海製紙㈱(松田裕司社長)は、このほど最近の業績動向を踏まえて、平成27年11月13日に公表した平成28年3月期(平成27年4月1日~平成28年3月31日)の通期連結業績予想数値を上方修正した。
前回予想では売上高780億円、営業利益31億円、経常利益30億円、親会社株主に帰属する当期純利益14億円、1株当たり当期純利益9円46銭としていた。今回修正予想は売上高784億円、営業利益37億円、経常利益39億円、親会社株主に帰属する当期純利益25億円、1株当たり当期純利益16円90銭とした。増減額及び増減率は売上高4億円(0・5%)、営業利益6億円(19・4%)、経常利益9億円(30%)、親会社株主に帰属する当期純利益11億円(78・6%)である。

社長に寺尾彰洋氏
杉浦前社長は会長
=名糖の新役員体制=

クラフト紙袋、ラミネートの生産・販売を主力事業とする名糖㈱(東京都中央区日本橋小網町17-2)では4月27日開催の定時株主総会並びに取締役会において、杉浦前社長の会長就任のほか、代表取締役社長に寺尾彰洋専務の昇任を決めたほか、新経営体制を決議した。以下、敬称略。
▽代表取締役会長=杉浦聖一(昇任)▽代表取締役社長=寺尾彰洋(昇任)▽専務取締役・化成品本部管掌=杉山修司▽常務取締役・管理本部長=西本俊彦▽取締役・化成品本部長=田島正一▽取締役・紙業本部長兼名古屋工場長=渡部保▽常勤監査役=松澤昭雄

谷津社長以下全役員再任
=新興マタイ経営体制=

 クラフト紙袋、クロスコンテナーの物流包装資材、太陽光発電システムの環境エネルギー、さらに金属、鋳物、凍結防止剤の商事部門など幅広い分野で堅実経営を誇っている新興マタイ㈱(長野県佐久市中込1-10-1)は、4月21日開催の第49回定時株主総会において役員の改選を行い新経営体制を確立した。同社はグローバルに物流業界で活躍する鈴与商事㈱グループの1社で、シナジー効果も高くなっており、さらなる企業拡大が見込まれる企業として注目されている

DIC 
千葉工場に新技術棟建設
ポリマ製品最先端技術開発促進

印刷インキの製造と販売で創業したDIC㈱(中野義之社長。本社=東京都中央区日本橋3-7-20)は、印刷インキの基礎素材である有機顔料と合成樹脂をベースとして事業範囲を拡大し、素材から加工に至る広範な製品群を提供している。現在、プリンティングインキ、ファインケミカル、ポリマ、コンパウンド、アプリケーションマテリアルズの5つの事業セグメントを通じて、ユーザーニーズに対応した製品を提供しているが、さらなる企業競争力強化、グローバル化への対応を目指し、今後の成長分野としてポリマ製品の次世代及び最先端分野の技術開発を促進するために、千葉工場(千葉県市原市)内に技術棟を建設した。従来の実験棟が老朽化したのを機に建て替えたもので、エレクトロニクスや自動車市場向けなどの機能性材料の開発を加速させることを目的とし、本年2月より稼動を開始している。社内プロジェクトやオープンイノベーションによる外部リソース活用も見据え、協業のためのオープンラボスペースを確保するなど、大型テーマにも対応できる施設となっている。

未ざらし輸出は大幅増
3月の包装用紙需給動向
円高も国内海外企業向け

日本製紙連合会クラフト紙委員会(6月より包装用紙委員会に改称の予定)まとめによる2016年3月度の包装用紙主要品種別の生産・出荷・在庫高が発表された。未ざらし包装紙が生産は5万2338トン、前年同月比99・8%、出荷高は5万3928トン、同103・5%、月末在庫高は7万155トン、同130・1%であった

平成28年5月5・15日合併号  №619 目次

【プラスチック産業】
最先端技術で世界的成長 
包装分野で新技術創生続く
ドイツ『K』主催者代表が来日
BASF社長の重役がプラ業界語る
今秋ドイツで開催されるプラスチック・ゴム産業専門展示会『K』は、毎回の成功を、
目に見える形で示してきた。2016年は記念の20周年を迎える。中国はじめアジア諸国の経済成長に陰りがみえはじめ今後の動向が注目される中で、今秋の『K』の内容は、かかる見方を否定するかのような充実ぶりと発表されている。
このほどメッセ・デュッセルドルフよりプラスチック&ゴム担当役員P・Cullmann女史及び世界的化学メーカーBASF社の重役R・Buschl博士が来日、記者団に近年のプラスチック&ゴム産業の世界的な近況について熱く語った。本号では両氏の語った内容を一部紹介する。

【2016JPC表彰式】
素朴さと省資源で紙袋上位
経産省製造産業局長を受賞
日印産連主催・166点の応募

2016年4月12日(火)午後2時より如水会館を会場に2016ジャパンパッケージングコンペティション(JPC)表彰式が開催された。今回で55回目を迎えるJPCは、一般社団法人日本印刷産業連合会(稲木歳明会長)主催で1962年にスタート、パッケージデザインのコンペとして最も長い歴史を持つ。市場で販売されているコマーシャルパッケージの優秀性を競うもので、入賞作品は12~14日の3日間、日本印刷会館にて展示が行われた。

寄 稿 
訪日外国人数はどこまで伸びるのか
株式会社三菱総合研究所
政策・経済研究センター 森重彰浩

●訪日外国人数増加の9割がアジアからの訪日客。
●世界の観光市場での日本の存在感はいまだ小さく、「観光立国」への道のりは長い。
●観光地としての「引力」を高められれば2020年に5000万人超えの可能性も。
2015年の訪日外国人数は、延べ1974万人となった。2000万人にはわずかに届かなかったものの、12年から15年にかけて1138万人増加した。そのうち9割はアジアからの訪日客であり、中国(+358万人)、台湾(+222万人)、韓国(+195万人)、香港(+106万人)などが上位を占める。



他業界に学ぶ 
キリンの容器3Rへの取り組み
=リデュース、リユース、リサイクル=

この4月、WWF(世界自然保護基金)ジャパンは「企業の温暖化対策ランキング」プロジェクトにおける報告として、『食料品』の業種に属する日本企業25社の調査結果を発表した。第1位となったのはキリンホールディングス(100点満点中80・0点)であった。そこで今回は、他業界に学ぶ事例の一環としてキリン㈱のCSV本部CSV推進部山村宜之氏にキリンの容器3Rへの取り組みについてお話しを伺った。


<2016国際食品工業展>
6次産業化に貢献の技術結集
=6月7日~10日開催=
東京ビッグサイトで一段と国際色濃く

一般社団法人日本食品機械工業会主催によるアジア最大級の「食の技術」の総合トレードショウ―「FOOMA JAPAN2016~国際食品工業展」がいよいよ6月7日(火)~10日(金)の4日間、東京ビッグサイトで開催される。39回目を迎える今回は『おいしい技術をアップデート』をテーマとし、683社の出展、2万8492㎡の規模となっている。
主催者では去る4月7日、「第一ホテル東京」4Fプリマヴェーラにおいて工業会理事・展示会実行委員長の櫻澤誠委員長以下関係者が出席のもと記者会見、今回の概要及び特長等について説明した。「国内外から来場者する多数の方々が、FOOMA JAPANで最前線の製品・技術・サービスと出会い、アップデートして頂き〝食〟ビジネスの新しい可能性と豊かな未来を拓く機会となるよう願っている」と挨拶した

【日本能率協会】
包装・ラベル・印刷も注目
「CeMAT」開幕直前情報
5月31日~6月3日独ハノーバー

世界をリードするイントラロジスティクスとサプライチェーン・マネジメントの専門展示会「CeMAT(セマット)=国際イントラロジスティクス見本市」は、2016年5月31日(火)~6月3日(金)に、ドイツ・ハノーバー国際見本市会場で開催される。この展示会は2005年より3年に1度の周期で開催(2014年以降は隔年開催)されており本年は5回目となる。40以上の国・地域から1000社以上が出展し、業界関係者4万8000人が来場する規模を誇っている。


平成28年4月25日春季特集号  №618 目次

【クラフト製袋業界】
業界の構造変革どこまで?
O&C誕生は海外市場重視
国内需要減が各社に及ぼす影響は

<はじめに>注目されてきた環太平洋経済連携協定(TPP)が12か国間で大筋合意し、それぞれの国では批准手続きのピッチを速めている。経済評論家には「TPP
は中小企業にメリットを与えてくれる」説もあるが、成長する業種として挙げられている『包装産業』の中にあって、ことクラフト製袋業界は、先進国においては需要減少傾向に歯止めのかかるTPP発効となるかどうか、強い疑問符は消えそうもない。

【常磐パッケージ】
包装設計の技と地域密着重視
震災から5年すでに堅実路線に

平成28年4月中旬、桜の咲くなか、福島県いわき市の常磐パッケージ㈱(佐々木岳志社長。本社=福島県いわき市内郷白水町浜井場23-1)を訪れる機会を得た。
同社は常磐炭鉱(現・常磐興産㈱)の関連会社として昭和34年12月に設立、その後スパリゾートハワイアンズの設立を契機に常磐興産㈱グループを離れ、平成20年10月1日には食品包装資材商社で業界一の㈱高速のグループ企業になった福島県内でも独自のポジションを有する包装資材企業である。
平成23年の東日本大震災においては、福島県浜通り地区へ供給していた米麦用クラフト紙袋が、農家の避難、米の作付け禁止により震災前の50%の供給量になるなど大きな打撃を受けた。しかし、全半壊した岩手県・一関事業所は平成25年9月無事に建て替えが完了した。老朽化した、茨城県・ひたちなか事業所段ボール工場も平成26年1月に新築し、震災から5年が経過して今、まさに再出発・本格稼働が始まっている。

左より河合孝和生産部リーダー、小野卓也事業所長、佐々木社長、渡辺英喜生産部長兼品質管理室長


いわき本社事業所


【全国米麦紙袋協会】
佐藤会長体制の続行決議
=第50回通常総会を開催=
需要環境変化に新たな指針

全国米麦紙袋協会(佐藤公夫会長=佐藤産業㈱社長)では去る4月8日午前11時より第50回(平成28年)通常総会を東京大手町の「パレスホテル」において開催した。


【ポリ重包装袋業界】
現状は肥料の内需に依存
TPPの国内肥料需給を注視
樹脂包装等の他市場拡大課題

<はじめに>我が国のポリ重包装袋は年間原料換算2万トン前後で推移しており、現状の農業事情、少子高齢化、主食米の需要見通し等々を考えると、今後の肥料需要の増加についてはプラス思考にはなり難いのが現状である。加えて発効目前のTPPの影響が米麦はじめ我が国農産物の生産イコール肥料需要にどう響くか、それが肥料用ポリ重包装袋業界の関心事であろう。

【フレキシブルコンテナバッグ】
除染用の増加期待に終止符
他容器からの代替増加は景気如何に
秩序ある流通構造構築へ!

日本フレキシブルコンテナ工業会(時田周明会長=㈱ナショナルマリンプラスチック社長)はこのほど2016年2月のランニングタイプ(樹脂製及びゴム製)とクロス製品の生産実績、及び財務省輸入統計についてまとめ発表した。ランニング用、クロス製品ともに2月生産、1~2月の累計数字はともに前年同月を下回った。特にランニングタイプに至っては前年同月比及び累計比ともに50%台であり、その要因は除染用の大幅減産となっている。東日本大震災とそれを起因とする東京電力福島原子力発電所の事故の復興用需要が急増し需要を牽引してきたが、発生から5年後の現在、いまだ復興途上ながら、除染作業の進展に変化を見せており、これが除染用コンテナバッグの需要減少に結びついているものと思われる。

TPP講演 
「TPPは日本にプラス」
戸堂早大教授の解説セミナー
モバック特別講演会で見解示す

2017モバックショウ実行委員会(原田淳一委員長=㈲光陽機械製作所社長)では去る3月15日(火)午後2時より、2017モバックショウ実行委員会の山田太出品副委員長(㈱山田製作所社長)の司会で、東京の「ステーションコンファレンス万世橋」4階404会議室において、「モバックショウ特別講演会」を開催した。環太平洋経済連携協定(TPP)は参加12か国が署名、本格的な批准作業に入っているが、国内各産業界も本格的に新たな課題への対応を検討しなくてはならなくなったのを機に、日本製パン製菓機械工業会(増田文治理事長=㈱マスダック社長)では2017モバックショウ開催に先立ち、今回の特別講演会開催となったもの。

【王子マテリア】
野沢高史社長体制で新人事
白板紙・包装用紙営業本部管掌等の昇任

【王子アドバ】
畑迫社長体制続行
木戸営業本部長は専務に

【王子製袋】
副島新社長体制発足
生産兼安全衛生本部長に新任
 
【日本紙パルプ商事】
野口憲三社長体制の新人事


平成28年4月15日号  №617 目次

【重包装製袋業界】王子HDと中パの提携実行へ
第一弾は重包装袋企業分野に
海外事業の拡大積極化と成長を目的

王子ホールディングス㈱と中越パルプ工業㈱との間で業務提携及び第三者割当引
受による資本提携が決定したのは2014年12月2日、その後、昨年5月29開催の両社の取締役会において、「製袋事業における業務提携に関する基本合意書の締結について」決議された。本年に入り当局の決議待ちであったが、去る3月25日開催の両社それぞれの取締役会において、共同株式移転により中間持株会社であるO&Cペーパーバッグホールディングス㈱を設立することを決定した。



【JILS】
全日本物流改善事例大会
4月21日、5月27日に開催

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会(JILS)と日本ロジスティクス研究会(JLRS)では、4月21日(木)と5月27日(金)の両日、東京ファッションタウンビル西館2階TFTホール500(東京都江東区有明3-4-10)において「全日本物流改善事例大会2016」を開催する。同大会は、日々の物流現場で行われている優れた改善活動の事例発表を通じて、物流の実務担当者が現場での課題解決、合理化の手がかりやノウハウを共有しあう交流の場として関係者に活用されている。


【サカタインクス】
「drupa2016」出展
食品包装に万全の安全性
トータルソリューション提案

サカタインクスグループは「ビジュアル・コミュニケーション・テクノロジーの創造」をビジネステーマとして、社会に貢献し続ける存在でありたいとの企業理念のもとに、明治29年の創業以来、今年で120周年を迎える。この節目の年に、世界最大規模の国際総合印刷展示会である『drupa2016』に3度目の出展をする。


新発売 
「オーラパックすぐ食べレンジ」
ベルグリーンワイズ社が新製品

青果物を高レベルで鮮度保持する高鮮度保持袋「オーラパック」の生産販売を行う㈱ベルグリーンワイズ(名古屋市中区新栄2-42-28、野嵜健社長)は、「オーラパックすぐ食べレンジシリーズ」より、「オーラパック枝豆レンジ黒300規格品」と「オーラパックスナップえんどうレンジ規格品」、「オーラパック紅はるかレンジ規格品」、「オーラパックじゃがいもレンジ規格品」の4点を2016年4月1日(金)より発売した。

【TPP講演】
中堅・中小企業へのメリット!
紙・板紙の輸出入への影響は?
日本紙類輸出・輸入両組合の主催概要

<はじめに>前号既報のように、日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合の両組合主催で、「TPPの概要と輸入関税」に関し講演会が開催された。講師に経済産業省通商政策局経済連携課の堀江浩司課長補佐、製造産業局紙業服飾品課の桒原直彦課長補佐両氏を招き、「TPP協定の概要について」「TPP批准後の締結国の輸入関税について」の2つのテーマで懇切丁寧な概要解説が行われた。その中の『総合的なTPP関連政策大綱』より「中堅・中小企業」に関する点、及び「統計からみる紙貿易(数量ベース)の流れ」、この2点について講演概要からピックアップする。

平成28年4月5日号  №616 目次

【2月の紙袋需給】
重包装袋は累計で前年比増
角底紙袋も販売面で大幅増
景気よりも紙素材の優位性反映?

全国クラフト紙袋工業組合(白石忠信理事長=シコー㈱社長)、日本角底製袋工業組合(齊藤了介理事長=大昭和紙工産業㈱会長兼CEO)は恒例の平成28年2月
度の生産、販売(出荷)、原紙使用量をまとめ、同時に1月からの累計についても集計発表した。それによると、両品種とも販売・出荷高は前年比を上回り、その増加率で1~2月の累計では前年比増を記録した。かつて2月と8月は典型的な不需要期とされ、出荷高は減少したものであるが、昨今は市場性も大きく変わり、包装資材需要のシーズン色はなくなりつつあると考えられる。国内の少子高齢化、そしてグローバル化が進展していることを反映してシーズン色が薄らいでいるといえよう。

花王
産業印刷分野に新規参入
世界初の軟包装用フィルム用
2020年に100億円事業

花王㈱(澤田道隆社長)テクノケミカル研究所は3月16日、産業用印刷分野に参入すると発表した。
同社はこれまでに独自に設計した機能性ポリマーでナノサイズの顔料を被覆した(顔料ナノ分散技術)水性のインクジェットインク用色材(顔料分散液)を開発し、高速かつ高画質印刷を可能にするインクジェット色材技術を追求して研究開発を進めてきた。
 今回これまでに培ってきた「顔料ナノ分散技術」をさらに応用し、軟包装用フィルムへの印刷に対して、VOC(揮発性有機化合物)レス設計で環境負荷を低減した水性インクジェット用顔料インクの開発に成功。その結果、高品質で環境負荷を低減した、軟包装用フィルム印刷物を提供することが実現可能となった。

▲概要説明を行う根来執行役員


▲水生インク専用インクジェットプリンター

テーマ「TPPの概要と輸入関税」
日本紙類輸出・輸入の両組合で主催

日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合ではさる3月18日(金)午後3時より1時間半にわたり、東京・紙パルプ会館3階会議室において「紙類貿易情報講演会」を開催した。TPP発効後の日本の紙パルプ業界にとっての事業環境変化を勉強しようとの趣旨で開催されたもの。当日の講師は経済産業省通商政策局経済連携課より堀江浩司課長補佐、同製造産業局紙業服飾品課より桒原直彦課長補佐の両氏。

【特種東海製紙】
組織変更と新人事を発表
事業カンパニー制度へ移行

 特種東海製紙㈱(本社=東京都中央区八重洲)では2月22日開催の取締役会において平成28年4月1日付で松田裕司新社長人事を発表したが、平成28 年3月17日開催の取締役会において、平成28 年4月1日付の組織変更及び役員人事等について決議し発表した。組織変更では事業グループ制度から事業カンパニー制度への移行を決め、同時にそれに伴う役員・管理職の人事異動も行った。新組織は以下の通り。

【新製品紹介】
独自技術の新『感熱顔料』
スペシャレース社の独自技術

サトーホールディングス㈱(松山一雄代表取締役)製造販売部門の1社であるスペシャレース㈱(浅井尚代表取締役。東京都港区芝公園1-7-6CROSS PLACE浜松町9F)が、このほど画期的なIDP(インライン・デジタル・プリンティング)システムに関し独自技術による「感熱顔料」を開発、本格的な販売に入った。同社はグローバル企業であるサトーホールディングスの中にあって、関連製品の販売グループである8社の中の1社で、2015年10月に、イギリスのDataLase社の株式を一部譲り受け、D社が製造する感熱顔料の日本・アジア・オセアニア市場での販売、提携、商品開発、及びコーティング剤、設備の販売を事業とする企業として発足した。

JPI 
JIS規格説明会を開催
「包装の環境配慮」設計に不可欠

 公益社団法人日本包装技術協会(JPI)では第58回包装情報ステーションとして、来る4月15日(金)13時30分~17時、JPI会議室において、「JIS Z 0130(包装の環境配慮)規格」説明会を開催する。参加費はJPI・個人会員は無料、一般は3240円。申し込みはFAXにて先着順、参加証の発送はない。

【MOBAC SHOW 2017】
第25回インテックス大阪開催
「さがそう未来・伝えよう誇れる技術」
=日本製パン製菓機械工業会主催=

日本製パン製菓機械工業会(増田文治理事長=㈱マスダック社長)は去る2月10日にステーションコンファレンス万世橋において、2017モバックショウ開催概要を発表した。小林博紀出品委員長(㈱コバード社長)司会進行により、主催者代表の増田理事長が挨拶、出席の実行、出品、会場、広報、渉外、事務局の各委員会正副委員長ほか委員の紹介がなされた。引き続き、2017モバックショウの原田淳一委員長(㈲光陽機械製作所社長)が開催概要を、プレゼンテーションについては山本雅弘広報委員長(㈱浪華電熱機製作所社長)が説明した。その後、質疑応答を行い、約2時間の記者発表会は終了した。関係役員のほとんどが出席のもと、懇切丁寧な説明、質疑応答が行われことより、主催者は次回モバックショウにいかに期待し成果を上げようと注力しているかが感じられた。




<大規模農業展示会>
大阪初開催「農業ワールド」
2017年4月5日~7日
資材、次世代、6次産業化テーマ

国際見本市主催、国内最大手のリードエグジビションジャパン㈱は、毎年10月に幕張メッセで開催している日本最大の農業の展示会「農業ワールド」を、ついに大阪で初開催することを決定致した。「農業ワールド」は、2011年に第1回を迎えて以来、年々出展社数・来場者数ともに増加し続けており、2015年には549社が出展、2万2520名が来場した。


平成28年3月25日号  №615 目次

【鯨岡】
更新のW/Hボトマー輸出
機械事業部の機能・技術高度化

クラフト製袋企業として社歴100年を迎える㈱鯨岡(鯨岡亘社長。東京都足立区千住桜木1-8-3)の製袋機関連事業部が一段とレベルアップし、アジアを中心とす
る製袋企業向けに製袋機器及びシステムの輸出が活発化している。鯨岡が同事業に進出して既に30余年となる。当初は先進国におけるクラフト製袋業界の再編によって、S&Bが進展し中古マシンが容易に手当てできたが、先進国の構造改革の実現によって、中古マシンの手当ても困難となり、加えて各種最新製袋機(チューバー、ボトマー等)のグレードアップに対応できる技術力の向上が要求されるようになった。同社では中古マシンの更新を専門とする関東三郷工場を設立、これによってニューマシンに近づける再生能力を有するまでに性能、製品の品質のレベルアップを実現した。その成果としてこのほど今年初となる製袋機が輸出された。世界最高レベルを維持するドイツのウインドミュラー&ヘルシャー社製ボトマーの韓国企業向けの輸出実現である。

<特種東海製紙Pam>
クイリング展を開催中
3月1日(火)~4月28日(木
)
特種東海製紙株式会社(三澤清利代表取締役社長。本社=東京都中央区八重洲)では、2016年3月1日(火)~4月28日(木)の期間、特種東海製紙Pam(静岡県駿東郡長泉町)で「クイリング展」を開催中である。ヨーロッパの紙の伝統工芸である「クイリング」の作品展を通じて紙文化の振興をはかるもので、300点ほどを展示しており、クイリングの歴史に関する講演会やワークショップも行う。

【日印産連】
印刷産業の理解浸透へ
「印刷用語集」さらに内容を拡充

一般社団法人日本印刷産業連合会(稲木歳明会長。東京都中央区新富1-16-8)では、Webで無料公開している「印刷用語集」(http://www.jfpi.or.jp/webyogo/)について、より多くの人に活用してもらうことを目指している。そのため、ユーザーが検索した用語の各種分析結果や、印刷用語集のトピックスなど新たな情報を追加する。また、用語を選定するカテゴリーを拡大し、逐次、登録用語を追加していく。また、利用者がより使いやすくすることで、印刷産業の理解促進につなげていく。
 日印産連は、昨年6月に設立30周年記念事業として「Web版印刷用語集」を公開したが、以降、月あたりの平均訪問者数は1万人、平均閲覧用語数は約5万用語に上っている。ユーザーの約7割は検索エンジンを介してのアクセスで、「JFPI印刷用語集」の統一バナーを掲載している日印産連の会員10団体の参加企業、さらには協賛企業や関連団体等、数十社のコーポレートサイトや社内イントラネットからのアクセスも増加している。

<HANNOVER MESSE>
世界最大のBtoB産業技術展
4月25日(月)~29日(金)独・ハノーバー

最新の産業技術・製品が一堂に会する世界最大のB to B専門展示会「HANNOVER MESSE(ハノーバーメッセ)」は、いよいよ、2016年4月25日(月)~29日(金)に、ドイツ・ハノーバー国際見本市会場で開催される。この展示会は、約100か国・地域から5000社以上が出展し、製造業・エネルギー産業などから20万人が来場する規模を誇る。会期中は、1000以上のフォーラム(技術会議)が開催され、同分野での最新情報の宝庫となっている。▽入場料金=1日券・前売り28ユーロ、当日窓口35ユーロ、通し券の前売り64ユーロ、当日窓口76ユーロ。なお入場券は、ドイツメッセ日本代表部で4月8日まで販売している。


【drupa開幕直前】
国際印刷・メディア産業展
ドイツ・デュッセルドルフで開催

世界最大の国際印刷・メディア産業展「drupa」が来る5月31日から10日間のスケジュールでドイツ・デュッセルドルフ・メッセで開催される。主催の㈱メッセ・デュッセルドルフは開幕に当たっての近況を発信した。今回のテーマは「touch the future」「get in touch」で、1500社が出展、世界50か国、全19ホールの規模である。
 印刷・クロスメディアのすべてが一堂に会する世界に誇る規模と内容を持つ展示会である。印刷・クロスメディアソリューションの最先端が集結する業界ナンバーワンメッセにおけるdrupa2016は、世界をリードし、将来を展望する出発点である。市場を前進させ、大きなビジネス機会と成長性を拓く未来の技術を発信する。また、今日のイノベーションが明日のビジネスチャンスになる幅広い印刷分野を網羅している。以下、各部門の概要である。

K「デュッセルCLUB」
4月19日に首脳が来日



平成28年3月15日号  №614 目次

【1月の紙袋需給】
重包装は減、角底紙袋は増
前年同月比の出足は明暗に
設備投資不振も小売り流通は堅調? 
全国クラフト紙袋工業組合(白石忠信理事長=シコー㈱社長)、日本角底製袋工業組合(齊藤了介理事長=大昭和紙工産業㈱会長兼CEO)両工組では本年1月度のクラフト紙袋、角底紙袋の出荷・販売状況について集計し発表した。それによる
と重包装クラフト紙袋は前年同月比で98・7%とマイナスのスタートに対し、角底紙袋生産は減少ながら販売は前年同月比102・6%と国内景気が低調気味とみられている中で、やはりインバウンド景気を反映した角底紙袋消費の増加を示しているようだ。

【王子HD】
進藤、矢嶋の共同CEO体制続行      
グループ経営委員や主要グループ社長人事
  

<特種東海製紙㈱>
火災発生から1年あまり
島田工場先端設備で再稼働

去る1月29日(金)、静岡県島田市の特種東海製紙㈱(三澤清利社長)島田工場にて「新チップサイロ内覧会」を開催した。2014年12月31日に島田工場内のチップサイロから出火しておよそ1年あまりのスピード再建である。当日は染谷絹代島田市長を始め、数多くの関係者、メディア各社が参列。冒頭、三澤社長が挨拶を行った。

「サイロの再建に当たりましては総力を挙げて取り組んでまいりました。染谷市長からは激励のお言葉を頂きました。近隣の方々からは『おたくの島田工場を100年にわたり応援している人がいっぱいいるんだよ』と力強いお言葉を頂きました。『必ず復活させます』とのお約束を多くの方に申し上げまして、1年という月日が経ちました。そして、本日正式に再建を発表致します」


▲三澤社長が新チップサイロに関する思いを語った。


▲最新の設備で新チップサイロが稼働を始めた。

JPI
医薬品包装セミナー開催
=平成28年3月18日(金)=
安心・安全な医薬品包装に向けて

公益社団法人日本包装技術協会(JPI)では、来る3月18日(金)10時~16時のスケジュールで御茶ノ水の「ソラシティカンファレンスセンター」において、平成27年度「医薬品包装セミナー」を開催する。「安心・安全な医薬品包装に向けて」に関し4テーマの講演会となっている。プログラム概要は以下のとおり。

<新商品フィルム袋紹介>
「スイカバックS・M・L」
青果物高鮮度保持袋を発売
=ベルグリーンワイズ社=

青果物を高レベルで鮮度保持する高鮮度保持袋「オーラパック」の生産と販売、東洋紡「F&G」フィルム代理店、透明封筒企画加工販売の㈱ベルグリーンワイズ(名古屋市中区新栄2-42-28。野嵜健代表取締役社長)は、平成28年3月1日より、新商品「スイカバックS・M・L」の発売を開始した。従来は、ラップ包装やR型の袋で包装されることが多かったカットスイカは、スイカの果汁がついてしまったり、持ち帰りにくいといった声もあった。そんな問題点を解決した商品が今回発売の「スイカバック」である。

「東京都トライアル発注」
平成28年度認定制度の募集



平成28年3月5日号  №613 目次

【クラフト紙袋】
本歴年需要は前年比微減
需要構成比率に変化なし?
化学薬品、合成樹脂は堅調維持
食品包装時代はまだ本格化せず

全国クラフト紙袋工業組合(白石忠信理事長=シコー㈱社長)事務局では、このほど平成28年(暦年)のクラフト紙袋需要予測を行い、集計結果を発表した。それによると本年のクラフト紙袋需要は、平成27年出荷高に対し886万2000袋減の11億5400万袋(前年比99・2%)としている。昨年の対前年比が99・8%であったから本年はさらに前年比0・6ポイント悪く、クラフト紙袋の減少に歯止めがかかっていない結果を示す予測数字となっている。また、昨年頃から「今後は食品包装時代」の考え方が表面化しているが、昨年数字は依然として窯業・建材、合成樹脂・化学薬品の構成比率が高いことを示している。事務局で調査集計した予測結果は、別表の通りである。

【日袋工】
統一「ロゴマーク」作成
インバウンド消費拡大に期待

日本角底製袋工業組合(齊藤了介理事長=大昭和紙工産業㈱会長兼CEO)はこのほど統一ロゴマークを作り、発表した。かねてより検討していたもので、ロゴマークの正確な使用方法等について結論が出たため、その詳細を発表したもの。それは「かみぶくろ made in japan」というもので、インバウンド客に『この紙袋は日本製です』と認識してもらうためである。


【JPI】
第40回木下賞候補推薦
3月31日締め切り募集中

【特種東海製紙】
新社長に松田裕司氏決議
三澤社長、三宅副社長は顧問

特種東海製紙㈱では、平成28年2月12日開催の取締役会において、次の通り平成
28年4月1日付で社長人事及び代表取締役の異動について決議した。三澤社長、三宅副社長は退任し顧問に就任する。

【日本製袋㈱旭川工場】
新工場は食品包装を徹底
地域密着の製販体制を構築

平成28年1月下旬、昨年秋に竣工した日本製袋㈱(岩﨑伸郎社長。本社=東京都千代田区神田須田町1-3)北海道事業所旭川工場を上野公世常務取締役に同行して頂き、訪問する機会を得た。春から秋にかけては緑に覆われる田園風景から一転し、2月ともなれば国内で1、2位を競うほどの厳寒の地となる旭川市は、札幌市に次ぎ北海道第2位の人口を持つ。訪れた日は新雪で塗り替えられた白一色の静かな気候で、地球温暖化のせいか気温はマイナス7℃前後、〝厳寒〟とまでは感じられなかった。その中に建つ白色の新工場は、白一色の雪の中にも目立つ〝清潔感を漂わせる〟の表現にぴったりの存在感を持っていた。

【日印産連】
オフセット印刷工場向け
「VOC警報器」をGP資機材に

一般社団法人日本印刷産業連合会(以下日印産連。〒104-0041 東京都中央区新富1 丁目16 番8号。Webサイトhttp://www.jfpi.or.jp)は、オフセット印刷工場において有機溶剤等による健康障害防止のため、あらかじめ決められたVOC気中濃度を越えると警報を発する「VOC警報器」XH-981GをGP資機材として認定した。従来オフセット印刷工程では、作業環境へのVOCの発生は少ないと考えられていたが、熱線式半導体センサーを利用して作業中のVOC濃度の変化を連続的に測定したところ、特にインキローラー洗浄時に多くのVOCが発生することが判明し、その対策が求められていた。

【日本紙類輸出・輸入組合】
「紙類貿易情報講演会」開催
3月18日紙パ会館3階会議室

 日本紙類輸出組合、日本紙類輸入組合では来る3月18日(金)午後3時~4時30分のスケジュールで、平成27年度事業計画の一環として、共催で組合員向け講演会を企画、聴講者を募集している。
日米など12か国が合意したTPPの調印式が去る2月4日に、ニュージーランドで行われた。TPPが、アジア太平洋地域の方向性を決める重要な協定であることは明らかである。そこで今回は、注目のテーマであるTPPについて企画した。


平成28年2月25日号  №612 目次

【重軽の景況感調査】
重袋出荷微減が景況感改善
角底紙袋も全体的に向上へ
平成27年10~11月期の調査結果

全国クラフト紙袋工業組合(白石忠信理事長=シコー㈱社長)、日本角底製袋工業
組合(齊藤了介理事長=大昭和紙工産業㈱会長兼CEO)では昨年10~12月期の景況感アンケート調査結果について発表した。それによると両業界ともDIでは改善傾向を示している。需要(出荷)は依然低調ながら、各社需要維持さらには採算性改善に努力していることを反映する調査結果となっている。

日本PE製品工連】
「変革によるビジョン具現化」
藤森会長が新年会で新たな決意
福島審議官「環境問題に貢献を」

日本ポリエチレン製品工業連合会(藤森明彦会長=藤森工業㈱会長)は去る1月27日(水)午後6時より、東京港区赤坂の「ANAインターコンチネンタルホテル東京」において平成28年新春賀詞交歓会を開催した。同連合会は、日本ポリエチレン重包装袋工業会(藤田真夫会長=日本マタイ㈱社長)、日本ポリエチレンラミネート製品工業会(藤森明彦会長)、日本ポリエチレンブロー製品工業会(矢野英伸会長=積水成型工業㈱社長)及び日本フラットヤーン工業組合(萩原邦章理事長=萩原工業㈱社長)の3工業会、1工業組合よりなる連合会である。

独自の生産販売管理体制
=ザ・パック㈱東京工場を訪ねて=
事業環境変化先取りの成長戦略を

 昨年の師走の1日、ザ・パック㈱(中尾吉計代表取締役社長。本店=大阪市東成区東小橋2-9-9)東京工場を訪ねた。中尾社長、稲田光男専務取締役、寺岡由則常務取締役・製造本部長・東京工場長の3氏の丁重な説明を受けながら、製袋業界の中でも大規模な東京工場(埼玉県日高市大谷沢藤塚12-1)の案内を受けた。
 同社の歴史は、1952年(昭和27年)の日本ケース㈱設立からスタートした。1983年(昭和58年)に社名をザ・パック㈱と改称、今日に至っている。紙袋、ポリ袋、紙器、段ボール、印刷物、プラスチック製品、用度品、その他の企画・製造・販売の包装資材製造・販売の総合包装メーカーであり、同時にマルチベンダー企業でもある。現在の年商は連結で約880億円で、紙袋、紙器、段ボール等の紙加工品が6割を占めている。


<クラフト工組関東支部>
『業界の名誉を守る姿勢』
大西支部長が新年会で挨拶

全国クラフト紙袋工業組合関東支部(大西亮支部長、工組副理事長、昭和パックス㈱社長)は去る1月22日(金)午後5時半より、東京新橋の「第一ホテル東京」4階フローラの間で平成28年関東支部新年会を開催した。
 定刻となり市毛隆専務理事の司会により始まり、まず大西支部長が挨拶、乾杯発声を関東支部幹事の佐藤産業㈱山本一雄常務取締役が、中締めを関東支部副支部長の王子製袋㈱堀越孝行取締役営業本部副本部長が行い、意義ある1時間余の新年会を終了した。3氏の挨拶要旨は以下の通り。

【日印産連シンポジウム】
「スマート・インバウンド・
ソリューションへの挑戦と課題
~メイド・イン・ジャパンのソフト戦略~

今般、訪日観光客の飛躍的な増加と日本製品の爆買いなどにより、インバウンド事業が大きく拡大している。円安、免税改革や訪日観光客に対するおもてなし対応など、日本の受入れ態勢の強化による影響が大きいと思われるが、同シンポジウムでは各業界で活躍されている専門家の話からその実態に着目するとともに、インバウンド市場における事業拡大とその周辺領域の外国人向け対応サービスを骨格としたグローバル戦略を検討する。

平成28年2月5・15日号  №611 目次

【平成27年11月の包装用紙】
重軽とも国内需要低調反映 
流通(スーパー、コンビニ、百貨店)
11月より前年比マイナスに転ずる

為替相場の変動、成長過程にあるアジア諸国の景気減速、さらには具体化実施目
前のTPP問題などで揺れる国内景気は、昨年初より前年比プラスを続けていた国内の百貨店、スーパーマーケット、コンビニエンスストア等の売上高は昨年11月より全般的にマイナス気配に転じている。これは当然、顧客の必需品である袋類包装資材の今後の需要動向の懸念材料となっている。

【日印産連 新年交歓会】
国会議員ほか多数の来賓
鏡開きで本年の船出を祝う 
稲木会長「1億総活躍時代」

一般社団法人日本印刷産業連合会では平成14年から印刷産業環境優良工場表彰制度を実施しており、これまで延べ223工場が受賞している。昨年は経済産業大臣賞に㈱笠間製本印刷、経済産業省商務情報政策局長賞に池田印刷㈱の2社が受賞した。両社は1月26日(火)午後3時15分より日本印刷会館2階大会議室において、環境対策の模範事例として受賞に至った事例の講演を行った。この2社はGP認定工場。この後、日印産連事務局より「オフセット印刷用VOC警報器の販売について」の説明も行われた。

<新年賀詞交歓会>
「ジャパンパックの成功を
基にさらなるチャレンジを」
日本包装機械工業会、日本包装リース共催

 一般社団法人日本包装機械工業会、株式会社日本包装リースによる「平成28年新年賀詞交歓会」が去る1月13日(水)午後2時より、「パレスホテル東京」4階山吹にて開催された。 会はまず大森利夫日本包装機械工業会長が挨拶、続いて来賓代表として経済産業省産業機械課の佐脇紀代志課長が挨拶、その後、舩山行雄日本包装リース代表取締役社長が乾杯発声を行い、懇親に入った。各氏の挨拶要旨は以下の通り。


<日印産連>
第14回環境優良工場表彰
第26回GP工場認定と交流会

 一般社団法人日本印刷産業連合会(稲木歳明会長)では去る1月8日午後4時半より「ホテルオークラ東京」別館地下2階アスコットホールにおいて2016年新年交歓会を開催した。同交歓会は例年、国会議員、官公庁からの来賓のほか、所属10団体会員多数が出席、盛況を極める。本年も下村博文衆議院議員、民主党の海江田万里氏他国会議員代理が出席、代表して下村議員が挨拶を行った。

【TSK NEWS】
工場内安全システム資材
生産安全化・物流合理化に積極的

ティ・エス・ケイ㈱(髙木悦朗社長。富山市三郷9)はクラフト紙袋メーカーとして著名であるが、近年、紙袋需要が低調なことから、仕入れ販売している包装資材の幅を拡大、加えて、工場内の安全性向上、諸産業の物流システム開発、新製品販売にも積極的である。同社はこれらに合わせて「TSK NEWS」を発信している。2016年1月号では、次のような商品が紹介された。

【エヌプラス2016】
素材と技術のマッチング
9月28~30日 東京ビッグサイト

エヌプラス事務局では、2016年9月28日(水)~30日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて開催する「エヌプラス2016~新たな価値をプラスする材料と技術の複合展」の出展募集を開始した。出展は5月末まで受け付ける。

<製パン製菓機械工業会>
代表挨拶「TPPをプラス材料に」
製パン業界も新時代入りの課題が
講演会と賀詞交歓会を盛大に開催

協同組合日本製パン製菓機械工業会(増田文治理事長)では去る1月12日(火)東京千代田区の「KKRホテル東京」において、午後2時半より新春講演会と賀詞交歓会を開催した。

平成28年1月25日号  №610 目次

【昨年11月の紙袋需給】
クラフト紙袋は横ばい状況
角底紙袋は依然低調だが?
両業種とも需要減に歯止め動向

全国クラフト紙袋工業組合(白石忠信理事長=シコー㈱社長)、日本角底製袋工業
組合(齊藤了介理事長=大昭和紙工産業㈱会長兼CEO)両工組は恒例の平成27年11月度の生産・販売(出荷)・原紙使用量についてまとめ、同時に昨年1~11月の累計結果を発表した。現状では両業種とも減少傾向を続けているが、需要品目別の内容を考察すると、新たな需要構造に変わりつつあり、品目別では前年比増減の差はあるが、製袋業界の一部には〝需要減少に歯止めが掛かりつつある〟との見方もある。本年度は「アベノミクス第2段階」を迎え、TPPへの対応、2020東京五輪への需要増などの材料を前向きに捉えようとする考え方が〝減少歯止め〟の要因となっている。

【クラフト紙新年互礼会】
今年こそ真の業界安定実現を
包装袋需要に自信と適格な対応を
中小製袋も政府〝新三本の矢〟期待

恒例のクラフト紙新年互礼会がさる1月6日(水)午後3時より東京銀座の紙パルプ会館「フェニックスホール」で開催された。全国クラフト紙袋工業組合(白石忠信理事長=シコー㈱社長)、日本角底製袋工業組合(齊藤了介理事長=大昭和紙工産業㈱会長)、日本ポリエチレンラミネート製品工業会(望月宏昭紙部会長=㈱トライフ開発部部長)、東京洋紙代理店会包装用紙委員会(大川博司会長=新生紙パルプ商事㈱専務取締役)、日本製紙連合会純白ロール・晒クラフト紙委員会(坂本正紀委員長=北越紀州製紙㈱常務取締役)、日本製紙連合会クラフト紙委員会(三宅博委員長=特種東海製紙㈱代表取締役副社長)の6団体。


<包装界合同新年会>
包装を通して豊かな社会を
JPIなど10団体参加で盛況

公益社団法人日本包装技術協会(JPI・浅野茂太郎会長)ほか9団体による「2016年包装界合同新年会」が去る1月7日(木)午後3時より、東京水天宮前の「ロイヤルパークホテル」3階ロイヤルホールにて開催された。経済産業省より製造産業局紙業服飾品課の渡邉政嘉課長ほか多数の来賓を迎えた。参加10団体は、公益社団法人日本包装技術協会、一般社団法人東京包装協会、一般社団法人日本食品包装協会、日本MH協会、東日本梱包工業組合、日本包装管理士会、日本包装コンサルタント協会、日本包装専士会、技術士包装物流会、日本包装学会である。


【JILS賀詞交歓会】
積極的、提言活動の実施を!
重点施策に官民学の連携が必須

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会(川合正矩副会長・会長代行=日本通運㈱代表取締役会長)では去る1月12日午後4時30分より、大手町の経団連会館において、川合正矩副会長、橋爪茂久専務理事が出席し「2016年新年記者発表」を開催の後、㈱ダイフクの北條正樹代表取締役社長(JILS理事)を講師とし、テーマ「新春に想う~新しい物流システムの構築に向けて」についての新春講演会、その後羽尾一郎国土交通省大臣官房物流審議官、松本年弘経済産業省大臣官房審議官らを招いての賀詞交歓会を開催した。

㈱ダイフクの北條正樹代表取締役社長



平成28年1月5・15日号  №609 目次

<エコプロダクツ2015>
国際的環境問題イベント
12月にパリCOP、東京エコプロ
地球温暖化防止にさらなる前進を

一般社団法人産業環境管理協会と日本経済新聞社共催による「エコプロダクツ2015」が、昨年12月10日(木)~12日(土)の3日間、東京ビッグサイトで開催された。
企業、NPO・NGO、行政・自治体、大学・研究機関、そして一般生活者といった様々な人が集まり、ビジネスライフからライフスタイルまで幅広く、それぞれのスタイルで環境にやさしい持続可能な社会を考える日本最大の参加体験型環境イベントである。3日間で約17万人が来場、低学年児童から中高校生のグループも数多く、未来への楽しい夢を抱く明るい顔が各ブースにみられた。


▲エコプロダクツを訪れた高校生グループ

王子HD 
「見て、触れて、感じて」
環境に配慮の低学年層教育を

中越パルプ工業 
20年目の「竹紙」成長
地域社会と共存共栄に注力

日本製紙グループ 
木から生まれる新素材
バイオマス関連の新製品

レンゴーグループ 
地球と仲良しになろう
新製品やリサイクルを強調

福助工業 
軽包装フィルムの新時代
樹脂製品の生物多様性保存

全農 
農水産関連のエコ活動
独自性を子供たちにも発信

日本印刷産業連合会 
【エコプロ出展】
環境ラベル20種紹介

太平洋セメント 
大量の廃棄物利用で環境対応
独自のリサイクル技術を活かし生



平成28年1月1日号  №608 目次

【新春特別座談会】 
平成28年のキーワードは
独自性、ものづくり、ジャパン
=日本角底製袋工業組合=
三役が語る角底紙袋の新時代感




団体代表者年頭所感(敬称略・順不同)

包装の高度化、多様化そしてグローバル化への適切な対応を 

公益社団法人日本包装技術協会
会長 浅野茂太郎

平成28年 年頭所感 
日本製紙連合会クラフト紙委員会
委員長 三宅 博

平成28年 年頭所感 
全国米麦紙袋協会
会長 佐藤公夫

ポリ重袋業界の展望 
日本ポリエチレン重包装袋工業会
会長 藤田真夫

平成28年 年頭所感  
日本フレキシブルコンテナ工業会
会長 時田周明

平成28年 年頭所感   
全国クラフト紙袋工業組合
理事長 白石忠信

平成28年 年頭所感   
日本角底製袋工業組合
理事長 齊藤了介

平成28年 年頭所感  
社団法人日本印刷産業連合会
会長 稲木歳明 

低成長でも一人ひとりが豊かになる年となるように 
全国グラビア協同組合連合会会長・関東グラビア協同組合理事長
田口 薫

ロジスティクス・マネジメントの統合管理を目指して
公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会
副会長 川合正矩


平成28年 年頭所感 
一般社団法人日本食品機械工業会
会長 林 孝司

平成28年 年頭所感 
日本紙類輸入組合
理事長 小林武雄

平成28年 年頭所感      
日本紙類輸出組合
理事長 佐藤信一

一般社団法人包装機械工業会
会長 大森利夫

平成28年 年頭所感
日本製パン製菓機械工業会
理事長 増田文治


◇企業代表者年頭所感◇ 
  (敬称略・順不同)
藤田真夫 時田周明 鯨岡 亘
柳沢 浩 永田哲雄 櫻井義昭
髙田悟司 稲垣友彦

【新年特別座談会】 
原材料・需要業界の変革重視
歴史ある工組存在価値を考える
新たな厳しい事業環境への対応
全国クラフト紙袋工業組合三役が語る